2010年9月29日水曜日

「世界の街角からMM」第73号尖閣諸島問題について 2010年9月28日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第73号 2010年9月28日
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■尖閣諸島での中国漁船逮捕に関するその後の対応について国内は揺れただろう
な、私からも一言感想を申し上げておきたい。

海上保安庁の船舶が尖閣諸島で中国漁船にぶつけられ公務執行妨害で漁船を逮捕、
船長の拘留延期決定を受けて中国政府が過剰に反応し、強硬な温首相の発言まで
出てきたことは報道されているとおり、日本側が逮捕した経緯や中国の領有権主
張の違いによる解釈は別として、その後の中国の対応に注目すると何か意図的と
しか思えない行動に出ている。

1)単なる公務執行妨害による逮捕が、国家間、若しくは東アジア地域全体の問題
として捉えられ、中国の強硬姿勢を露にし、中国の首相まで本件に関連して強い
姿勢で発言するなど、意図的とも思える対応を取ったこと。

2)中国は領土問題として認識させようときっかけを作ろうとしたのではないだろ
うか。

3)若しくは、10月G20(ソウル)、11月のAPEC(横浜)と国際交渉の場での有利な
交渉の環境作りとも。(要点を知りえていないが)

4)日米が12月に予定している中国が台湾へ攻めてきたという前提での軍事演習へ
の警戒感の表れか?

中国首相の発言は親米である管政権への揺さぶりとも取れる。他方、米国は日米
安保の範囲と言いつつ日本を盾にしているのではないか?先の北朝鮮船沈没の際
の韓国のように。

同時期に軍事施設を撮影していたとして日本人4名が中国で拘束されている。報復
としか見えないがこれが中国のやり方なのだろう。それは内政の安定のため?管
政権は読み誤って船長を早期釈放したのだろうがこれがメディアへ攻撃材料を与
えてしまったことに繋がる。

米国メディアの反応はやや中国を警戒しているのか、南沙諸島での領有権問題で
ヒラリー国務長官が口先介入し中国を怒らせたことがあり、今回の尖閣諸島も同
様だと報道している。

中国側が引くに引けなくなったのか、それとも意図的に日米関係へ揺さぶりをか
けてきているのか、問題は単純ではない。今回の米国の対応は中国包囲網の一環
として日本政府をそそのかしているのかもしれない、丁度、前原外相が就任した
ことだし。

しかしだ、全世界がこの対応に注目しているのは間違いない、そうだとしたら日
本政府の対応は検察独自の判断と首相が言っている場合ではない(報告がないわ
けはない)、見せ方を考えねばならない。

中国はこの問題に対して勝ち負け云々とメディアで発表しているが本質はそんな
ことではないはずだ。

こういう問題は冷静な判断と柔軟且つ毅然とした狡猾な対応が重要である。これ
が外交というものだと私は信じたい。当地での私の仕事にも今回の結果が歪曲し
て影響するとも限らないしな。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第73号 2010年9月28日
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2010年9月26日日曜日

「世界の街角からMM」第72号世界最大の米国大使館は?カラヤンはアルメニア系か? 2010年9月25日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第72号 2010年9月25日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
エレバンレポート18です。
▼目次
■世界で最も大きな米国大使館はどこの国にあるか?
■カラヤンはアルメニア系か?
■■後記
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■世界で最も大きな米国大使館はどこの国にあるか?
空港からエレバン市内へ向う途中、右側にエレバン湖(ラズダン川を堰き止めた
人造湖)が見えその直後に湖畔沿って要塞のような大規模な建物が見えてくる。
これが在アルメニア米国大使館だ。

なぜこのようなことを精査することになったかといえば、アルメニア人に言わせ
るとエレバンにある米国大使館が世界で最も大きいと自慢げに言うからである。
確かに米国外交施設としては最大級ではあるようだが常に割り引いて考えないと
着いていけないないのが現状だ。

