Sunday, 26 May 2013

【世界街角通信】第164号コロンボ(7)スリランカの世界一? 2013年5月26日



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メールマガジン「世界街角通信」       第164 2013526
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南の島、スリランカに滞在中です。コロンボ(7)です。スリランカの世界一で
はないかと思われる事についてです。

▼目次
■スリランカの行政組織(省)の数は世界一?
■スリランカの祝日数は世界一?

■■後記
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■スリランカの行政機関(省)の数は世界一?

多いとは聞いていたものの正確にはいったいいくつあるのかと政府のホームペー
ジを確認するが36省までしか掲載されていない、一説には60だとも。

なぜこんなに多いのか、それは政治なのだろう、大臣のポジションを与えるため
に省を増やしているようでならない。そして省の数だけ大臣がいて、副大臣がい
て、次官が居る、その下に次官補がそれぞれ配置されている事になる。また、そ
の下に実施組織も存在する。

lang=en

特筆すべき省には、アユールヴェーダ(インド伝統医学)省と伝統薬省、それか
ら国会省というのも単なる事務局だと思うのですが三権分立していないのだろう
か。

教育、農業、運輸行政等がいくつかの省に分かれているのは面倒だろうと素人で
も想像できる。エネルギー分野も石油と電気が分かれている。上下水道省という
のもどうか、都市開発で一つが尋常な発想だ。

因みに日本の行政機関の数は1府12省庁である。

省の数(政府公式ホームページより、36省まで)

1.Ministry of Agriculture
       
Ministry of Child Development and Women's Affairs

Ministry of Construction and Engineering Services
       
Ministry of Culture and Art Affairs

5.Ministry of Defence
       
Ministry of Disaster Management

Ministry of Education
       
Ministry of Finance and Planning

Ministry of Fisheries and Aquatic Resource Development

10.Ministry of Health

Ministry of Higher Education
       
Ministry of Indigenous Medicine

Ministry of Industry & Commerce
       
Ministry of Irrigation & Water Resources Management

15.Ministry of Justice
       
Ministry of Labour and Labour Relations

Ministry of Land and Land Development
       
Ministry of Livestock and Rural Community Development

Ministry of Local Government and Provincial Councils
       
20.Ministry of Mass Media and Information

Ministry of Parliamentary Affairs
       
Ministry of Petroleum Industries

Ministry of Plantation Industries
       
Ministry of Ports & Highways

25.Ministry of Postal Services
       
Ministry of Power and Energy

Ministry of Public Administration and Home Affairs
       
Ministry of Rehabilitation and Prison Reforms

Ministry of Resettlement
       
30.Ministry of Social Services

Ministry of Sport
       
Ministry of Technology, Research and Atomic Energy

Ministry of Traditional Industries & Small Enterprises Development
       
Ministry of Transport

35.Ministry of Water Supply and Drainage
       
36.Ministry of Youth Affairs & Skills Development

先日、全ての省庁のリストを発見したので次回にでも全貌をレポートします。

■スリランカの祝日数は世界一?

各国で祝日数は異なる。日本では15日、多いと言われている、米国、ドイツ、フ
ランスが10日、イタリアが9日、英国が8日となっている。祝日が日本より少ない
国では年次有給休暇が日本よりも多いので均せば同じ日数程度となる。

さて、スリランはどうか、これが多い、かなり多い、1年間で祝日数が26日ある。
有給休暇数が定かではないが、とにかく多い。

2013年の祝日:

114日 月曜   タミル豊穣祭    Tamil Thai Pongal
125日 金曜   マホメット誕生日        Holy Prophet's Birthday
126日 土曜   満月祭 Duruthu Full Moon Poya Day
24         月曜    国民の祝日      Natioanl Day
225日 月曜   満月祭 Navam Full Moon Poya Day
310日 日曜   ヒンズー教神聖日        Maha Sivarathri Day
326日 火曜   満月祭 Medin Full Moon Poya Day
329日 金曜   聖金曜日        Good Friday
413日 土曜   シンハラ・タミール新年前日      Day prior to Sinhala and
 Tamil New Year Day
414日 日曜   シンハラ・タミール元日 Sinhala & Tamil New Year Day
415日 月曜   振替休日(*)    
425日 木曜   満月祭 Bak Full Moon Poya Day
51         水曜    メーデー        May Day
524日 金曜   満月祭 Wesak Full Moon Poya Day
525日 土曜   満月祭第二日    Day following Wesak Full Moon Poya Day
623日 日曜   満月祭 Poson Full Moon Poya Day
722日 月曜   満月祭 Esala Full Moon Poya Day
89         金曜    ラマザン祭      Ramazan Festival Day
820日 火曜   満月祭 Nikini Full Moon Poya Day
919日 木曜   満月祭 Binara Full Moon Poya Day
1016日水曜   ハジ祭 Hadji Festival Day
1018日金曜   満月祭 Vap Full Moon Poya Day
112日 土曜   ヒンズー記念日 Deepavali Festival Day
1117日日曜   満月祭 Il Full Moon Poya Day
1216日月曜   満月祭 Unduvap Full Moon Poya Day
1225日水曜   クリスマス      Christmas Day

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■■後記

祝日数が多いのはそれほど驚かなかったが、行政機関の数が約60というのは私の
常識の範囲を超え、そして驚きを超えた。

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Thursday, 2 May 2013

【世界街角通信】第163号コロンボ(6)日本を分割占領案から守ったセイロンの演説 2013年5月2日



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メールマガジン「世界街角通信」       第163 201352
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南の島、スリランカに滞在中です。今号はコロンボ(6)、日本を分割占領案か
ら守ってくれたセイロン(現スリランカ)代表の名演説です。

