2018年12月23日日曜日

【世界街角通信MM】第297号 中近東通信No.17-2018-12-23

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メールマガジン「世界街角通信MM」第297号 2018年12月23日
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、2017年11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.17です。

▼目次
■アンマンのバスネットワーク
■シリア・ヨルダン国境Jaber/Nasib再開50日
■イスラエル、ヒズボラトンネルに対処
■中国、カイロ郊外で高速トラム建設
■■後記

★本文★

■アンマンのバスネットワーク

非常に見えにくいアンマンの公共交通とそのネットワーク、鉄道がないのでバス
だけとなるが、外国人にはハードルが高い。まず、どこがバス停なのか、どこ行
きのバスなのか、わからない。バスに何か書いてあるがアラビア語、番号も。

そんなことからまだ一度も乗っていない。しかし、こんな非公式情報もあるので
試してみたいところだ。

Amman’s Unofficial Transport Map
http://maannasel.net/map/mapinstructions/?fbclid=IwAR2ZQdV8falziHS-3PU-0
-ImcJQdzU1ELpLuPi6P0niG9dpdW4zCmruPUQU

■シリア・ヨルダン国境Jaber/Nasib再開50日

2018年10月15日にシリア内戦で閉鎖されていたヨルダン・シリア国境であるJabe
r/Nasibが再開した、その時から既に50日経過する。記載されている情報を単純
に一日当たりに換算すると往復で2760人/day、徐々に回復傾向にある。

交通量では59000台の乗用車、2000台のトラックとのこと、提出された通関書類
は1855ケースとのこと。

この国境はトルコからシリアを経てアカバへ通じる南北ルート上に位置し、西へ
行けばベイルートへ、東へ行けばバグダッドへも通ずる物流幹線であり、シリ
ア・トルコ国境が開通が今後の課題となっている。

Jaber Border Crossing with Syria receives 138,000 passengers in 50 days
 ? JCD
http://jordantimes.com/news/local/jaber-border-crossing-syria-receives-1
38000-passengers-50-days-%E2%80%94-jcd

■イスラエル、ヒズボラトンネルに

イスラエル軍はヒズボラによって掘られたレバノン南部からイスラエル北部を繋
ぐトンネルに対して"an operation to expose and neutralise" 露呈・無効化作
戦を開始した。この作戦の対象はイスラエル領内に限定され、レバノン領までは
対象とせず、無効化を行なう。

対象地区は国際連合レバノン暫定駐留軍UNIFIL(United Nations Interim Force 
in Lebanon)監視地帯であり、レバノン軍とパトロールを強化している。

この国境地帯、2006年にイスラエルとヒズボラで激しい戦闘があり、その際、多
数のトンネルが明らかになった。また、ヒズボラというイランがシリアを経由し
てシーア派支援する組織が一国家の軍に対して善戦したことは驚きに値した。そ
の結果、ヒズボラとシリア政府の関係が強化され、シリア内戦においてシリア政
府軍を支援している。

Israel launches military operation against 'Hezbollah tunnels'
https://www.aljazeera.com/news/2018/12/israel-launches-military-operatio
n-hezbollah-tunnels-181204060126929.html?fbclid=IwAR2_H7YvM6aw94_WBiRZIy
bSyw3GUc-m_AHfChs104HFV4QtZkR-H7eqZy0

■中国、カイロ郊外で高速トラム建設

2017年7月の記事、中国輸銀がカイロ郊外の高速LRT鉄道に融資、Salam City-New
 Cairo-10th of Ramadan Cityを繋ぐ66kmの鉄道を建設、車輛の入札でも今月初
めに中国企業が受注とのニュースがある。

https://egyptianstreets.com/2017/08/25/egypt-china-sign-deal-to-construc
t-new-fast-tram-in-cairo/

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.296の目次
▼目次
■何か変だぞ、山手線新駅名!
■ヨルダンは米国の最大二国間援助国
■聖バルバラの祝日
■ユダヤ教のお祭「ハヌカ」
■■後記

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■■後記

アンマンは肌寒い、二日連続の雨、雨、雨です。気温的にはせいぜい4-5度程度
が最低なので極寒というわけではないが部屋の中が中途半端な気温なのでレギン
スと靴下の隙間の露出だけでもすごく寒く感じる、よってタイツを出してきた。

