2016年3月26日土曜日

【世界街角通信MM】第251号 ニューヨーク紀行その15(最終号)-2016年3月26日


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メールマガジン「世界街角通信MM」第251 2016326
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

昨年9月下旬から1週間ほどニューヨークに滞在する機会がありましたので筆者の
視点で綴った「ニューヨーク紀行」をお届けしています。

今回はその第15号、最終号です。

次号から「アフリカの角」に迫ってみたいと思いますが、イスタンブールも少々
考えています。引き続き、どうぞよろしくお願いします。

▼目次
■秋晴れのマンハッタン摩天楼、Instra Gramercyのスカイデッキより
■グラマシーから地下鉄でJFK空港へ
■新交通システムAirTrain JFK
JFK空港のANANY Timesの記事
■素晴らしい夕日とともにNH1009便、成田へ
■■後記

★★★本文★★★

■秋晴れのマンハッタン摩天楼、Instra Gramercyのスカイデッキより

午前中、清々しい秋晴れの下、GramercyIrving Placeの瀟洒な佇まいを堪能し
た後、帰国のため一旦友人のアパートへスーツケースを取りに戻った。

このアパート、その屋上がスカイデッキとなっていて、33階建てだから34階が屋
上だろう、マンハッタンが360度見渡せる、これは周囲にこの高さのビルがない
からなのだが、秋晴れのマンハッタン、数日前とは異なり遠くまで見渡せて素晴
らしいの一言、イーストリバーもよく望めた。これならば三脚を担いできても良
かったと後悔したが先に立たず。

The Skydeck of Instrata Gramercy
290 Third Avenue, New York, NY, 10010

この時、NYCへ行けたのは幸運であった。彼が赴任したのが20128月、丁度その
月末、南アジアで仕事をして帰国直前に稀有な感染症(感染性心内膜炎)に罹り、
表向きは生死を彷徨っていた、本人は全く気にしていなかったが、長期入院を余
儀なくされた。

それから、しばらく静養し全快したものの、今度は仕事の関係でタイミングが合
わず、なかなか時間が取れなかった。しかし、ぎりぎりになって何の柵のない2
週間ほどの時間が空きそうだったので思い切って9月から10月にかけて1週間ほど
お邪魔した。休暇を取ってくれ、NYCを一緒に歩き回ることが出来たのは幸いで
あった。

私のような職業(コンサルタント)は、時間が自由なようで動いている業務や次
の仕事のことがあり、それほどまとまって休暇が取れないのが現実なのです。そ
ういう意味でもタイミングが合った。

The Skydeck of Instrata Gramercyからのマンハッタン眺望

■グラマシーから地下鉄でJFK空港へ

E23rd St. 3rd Aveのアパートから地下鉄を利用してJFK空港まで行くことにして
いた。出張でもないし、地下鉄を乗り継いで行けば行けるし、仕事上の興味もあ
ってそうした。

グラマシーのアパートから地下鉄6号線23st.駅まで5分程度、改札まで友人に見
送ってもらった。

ルートは、地下鉄6号線23st.51st.駅下車、E線のLexington Av./53st.へ移動、
バリアフリー(エレベータ)になっているのでスーツケースがあっても階段を持
ち運ぶことはない。E線でのAirTrain JFKへの乗換駅であるSutphin Blvd-Archer
 Av JFK駅で下車、ホームからエスカレーターで改札階に上がりそのまま改札を
出る。NYCの地下鉄の改札は狭いくて通過しにくい、スーツケースがあると難し
い。専用の出入り口(上記リンクの写真参照)もあるが、駅のブースに係員がい
ないと開かないようになっている。乗車した地下鉄6号線23st.駅でそういわれた。

この駅で降りる人たちは、その日、もうNYC地下鉄へ乗らない人がほとんど、そ
れを見越して改札前には一日乗車券や一週間乗車券をゲットしようと改札を出て
くる乗客に何人かが声を掛けていた、逞しい。これを入手すればその日、若しく
は数日は乗車が可能となるからだ。

スーツケースを持っているので改札階からエレベーターで高架上の通路まで移動
する。そのまま平行移動するとAirTrain JFK の改札へ行ける。エレベータを降
りるとそこは、ロングアイランド鉄道(Long Island Rail Road:LIRR)の駅を通過
し、そのままサイン通りに真っ直ぐ歩いていくと、その先がAirTrain JFKの駅と
なる。

NYC地下鉄(MTA Subways)の他に、LIRRでもPenn StationQueensへも行ける。も
しかしたらこちらのが早いかもしれない。AirTrain JFKを入れて$15とのこと。

■新交通システムAirTrain JFK AGT

地下鉄からLIRR駅を経て歩いてくると正面が改札、乗客が並んでいるのでわかる
が、ここで新たにAirTrain JFK用の乗車券を買わなくてはならない。ややこしい
のは、NYC地下鉄のカードが使えないこと、再度、AirTrain JFK用のカードを購
入してそれに運賃の5ドルをチャージして改札を通過する。

