Monday, 27 June 2016

【世界街角通信MM】第257号アフリカの角にて「エチオピアのコーヒー」‐No.06-2016年6月26日



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メールマガジン「世界街角通信MM」第257 2016627
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
神の思し召しにより201510月中旬より「アフリカの角」地域、エチオピア高原
のアジスアベバに滞留しています。バックログながら半年ほど時間を巻き戻しつ
つ「アフリカの角にて」を備忘録的に筆者の琴線に触れたことをお届けします。

今号はNo.6です。

▼目次
■コーヒーとコーヒーハウス
■エチオピアのエチオピアコーヒー
■日本でのエチオピアコーヒー
■■後記

★本文★
さて、前号でエチオピアコーヒーについて書いたので原点に戻って、「コーヒー
とコーヒーハウスの進展」を紐解いてから、エチオピアにおけるコーヒー、そし
て、日本でのエチオピアコーヒーをご紹介します。

■コーヒーとコーヒーハウス

コーヒーは、ご承知の通りコーヒーノキの種子であるコーヒー豆を焙煎し、挽い
た粉末から、湯または水で成分を抽出した飲料です。歴史的には酒や茶には遅れ
ますが世界で最も多くの国で飲用されている嗜好飲料です。コーヒーにはカフェ
インに代表される薬理活性成分を含まれています。

コーヒー豆は貿易規模が大きい一次産品であるため経済的にも重視されている輸
出産品(エチオピアでは輸出金額別で第2位)であり、概ね北回帰線と南回帰線
の間(コーヒーベルト)と呼ばれる熱帯高地で栽培されています。

現在のような焙煎した豆から抽出したコーヒーが登場したのは13世紀以降とされ、
最初は修道院の一部の修道僧だけが用いる宗教的な秘薬であったとのこと。

イスラム世界では、長らくイスラム戒律との関わりから一般民衆の飲用を認めな
い主張が続き、1454年にファトワが出された後も反対意見は根強かったが、16
紀頃から焙煎によって嗜好品としての特長を備えると一般民衆への普及によって
民衆の社交場においてコーヒーが供されるようになった。

しかし、1511年、厳格なイスラム戒律主義者だったメッカ総督がコーヒーを「大
衆を堕落させる毒」として飲用を禁じ、焼き捨てを命じたメッカ事件が起きてい
る。

他方、コーヒーはイスラム世界のメッカからオスマン帝国に伝わり、首都コンス
タンティノープルでは17世紀初頭に世界初の近代的なコーヒーハウスが開業して
いる。コーヒーハウスは中上流階級の社交場となり、コーヒーが伝わった先のヴ
ェネツィアやローマでも同様なコーヒーハウスが開業してヨーロッパ中に広まっ
た。

英国では1650年にオックスフォードに最初のコーヒーハウスが開業した後、17
紀にはロンドンを中心にコーヒーハウスが社交や議論、情報交換の場として隆盛
を極めた。ロイド保険組合の前身もコーヒーハウスである。このイギリスのコー
ヒーハウスの隆盛は紅茶の普及により廃れる18世紀半ばまで続いた。

ウィーンでは、1683年、オスマン帝国による第二次ウィーン包囲が失敗した際に、
オスマン軍が塹壕に残していったコーヒー豆をコルシツキーが戦利品として拝領
し、ウィーン初のコーヒーハウスを開業したのが始まりといわれている。

日本では江戸時代の18世紀末にオランダ人が最初に持ち込んでいる。コーヒーは
含まれるビタミンの効用として水腫に効果があるとされていた。1807年の樺太出
兵では野菜が摂取できないことによる兵の水腫病が問題になり、幕府から貴重な
コーヒー豆が支給されたという。
wiki等情報を基に要約)

コーヒーの効用については下記サイトをご参照ください。ビタミンB群の必須栄
養素であるニコチン酸が血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化を予防する
効果があるとのこと、水腫に効くことなのかわかりませんが。