こんなに寒い思いしているのは住宅の暖房システムによる。特に部屋数が少ない
2LDKなどは暖房はエアコンとなり、効きが悪いし部屋全体を温めるには向いて
いない。

理想的なのがお湯が循環する輻射熱式の暖房、探せばあるのですが3ベッドルー
ム以上が多く、2ベッドルームではリクエストを出してみたが見つからなかった。
また、燃料の軽油が高いこともありこの暖房は敬遠されがちですが、この方式に
勝ものはない。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第297号 2018年12月23日
発行責任者:飯尾彰敏
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2018年12月7日金曜日

【世界街角通信MM】第296号 中近東通信No.16-2018-12-07

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メールマガジン「世界街角通信MM」第296号 2018年12月7日
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、2017年11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.16です。

本号、巡るましく展開する中東情勢にまったく追い付いていませんが、直近のこ
となどご紹介したいと思います。

▼目次
■何か変だぞ、山手線新駅名!
■ヨルダンは米国の最大二国間援助国
■聖バルバラの祝日
■ユダヤ教のお祭「ハヌカ」
■■後記

★本文★

■何か変だな、山手線新駅名!

品川と田町の間にできる山手線新駅名が異常です。公募の結果とか言っているが
選定し判断したは鉄道を運行している東日本旅客鉄道ではないか。国土交通省は
民間会社へは注文が付けにくいのだろうか。

山手線新駅の駅名は「高輪ゲートウェイ」に JR東日本
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00010014-abema-bus_all&fbcli
d=IwAR0a-UFbCsH2bSpoM5v3U23i8RrulYK6kPBy91SLii9GEVn7wBkrdFjIViU

■ヨルダンは米国の最大二国間援助国

米国USAidとヨルダン計画・国際開発大臣とUSD745.1milの無償援助に関して署名、
2018年における米国の対ヨルダン支援はUSD1.08 bil.となった。うちUSD336.5mi
lは経済開発、社会セクター及び民主主義の質の向上へ支出される。

2018年は、2018-2022年にUSD6.5 bil.無償支援(軍事援助を含む)の初年度とな
る。

Jordan, US sign largest grant agreement yet for Treasury support
http://jordantimes.com/news/local/jordan-us-sign-largest-grant-agreement
-yet-treasury-support

■聖バルバラの祝日

12月4日は聖バルバラの祝日、14救難聖人の一人、発熱や急死から人々を護る。

聖バルバラは、正教会、非カルケドン派、一部の東方典礼カトリック教会で崇敬
される聖人、カトリック教会では現在、聖人暦から外れている。建築家や石工、
砲手、消防士、鉱夫、囚人の守護聖人である。3つの窓をもつ塔、棕櫚の枝、孔
雀の羽根、剣、聖杯、稲妻、本などと共に描かれる。12月4日が祝日。

バルバラはキリスト教が禁じられていた3世紀、ニコメディアの富裕な家庭に生
まれた。求婚者たちから美しい娘を遠ざけようとした非キリスト教徒の父、ディ
アスコロスによって、バルバラは塔の中で生活することになる。その幽閉生活の
中で彼女はキリスト教への信仰に目覚めた。ある日、2つの窓のある浴室が塔内
に建設されることになった際、バルバラは窓を3つに増やさせた。この理由を三
位一体を表すためとしたことから、娘がキリスト教徒であることを知った父は激
昂し、手にかけようとする。

その瞬間、岩が2つに裂け、バルバラを包んで連れ去った。しかし、彼女を発見
した羊飼いはその居場所を彼女の父親に密告してしまう。その後、羊飼いの羊た
ちはイナゴに姿を変えられた。一方、捕らえられたバルバラはキリスト教を信仰
した廉によって、火で身体を焼かれるなどの拷問を受けた。しかし、翌朝には神
のもたらした奇跡によって傷は癒され、その裸身は白い薄衣で人目に直接触れな
いように覆われたとされる。12月4日、剣によって彼女は殉教したが、その父は
のちに稲妻に打たれて死んだという。wikiより。

■ユダヤ教のお祭「ハヌカ」

ハヌカ、別名光の祭り、ユダヤ暦キスレブ月の25日から8日間祝われます。2018
年は12月2日の日没から12月の10日の日没まで。

由来はギリシャに支配されていた紀元前156年にイスラエルがエルサレム神殿を
奪回し、開放する。その際、ギリシア軍は神殿の燭台(メノラー)を点す油の壺
をユダヤ教弾圧の一環として汚した。ユダヤ人が神殿を取り戻した時、汚されて
いない油壺が一つだけ見つかった。

