Monday, 29 November 2010

「世界の街角からMM」第84号パスタはマルコポーロが伝えたのか? 2010年11月28日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第84号 2010年11月28日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
エレバンレポート24です。
▼目次
■スパゲティはマルコ・ポーロが中国から伝えたのか?
■■後記
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■スパゲティはマルコ・ポーロが中国から伝えたのか?

アルメニアはシルクロードの中継地、もし、マルコポーロなりシルクロードのト
レーダーが中国から麺をイタリア(現在の)へ伝えたのならば、この地を経てい
るはず、なのに、このあたりには麺というものを見かけたことがない。

小麦の原産地は現在のイラク、トルコ近辺、起源前にシルクロードを経て中国へ
伝わりそこで麺となった。そして、マルコポーロがその麺を現在のイタリアへ持
ち帰ったのだというのが通説、シルクと一緒に乾麺が西方へ伝わったとしても不
思議ではない。

他方、シルクロードの中継地であるウズベキスタンには麺がある。ウイグル料理
としてラグマンという、うどんの様な麺だ。肉が入っているがこの場合は羊肉と
なる。

それから、朝鮮料理のククスという麺もある。夏、さっぱりしてるのでよく食べ
た。ただククスはこの土地のものではない、スターリンの強制移住により沿海州
の朝鮮族が中央アジアへ移住した結果だ。

ククス:小麦粉で作った細いうどん様の麺。麺類全体をさす言葉でもある。

このコーカサス地域に麺がないところをみるとスパゲティはマルコ・ポーロが中
国から伝えたという説は、やや俗っぽくなる。

マルコ・ポーロがシルクロードを通って中国へ旅行したのは13世紀、当時、既に
シチリアやローマにはパスタが存在した。麺の形態だったかどうかは不明だが、
それ以前に、パスタの原型があったそうだ。

イタリアの麺はパスタのひとつ、形態が細長くなくてもパスタという。ラザニア
やペンネのように。ただその当時は、生パスタだったが、アラブから乾燥製法が
伝わり現在のようなパスタとなったようだ。それが12世紀らしい。
http://pasta.aikotoba.jp/rekishi1.html

もしかしてだが、マルコ・ポーロは細長い麺という形態を伝えただけなのかもし
れない。想像の域を出ない堂々巡りになりそうなのでこのへんで。

■■後記
先日、ランチ時にこの話をしたら、アルメニアにも麺があるよという。どういう
ものかというときし麺を短く切ったような麺、ロシア料理にも使うという。でも
なあ、本当かな。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第84号 2010年11月28日
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Tuesday, 16 November 2010

「世界の街角からMM」第83号グルジアの柿と蜜柑、竹 2010年11月15日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第83号 2010年11月15日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
先週、グルジアへ陸路で出張したので、そのときのこと等。
▼目次
■グルジアの柿と蜜柑、そして竹
■日本とグルジアの関係
■■後記
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■グルジアの柿と蜜柑、そして竹

グルジアの黒海沿岸、トルコに国境を接してアチャラ自治共和国があり、その首
都が港湾都市Batumiである。ロスチャイルド家が製油所を所有していたことで知
られている。

さて、11月初旬にBatumiへ行ってきた。ここには孟宗竹があるとどこかで読んだ
記憶のまま、確認する間もなく出かけてしまった。運よく、海岸べりの公園に孟
宗竹らしき竹林を見つけた。多分、これがその日本から移植した孟宗竹からの株
分けだろう。
http://www.adjara.gov.ge/eng/index.php

Batumiには111ヘクタールの植物園があり、比較的温暖な気候を活かして、東アジ
アの一部としてサクラ、アジサイ、竹、ツツジ、カエデ、フジ、モクレン、ビワ、
ツバキ、ツゲ、キク、シャクヤクなど日本でよく見られる植物が多く栽培されて
いる。そして、日本庭園を模した庭園も設けられているという。植物園のウェブ
は全て英語に翻訳されていないが、下記のとおり。
http://www.bgci.org/garden.php?id=23
http://www.batumibotanicalgarden.com/eng/index.php

行く前に読んでおくべきだったと大反省、これを機に再度Batumi行きを考えよう
と思う。

この植物園、現在のウクライナにあるハリコフ大学の植物学教授であったアンド
レイ・ニコライヴィッチ・クラスノフ教授が1912年に開設したもの、植物は日本
から持ち込んだようだ。そして栽培技術を伝えるため、金山という庭師が招かれ
たそうだ。彼はクラスノフ教授の死後も仕事を続けていたが 1937年に突然姿を消
している。年代からスターリンの粛清の犠牲になったのではと言われている。