コーヒーの効用と害

■エチオピアのエチオピアコーヒー

当地ではコーヒーをブンナといい、伝統的な入れ方をしたコーヒーとカフェで出
すコーヒーがあります。個人的な感想ですが美味しいエチオピアコーヒーにはま
だ遭遇していないので、当地では好んでコーヒーを飲んでいません。

コーヒー党、カフェイン中毒の筆者ですが、これは豆の質が合わないのではと推
察しています。

前号でも書きましたが、グレードの高い15までは輸出用でグレード6以下が国
内用に流通しています。生産量の53%が輸出用で、47%が国内消費用です。グレー
ドが低い豆だからと言ってコーヒーが美味しくないというわけでもないでしょう、
コーヒーの味は焙煎で大きく変化するようで、輸出は生豆です。

1)エチオピアコーヒー(ブンナ)
伝統的なコーヒーの淹れ方で、客を持て成す儀式化したコーヒーセレモニーとい
うのが伝統的な習慣として有ります。この儀式を割愛してもエチオピアコーヒー
のブンナとなります。

ブンナ

コーヒーセレモニー

フライパンでコーヒー豆もローストし、その後、臼に入れ杵で粉砕し、それをポ
ットに入れて水を加えて炭コンロにかけ沸騰させる。そして、上澄みをカップに
注ぐ。それがブンナです。儀式では、ロースト状態を客に確認させたり、乳香を
炊いたりします。

淹れ方的にはトルココーヒーのようです、アラビアコーヒーも煮るので同じよう
な味です。

2)カフェのコーヒー
どこのカフェでもエスプレッソマシンを持っているのは立派ですが、豆そのもの
の味(焙煎を含む)が、どうも筆者の口に合いません。苦みが強いのが豆からな
のか、焙煎からなのか、今後、追求してみたいと思います。

■日本でのエチオピアコーヒー

筆者は日本でエチオピアコーヒーをエチオピアコーヒーと認識して飲んだことが
ありません。

しかし、アジスアベバのコーヒーショップが20158月に代々木上原に出店しま
した。これは最近知ったのですが、そのコーヒーショップは、アジスアベバでも
名を馳せているTOMOCA Coffeeです。

エチオピアコーヒー


20158月オープンだったようです。

その他、スターバックスでもエチオピアコーヒーの名で豆を販売し以下の説明が
あります。(これも筆者は知りませんでした。)

「シダモ産コーヒーのシトラスの風味に、リム産コーヒーのスパイシーさとダー
クココアのような口あたりが加わり、複雑な味わいを生み出しています。」

スターバックスのエチオピアコーヒー

カルディコーヒーファームでは、エチオピア・モカとしてコーヒー豆を販売して
います。Kaldiは、コーヒーを最初に発見した羊飼いの名です。アジスアベバに
Kaldi Coffeeというカフェがあります。

Kaldi Coffee Farm

▼残留農薬
2008年にエチオピア産のコーヒー生豆から基準値を超える残留農薬が検出された
ことから、検査をするよう命令が発出されている。その後、この問題は解決して
いるようです。

輸入食品に対する検査命令の実施について
(中国産鶏肉及びその加工品並びにエチオピア産生鮮コーヒー豆)
平成20年5月9日

輸入時における検疫所のモニタリング検査の結果、エチオピア産生鮮コーヒー豆
から基準値を超えるγ-BHC、クロルデン及びヘプタクロルを検出したことか
ら、検査命令を実施するもの。

輸入業者:
株式会社カーギルジャパン
伊藤忠商事株式会社
株式会社めいらくコーポレーション
豊田通商株式会社
双日株式会社

★本文ここまで★

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■■後記

エチオピアコーヒーのことは当地と縁ができるまでそれほど関心がなかったが、
2位の輸出品目でもあるし、少し掘り下げてみようと考えています。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第257 2016626
発行責任者:飯尾彰敏
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