その油は、一日分に満たない量しかなかったのにもかかわらず、点してみると8
日間も燃え続けた。この奇跡を記念して、祭日としてハヌカがお祝いされるよう
になった。そのため、ハヌカは別名「光の祭り」とも呼ばれる。

油にちなんで油で揚げたものを食べる、レヴィヴァ(ジャガイモをすり潰して揚
げたもの)やスフガニア(ドーナッツのようなもの)。それと、種火用を含む9
本のろうそくを立てるハヌキアと呼ばれる燭台が欠かせない

ハヌカのお祝いにまず欠かせないのは「ハヌキア」という燭台で「メノラー」と
いう燭台(イスラエルの紋章)よりロウソクを立てる部分が2本多い、計9本のロ
ウソクが立てられる。初日に種火用と一本目に火を灯し、日が経つごとに一本づ
つ灯していく。

ハヌカには、ドレイドルと呼ばれる四角錐の独楽(こま)とハヌカ・ゲルトとい
う丸い金貨(中はチョコレート)です。ドレイドルには、「ネス・ガドール・ハ
ヤ・ポー(偉大な奇跡がここに起きた)」の頭文字となるヘブライ文字、ヌン、
ギメル、ヘー、ペーという字が刻まれている。それを子どもたちが回して何の文
字が出るかでコインやお菓子などをやり取りして遊ぶ。

ハヌカの料理で代表的なのがレヴィヴァ(ラトケス)とスフガニア、いずれも油
を使った料理です。ハヌカは、光のお祭りなので油を使った料理を食べることで
も歴史的事実を記憶にとどめようとしている。

レヴィヴァはジャガイモを磨り潰して油を引いたフライパンで焼いたパンケーキ
のようなもので、アップルソースやサワークリームをかけて食べます。東ヨーロ
ッパで広く食べられていたものがイスラエルへの移民を通じて広がったようです。

スフガニアは揚げたパンの中にジャムをいれて表面に粉砂糖をまぶしたもので、
ドーナッツのようなものです。オーソドックスなのは中身がいちごジャムですが、
チョコやクリーム、ナッツなど色々なトッピングがあるようです。

https://japan-israel-friendship.or.jp/special/festival/829/?fbclid=IwAR0
g3O9H4FB1Qu_178naZuOG_FYlAXkGKYR4Dfp64_pMkWhTt05zVlBafJ0

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.295の目次
▼目次
■アンマンのアパート
■アラビアのロレンス女性版
■神宮外苑のイチョウ並木
■ウクライナ大飢饉追悼
■ケルチ海峡付近のアゾフ海でロシアがウクライナ船を拿捕
■アフリカの中国
■■後記

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■■後記

今日も雨、気温7度、体感気温4度、今朝はガスっている、昨日からこんなお天気。

昨日はイラク向け研修修了式兼昼食会へ出席。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第296号 2018年12月7日
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2018年12月1日土曜日

【世界街角通信MM】第295号 中近東通信No.15-2018-12-01

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メールマガジン「世界街角通信MM」第295号 2018年12月1日
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、2017年11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.15です。

本号、巡るましく展開する中東情勢にまったく追い付いていませんが、直近のこ
となどご紹介したいと思います。

▼目次
■アンマンのアパート
■アラビアのロレンス女性版
■神宮外苑のイチョウ並木
■ウクライナ大飢饉追悼
■ケルチ海峡付近のアゾフ海でロシアがウクライナ船を拿捕
■アフリカの中国

■■後記

★本文★

■アンマンのアパート

アンマンで一年住んだアパートとオサラバ、新アパートへの引っ越しが完了した。
つまり新アパートに引っ越してから旧アパートの引き渡しが完了した。

昨年11月初旬、アンマンに赴任したものの限定的な現地情報の提供から自らア
パートを探すべく人伝に個人オーナーや住むべく地区の不動産仲介業者を紹介し
てもらい、時間的な制約があったことから、かなり無理をして決めたアパート、
さらに住宅手当予算を超え持ち出しの賃貸料、で前に漕ぎ出した。

特に大家に関しては面談した際の印象や契約書ドラフト作成上での印象から非常
に懸念があった。第一印象は確かに重要だということを後に証明されてしまう。
このような状況なので契約更新は最初から頭になかった。場所もアパートも問題
ないが大家が問題なのは尾を引く、賃料もだが。