私が見た竹はこの植物園からの株分けだろう。Ajaraは温暖な気候なので竹の他、
日本にも縁のあるカキ、ミカンも多く栽培されている。もしかしたら、カキとミ
カンも植物園を建設するときに持ち込まれたのだろうかと想像してしまう。これ
以上情報がないのが残念だがもう少し掘り起こしてみたい内容だ。

どこかで読んだと思っていた文章は、「コーカサスを知るための60章」の第60章
だったことを付け加えておく。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750323012/mixi02-22/

■日本とグルジアの関係

常に異国へ行くと日本との関係を調べてみる。グルジアの場合、グルジア出身力
士である黒海関など三人が相撲界で現在活躍している。その他、あまり記憶にな
いが、大東亜戦争後にソ連によって抑留された日本人抑留者がグルジアに滞在し
ていた。

グルジア出身力士
http://sumo.goo.ne.jp/ozumo_meikan/shusshinchi/georgia.html

前述の本にも若干説明があり、日本人抑留者はトビリシでは土木工事に、クタイ
シでは飛行場建設に従事していたようだ。

グルジアの抑留者のことは下記の本がある。昨年、タシケントで日本人抑留者の
ことを調べているときにこの本がヒットしたので購入しておいた。

シベリア・グルジア抑留記考─「捕虜」として、「抑留者」として
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4779111056/mixi02-22/

2009年12月16日、グルジアへ円借款第2号案件となるクタイシ・バイパス道路整備
事業への貸付締結がなされた。何かの縁だろうか。
http://www.jica.go.jp/press/2009/20091217_01.html

それから、グルジアにはBorjomi(地名)ブランドの美味しいミネラル・ウォー
ターがある。こちらに来て初めて飲んだであるが、これがなかなかいい味だ。そ
れが、日本でも販売されていることは知らなかったが。
http://www.borjomi-japan.com/

■■後記
アルメニアと日本の関係を調べてみたことがあるが、皆無に近い。前述の本にア
ラム・ハチャトリアンの弟子であった寺原伸夫氏のことが説明されている。次回
は、アルメニアと日本の関係を調べてみることにしよう。
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Thursday, 11 November 2010

「世界の街角からMM」第82号エレバンの高級車と高級ブティック 2010年11月10

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第82号 2010年11月10日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
エレバンレポート23です。
▼目次
■アルメニアは冬時間
■エレバンの高級車と高級ブティック
■■後記
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■アルメニアは冬時間
10月31日から冬時間となった。午前2時から1時間戻して午前1時とする、との説明
だった。いつも迷うこの操作、パソコンとiPhoneは自動的に冬時間となっていた
ので助かった、腕時計だけ、マニュアルなので1時間戻して冬時間とした。

これでアルメニアはGMT+04:00となり、日本との時差は日本からマイナス5時間、
アルメニアから日本の時間はプラス5時間となった。

今年は10月最終日曜日が10月末日の31日であったので丁度月末日に時差が変わっ
たことになるが、例年はそうではないだろう。

今回は事前に情報をキャッチしていたので特に問題なし。

■エレバンの高級車と高級ブティック
この街はやたらと高級車が走り回っている。その密度は非常に高く私の生活圏で
はベントレー、カイエン、メルセデスSクラス、レクサス、BMW7シリーズをよく見
かける。基本的に米国から輸入した中古車(5-10年)が殆どではあるが、視覚的
には富裕なエレバンを容易に連想してしまう。他方、ソ連時代からおなじみ、 LA
DAやVolgaも当然数多く走っているのでそのコントラストがエレバンの現実をあら
わしていることになる。

車もそうだが、昨日立ち寄ったブティック、イタリア製の靴とアクセサリーを販
売している、よさそうな紳士靴の値段が248,000AMD、米ドル換算で688米ドル、や
や安めの値段であった靴は198,000AMD(550米ドル)と庶民向けでなく非常に高い
値段設定だった。

この値段設定はアルメニアの平均月額給与である米ドル換算で約300米ドルの2倍
以上となる。これで商売が成り立っているのもアルメニアの現実のようだ。

つまり少数のオルガルヒ(新興成金)が存在し、その中で、ビジネスが回ってい
るということのようだ。

エレバンにはこのような高級ブティックが中心街に何店もあり、オペラハウスか
ら共和国広場へ通じる歩行者専用の北通りという再開発したショッピングスト
リートには続々と高級ブティックがオープンしている。他方、車で言うラダやボ
ルガに相当する中国製やイラン製の衣料品もあるが、一度洗濯すると使えなくな
る粗悪品も少なくないという。国交がないものの隣国トルコの製品もグルジア経
由で多く輸入されている。これは比較的庶民に手の届く範囲のようだ。

