2009年2月23日月曜日

【世界の街角から】トルクメニスタン大統領来ウズベキスタン第3号 2009年2月23日

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メールマガジン「世界の街角から」            第3号 2009年2月23日
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はじめまして、発行人の飯尾彰敏です。
第3号は週末のホテルで見かけたトルクメニスタンご一行様についてです。

出張先より人や街、生活のこと、肌で感じたこと、美しいもの、旨いもの、ちょっ
と硬言葉で言えば社会経済情勢かな、等、気ままなレポート等をお届けします。
どうぞよろしくお願いいたします。

▼第3号の目次はこちらです。
■トルクメニスタンの大統領とその一行
■■編集後記
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■トルクメニスタンの大統領とその一行
中央アジアの北朝鮮といわれているトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領
が近々にタシケントに滞在するようだ。2006年12月にニヤゾフ大統領が亡く
なり、翌年の2007年2月の選挙でベルドイムハメドフが大統領に就任した。そ
の直後に、アシュガバードで初のインターネットカフェがオープンしたというニ
ュースをタシケントで読んだ記憶がある。つまりこれまでの鎖国ではなく開国して
いくとのメッセージである。

トルクメニスタンが北朝鮮といわれる所以は独裁国家、個人崇拝主義、鎖国的な政
策を取ったためと想像される。こういうことは欧米諸国(米英)がメディアを使っ
て言わせたのだろう。首都アシュガバードには金日成像のような黄金のニヤゾフ像
や巨大な構造物など象徴的な施設が多いようだ。

▼金曜日の夜
事務所からホテルに戻ったら何時に無くロビーが客と荷物でいっぱいで身動きが取
れないほどだった、一見して女性の服装からトルクメニスタンであろうと思い、ホ
テルのスタッフに確認すると確かにそうだった。国民服なのかトルクメニスタンの
女性は皆このワンピースのロングバージョンを着ている。足元はこの辺りの女性と
同じブーツを履いていた、ということはおしゃれな女性たちということか。

▼翌日
窓から外を見ると警官の数が多い。これは普通ではない。土曜日の朝、やや時間を
外して遅めの朝食を食べにレストランへ行くと昨晩のトルクメニスタン人でいっぱ
いだ。もう少し早く来ていたら席が無かったであろう状態だった。そのためレスト
ランのスタッフは大車輪のごとく大忙しだった。

再度ホテルのスタッフにトルクメニスタンご一行様のことを聞いてみた。大統領が
タシケントに新トルクメニスタン大使館のオープニングに合せて来ウズベキスタン
するようだ。ご一行様は、このホテルに170名、向かいのTashkent Markaziy Hot
el (元シェラトン)に同じ数、Tashkent Palace(元メリディアン)にも相当数宿泊
しているという。全部で170名ではないかと思うけどな・・・、それはよくわかりま
せん。

何故ゆえにこのような大ツアーなのか、ホテルのスタッフによると民族舞踊をする
踊り子だよという、大統領直轄の?ということはトルクメニスタン喜び組(喜ばせ
組)?マスゲームでもするのかな。

▼北朝鮮は朝鮮労働党
の所属として国内から選りすぐりの美女を集めてこのような李氏朝鮮時代の妓生
(官妓)的な組織を編成しているようだ。「喜び組(喜ばせ組)」は美人の中でも
数段階の選抜を通過した才色兼備の女性だけがなれるといわれているので、私がロ
ビーで見かけた女性たちはトルクメニスタンバージョンだろうか。確かにプロポー
ション抜群で美人ぞろい(私はそう思ったが、ホテルのスタッフはそんな美人はい
なかったと言い張った)が結構いた。北朝鮮には喜び組(喜ばせ組)の他、歌舞組、
幸福組、満足組など存在するようだ。

▽余談だがこの妓生(キーセン)、朝鮮戦争後の韓国ではマフィアが在留米軍相手
の風俗店を仕切っており、莫大な資金が地下に流れていた。朴大統領はこれらの一
斉摘発を行なうと同時に新たな国営の娼館制度を代わりに据え、国営妓生施設をつ
くり国家歳入の財源とした。復興には在韓米軍を新たな復興資金源として位置づけ
ていたという。
(朝鮮戦争後の復興)

▼今朝
日曜日の朝食は普段食べている夜トルコ料理レストラン(Turkaz Restaurant)になる
場所はトルクメニスタンご一行様の専用となり、一般客は、カフェ・オペラで朝食
を取ることになっていた。ホテルが考えたのかトルクメニスタン側からのリクエス
トなのか、定かではない。初日は一般客と一緒だったところから、ホテル側の判断
だろう。

何時もの朝食をとる場所(夜はTurkaz Restaurant、一度も入ったことはない)は
ハープの生演奏と窓からの町の様子(Amur Temur Str.)が私的には定番となってい
たので残念だが、カフェ・オペラも悪くはない。ただ、窓の外はTashkent Markaziy
Hotel裏の空き地とNavoy Str.のやや殺風景さがある。

▼部屋に来ていた案内によると22日から28日まで朝食はカフェ・オペラでという
ことだから28日に帰国するのだろう。案内にはトルクメニスタンのことは一言もな
い。

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http://archive.mag2.com/0000283202/index.html

■■編集後記
最後までお読みいただきありがとうございました。
週末の出来事でした。機会があったらトルクメニスタン特集でも組みましょう。
引き続き、私の視点でトピックを提供できればと思っています。

ご意見・ご感想はお気軽にご連絡下さい。
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