私は、基本、アパートは借りず、サービスアパートメントか安ホテルに長期逗留
するのが常である、しかし、このアンマンでは物価が高くかなわず、アパートを
借りる以外に選択肢がなかったのである。その旧アパートから、場所的には近い、
それも住宅手当を若干超える程度の新アパートに引っ越しすることができた。旧
アパートの引き渡しの際には最後の最後まで大家が大家の態度を示さなかったこ
とは残念であったが、これがアンマンの現実、大金亡者であることを再度見せつ
けられた。

新アパートは、旧アパートと基本的にフロア構成は同じ、2LDKである、床面積は
106平米とのこと。それぞれのベッドルームにバス(シャワーのみ)ルームが付
き、ゲスト用トイレも付いている。一人なので一部屋しか基本的に使わない。ま
た、ここは収納が豊富にありどこへ何を入れたかを忘れてしまいそう。

暖房は温水の輻射熱式はこの程度の広さでは見かけない、つまりエアコンでの暖
房となる。よって冬期だけ電気代が通常月の5倍程度になる。輻射熱式の暖房は
灯油を焚くことから、電気料金の数倍の燃料費を要するとのこと、3LDK以上の
アパートには完備している。天然ガスが引かれればもっと安くなるはずだが、ト
ルコや旧ソ連圏では非常に快適だったのに尾を引く。

この都市では使い勝手の良い完成度の高いアパートは昨年かなりの数の物件を見
ているが、帯に短し襷に長し的が多かった、賃料が高いとそれなりだが、それに
対応する手当ではないのも現実、しかも単身なので通常の80%の支給となる。

ヨルダンの不動産仲介手数料は、大家から年間家賃の5%、店子からも同じく年
間家賃の5%を徴収する。家賃は6か月前払い、通常は1年要求されるが。交渉次
第で3カ月。

アンマンでの今回の件は、要するに懸念があることを無理して進めてはいけない
という教訓。
https://eastriver229.blogspot.com/2018/11/blog-post_21.html

■アラビアのロレンス女性版

ガートルード・ベル、最近、イラクがらみで知った英国人女性、お恥ずかしい話
ですが。

それをご近所の友人に話したら彼女をモデルにしたら映画を数年前に観たとのこ
と、この映画でした。

邦題は、原題どおりの「砂漠の女王」でなく「アラビアの女王」、ガートルー
ド・ベルを演じるのはニコール・キッドマンでした。
http://gaga.ne.jp/arabia/about.php

■神宮外苑のイチョウ並木

11月末から12月初旬が旬、ここ数年、もっとかも、毎年見逃している神宮外苑の
銀杏並木の黄葉、80-90年代は今ほど混雑していなかった記憶。

http://tinyurl.com/y9daopwa

■ウクライナ大飢饉追悼

あまり知られていないがソ連時代の1933年、ウクライナで300万人が犠牲になっ
た大飢饉の追悼

85 Years Later, Ukraine Marks Famine That Killed Millions
http://tinyurl.com/ya5uc7rx

■ケルチ海峡付近のアゾフ海でロシアがウクライナ船を拿捕

ロシア軍はアゾフ海でウクライナ軍の船舶が領海侵犯したので3隻を拿捕。

Tension escalates after Russia seizes Ukraine naval ships
http://tinyurl.com/y7enou9g

All three Ukrainian Navy vessels that violated Russia’s border detained
 in Black Sea
http://tinyurl.com/ydddzt6v

■アフリカの中国

ジブチも然り、中国がジブチからアジスアベバまでの鉄道建設(今世紀初頭にフ
ランスが建設した鉄道に並行して標準軌)に融資し、ジブチでは港湾建設に融資
など、なんでもインフラは中国がらみである。高速道路も中国、水力発電所も中
国融資が多い。空港ターミナルもだ。中国が融資すれば当然ながらコントラク
ターは中国企業がやってくる。その結果、中国人が増えることになる。

それゆえかアジスアベバには中華料理屋が多く、食材も容易に手に入り我々は恩
恵を受けたわけだが、果たしてエチオピア人はどうとらえているのか。

中国がアフリカに触手を伸ばし始めたのは60年代からだろう、ザンビアの政治と
内陸国という地理的な状況から、ザンビアの主要産品である銅をジンバブエを経
由して南アへは出せないことから、中国はタンザニアからザンビアを結ぶタンザ
ン鉄道建設を持ちかけた。

当時はエチオピアもザンビアもソ連が食い込んでいたが、冷戦構造崩壊とともに
中国が台頭して現在に至っている。

エチオピアは資源はほとんどない、オガデン盆地に石油・天然ガスが埋蔵されて
いるといわれているが、それほど当たっていない。商業生産ベースには乗ってい
ないのではないだろうか。イランの石油地帯と同じ地質構造とのこと、期待値だ
けが高まったようだ。

