Sunday, 8 March 2009

【世界の街角から】エーゲ海の漁村リゾートFoca 第12号 2009年3月7日

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角から」 第12号 2009年3月7日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2007年、2008年に滞在したトルコ・イスタンブルのトピック、今回はエーゲ海沿
岸のプチ漁村リゾート「フォチャ」のレポートをお送りします。
▼第12号の目次はこちらです。
■晩秋のプチ漁村リゾート-Foca, Izmir
■■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■晩秋のプチ漁村リゾート-Foca, Izmir
▼かつての思い-トルコ行き
1985年、ヨーロッパを一人旅しているときに南ヨーロッパで度々トルコへ行くこ
とを薦められたがその時は叶わなかった。YHか安宿で旅行者が教えてくれたのだ
ろう、当時のメモには「ロードス島>クシャダス>セルチュク>エフェソス」と
ある。

Kusadasi、Selcuk、Ephsusはトルコのエーゲ海沿岸の観光地であり、Kusadasiに
はクルーズ船が停泊する。当時のロードス島からトルコへ入るルートは、
Kusadasiではなく、Bodrum経由の意味だったのだろう。Kusadasiからはギリシャ
でもSamos島だ。

それから20数年、忘れていたわけではないが、トルコのエーゲ海という言葉が頭
の片隅にあった。2007年11月、イスタンブルに出張中、休暇を利用してイズミー
ル近郊にあるエーゲ海地方の漁村(Foca)と山村(Sirince)を訪ねたので紹介し
てみたい。"Foca"は"フォチャ"、"Sirince"は"シレンジェ"と読む。

晩秋という季節柄、両村とも静寂がとても似合う村だった。本来ならばバスか鉄
道でイズミールまで行ってみたかったが時間が許さないので往復ともトルコ航空
の国内線を利用した。

▼オンラインチェックイン-トルコ航空国内線
航空券の購入は旅行代理店へ行くものと思っていたが、webを見たらオンラインで
購入ができるので試してみた。イスタンブル-イズミール間はトルコ航空が一日
10数便を運航している。余談だが、その他、オヌル航空、アトラスジェット、
フライエアー、ペガサス航空が運航し、これに加えてSun Expressという国際線を
運行する会社が国内線に、さらに、イズミール航空が参入予定と航空業界が過当
競争の時代に入っている。(既に運行しているようだ。)

さて、トルコ航空のウェブから希望のフライトを選択して画面の説明に沿って進
めていくと予約購入ができ、さらにチェックインまでオンラインで可能との説明
がある。早く予約すれば廉価なシートが手に入るようだ。

実際、預け入れ荷物がなければオンラインチェックインをしておいてそれから空
港へ向かっても遅くはない。もしくは、空港のオンラインチェックイン機で購入
したクレジットカードを使って容易にチェックインができる。このサービスには
感動した。多分、日本の国内線もきっとそうなのだろう。

▼普段着の漁村リゾート"Foca"
トルコに来るまでFocaを知っていたわけではないが、エーゲ海を見たいとイズ
ミール出身の知人にリクエストしたらCesmeより静かなここを推薦された。実際こ
こは人口3.6万人の小さな漁村、イズミール市民が週末に出かけてくるような距離
(70km)にある普段着かつ静寂さが似合う漁村リゾートだ。時に外国人観光客も訪
れるようだが少ない。到着した夜は天候が大荒れで一時は止めようかと思ったが
強行、翌日は台風一過のような青空が広がった。

▼Eski Foca
Focaとは、アザラシ(Seal)という意味、この周辺に生息するMediterranean
Monk Sealに由来する。Focaは、Yeni Foca(New Foca、20km北)と区別してEski
Foca (Old Foca)と呼ばれる。Eski Focaは二つの湾から成り、大きな湾
Buyukdeniz (the greater sea)と小さな湾Kucukdeniz (the smaller sea)があり、
その中間に中世の城砦が残っている。

Eski FocaとYeni Focaの間は風光明媚な海岸や洞窟が多く、また、豊かな動植物
相から自然保護地区に指定されている。季節によるが島々を巡るボートツアーが
ある。

また、Foca(以下Eski FocaをFocaとする。)は歴史的な石造住宅を主とした特徴か
ら町並み保全地区に指定され、広範囲にわたり新たな建築規制の網がかけられて
いる。よってFocaは自然の豊かさと歴史的な町並みが融合するプチ観光漁村なの
である。

Focaは半日もあれば徒歩で一周できてしまうサイズだが人々の生活を見ていると
飽きない。小さな湾の奥にはカフェが立ち並び、ここで朝食を取りながら漁師や
人々の様子を眺めていると絵になるなーとスチールカメラを持ち込まなかったこ
とが悔やまれた。観光地的なお店も少なくはないがそれよりもFocaの生活感のが
強いのかカフェなどの数を除いてさほど観光地の印象はなかった。シーズンにも
よるのだろう、晩秋から冬にかけての今がもっとも静寂なFocaを楽しめるのでは
ないだろうか。

