Saturday, 22 August 2009

「世界の街角からMM」ウズベキスタン概況3(運輸交通、軍事)第30号 2009年8月21日

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メールマガジン「世界の街角からMM」         第30号 2009年8月21日
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第30号はウズベキスタン概況3(運輸交通、軍事)です。
▼目次
ウズベキスタン・レビュー3
■運輸交通
■軍事
■■編集後記
◆ギャラリー「ウズベキスタンの夏」
http://www.flickr.com/photos/yha229/sets/72157621931653410/
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■運輸交通
運輸交通インフラ中心です。

◆エアポート
ウズベキスタンには58空港があり、内、33空港が舗装されている。ほんとにこん
なにあるのかな?やや疑問。
滑走路3,047m: 6
2,438 - 3,047 m: 13
1,524 - 2,437 m: 6
914 - 1,523 m: 4
914m以下: 4 (2008)

◆パイプライン
ガス9,706 km
オイル868 km (2008)

◆鉄道
鉄道総延長は、3,950 kmであり、軌道はソヴィエト連邦時代に採用された広軌(1,
520m)である。うち、620kmが電化されている(2006)。

◆道路
total: 86,496 km
paved: 75,511 km
unpaved: 10,985 km (2000)

◆内陸水運
1,100 km (2008)
Termiz (Amu Darya)に港湾施設がある。

◆都市交通
タシケントの都市交通は、地下鉄、トラム、バス、トロリーバスに代表され、地
下鉄は1977年にライン1が開通し、その後、Line2、Line3(延伸計画中)が建設
された3路線運行している。総延長、39km、29駅、日乗降客数183000(2006年)で
あり、ソヴィエト連邦時代末期の1980年代の60万人/日から3分の1以下に利用者が
減少している。

タシケントは現在地下鉄が運行している中央アジアでは唯一の国(カザフスタン
のアルマトイで建設中)であり、ソヴィエト連邦で地下鉄が運営されていた7都市
の一つである。

地下鉄駅の特徴はモスクワと同様それぞれの駅がデザインされている。例えば、
Kosmonavtar駅(1984年築)は人工衛星による宇宙探査とウズベク人のソヴィエト
宇宙飛行士Vladimir Dzhanibekovを記念したをイメージしたデザインになってい
る。入り口にはVladimir Dzhanibekovの銅像が建てられている。その他、ウズベ
キスタンの産業をイメージした、綿花等、それぞれが特徴のあるデザインとなっ
ている。

その他、都市交通機関ではトラム(8 lines, 124km)、バス、トロリーバス(10
lines, 141km)、また、登録及び非登録タクシーがが運行している。トロリーバス
は年々減少の傾向にある。地方都市では、地下鉄及びトラムを除いて概ね同様な
交通機関が整備されている。

◆輸送機械産業
ウズベキスタンには自動車製造工場があり、韓国のDaewooの支援で製造をアンデ
ィジャンで開始した。

2005年、ウズベキスタン政府はDaewooの50%の株式を非公開価格で購入、2007年、
Daewooへの出資会社であるGM(General Motors-Daewoo Auto and Technology (GM
DAT))と提携した。現在、Daewooブランドとシボレーブランドの車輌が製造され
ている。さらに、政府は、小型バス、トラック製造を行なっていたトルコ資本の
SamKocAuto(サマルカンド)の株式を購入、その後、いすゞとの提携に合意した。
いすゞは、エンジンとシャーシを供給し小型バスを製造し、タシケントをはじめ
ウズベキスタンの多くの都市で公共交通機関として利用されている。トラックは
見かけたことがないのでこれからなのだろう。

タシケントにはソヴィエト時代にタシケントに疎開した航空機製造工場Tashkent
Chkalov Aviation Manufacturing Plant(ТАПОиЧ)が立地している。この
工場は第2次世界大戦時、ナチスドイツの侵攻を恐れて南部及び東部に疎開した工
場の一つである。製造機種はイリューシン(IL)、現行機種でも使われている。

1980代後半まで、この工場はソヴィエト連邦の中では最先端の航空機製造セン
ターであったが、ソヴィエト連邦崩壊後は製造する航空機は時代遅れのモデルと
なっており、多くの労働者が解雇された。現在、年間数機を製造する工場に留ま
っているが、最近、ロシアから熱い視線が注がれているとの噂がある。

■軍事
ウズベキスタンは、ソヴィエト連邦時代の軍の組織を継承し、陸軍、空軍、航空
防衛軍、ナショナルガードから構成され中央アジア諸国最大である約65000人の軍
を保有している。(警察の数はもしかしたら軍を上回るかもしれない。)

徴兵制度があり、男性のみ18歳になると1年間の徴兵が義務付けられている。しか
し職業軍人を志す場合、大学入学試験と同様な競争率となる。現在、徴兵軽減費
用を支払うと、大学卒の場合、1ヶ月に軽減されるが、その費用が年々上昇してい
る。

政府はソヴィエト時代の武器管理義務を受け入れ、Nuclear Non-Proliferation
Treaty(NNPT、核拡散防止条約)に合意し、ウズベキスタン西部のNukus及び
Vozrozhdeniye Islandにおいて米国国防省(U.S. Defense Threat Reduction
Agency (DTRA))を支持した。

軍事費はGDPの3.7%を支出しているが、1998年以降、諸外国からの軍事援助を受け
ている。2001年9月11日、米国でのテロリストアタック後、政府は米国中央司令部
のリクエストによるウズベキスタン南部のKarshi-Khanabad空軍基地使用を認めた。
しかし、2005年のアンディジャン事件による欧米の非難を受けて、政府は米国の
空軍基地利用を一方的にキャンセルし、米軍は2005年11月のフライトを最後に撤
退した。(キルギス、マナス空軍基地へ移転)

▼為替レート
1USD=1509 Sum (中央銀行商業売りレート)2009年8月20日
National Bank of Uzbekistan (National Bank for Foreign Economic Activity)
http://eng.nbu.com/about/history/index.php

■■編集後記
ウズベキスタン・概況4(予定)
■国際関係

引き続き、私の視点でトピックを提供できればと思っています。
ご意見・ご感想はお気軽にご連絡下さい。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第30号 2009年8月21日
発行責任者:飯尾彰敏
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