彼等が言うように完成すれば在アルメニア米国大使館が最も大きいであろうとい
う記事(2003年)はあったが、最も大きいと現在形で説明した記事はなく果たし
てその時期があったのか否かは実際のところ不明だ。

2004年時点では在エジプト(カイロ)と在ロシア(モスクワ)が最大の米国外交
施設のようだが、現時点では2009年1月にオープンした在イラク米国大使館が最大
となる。

*Currently the largest US diplomatic missions are those in Cairo and 
Moscow. 
http://www.smh.com.au/articles/2004/02/07/1075854106233.html

*These will be overtaken by that projected to be sent to Baghdad, with 
3000 persons. 

A new embassy, which has been described as the largest and most expensive
 embassy in the world at 0.44 square kilometers─the size of Vatican City
─was opened in January 2009 

http://www.rense.com/general47/emb.htm

*The largest embassy building will be the Armenian Embassy, when it is 
finished. (2003)
http://www.rosbaltnews.com/2003/11/30/64896.html

上記記事はここから。
http://www.funtrivia.com/askft/Question46624.html

米国の外交施設が強固な設計へ急傾斜したのはやはり911以降であろう、それまで
もセキュリティー上は日本大使館よりは格段に設計レベルが高かった。したがっ
て順次新たな安全確保方針に沿って建設しているようだ。建前的にはそうだが、
アルメニアの場合はイランと国境を接しているのも設計方針に盛り込まれている
のではというのは憶測に過ぎないのだろうか。有事の際の米国国民の保護へ配慮
されているに違いない。

■カラヤンはアルメニア系か?
自慢好き、議論好きのアルメニア人と接するとこの話題が常に上るのは間違いな
い。日本人はアルメニアとの距離がありすぎ、「ヤン」が最後に付くからアルメ
ニア系と信じて疑わない輩も多い、この二者が交わると真実という言葉はどこか
へ消え去り空論だけが先行する傾向にある。

アルメニア系(トビリシ生まれ)として著名な音楽家ではアラム・ハチャトリア
ンがよく知られている。中学の音楽の時間に「剣の舞」(バレエ組曲ガヤネ、若
しくはガイーヌの構成曲)はよく紹介されている。

では本題のヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)はアルメニア
系か?

祖先はアルメニア系とも言われているが、ギリシャ・マケドニア系のカラヨアン
ネス家の子孫の説が有力と私は考えている。

1)カラヤン本人が否定していること、アイデンティティが存在しない(アルメ
ニア系なら肯定する)、
2)カラヤンはローマンカトリック、アルメニア系ならばアルメニア使徒教会と
なる、
3)カラヤニスから-nesを取ってカラヤンへ改名した事実があり、最初から-ian、
-yanではなかった。

それから、大アルメニア王国(それ以前のウラルトゥ王国(BC247-228)は現在の
アルメニアと地理的に重なるがアルメニアなのか疑問)が存在したのは紀元前190
-66年の間、その後ペルシャ、ローマの支配を受け、離散している。

2000年以上も前に日本へ渡来した朝鮮半島の人は朝鮮系とは言わない。万が一、
カラヤンの先祖が古代アルメニアから移住していたとしても、そのアイデンティ
ティがないのではアルメニア系とは言えない。

以上、私の結論ではカラヤンはギリシャ・マケドニア系のオーストリア人である。

ちなみにHerbert von Karajanの「von」は貴族を表す。「von Karajan」、高祖父
のゲオルク・ヨハネス・カラヤニスは、現在のギリシャ・コザニで生まれ、1767
年にウィーンへ移住、最終的にはザクセン地方のケムニッツに定住し兄弟と共に
ザクセンの服飾産業で成功した。この功績により神聖ローマ帝国フリードリヒ・
アウグスト3世より1792年6月1日に爵位を受け貴族の称号である「von」の使用を
許されている。