■■後記
税が公平に徴収されることは他の国でも大きな課題であることは言うまでもない
が、この国はその落差が顕著のようだ。一人当たりのGDPが3000米ドルを超え低中
進国入りしているアルメニア、今後の政策に注目したい。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第82号 2010年11月10日
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Monday, 8 November 2010

「世界の街角からMM」第81号メドベージェフ大統領の北方領土訪問、他 2010年11月7日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第81号 2010年11月7日
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▼目次
■メドベージェフ大統領の北方領土訪問
■IMF議決権シェア、中国第3位に
■■後記
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■メドベージェフ大統領の北方領土訪問
2010年11月4日、メドベージェフ大統領の北方領土訪問を受けて、河野駐露大使が
一時帰国したが、カードが限られている。苦しい日本、どうする?
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17938420101101?rpc=131

本件、2012年の大統領選へ向けた布石、内政対策との見方で流されているが、日
本の対ロシア政策を再検討しなければならないタイミングではないだろうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20101102-00000055-nnn-pol

東郷和彦・元外務省欧亜局長は、ロシアの対日関係悪化について麻生、鳩山両政
権の瑕疵が要因との見方を提示し警鐘を鳴らしている。これは、ロシアが安倍政
権からプーチン首相来日まで領土交渉のシグナルを日本政府へ送っていたがその
シグナルを外していると指摘している。

その後、麻生元首相が「ロシアが北方領土を不法占拠している」と発言、鳩山政
権でも同様な発言をしたことから、「ロシア側は日本は交渉する気がないと受け
取った」と判断、その結果、日露関係が「顕著に悪化した」とし、ロシアの態度
が硬直し以下の状況を招いたと分析している。

1)ラブロフ外相が7月に演説した際、アジア太平洋で協力関係を進めたい国と
して韓中印ASEAN(東南アジア諸国連合)などを挙げたが日本は含まれなか
った
2)7月に択捉で軍事演習
3)9月に太平洋戦争勝利記念日制定

そして、その延長線上に今回のメドベージェフ大統領の北方領土訪問があると説
明している。また、「菅政権に至っても修復の兆しはない」という。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101104ddm005030131000c.html

今年は第二次世界大戦が終了して65周年、ロシアでは、特にモスクワでは、大祖
国戦争勝利の大々的な式典を5月9日に開催したことは以前にもお伝えした通り。
この期に対米へのバッシングとともに燻っている問題を片付けたいいうような北
方領土訪問であった。

9月にメドベージェフ大統領は中国を訪問し第二次世界大戦の終結65周年共同宣言
に署名している。中身はよくわからないが対日方針にロシアと中国が領土問題で
何かを画策しているとしたら日本にとっては好ましくないのは明白、北方領土と
尖閣、互助体制構築であったのならば。

北方領土に関しては日本も内政的な配慮から2島返還ではく4島一括返還を強調
し続けているが1956年の日ソ共同宣言では条約締結後に2島を返還すると記されて
いる。これに応じない日本政府にメドベージェフ政権は強硬なシグナルを送って
いるような一連の対日政策と受け止められる。

メディアは、メドベージェフ大統領が北方領土を訪問したことに騒いでいるが、
これだけでは能がない。しかも来週から横浜で開催されるAPECでの首脳会議に影
響しないなどど真面目に返答しているのも気になる、これではロシア、中国を相
手に外交は出来ない。

10月22日にイルクーツク石油とJOGMECが東シベリア地区での共同探鉱で油田試掘
に成功したと発表されたばかり、ロシアは日本の隣国であり資源大国、大国を敵
に回してばかりでは今後が心配だ。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010102200834

■IMF議決権シェア、中国第3位に
国際通貨基金は11月5日の理事会で、同基金内での議決権に反映される出資比率
の改革案を承認した。その結果、中国のシェアが6.39%と第3位となった。首位の
米国は17.41%、第2位は辛うじて日本の6.46%、この他の十大出資国はドイツ、
フランス、英国、イタリアの欧州4カ国とインド、ロシア、ブラジルの新興国と
なっている。

