Monday, 1 February 2016

【世界街角通信MM】第246号 ニューヨーク紀行その10-2016年1月31日



★★★メールマガジン「世界街角通信MM」第246 2016131日★★★

皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

昨年9月下旬から1週間ほどニューヨークに滞在する機会がありましたので筆者の
視点で綴った「ニューヨーク紀行」をお届けしています。今回はその第10号です。
いささかバックログの感は否めませんが、どうぞお付き合いください。

▼目次
■新中華街、フラッシングタウン
▼中国系米国人人口 in NYC
▼フラッシングの韓国人街

■■後記

★★★本文★★★

■新中華街、フラッシングタウン

ロックフェラー大学で門前払いとなり、次の目的地、Queensのフラッシングタウ
ンへの行くために6号線レキシントン通り・59丁目駅まで歩いた。手前にマンハ
ッタンとイーストリバーの中州、ルーズベルト島を結ぶトラムウェイ(ロープウ
ェイ)が運行している。NYC交通局傘下なので共通チケットとなる。しかし、毎
日、このトラムウェイでの通勤はいささか躊躇するなあ。

▼地下鉄でフラッシングタウンへ
白い外装のデパートの横を抜け、6号線レキシントン通り・59丁目駅から地下鉄、
グランドセントラルで7号線に乗り換え、終点のFlushing Main St.まで、土曜日
なので地下鉄は空いているし、ブルックリンに渡ってからはほとんど高架上なの
で廻りの景色も望める、ただ、美しいとかそういうのではなく、現状を把握する
視点という意味でだ。Penn Stationから9.1 mile=14.56kmの距離となる。

Flushing Main St.駅に到着する手前から車窓には漢字とハングル語が目立った。
Main StreetRoosevelt Avenueが中心地、駅を出てびっくり、看板の文字が中
国語(漢字という意味で北京語なのか広東語なのか等はわからない)、ハングル
も少し、乗降客もアジア系がほとんど、ここがNYCとは全く想像できない。

1970年代まではマンハッタンの中華街から溢れた広東系中国人移民が多く移り住
んでいたが、1970年代から北京語を話す、毛沢東の共産党に敗れた蒋介石が率い
た国民党の残党が多く移住した。そのことから、Little Taipei若しくはLittle
Taiwanと呼ばれた。

広東系は主にマンハッタンの中華街で働く労働者クラスが多かったが、台湾から
の移住者は教育レベルが高く、社会経済的にもステイタスが高いことから、マン
ハッタンの中華街とは関係せず、この地に根付き、北京語のコミュニティを形成
していった。

その後、広東系でないその他の中国人が大陸の各省から移民し、これまでの台湾
系に加えより多くの北京語を話す中国人が増加しMandarin-speaking Chinatown
(北京語話者中華街)若しくは、Mandarin Town(北京街)と呼ばれるようにな
った。Flushingは、同じQueens区のElmhurstとともに代表的な

▼中国系米国人人口 in NYC

NYCの中国系米国人の比率は6.3%(2012)、中国系が多いのがQueens区で9.2%、約2
0.8万人、その次がBrooklyn区で7.6%、約19.5万人、そして、Manhattan区で6.0%
9.7万人となる。

A       B               C       D       E
1       Queens         208,897 1,912.3 9.2
2       Brooklyn        195,750 2,772.3 7.6
3       Manhattan       97,461  4,244.8 6.0
4       Staten Island   13,620 232.9   2.9
5       The Bronx       6,891   164     0.5
        Total NYC(2012) 522,619 1,727.1 6.3

Legend
A;Rank
B;Borough
C;Chinese Americans
D;Density of Chinese Americans per square mile
E;Percentage of Chinese Americans in municipality's population
(wiki)

▼フラッシングの韓国人街
韓国系は本国に次いで多いのが米国、約200万人居住している(UN2010)NYC都市
圏では約15万人の韓国系移民がおり郊外ではnorthern New JerseyWestchester
 County等の日系人が既に居住していた地区にコミュニティを広げていった。

マンハッタンのコリアンタウンはつとに名が知れている。

Greater New York Combined Statistical Areaでの韓国系は218,764(2014)との
統計がある。NYCでは約10万人の韓国系が居住し、その3分の2Queens区に集ま
っている。特にFlushing Townには中国系とともに韓国系移民も多く、Northern
Boulevard沿い、Flushingに隣接するロングアイランドにかけてKoreatownが形成
されている。

タウン名でいうとQueens区のMurray Hill, Auburndale, Bayside, Douglaston,
Little Neck, そしてNassau Countythe Gold Coastとなる。

1980年代、韓国系移民が流れがFlushingに向かった。その多くが医療従事者であ
った。また、留学生がNYCでプロフェッショナルな職業に就くため、または、起
業するためにUnion Street, 35th,41st Ave.にレストラン、書店、美容サロン、
商店、ブティック等を開業しことがNYCの韓国街形成の基になっている。

そして、ビジネスに成功し社会経済的な地位を得た韓国人は、Flushingの東方、
Northern Boulevardに沿って住宅を取得するなど韓国人コミュニティが拡大して
いった。

Murray Hill(Long Island Railroad station)周辺には、韓国料理通りがある、
残念ながら今回の滞在ではそこまでは足を延ばせなかった。

【ご案内】
「日本による中央アジア地域支援の展望-安倍首相中央アジア訪問に寄せて」

共同執筆でThe Povertistというサイトに投稿しましたのでご案内いたします。
テーマは、10月下旬に安倍首相が訪問した中央アジア地域の展望です。この訪問
が我が国の対中央アジア地域支援の第4フェーズ展開の契機となるのか、という
視点です。

■フェースブック「世界街角通信MM」のご案内
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その他、Facebookのグループで下記の2グループを運営しています。対象は旧共
産圏を含むユーラシア地域、「中央アジア・コーカサス開発研究会」と「R+EE
露・東欧地域研究会」です。

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▼フォトギャラリーのご紹介
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iPhoneで受信した場合、改行がPC用に72文字になっており、iPhoneの画面サイ
ズで自動的に改行されています。悪しからず。

■■後記

移民の国USA、移民の都市NYC、掘り下げれば掘り下げるほど興味がわくが、この
滞在中はそれほど事前リサーチをせずに歩き回ったので驚くべきことが多かった。
今回、ご紹介したフラッシングタウン、経緯はマンハッタンの韓国街で食べた料
理があまりにも端折ったものなったのでNYCでまともな韓国料理が食べられると
ころはないかと、今回、お世話になったNYC在住の相方に聞いたら、この町の名
前が挙がったので、では、是非行こうとなった次第。

百聞は一見にしかず、来てみないとわからないのもだが、収穫は大きかった。

Flushing、駅の上にMacy'sがあったが、無ければまったくの中国だった(筆者は
実は大陸中国の経験はまだないので、香港や台北の印象という意味)。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第246 2016131
発行責任者:飯尾彰敏
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★☆☆以上です。

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