▼シーフード
ここへ来たらシーフードを食べない手はない。ペンションで聞いた市場の横にあ
るSahil Restaurantでディナーを取った。本日の魚を見せてもらったが、
Sea Bream、Sole、 Sea Bass、 Barbunya 、Shrimpとイスタンブルと概ね同じ種
類だった。その中で、Barbunya(和名ヒライトヨリ、Threadfin)を選んだ。

これは私の好きな魚でアラビア語では"スルタン・イブラヒム"という。初めて食
べたのはトルコ国境に近いシリアのラタキアという町の郊外にある地中海に面し
たレストラン"Abou Sahid"だった。当日嵐だったのでこの日に獲れたかどうか疑
問だったが他に目に付くものもなくBarbunya全て、といっても700gだったが、を
注文した。

料理方法はから揚げだ。これにレモンを絞って食べる。身が小さいがなかなかの
美味である。

▼時化の翌日
先のとおり、翌日は台風一過のような澄み切った青空が広がっていた。しかし、
住民たちの顔は重い、どうしてかと尋ねたところ昨晩の嵐でかなりの船舶が沈み、
魚網にも影響が出、桟橋が一部崩壊したとのことだ。実際にはプレジャーボート
が多く、所々で沈んでいるボートを見かけ、ウッドデッキ(桟橋)は波を打って
おり、一部完全に崩壊していた。その時は、町長陣頭指揮の元、ブルドーザーで
撤去作業が行われていた。
(http://picasaweb.google.com/iio.tokyo/Foca2)

■Foca Datasheet
Location:
フォチャ(Foca)はイズミール市の北約70kmのエーゲ海沿岸に位置する人口3.6万
人の漁業と観光を中心としたタウン。

How to get there:
イズミール市の中心から車で約1時間、バスで約1時間半の距離です。バスは頻繁
に運行されている。

About Foca:
Focaの意味はアザラシ(Seal)、この周辺に生息するMediterranean Monk Sealに
由来する。

Focaは、Yeni Foca(New Foca、20km北)と区別してEski Foca(Old Foca)と呼ば
れ、オールド・フォチャは二つの湾から成り、大きな湾Buyukdeniz (the greater
sea)と小さな湾Kucukdeniz (the smaller sea)があり、その中間に中世の城砦が
残っている。

フォチャとニュー・フォチャの間は風光明媚な海岸や洞窟が多く、また、豊かな
動植物相から自然保護の観点から法規制がかけられ、広範囲にわたりこの地区で
は新たな建物の建設が制限されています。そして、フォチャは歴史的な石造住宅
を主とする特徴から町並み保全地区に指定されています。
(Lonely Planet Turkey 2007参照)

Where to stay:
プチホテルやペンションが港の前やその周辺に多くあります。1室40-50YTL
程度、ホテルは以下の通りです。
Hotel Villa Dedem 0232-812-2838
Hotel Grand Amphora 0232-812-3930
Iyon Pension 0232-812-1415、等。
FocaFoca(Bookmark参照)にも情報あり。

Where to eat:
漁港の周辺にレストランやカフェが並んでいる。

Where to visit:
Focaは大きな湾から砦を経由して小さな湾を一巡りし、町を隅々まで見ても一日
あれば足りるが、漁港周辺のカフェで港を眺めながらのんびり過ごすのも休日に
は向いている。その他、夏季は周辺の島々を巡るボートクルーズが運行されてい
る。乗り場は漁港の並び、看板が出ています。

Bookmark:
Foca wiki
http://en.wikipedia.org/wiki/Fo%C3%A7a
Foca Municipality
Foca Foca
http://www.focafoca.com/
Foca Guide with Photos
http://e-turkey.net/v/izmir_foca_phocaea/
Mediterranean Monk Seal
http://www.monachus-guardian.org/factfiles/medit1803.htm

My Impression:
ローカルツーリスト中心のリゾート地、イズミール市からの週末客が多かった。
イズミール県南部のEphesus, Sirince, Selcek, Dilekn等の観光地と比べてリー
ズナブル価格と静かな環境という印象だった。

レストランは宿泊先で聞いた魚市場横にあるシーフードレストラン
(Sahil Restaurant)へ行った。その日の水揚げによって魚の内容が異なるが
Sea Bream、Sole、 Sea Bass、 Barbunya、 Shrimpなどイスタンブールと差ほど
変わらない種類でしたが新鮮且つ料理の仕方が良かったのでしょう、トルコへ来
て最も美味な魚料理でした。Red Snapperも時々あるとのこと。

水面が歩行者レベルに近く(干満の差が少ないのだろうか?)海岸沿いはとても
心地よい空間を形成している。また、漁師町の生活が目の前にあり普段着のリ
ゾートといった印象、それから、Focaの色彩がとてもフォトジェニックでした。
(2007年11月)

■■編集後記
日本にもきっとこんな漁村があってほしい、次回は山村リゾート「Sirince」を
お届けします。

ご意見・ご感想はお気軽にご連絡下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角から」
発行責任者:飯尾彰敏
Copyright(c) Akitoshi IIO All Right Reserved.
公式サイト:http://www.iio.org.uk (暫定サイト、メルマガ用は準備中)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
問い合わせ:iio.tokyo@gmail.com
バックナンバー: http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
登録・変更・解除:http://www.mag2.com/m/0000283202.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

No comments:

Post a Comment