▼目次
■日本を分割占領案から守ってくれたセイロン(現スリランカ)代表の名演説

■■後記
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■日本を分割占領案から守ってくれたセイロン(現スリランカ)代表の名演説

果たしてどれほどの日本人がこの事実を認識しているのだろうかと思う、ここで
今一つ、サンフランシスコ講和会議において、当時の英連邦自治領セイロン代表
の名演説を紹介しておきたいと思います。

この演説が機に日本への賠償と制裁措置を要求していた戦勝国やソ連による日本
分割統治の反対を押し切り、日本の国際社会への復帰への道を開いたと言われて
います。

195196日 アメリカ合衆国サンフランシスコに於ける、対日平和条約の締結
と調印のための会議に於けるセイロン(スリ・ランカ)政府代表団々長JR.ジ
ャワルデネ(後に大統領)の演説要旨です。

▼日本国との平和条約(Treaty of Peace with Japan、昭和27年条約第5号)は、
第二次世界大戦におけるアメリカ合衆国をはじめとする連合国諸国と日本国との
間の戦争状態を終結させるため、両者の間で締結された平和条約。

本条約はアメリカ合衆国のサンフランシスコ市において署名されたことから、サ
ンフランシスコ条約・サンフランシスコ平和条約・サンフランシスコ講和条約な
どともいう

以下「かしゃぐら通信」からの抜粋です。

~前置き~
1951年のサンフランシスコ講和会議において並み居る戦勝国は、日本に対して対
日賠償&制裁措置を叫びました。

ソ連などは、「日本に平和や自由を与えることは許されない」、「国を分割して
統治すべき」と、米ソ英中の四ヶ国だけで分割統治を提唱しました。

日本分割占領案

その分割案に真向から反対した国が出席国の中で最も弱小の島、英連邦内自治領
セイロン政府(現スリランカ)代表でした。

同じアジアの仏教国という立場から、参加国に寛容の精神を求め、日本に対する
いかなる制裁にも反対し、

日本の完全独立を認めて国際社会の一員として迎えるべきだと説きました。

その時の演説を抜粋です。
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何故アジアの諸国民は、日本は自由であるべきだと切望するのでしょうか。

それは我々の日本との永年に亘るかかわり合いの故であり、又アジア諸国民が日
本に対して持っていた高い尊敬の故であり、日本がアジア緒国民の中でただ一人
強く自由であった時、我々は日本を保護者として又友人として仰いでいた時に、
日本に対して抱いていた高い尊敬の為でもあります。

私は、この前の戦争の最中に起きたことですが、アジアの為の共存共栄のスロー
ガンが今問題となっている諸国民にアピールし、ビルマ、インド、インドネシア
の指導者の或人達がそうすることによって自分達が愛している国が開放されると
いう希望から日本の仲間入りをした、という出来事が思い出されます。

セイロンに於ける我々は、幸い侵略を受けませんでしたが、空襲により引き起さ
れた損害、東南アジア司令部に属する大軍の駐屯による損害、並びに我国が連合
国に供出する自然ゴムの唯一の生産国であった時に於ける、我国の主要産物のひ
とつであるゴムの枯渇的樹液採取によって生じた損害は、損害賠償を要求する資
格を我国に与えるものであります。

我国はそうしようとは思いません。何故なら我々は大師の言葉を信じていますか
ら。

大師(ブッダ)のメッセージ、「人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる人
は憎しみによっては憎しみを越えられない実にこの世においては怨みに報いるに
怨みを以てしたならば、ついに怨みの恩むことがない。怨みをすててこそ恩む、
これは永遠の真理である。」はアジアの数え切れないほどの人々の生涯を高尚に
しました。

仏陀、大師、仏教の元祖のメッセージこそが、人道の波を南アジア、ビルマ、ラ
オス、カンボジア、シャム(タイ)、インドネシアそれからセイロン(スリランカ)
に伝え、そして又北方へはヒマラヤを通ってチベットへ、支那へそして最後には
日本へ伝えました。

これが我々を数百年もの間、共通の文化と伝統でお互いに結びつけたのでありま
す。

この共通文化は未だに在続しています。それを私は先週、この会議に出席する途
中日本を訪問した際に見付けました。

又日本の指導者達から、大臣の方々からも、市井の人々(街の中にいる普通の
人)からも、寺院の僧侶からも、日本の普通の人々は今も尚、平和の大師の影の
影響のもとにあり、それに従って行こうと願っているのを見いだしました。

我々は日本人に機会を与えて上げねばなりません。

そうであるから我々は、ソ連代表の云っている、日本の自由は制限されるべきで
あるという見解には賛同出来ないのです。
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ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ (スリランカ、元大統領)

195196日、サンフランシスコ対日平和条約の締結と調印のための会議に於け
る演説、スリランカ大使館(東京)資料より

このスピーチが、当時日本に厳しい制裁措置を加えようとしていた諸外国代表の
心を打ち、ソ連による反対を押しきり、日本の国際社会復帰への道に繋がったと
言われています。

本条約締結後、世界で一番早く正式に日本と外交関係を結んだのもスリランカで
した。

日本を分割占領案から守ってくれたセイロン(現スリランカ)代表の名演説

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■■後記

日本での中等教育における近現代史はもっとしっかりと教育すべきであろう、さ
もなくば、日本国民が国際社会の読み方を誤りかねない。古代日本の歴史も重要
だが優先順位として近現代史を先に持ってきたい、それが日本の国益に繋がると
思います。

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