そのエチオピアになぜ中国が目を付けたのかといえば、エチオピアはアフリカの
政治の中心、アフリカ連合本部と国連アフリカ経済委員会本部が所在する。アフ
リカ連合本部ビルは中国が無償で建設した。

このような現状から、中国が最も食い込んでいるのは確かだ。

Ethiopia Already Is the ‘China of Africa’
http://tinyurl.com/y72yjxak

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.294の目次
▼目次
■ガザの唯一のグランドピアノで日本人ピアニストによるコンサート
■ヨルダン国王、来日
■米国、国連安保理のイエメン停戦決議に反対
■勝谷誠彦、逝く
■■後記

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■■後記

Bohemian Rapspdy, Queenの伝記映画、気になっていたがアンマンで上映されて
いる情報をキャッチ、先週、観に行った。

もう師走ですね~!

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2018年11月30日金曜日

【世界街角通信MM】第294号 中近東通信No.14-2018-11-30


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▼目次
■ガザの唯一のグランドピアノで日本人ピアニストによるコンサート
■ヨルダン国王、来日
■米国、国連安保理のイエメン停戦決議に反対
■勝谷誠彦、逝く

■■後記

★本文★

■ガザの唯一のグランドピアノで日本人ピアニストによるコンサート

1125日、パレスチナ自治政府のガザ地区唯一のグランドピアノで日本人ピアニ
スト(今東薫)によるコンサートが開催された。このピアノは、1998年、日本政
府からパレスチナ自治政府へ贈られたヤマハのグランドピアノ、ガザ北部のナウ
ルスリゾートにできた劇場に設置されたが、2000年の第2次インティファーダ、2
007年のハマスによるガザ地区の支配、そして、2014年のイスラエルによるハマ
ス空爆により劇場も被害にあった。

しかし、ピアノは損傷したものの本体は難を逃れた。それをベルギーのNPO音楽
財団が修復し、今東さんによるピアノコンサートに繋がった。


■ヨルダン国王、来日
ヨルダン国王訪日の折、安倍総理の臨席の下、ヨルダン向け開発政策借款300
万ドルのLA調印


ヨルダン向けドル建て借款貸付契約の調印:シリア難民を多く受け入れるヨルダ
ンのビジネス環境の改善により、自立的な経済発展に貢献

■米国、国連安保理のイエメン停戦決議に反対

サウジに配慮してであろう、英国が主導していたイエメン停戦決議案、米が反対
票を投じた。

US 'slams the brakes' on UN Yemen ceasefire resolution

Time "running out" for war-torn Yemen as Saudis delay peace proposal

UKが国連安保理でイエメン停戦決議を提案するもの米国の態度は不明。
UK tables UN security council resolution calling for Yemen truce

■勝谷誠彦、突然逝く

不肖宮嶋の名付け親、勝谷誠彦氏、突然逝く。御冥福をお祈りします

「天才的で優秀」「何でもできる人」 勝谷さん偲ぶ声続々

追悼・勝谷誠彦 “恐るべき新人”だった文春時代

肝臓を壊すアルコール~勝谷誠彦さんの死から考える

■神宮外苑のイチョウ並木

11月末から12月初旬が旬、ここ数年、もっとかも、毎年見逃している神宮外苑の
銀杏並木の黄葉、80-90年代は今ほど混雑していなかった記憶。


■ウクライナ大飢饉追悼

あまり知られていないがソ連時代の1933年、ウクライナで300万人が犠牲になっ
た大飢饉の追悼

85 Years Later, Ukraine Marks Famine That Killed Millions

■ケルチ海峡付近のアゾフ海でロシアがウクライナ船を拿捕

ロシア軍はアゾフ海でウクライナ軍の船舶が領海侵犯したので3隻を拿捕。

Tension escalates after Russia seizes Ukraine naval ships

All three Ukrainian Navy vessels that violated Russias border detained
 in Black Sea

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.293の目次
▼目次
■ラマダン始まる
■スリランカの高品質なフルーツ
■イラク総選挙
■ジブチ-エチオピア鉄道
■米国大使館、エルサレム移転式典
■■後記

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★クルブニーカの海外ホテル++
これまで泊まったホテル備忘録