AirTrain JFK

この薄っぺらいカード、NYC地下鉄(MTA Subways)と同じ仕様だが少し折れ曲がる
と接触型なのでセンサーが読んでくれない、それで何度も通す羽目になる。筆者
はポケットに入れた時に折れ曲がり、なかなか認証されなかった。

チケットは自動販売機なのでクレジットカードでの支払いが可能、日本語のメニ
ューもあった。そして、JFK Airtrainの始発駅であるJamaica駅からANAへ搭乗す
るターミナル7駅へ向かう。

JFK AirtrainTerminal7

このAirTrain JFKAutomated Guideway Transit:AGTと呼ばれる仕様、日本語で
は自動案内軌条式旅客輸送システムという。通常、AGTでゆりかもめもその一つ
である。車輌がボンバルディア製だったので運行システムも多分同じであろう。
上記、サイトに写真を掲載しています。

Terminal7

AirTrain JFK、案内があるようでないので最初は戸惑った。到着した時は、チケ
ットの買い方さえわからなかった、周囲の人に聞いてJamaica駅が地下鉄との接
続だということがわかり、チケットは到着してから買えばよいというのが直ぐに
はわからない。

AirTrain JFKは高架上を運行しており、駅は各ターミナルと駐車場駅がある。
Terminal7で下車して、エレベーター、エスカレータ等バリアフリー設備がある
のでスーツケースを持っていても移動はスムーズだ。

地上階に降り、道路を渡ればそこがターミナル7、ANAのカウンターを目指す。
星組ターミナルかと思ったが、BAのサインが見えるのでそうでもなさそうだ。


JFK空港のANANY Timesの記事

ANAカウンターでチェックインを済ませ、ラウンジを探すとBAのラウンジだった。
ビジネスライクなラウンジ、コーヒーを飲みながら新聞を開いた。

ANAカウンター

搭乗ゲートへ向かう時に先ほど通過したセキュリティチェックポイントが眼下に
あったので写真を撮った。日本では下着等が見え過ぎてわざわざカモフラージュ
を画像に掛ける加工して表示しているらしいがナンセンス極まりない。モスクワ
のシェレメツェボ空港にも同じようなフルボディスキャンがあるが、セキュリテ
ィ目的そのものだった。

Full body scan at JFK Airport

ゲートへ歩いていくと米国らしいTシャツ、"I LOVE NY"がショップに店先に山積
みされていた。いつもなら買ったかもしれないがこの時は、1週間後にアフリカ
の角へ行くことが決まっており、買っても着る機会がなさそうだったので止めた。

I LOVE NY

ラウンジではNY Timesの一面の写真に目が止まった。昨日のバラパークの火事で
はないか。よく読むとガス爆発のようで、昨日の104日ではなく、その前日の1
03日に事故が発生していたようだ。ということは昨日まで鎮火していなかった
ことにある。(ネットで検索したらNY Timesの記事があった)

バラパークの火事の記事、2015104
One Killed and 8 Hurt by Explosion in Borough Park, Brooklyn

Crews Seek Missing Woman and Cause After Brooklyn Explosion2015103

■素晴らしい夕日とともにNH1009便、成田へ

例によって席は窓側を予約した。マンハッタン上空は911以降飛べなくなってい
ると思うが、幾何かの眼下のマンハッタンを期待していたが残念ながら北へ向か
って離陸し進路を西へ取った(そう思う)、しかし、夕方便なので運よく、丁度、
夕日(下記リンク)が眺望できた。

NYC上空の夕日(一見の価値があります)

★★★本文ここまで★★★

【ご案内】
「日本による中央アジア地域支援の展望-安倍首相中央アジア訪問に寄せて」

共同執筆でThe Povertistというサイトに投稿しましたのでご案内いたします。
テーマは、10月下旬に安倍首相が訪問した中央アジア地域の展望です。この訪問
が我が国の対中央アジア地域支援の第4フェーズ展開の契機となるのか、という
視点です。

■フェースブック「世界街角通信MM」のご案内
★世界街角通信Sekai Machikado News(コミュニティ)

その他、Facebookのグループで下記の2グループを運営しています。対象は旧共
産圏を含むユーラシア地域、「中央アジア・コーカサス開発研究会」と「R+EE
露・東欧地域研究会」です。

★中央アジア・コーカサス開発研究会(グループ)

R+EE 露・東欧地域研究会(グループ)

▼フォトギャラリーのご紹介
このメールマガジンの記事に関係する写真を掲載しています。

klubnika's photo blog

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iPhoneで受信した場合、改行がPC用に72文字になっており、iPhoneの画面サイ
ズで自動的に改行されています。悪しからず。

■■後記

帰国当日は天気に恵まれ、清々しい秋晴れの中、グラマシーとアーヴァインプレ
イスを歩き、カフェでそのひと時を楽しみ、NYC最後を締めくくった。そして、N
YC上空からの素晴らしい夕日、ストームの中、到着したNYCでしたが災い転じて
福となす、となってほしいものです。

次号から「アフリカの角」をお届けする予定です。

このニューヨーク紀行、再編集してアマゾン・キンドルで発行してみようかと企
画しています、その際は、改めてお知らせします。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第251 2016326
発行責任者:飯尾彰敏
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