ストロスカーン専務理事は記者会見で「新興国と途上国の世界経済での役割拡大
を反映させた歴史的な合意だ」と強調している。これは世界が多極化しているこ
とと米国の権威が下落していることを裏付けるものと想像できる。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110600123

今回の出資比率の改革は世銀のそれに続くもので国家の政治経済力を反映したも
の、現実に適応した改革と中国は説明している。中国出資比率増額は、元々、第
3位だったそうだがGDP総額の増加に比例して現行の6位から単に復活しただけと
いうことなのか、ではなさそうだ。

人民網日本語版(人民日報)は以下のように意義を説明している。
1)国際社会での発言権の高まり
2)国際金融での米国一極集中打破、多極化促進
3)中国の地位向上による経済促進
http://j.peopledaily.com.cn/94476/7177982.html

中国の発言権が高まるとどなるのか、分相応の国際社会への貢献よりも国家が優
先されることは想像に難くない。

■■後記
一時帰国中の駐ロシア河野大使がモスクワへ戻ったニュースを今朝聞いた。首脳
会談、もしくは外相会談準備のためのようだ。策を練るのとそれを実行するのは
大違い、実行できる策を練らなければ意味がないが、果たして前原外相、どうい
うレシピとメニューを用意しているのだろうか。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第81号 2010年11月7日
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Sunday, 7 November 2010

「世界の街角からMM」第80号ぶれなかったノルウェーについて一言 2010年11月6日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第80号 2010年11月6日
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▼目次
■ぶれなかったノルウェーについて一言
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■ぶれなかったノルウェーについて一言、
もうこの話題は既に過去となってしまったのだろうか、されてとて一言コメント
しておきたい。ご存知の通り中国はノーベル平和賞候補に中国の反体制作家の劉
暁波氏がノミネートされていたときから圧力を掛けていた。簡単な言葉で言えば
脅していたということだ。そして、ノルウェー・ノーベル委員会はその圧力に屈
せず、ノーベル平和賞を劉暁波氏へ授与することを決めた。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100928/erp1009282008006-n1.htm

なぜ、ここまでノルウェーがはっきりと中国へ物事をいえるのか、この点は日本
政府にとっては非常に羨ましいことであろう。

ノルウェーは人口は4.8百万人、世界で114位の小国だが、一人当たりの名目GDPは
78,178米ドル(2009年)とルクセンブルグに次いで世界第2位なのだ。浅薄な知識
ではあるが、多分、ノルウェーは中国抜きでも経済が自立できる自信があったの
だろう。授与決定後、政府間協議がキャンセルされてはいるが動じていない。

その背景を考えると、ノルウェーの北海油田となろう、1960年代に発見された北
海油田からの産油から世界第6位の原油輸出国となり、輸出の35%を占めGDPを押し
上げている。

これを日本が見習えといっても無理な注文であることは明白だ、既に、経済的に
どっぷりと中国に浸かっており、もう抜けるに抜けられないだろうが、リスクを
考えねばならない状況ではある。レアアースではインドの助け舟やベトナムでの
共同開発など話が進んでいることは好ましいが安穏としてはいられないことを認
識する必要がある。

他方、中国のこのような行動はどこから来ているのか、内政安定であることは間
違いないが、その引き合いに日本を利用されてはたまったものではない。南京事
件や大東亜戦争など、江沢民が反日教育を実施したのは90年代、何も知らない世
代がどんどん中国では増加している。

情報が管理されている国家において、国家的な意図に沿って教育が施され、その
結果が、昨今の反日状況に反映されていると言って過言ではないだろう。ごく一
部は事実ではないことを理解しているようだが、圧倒的な数はまだまだ国家の教
育に翻弄されている。

極端な話、日本も対抗策を講ずればよい。無料で受信機を配布し、対抗する報道
を行う。情報はコントロールすべきもの。先ずはNHKの海外向けからはじめるべき
だ。チャンネルを増やして対抗すればよい。映画でもドラマでも、中国語に吹き
替えてだ。その前提は、2009年4月5日に放送されたNHKスペシャル・シリーズ
JAPANデビュー「アジアの一等国」を製作するようなNHKを改革してだが。
http://www.youtube.com/watch?v=8aMHMTTjx9E

昨今の政治的な日本の混迷と日本行政に触れるに付き、特に理念の欠如が顕著と
感じる。手続きのための手続きに注力している様は、滑稽としか言いようがない、
理念を問える日本となっていほしい。これも教育のなのだろうか、しからば教育
から改革せねばならぬ、将来の日本のためには。

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