★クルブニーカの住まい・都市ウォッチング

■■後記

10月から11月へと多忙を極め、11月初旬に家族の件で1週間ほど帰国、例によっ
てエミレーツ航空は相性が悪いことを再度思い知らされた。羽田空港のチェック
インで手荷物、まあ、正確に計量しなかったのだが、ラップトップPC2KG分エ
クスを徴収された。

機材やフライトスケジュールは悪くないのだがどうも、だ。

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2018年9月12日水曜日

【世界街角通信MM】第293号 中近東通信No.13-2018-09-12


★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.13です。

4月から5月にかけて本業の方で多忙を極めており、こちらが御座なりになってお
りました。その間、当地域では米国大使館のエルサレム移転問題やシリア内のイ
ラン基地からのイスラエルへのミサイル発射、日本からは4月末の河野外務大臣、
続いて安倍総理の中東訪問と外交行事が続きました。

近所の正教会で行われた4月の復活大祭については後日に。

さて、大坂なおみのUSオープン優勝、日本人でのグランドスラムタイトル初、素
直にお祝いしたかったのですが、第一セットで大坂なおみに完敗だったセリー
ナ・ウィリアムズのヒステリックな審判への抗議、品位に欠けていましたね。

本号、かなりのバックログ、5月中旬から6月中旬頃の出来事など気になったトピ
ックをご紹介いたします。

▼目次
■ラマダン始まる
■スリランカの高品質なフルーツ
■イラク総選挙
■ジブチ-エチオピア鉄道
■米国大使館、エルサレム移転式典

■■後記

★本文★
■ラマダン始まる

517日午前3時、ふと目が覚めたがいつになく静かである、1時間以内にラマダ
ンのお祈りが始まるからだろう。

終わりがいつなのか、Eid Al Fitrが現在では617日、18日である。

■スリランカの高品質なフルーツ

スリランカ灌漑省次官との協議の際、用意されていた灌漑農地産の高品質な果物。
この時、灌漑案件への円借款が準備されていたがNGOが環境社会配慮で意見があ
り、円借款が頓挫した直後で、灌漑省との関係改善を意図した最初の会議であっ
た。結果は案ずるより産むが易し。この時、次官は日本への輸出も意図していた、
この品質ならば可能だと思ったものだ。

■イラク総選挙


イラクの国会議員選挙、明日までには結果が出るが、中間では現首相であるア
バーディ派を含むシーア2派が優勢とのこと。投票率は44.5%と低迷、選挙は一県
一選挙区の比例代表制、定数329、立候補者数6990、うち女性2011、女性議員は
最低25%(83議席)割り当てられる。また、ヤジーディー教徒他少数派に9議席割り
当てられる。集計は今回から電子集計システムうぃ採用している。

イラク選挙結果、優勢と伝えられていたアバーディ首相派(勝利連合)は第三党、
第一党1はサドル率いるサーイルーン、第二党は人民動員部隊が形成したファタ
ハ連合、主要政党間の票差は少なく第一党のサーイルーンでも20%に満たない。

■ジブチ-エチオピア鉄道

土地収用問題が根深い、他方、運営は?

■米国大使館、エルサレム移転式典



本日5/14、米国大使館のエルサレムへの移転セレモニーが行われる。この日は、
イスラエルではエルサレムデーであり、1967年第三次中東戦争(6日戦争)でイス
ラエルがエルサレム旧市街を奪還した日(1949年の第一次中東戦争で旧市街のあ
る東エルサレムはヨルダンの支配下に、しかし1994年ヨルダンはイスラエルとの
平和条約で西岸地区の領有を放棄、他方、パレスチナ自治政府本日東エルサレム
を首都としている)を記念している。

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.292の目次
▼目次
■丹下健三とヨルダン
■イランとEurasian Economic Union 5/173年間のFTA締結
■シェレメチェヴォ空港ターミナルBが改装
■ケルチ海峡大橋、完成!
■どうでもよい世界の金持ちリスト
■■後記

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■■後記

ここ数号、時系列的に逆行していますこと、ご容赦。

繰り返しになりますが、大坂なおみのUSオープン優勝、日本人でのグランドスラ
ムタイトル初、素直にお祝いしたかったのですが、第一セットで大坂なおみに完
敗だったセリーナ・ウィリアムズのヒステリックな審判への抗議、品位に欠けて
いましたね。

ネットでの無料視聴サイトを見つけ観戦、次号にそのサイトを紹介します。、

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メールマガジン「世界街角通信MM」第293 2018912
発行責任者:飯尾彰敏
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