しかし、第一次世界大戦によりオーストリア帝国は消滅し、1919年4月に制定され
たオーストリア共和国憲法によって貴族制が廃止されたことから、正式な氏名は
「ヘルベルト・カラヤン」、パスポートにはこのように記されている。「ヘルベ
ルト・フォン・カラヤン」は芸名とも言える。

■■後記
尖閣での中国の強行姿勢、背景が良くわからないが力を持つということの恐ろし
さと国境こそ接していないものの海を挟んだ隣国という近さは、日本のみならず
これまで圧力で屈してきたフィリピンやベトナム等のアジア諸国は警戒感を高め
ざるを得ない状況だ。
沖ノ鳥島もしっかりしとかなあかんな。岩といわれているようではなあ。ああい
う国には「歯には歯を、目には目を」の姿勢が交渉の大前提、紳士的な理解や対
応は別世界である。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第72号 2010年9月25日
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2010年9月15日水曜日

「世界の街角からMM」第71号NATO防災訓練、エレバンの治安、物貰い 2010年9月13日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第71号 2010年9月13日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
エレバンレポート17です。
▼目次
■Armenia 2010
■エレバンの治安
■アパートの玄関扉の鍵と物貰い
■■後記
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■Armenia 2010
9月11日から17日までアルメニアではNATOによる「Armenia 2010」と題した防災演
習が実施中だ。表向きは地震防災に重点を置いているという。アルメニア第二の
都市ギュムリ(レニナカン)は1988年12月のスピタク大地震で死亡者約5万人の被
害を出した。ギュムリはトルコ国境の町、国境から10km程度だ。現在、この国境
は閉ざされている。

昨年、10月にアルメニアとトルコは国交正常化に署名したがトルコ国会で賛成さ
れず批准できていない。そんな中で今回の演習、非常時の物資をトルコから運搬
するため一時的にこのギュムリの国境が開くと報道されたが、直ぐに打ち消され
た。

今回の演習、11カ国、600人が参加している。Euro-Atlantic Disaster Response
Coordination Centre (EADRCC)が指揮し、エレバン近郊のKotayk県で行われてい
る。

アルメニアはNATOのメンバーではないが、NATOのPartnership for Peace (PfP)プ
ログラムへ参加しており、アフガニスタンへも派兵している。アルメニアも忙し
い、先月はエレバンでCSTOの非公式首脳会議が開催され、今月はNATOの演習だ。
小国ゆえの外交だろうがロシアとヨーロッパが交互に綱引きしているようにも見
えてしまう。

■エレバンの治安
アルメニアは比較的治安がよい。これが一般的な情報である。確かにエレバンの
中心街を歩いていても治安が悪いという印象は受けない。警察官も二人一組でパ
トロールしているのをよく見かける。だからといって油断は禁物。エレバンに長
く住んでいるある日本人の男性が強盗の被害に遭っている。

話はこうだ。オペラハウス近くでアルメニア人の男に声をかけられ、話をした。
その数日後、いきなりアパートにやってきた。そしてドアを開け中へ入れた。話
をしているうちに、気が付いたら首にナイフが当てられいた。そして手足を縛ら
れ金品を要求された。財布の中身を全て差し出し、開放されたとのこと。被害は
クレジットカード、現金のみ。男の年齢は50歳程度だったというが、命に別状が
なくて不幸中の幸いであった。当然、警察へ被害報告をするが、警察がストック
している容疑者リストの写真を見せられその中にいるかどうか尋ねられたという。

このケースはかなりの知能犯と思われる。一度面識を作り、きっと最初のときに
後を付けたのだろう、それから部屋を訪れ、面識があることからドアを開けさせ
ている。

■アパートの玄関扉の鍵と物貰い
私のアパートは1階にドアがあるが鍵が機能しておらず基本的に24時間開けっ
放しだ。一度、帰宅したら玄関ドアが閉まっていて中へ入れないことがあった。
ドアの開け方がわからず大家から隣人に電話してもらい開けてもらったことがあ
る。そのときに玄関扉を閉めた理由を聞いたら夜間でも物貰いが多いのとのこと
だった。

