Saturday, 31 March 2012

【世界の街角からMM】第137号 冬のモスクワ(1) 2012年3月31日


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メールマガジン「世界の街角からMM」       第137 2012331
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冬のモスクワです。今年は、世界的に冬が長いようです。

無理やり時間を取り10日間ほどエレバンとモスクワに行ってきた。

▼目次
■深夜にシェレメツェボ空港に着いた時のタクシーの乗り方
■馴染みのホテル、Maxma Zarya
■ガガーリンとレーニンスキープロスペクト、そして日本料理レストラン青空
■ミニUSBケーブルとヨーロッパショッピングセンターで調達
MTS(ロシア)のUSBモデム用プリペイドSIMの更新
MTS internetSIMPocket WiFiルータで使ってみる
■■後記
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■深夜にシェレメツェボ空港に着いた時のタクシーの乗り方

24時間空港なので空港の機能は問題ないが、深夜の市内へのアクセスはタクシー
のみ、しかもそのタクシーが捕まえにくいのだ。

アエロエクスプレスが便利だが終電の午前15分にも今回は間に合わなかった、
始発は午前5時だ。

なぜこのような時間に着くフライトになったことは既述だが、オンライン予約を
した時にミスしたことによる

エレバンで予約変更をしようと空席を確認したが、ノーマルかビジネスしか空い
ていなかったのだ、よって当初の予約通り変更なしとした。変更手数料も高い、
日本発のチケットだと出発後に変更が可能となり、15000円の変更チャージがか
かる。これはどこで変更しても15000円相当チャージされる。

安チケットなので仕方がない、急ぐ出張でもないのでその条件に甘んじた。タク
シー代の支出だけが余計になるだけだ。

モスクワ市内へのアクセスは、アエロエクスプレスが最も効率的だ、RUB32035
分でベラルーシ駅まで行ける。タクシーだとRUB1500以上となる。

▼深夜のシェレメツェボ空港からタクシーに乗車
通常の国際空港と同じ、タクシーカウンターはあるがほとんど機能していないよ
うに見受けられた。理由はわからないが、タクシーの数が深夜は非常に少ない。
タクシー乗り場には長蛇の列、タクシーは10-15分に1台程度しか来ていない様子
だ。

出口付近にはタクシー運転手(白タクだったり正規だったり)が待ち構えている
が深夜だとその数も少ない、挨拶代わりに声を掛けてきたのは一人だけだった。

状況がわからないのでタクシーカウンターへ行き、問い合わせると少し待てとい
うだけ、なかなか動きが見えない。後から来る客にも同じように説明している。

30分は待っていない、暫くして「どこまで行くのか」とスタッフが聞いてきた。
Maxma Hotel Zayra」というと、

「わかった、荷物は?」といって私のカートとともに歩き出した。

どこまで行くのかわからないが、まあ車までだろう、付いていくと駐車場棟の中、
そして、ホンダのCR-Vに荷物を載せた。

要するに、自分の車で送ってあげよう、でもタクシー料金はいただくよと。体の
良い白タクなのだ。市内まで通常で1500ルーブル(タクシーカウンターの壁に貼
ってある)、深夜なので売り手市場、1800ルーブルだという。それを1600まで下
げて交渉成立。これがモスクワ流なのだろう。

▼極寒の深夜、モスクワを突っ走る

車を確保、これでホテルまでは行けることになった。もっと若かったら一番列車
の午前5時まで待つだろうがそれほど元気が無い。

2月のモスクワ、当然寒い。一面雪景色、深夜とてその程度はわかる。出発前に
マイナス30度になったモスクワ、もう2月も終わりなので寒さも和らいでいると
思いたい。

道路は気温が下がればアイスバーンになりそうだが凍結防止剤を撒いていること
や交通量が適度にあるので凍ってはいない。シェレメツェボ空港からの白タクCR
-Vは夜間なのにMKD120 -130km/hで突っ走った。

見覚えのある道路を走っているような気がするが、MKDから放射状道路へ入った
頃にはわからなくなってしまった。20数年前、夜間にラダで走ったときのようだ、
視界に入ってくる巨大なアパートメントブロックは多分当時と変わらないだろう。

放射状道路から線路沿いの路を右に左にしばらく走った。もうすぐなのだろうと
思ったら、見かけた風景が目の前に現れた、想像していた逆の方向からアクセス
したようだ。ホテルので目の前まできてそのことがわかった。

このタクシーカウンターのスタッフ、降り際に「子供はいるのか?」尋ねたら、
2歳の娘がいると携帯電話から写真を見せてくれた。奥さんは、タタール人だと
いう、「オーチンハラショー」といたら、笑顔を返してくれた。レセプションま
で荷物を運んでくれ、ここで支払いし「ダスビダーニャ!」、気さくなタクシー
カウンターのスタッフだった。

