Tuesday, 5 October 2010

「世界の街角からMM」第75号尖閣問題の補足 2010年10月4日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第75号 2010年10月4日
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■尖閣問題の背景、中国の意図、についての補足

第73号で若干、中国の意図に関して推察を述べたが明確な意図があったと解説し
ている人がいる。なるほどと思うので紹介しておく。

「ロシア政治経済ジャーナル」の発行者である北野氏が、【RPE】★尖閣問題 ~
中国の意図(2010年10月3日)で解説している。
http://archive.mag2.com/0000012950/index.html

◆中国が明確に領土を拡大しようとしたこと、その背景には経済成長を維持する
ための資源確保がある。(アフリカ、中南米、中央アジア諸国など)

◆そのために、海底天然ガス資源が埋蔵している日本固有の尖閣諸島に対して、
当たり屋的に漁船を海上保安庁の船にぶつけ公務執行妨害で逮捕された船長を、
中国は固有の領土である釣魚島(尖閣島)と主張し、即時釈放を要求した。

◆中国が強硬な態度を取った背景
親中の鳩山・小沢政権から親米の管政権へ交代し、間接統治が不可能との判断の
もと、直接実効支配へ切り替えた。これは西沙諸島でのベトナムと、南沙諸島で
のフィリピンとの領土問題で中国が軍事力で実効支配を成功させていることと無
関係ではないだろう。

関連ニュース
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=38700
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=31464

◆米国の日本支持と国際世論による中国のトーンダウン
西沙諸島、南沙諸島のこともあり、米国の没落を見越して、口は出してこないだ
ろうとの賭けにでたと推測、ところが、米国政府は日米安保の枠内とオバマ大統
領、ヒラリー国務長官、ゲーツ国防長官等が日本支持の発言をした。

中国のやり方を国際世論は当然ながら好ましく思っていない。未だに専制国家で
あり、イラン国連制裁では抜け駆けをしている。

他方、外資、安い労働力、輸出に依存する中国が国際社会の中で悪いイメージが
定着しては今後の経済に影響するとの判断がなされたのであろう、これで中国は
トーンダウンした。

やはり米国は中国の天敵ということか。

◆米国一極から多極構造への変化
リーマンショック以降、米国の衰退が明らかになりつつあり、中国が日本を抜い
て世界第2位のGDPとなり、ロシアが資源価格高騰による経済成長など、世界の構
造が多極化している。

中国のターゲットは尖閣がうまくいったら次は沖縄というのは周知の事実のよう
だ。日本は中国包囲網を国際社会(米国、EU、アジア諸国)とともに形成してい
くことが日本の国益に叶うだろう。

日本にとってのもう一つの脅威がロシアだ。最近、メドベージェフ大統領の北方
領土訪問予定が発表されるなど、領土問題では日本は中国とロシアを敵に回して
いる状況だ。

◆今回の中国の対応が意味するもの
米国も慌てただろうが、アジア諸国は間違いなく中国の強硬な姿勢に警戒感を強
めるだろう、日本が対抗できなければ彼等はどうなるのか。

国内の国家主義と相まって自らの利益を求め始めた中国、南シナ海は米国の利権
としたヒラリー国務長官、ボタンの掛け違いから米中衝突も視野に入れなければ
ならないということか。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第75号 2010年10月4日
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