確かに物貰いは多い。私の部屋は5階にあるが、特に週末、よくノックされる。物
貰いの場合、隣もノックするのでのぞき穴から見ていると概ねどんな人わかるが、
最初の頃はよくドアを開けていた。

私に用がある人はほとんどいないはず、土曜日の午前中によく来たので安眠妨害
でもあった。物貰いだっり、ローソク売りだったりするが目的は同じ、物貰いは
よく子供を連れている。

何度もやり過ごしていたら、そのうちの何回かは共益費の徴収だったようだ。そ
のためエレベーターの共益費が4ヶ月も滞ってしまった。

■■後記
小国の動向は関係する大国の動向を読まないと理解できない。アルメニアは旧ソ
連15共和国の一つ、ソ連の継承国家であるロシアとの関係は気っても切れない。
歴史的にはロシアの他、トルコ、イランが関係する。そして、ソ連崩壊後は米国
もエネルギーと対イラン政策でこの地域に関与している。

歴史はどう動くだろうか。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第71号 2010年9月13日
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2010年9月11日土曜日

「世界の街角からMM」第70号エレバンでオクラ、変則カレンダー 2010年9月11日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第70号 2010年9月11日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
エレバンレポート16です。
▼目次
■エレバンでオクラ
■変則なカレンダー
■■後記
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■エレバンでオクラ
オクラ(秋葵、Okra、学名:Abelmoschus esculentus)は、アオイ科トロロアオ
イ属の植物、または食用とするその果実。和名をアメリカネリと言い、ほかに陸
蓮根(おかれんこん)の異名もある。英名okraの語源はガーナで話されるトウィ
語 (Twi) のnkramaから。(wikiより)

オクラの和名がオクラではなく「アメリカネリ」とは知らなかった、それに、漢
字もある、パソコンのIMEでは変換しないようだ。「秋葵」と書くようだ。オクラ
は日本の店でも「オクラ」だよな。ガーナの言葉が語源というの初耳だ。

このオクラの原産地はアフリカ東北部、エチオピア辺りが有力で、温帯から熱帯
にかけて栽培されている。エジプトでは紀元前元年頃から栽培されているという。

さて前置きが長くなったが、エレバンのスーパーマーケットにオクラが売ってい
たので買ってみた。1kg当たりの値段は650AMD(USD=363AMD、9月3日)なのでこの
季節の野菜にしては決して安くはない。先週買ったトマトは1kg当たり300AMD、玉
ねぎ、パプリカも同様だったのだから。

その昔、実家で料理した時を思い出して小口きりにしてさっと茹でて、鰹節をま
ぶして醤油を垂らしたら立派な和食になった。ご存知の通り、茹でると粘り気が
出てくる。この正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コ
レステロールを減らす効果をもっている。これは良いではないか!

他の栄養素としては、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウム
などが含まれるため、夏ばて防止、便秘・下痢に効く腸整作用などが期待できる。
これまた、好都合じゃないか。

エレバンの残暑は未だ厳しい(日本ほどではないだろうが)、先週初めは一気に
秋かと思った爽やかな日があったが、今週は真夏と同じ40度手前がずーと続いた
たので週末はヘトヘトだったのだ。8月初旬まで猛暑だったモスクワは最低気温が
3-4度になっている。オクラも美味しいが秋が早く来てほし

■変則なカレンダー
アルメニアの9月はやや変則なカレンダーとなった。されど、よく言えば柔軟な対
応といえるかもしれないが、逆だと行当たりバッタリとなる。

数日前に11日(土)が振り替え勤務日となったが既に予定を入れてしまっている
ので働こうと思ってもなかなか思うように行かないのが現実だ。9月のカレンダー、
以下の通り。