■馴染みのホテル、Maxma Zarya

馴染みと言うほどこのホテルに泊っているわけではない。馴染みと言うよりは親
近感を感じる、と言った方が適切かもしれない。モスクワにしてはリーズナブル
だからね。

午前2時ごろにチェックインした。レセプションでパスポートを出し、宿泊者名
簿にサインして鍵を受け取った。パスポートはレジストラーツァ(滞在登録)の
ため預けると思ったが、コピーを取ったあと直ぐに戻ってきた。

部屋番号は248だった。2階じゃ楽だな、部屋がエレベータに近ければ尚更と
考えながら荷物を持って廊下を歩くが、どうやら続きの別棟、さらに廊下を歩い
て行くと突き当りまで来てしまった。角部屋だが、エレベータより一番遠い部屋
だった。この距離さえなければ2階は便利だ。レストランも2階だし、しかし、
対極に位置する。

Maxma Zarya

▼雪景色を見ながらの朝食

このホテル、比較的ゆっくりと朝食が取れるので気に入っている。以前、コスモ
スホテルに泊まった時は、驚くほど多くの人が朝食を同時に取っていた、さなが
ら大学寮のような大量生産、大量消費の勢いだったからだ。これは2010年の
ことだ。しかし、ソ連時代は全くことなる、高級ホテルだったのでゆっくりと食
事が取れた。

レストランはそれほど大きくないが、機能的に出来ている。ブッフェスタイルで
開いているテーブルに座って、好きな料理を食べる。コーヒーの味も良い。ヨー
ロッパのコンチネンタルブレックファストレベルだ。

コーヒー、シリアル、野菜と卵、トーストと蜂蜜、プレーンヨーグルト等を皿に
盛ってテーブルに着いた。テーブルは表の道路を眺められる窓側に座った。

朝食は10時までだが、10時半ごろまではコーヒーを飲みながらゆっくりでき
た。客はロシア人が多いが、ロシア語以外のヨーロッパ言語も聞こえてくる。

さて、今日はどうしようかと雪景色を見ながら考えた。

▼重い腰を上げ雪の中を外出

この寒さ、以前よりも和らいでいるとはいえ、ホテルから外へ出るには思い切り
が必要だ。出歩くプランを立てているのだが、どうも企画倒れになりがちだ。マ
トリョーシカをベルニサージに探しに行く予定が滞っているが、これは趣味の世
界なので今出かける必要はない。

などど、思いを巡らせながら、とにかく地下鉄駅で回数券を買おう、とレセプシ
ョンで回数券のロシア語訳を紙に書いてもらった。「20回の回数券」のロシア
語だ。

昨晩は空港からタクシーでホテルへ来たので駅までの道は歩いていない。雪が積
もり、車が走り、道路はドロドロ、構わず車が走り抜けていく。

以前も駅までの道を歩いた事がある、歩きながら何か変化はあるのかと周囲を見
ながら歩くがこれと言って変化はない。幹線道路の脇にリガシネマがある。そこ
が以前の用途は不明だが、レストランになっていたことだろうか、その前がバス
亭なので大型の連結バスやトロリーバスが停車する。交通量はかなり多い。

その道を横断し、アパートの中を抜けると「Vladykino」という9号線の地下鉄
駅がある。この辺り、もう郊外住宅地だ。駅の反対側は植物園だ。

モスクワ地下鉄(英語版)

▼モスクワ地下鉄の料金
1回券が28ルーブル、
10回券265ルーブル
20回券520ルーブル

回数券はやや厚め紙製カード、磁器が埋め込んであり非接触カード機能となる。
改札でこのカードを検知器の上にかざせば残りの回数が表示される。モスクワ地
下鉄の窓口は駅によるが混雑していることが多いの回数券は非常に便利だ。

モスクワの地下鉄ネットワーク

■ガガーリンとレーニンスキープロスペクト、そして、日本料理レストラン青空

9号線のVLADYKINOから環状線(5号線)に接続するMENDELEEVSKAYA駅で下車しNOV
OSLOBODSKAYA駅まで構内を歩く。そして、OKTYABRSKAYA駅で6号線に乗り換えL
ENINSKY PROSPEKT駅で下車した。

Sputonik Hotelにある日本料理レストラン、料理長はIchiroさん、正真正銘の日
本人シェフ、よってしっかりとした日本料理を出す。

この店、数年前に商社筋から紹介してもらった。所要がありレーニンスキープロ
スペクト駅から雪の中を歩いて青空まで行った。角にガガーリン像を乗せた背の
高いオブジェが立っている。

青空ではIchiroさんと少しお話をして、味噌ラーメンとライスという超庶民的な
メニューを注文、直ぐに帰国するので特に日本食に拘っているわけでもなかった
が雪景色だろうな、味噌ラーメンが食べたくなったのは。

現在、ロシアでは日本から牛肉は輸入できない。何年か前に流行した口蹄疫の影
響のようだ。青空では米国産のを使っているようだ。良質の食材の仕入れは苦労
しているようだ。

