2014年7月22日火曜日

【世界街角通信】第199号 レイテ島タクロバン(11の補足) 2014年7月20日



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メールマガジン「世界街角通信」       第199 2014720
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皆さま、こんにちは、世界街角通信です。今回はフィリピン・レイテ島タクロバ
ンその12です。実質、11の補足になりますが。

前号でこのトピックをお伝えすることを失念していました。自衛隊員230名がパ
シフィック・パートナーシップ2014に参加、フィリピンでの活動場所は、レ
イテ島タクロバンでした。

昨年の台風ヨランダ緊急復旧支援以来、2度目の上陸です。

▼目次
■パシフィック・パートナーシップ2014、タクロバンにて

■■後記
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■パシフィック・パートナーシップ2014、タクロバンにて

自衛隊員230名が参加したパシフィック・パートナーシップ2014、日米豪+
トナム+カンボジア+フィリピンで実施され、フィリピンでの活動場所がタクロ
バンでした。現地の様子は、巻末のリンクを参照。以下、プレスリリースより。

目的:
1)関係国との間の相互理解及び協力の促進並びに民間団体との協力の促進を図
るとともに、
2)自衛隊における国際平和協力業務及び国際緊急援助活動に係る医療及び輸送
に関する技量の向上を図る。

派遣部隊等:
(1)自衛隊医療要員:人員約40名
(2)陸自施設要員:人員約10名
(3)海上自衛隊:人員約150名、輸送艦(LST)くにさき1隻
(4)航空自衛隊:人員約30名、輸送機(C-1)1機
特定非営利活動法人国際緊急医療・衛生支援機構 12名

活動場所及び期間:
・ベトナム社会主義国
    6月6日から6月15日まで
・カンボジア王国
    6月19日から6月28日まで
・フィリピン共和国
    7月4日から7月15日まで

パシフィック・パートナーシップ2014への参加について - 防衛省

フィリピンでの活動の様子(タクロバン)1

フィリピンでの活動の様子(タクロバン)2

カンボジア

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ズで自動的に改行されています。悪しからず。

■■後記

長いURLは改行するとリンクが途中で切れる問題を解決。長いURLを短いURLで表
示するようにしました。

次、タクロバンへ行けるのは9月か11月、台風シーズン真っ只中となる見込み、
どうなる事やら・・・。

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【世界街角通信】第198号 レイテ島タクロバン(11) 2014年7月20日



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メールマガジン「世界街角通信」       第198 2014720
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皆さま、こんにちは、世界街角通信です。やや間が空きましたが今回もフィリピ
ン・レイテ島タクロバン、その11です。

今号も引き続き、日本とフィリピン関係を掘り下げたいと思います。

▼目次
■日系フィリピン人と移民政策
■日本と世界銀行(国際復興開発銀行)

■■後記
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■日系フィリピン人と移民政策

先日、移民受け入れのテーマに関連して「日系フィリピン人」のことがメディア
で紹介されていた。日系ブラジル人と同様、日系人の場合は、19906月に「出
入国管理及び難民認定法(以下、入管法)」の改定が行われ、「定住者」の在留
資格が創設され、日系3世までが就労可能な地位が与えられた。このためバブル
経済末期であったが、日系人の入国が増大した。

日系2世(南米などに移民した日本人の子として外国で出生した者で日本国籍を
保有しない者)には「日本人の配偶者等」という在留資格が与えられ、日系2世、
3世やその家族の就労が合法化されたことによる。

フィリピンの日系人と言うと二種類の日系人が思い浮かぶ、一つは、太平洋戦争
前から移民としてフィリピンに渡り、農業開発に従事した男性がフィリピン人女
性と結婚し、子供をもうけた子孫、終戦時の混乱で多くが行方不明となったり、
社会的な非難から日系人であることを隠し通してきた人たちが該当する。

もう一つは、戦後、フィリピンで日本人男性とフィリピン人女性との間に子供が
生まれ、その後、認知されずに残された子孫等が該当する。

フィリピン日系人リーガルサポートセンター

フィリピン残留日系人のための査証
tm

彼らとて日本人の子孫であることから、国籍が日本でなくとも日系人として在留
資格が与えられ就労が合法となる。テレビ番組取り上げていたのは、最も近い日
系人である日系フィリピン人を労働力不足等の移民政策に取り込もうと試みてい
る内容だった。

絶対数が少ないのでそのようなレベルで労働人口の減少は解消されるとは思わな
いが、日系フィリピン人の存在を日本人としては認知しておくことは重要である。

■日本と世界銀行(国際復興開発銀行)

復習の意味で。

日本は、日本との平和条約(サンフランシスコ講和条約)調印の翌年(19519
8日署名、1952428日発効)の19528月に世銀(国際復興開発銀行)/IMF
(国際通貨基金)へ加盟し、1953年から1966年の間に31事業に対して863百万米
ドルの借款を受け、1990年に完済している。その融資事業は、発電所、製鉄所、
高速道路、新幹線、灌漑事業等、トヨタ自動車の工場建設にも融資されている。
新幹線や東名・名神・阪神・首都高速道路、愛知用水、黒部第4ダム等が良く知
られている。

世銀はIMFとともに、連合国が大恐慌以降のブロック経済の反省と第二次世界
大戦後の世界経済の安定を目的に1944年のブレトン・ウッズ会議において設立し
た国際機関で、通貨の安定、貿易振興、開発途上国の開発を行い、自由貿易圏を
形成することを意図、通貨の固定相場性を導入した。そして、米ドルを基軸通貨
と位置付け、金1オンス=35米ドルと定め、その他の通貨に対米ドルの交換比率
を定めた。1973年に変動相場制に移行し、ブレトン・ウッズ体制が終焉。

世界銀行は、第二次世界大戦後の先進国の復興と発展途上国の開発を目的として、
主に社会インフラ建設など開発プロジェクトごとに長期資金の供給を行う機関と
され、IMFは国際収支の危機に際しての短期資金供給を目的とした。

日本政府は、世銀/IMFの第2位の拠出国、出資比率は6.84%。第1位は米国
の15.85%。第3位が中国の4.42%、次いでドイツ、英国、フランス、
インド、ロシア、サウジアラビア、イタリアと続く。

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■■後記

海外業務で常に考えること、それは仕事をしている国と日本・日本人との関係で
す。

195号の「レイテパークホテルの朝食からみたレイテ島」はいささか、概略過ぎ
だったので別な機会に深掘りしてみたいと思います。

7月は再度フィリピンの予定でしたが、マネージメントが脆弱で不確定要素が多
く、別な仕事をすることにしました。フィリピンはもう少し継続しますが、次回
からは、アフリカの熱帯高地からお届けする予定です。

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