9月11日(土) 9月20日の振り替え勤務日
9月12日(日) 休日
9月13日(月) Holy Cross Day (宗教祝日)
9月14日(火) 通常勤務日
9月15日(水) 通常勤務日
9月16日(木) 通常勤務日
9月17日(金) 通常勤務日
9月18日(土) 9月13日の振り替え勤務日
9月19日(日) 休日
9月20日(月) 11日の振り替え休日
9月21日(火) 独立記念日(祝日)
9月22日(水) 通常勤務日

多分、年末まで祝日、宗教祝日はないだろう。

■■後記
今週の後半からやっと秋めいた、それでもまだ最高気温は30度半ばまで上がるの
だが朝は涼しくなった。このまま秋になってほしいと常々願っている、先週は暑
さでぐったり、何もする気にはなれなかったゆえ。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第70号 2010年9月11日
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2010年9月6日月曜日

「世界の街角からMM」第69号エレバンで新学期、停電、ロイタービデオ 2010年9月5日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第69号 2010年9月5日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
エレバンレポート15です。
▼目次
■9月1日新学期-アルメニア
■ロイタービデオ
■エレバンの停電
■■後記
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■9月1日新学期-アルメニア
アルメニアの新学期は9月から始まる。とくに9月1日は小中学校(10年制)、高校
(2年)の始業開始日となり慌しい。、小学校では、特に低学年、朝から親が同伴
している、新学期の教育方針や必要な教材などを確実に揃えるためだ。

今朝通りかかった近所の10年制学校には首相が訪問していた。恒例の行事で首相
が演説(お話)するそうだ。同じ演説内容を他の学校でも代読される。詳細不明
であるがアルメニアは教育に対する関心が非常に高く、日本同様、教育環境が良
いとされる学校へ子弟を入学させるのに躍起になっている。

チェーホフ学校というロシア語で教育する学校が近くにある。アルメニアの親た
ちはこぞってこの学校へ子弟の入学を希望するが 狭き門、親がロシア系に限られ
ている。が、祖父母のどちらかがロシア系ということまで持ち出して入学させた
輩もいる。また、アルメニア人と言えどもロシア国籍ならば入学資格がある。

とにかく入ってしまえばそれで良し。なぜそこまでして入学させるのか?聞いて
みたところ、教育レベルが一般のアルメニア人学校より高く、将来的にはロシア
語学校で学んだほうが優位性があるという。当然といえば当然だが。

日本の住まいの近所も同じような状況だ。公立学校は疲弊し将来がないので私立
学校へ入学させている。私の住んでいる集合住宅内では小学校でも公立へ通う子
供たちは少なく、中学では皆無だ。

アルメニア政府の教育方針は外国語学校を認めない方針で進めら議論になってい
る。人口300万人足らず、横浜市の人口より少ない小国アルメニアにとって国家主
義と将来の経済的な安定とのバランスを取るのは容易ではない。 

■ロイタービデオ
このようなビデオサービスは他にもあるのだろう、たまたまヤフーニュースのリ
ンクからロイターに繋がれた。そのページにロイタービデオがあり、試してみた
ところ、比較的遅いインターネット接続速度でもストレス無く流れる。トピック
は経済市況が多いのだが、ニュースもあるようだ。
http://jp.reuters.com/news/video?videoChannel=206

これまでインターネット速度が遅いのでそれほど積極的には探していないがNHKは
ニュースくらい流しているだろうな。今度探してみよう、最近は日本語に貪欲に
なっているようだ。

■エレバンの停電
9月4日(土)20時30分ごろ、2月から通算3回目の停電になった。これまは1-2時間
程度で回復しているが今日はどうだろうか。ソ連のジョークで、仕事をしている
証だと言うが洒落にならない。停電の10分前に炊飯器の電源を入れたばかりだ。
果たして途中から炊き直しが出来るだろうか。