「青空」Aozzora
38, Leninsky Prospekt, Moscow, 119334, Russia
Tel.+7-495-930-5830

▼偶蹄類動物の肉等の輸出停止

ウクライナ
平成22421
輸入禁止対象:口蹄疫ウイルス感受性動物とそれらの動物に由来する製品

ベラルーシ
平成22515
輸入禁止対象:口蹄疫感受性動物及びこれらの動物に由来する動物性飼料、その
他生原料を含む、全ての畜産物

ロシア
平成22514
輸入禁止対象:口蹄疫を持ち込む恐れのある動物およびそれら動物に由来するす
べての製品(動物性飼料等)

▼レーニンスキープロスペクト駅前の商店

夕食前の中途半端な時間帯なので、客は少なかった。窓の外は変わらず雪景色。
2月末なので日が長くなっている。暗闇になる前に駅まで行こうとアイスバーン
の道を戻った。

レーニンスキープロスペクトはいったい何車線あるのだろうか、6車線+2車線=
8車線か?

ソ連時代を彷彿とさせる道路、よって反対側は別世界となる。横断するのも容易
ではない。ここは、ガガーリン像の下に地下道がある。自転車とソリでも横断で
きるように階段の横に鉄製の板が乗せてあった。

通り沿いに高級スーパーマーケットや高級テーブルウエア店が新たにオープンし
ていた。他方、駅の周りには庶民的な商店が犇めき合っている。カフェから衣料
品、ハードウエアまでなんでも揃ってしまいそうだ。

Azbuka Vkusa (ABCs of Taste)

駅舎の上にある気温計は0度を示している、18時くらいだっただろうか。風がほ
とんどないのでそれほど寒く感じなかった。

■忘れてきたミニUSBケーブルをヨーロッパショッピングセンターで調達

環状線で乗り換え、キエフ駅で下車し、忘れてきたUSBケーブルを買いにヨーロ
ッパショッピングセンターへ行った。

数年前に来た時も同じようにミニUSBケーブル(カメラ用)を忘れてきたのでこ
こで買ったのだ。同じ店は既になく、似たようなショップで聞くと地階にあると
いう。

これだけの数のショップがあるのだからあって当然と日本人は考えがちだが、こ
れがモスクワで通用するかどうかはわからない。このショッピングセンターは本
当に巨大なのだ、だけどそのショップのほとんどが衣料品で占められている。

幸いその地階の小さなショップにミニUSBケーブル(カメラ用)がみつかった、
目出度し目出度し。これでカメラからデータが取り出せる。

Evropeisky Shopping Centre

MTS(ロシア)のUSBモデム用プリペイドSIMの更新

先日、エレバンへ行くときシェレメツェボ空港でのトランジット時間を利用して
データ通信用のSIMを更新した。

2010年に購入したMTS-RUUSBモデム+プリペイドSIM、リチャージをしていない
ので使えるかどうか、いつものシェレメツェボ空港アエロエクスプレス駅入り口
前のショップで確認したら、既にSIMは失効していた、よって新たにSIMだけ購入
することにした。

USBモデム自体はあるので、SIMと通信料前払い分のセットとなる。そのお値段は
400ルーブル、うち50ルーブルがSIMだという。600ルーブルのプリペイドを追加
し、1000ルーブルを支払った。

このショップ、いつもは何とか英語が通じるのだが、この時は全く通じない女性
だったので、確認のため、時間帯もまだ電話をかけてもよさそうだったので、知
人に電話して確認した。ちなみにこのショップの営業時間は9:00-22:0
0と長く、重宝している。

モデムをPCUSBに差し込むと自動的に接続プログラムがインストールされるが、
どうも言語設定がロシア語しかなく選択の余地なし、そのままインストールした
ら文字化けしてしまった。言語設定が見当たらないが、接続できそうなロシア語
のアイコンをクリックしたら繋がった。

文字化け以外は、結構快適に繋がる。

通信料金は、1MB当たり1.5ルーブルと説明していた記憶だ。

MTS internetSIMPocket WiFiルータで使ってみる

このSIMをイー・モバイルのPocket WiFi GP02ルータに差して設定をMTS用に変更
したら繋がった。日本ではプリペイド方式のEMチャージにはルータの製造番号の
関係で登録できず仕舞いだったのだ。

Pocket WiFi GP02

EMチャージ

アルメニアでもこのルータは使えたので海外では問題ないようだ。中国のHuawei
社製、電話の世界ではこの会社がNECの交換機に取って代わっているようだ。
元々NECとの合弁会社から出発しているのに。それにしてもイー・モバイルは素
直じゃない。

■■後記
今回のモスクワ滞在は3月4日の露大統領選挙前であったが至って平然、地下鉄
駅の前のプラカードを持った人はいたものの、普段通りであった。

今回はあれこれと試験的なことをしてみた。まあ、外は雪景色なのでホテルの一
室で机に向っていると外に出なくなってしまう。モスクワにいるのにだ。部屋の
中が快適なこともその理由ではある。

次号ではモスク滞在後半を紹介したい。

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発行責任者:飯尾彰敏 Copyright(c) Akitoshi Iio All Right Reserved.
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