停電は、Moskovan通り側とこのアパートがある地区一帯に及んでいる。Tumanyan
通りから先、カスケードとその横の住宅街は通電している。ということはこの地
区の配電系統の問題だろう。

電気が来ないという事はインターネットのモデムも停止だ。冷蔵庫にはそれほど
シビアなものは入っていないので1-2時間なら問題ないだろう。今、我が家の電源
は、パソコンに充電された電気だけだ。

このアルメニアとて、電気が無くては何も出来ないのだ。日本政府や世銀が融資
し、変電施設は更新されたが配電網までは手が回っていないということか、この
国の配電網は現在ロシア企業の傘下にある。

土曜の夜、外では花火を打ち上げる音が響いている。停電した20時半ごろまでは
まだ薄暗い状況だが21時を回ればもう暗闇だ。

■■後記
エレバンはもう秋かと期待したが今週のエレバンは暑かった。日本では113年ぶり
とか、景気も100年に一度の経済低迷、もう100年ぶりはごめんだ。景気について
はライフサイクルを考える必要がある。最近こぞって失われた10年とか20年とか
いう表現が各国の中央銀行首脳の発言に見られる。そんな事例に挙げられてしま
うとは情けない、あー情けない。されど現実は現実として受け入れて次の強固な
展開を期待したい。が、不安もある。党首選で首相が変わることはないと思うが、
党の被選挙権が外国人にも認められているのは困ったものだ。
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2010年9月3日金曜日

「世界の街角からMM」第68号ロシアの第二次大戦終結記念日 2010年9月3日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第68号 2010年9月3日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
ちょとロシアの記念日ことなど。
▼目次
■ロシアの新南下政策か?
■■後記
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■ロシアの新南下政策か?
9月2日はロシアで第二次世界大戦終結記念日だった。ロシアでは今年、9月2日を
第二次大戦終結記念日とする法案が可決された。この日は、65年前の1945年9月2
日、日本が東京湾の戦艦ミズーリ号上で行われた連合国への降伏文書に調印した
日だ。

ロシアではドイツに勝利した5月9日を「祖国戦勝記念日」としている、さしずめ9
月2日は対日戦勝記念日の様相だ。この法案は連邦議会上院議長のミロノフ氏が提
出したもの。終戦時のスターリン政権は9月3日を「対日戦勝記念日」に指定した
が次第に形骸化、ソ連崩壊後の1995年に制定された新法で記念日指定からはずれ
ていた。

メドベージェフ大統領が署名した条文には「日本」が含まれていないことや祝日
ではない(国家記念日)ことから日本へ配慮したともいえる(好意的に受け取れ
ば)が、ミロノフ氏は1981年に日本で制定された「北方領土の日」(2月7日)や、
日本で発行されている地図で北方四島がロシア領から除外されている点などを挙
げ、「歴史と現状の直接的な歪曲だ」と批判している。この背景には、北方四島
を管轄するサハリン州の10年以上に及ぶ強い働きかけがあったようだ。

その一方で、ミロノフ氏は「第二次世界大戦の評価結果をめぐる両国間の意見の
相違は、経済関係拡大の障害にはならない」とも発言、懸案の北方領土問題を抱
えているものの日露経済協力の発展は可能との考えを示したが、その真意はどこ
にあるのか?

この法案、エリツィン政権時に上程されたが却下、プーチン政権下でも再度浮上
したが却下、今回は、政権与党「統一ロシア」が妥協案の提起者になって収拾し
た。領土問題で譲歩できない口実にするためサハリン州の「世論」を政権が利用
するとの見方もある。

着々と布石を打たれているようだな。
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/02/18358003.html

■■後記
今こそ立ち上がれ日本!と言いたいが・・・情報不足だ。資源大国に一発かまし
てやりたいところだが強そうだしな、精々、ロシアへ個人的な侵攻いや、モスク
ワ散策でもして情報収集だ。そういえば先日38度もあった気温がいきなり4度とか、
ブル!
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