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2013年10月8日火曜日

【世界街角通信】第175号 デリーからラホールへ 2013年10月7日



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メールマガジン「世界街角通信」       第175 2013107
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皆さま、こんにちは、如何お過ごしでしょうか?世界街角通信です。

今号からバックログと化していたインド・パキスタンの続きです。昨年から南ア
ジアに関係し、インド編を年初に書き、今号はインドとパキスタン(7)に相当し、
インド編最後とバンコクトランジットです。

▼目次
■これまでのインド国内での移動(11月下旬)
■アジャンタ・エローラの石窟遺跡群(ユネスコ世界遺産)
■デリー空港と不空成就如来の施無畏印
■インド・パキスタン間の移動 デリーからラホールへ
■バンコクは3D渋滞

■■後記
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■これまでのインド国内での移動(11月下旬)

羽田→バンコク・スワンナプーム→デリー→ムンバイ→コルハプール→プネー→
デリー

デリーからムンバイへ飛行機で移動、ムンバイからは陸路でコルハプール、そし
て、復路はプネーから空路でデリーへ戻ったことを第152 20121219日から
1572013127日までの6号分に書いたが、その後、保留となっていた分に
ついてが今号以降です。

南のプネーから北のデリーへ着いた時には肌寒かったが、筆者的には丁度よかっ
た。

■アジャンタ・エローラの石窟遺跡群(ユネスコ世界遺産)

マハーラーシュトラ州を2-3日間移動したがついぞ世界遺産に登録されている石
窟遺跡群の話は聞かなかったが記憶の片隅にあったのでメモしておく。

マハーラーシュトラ州(Maharashtra)、アウランガーバード市(Aurangabad)から3
0Kmほど離れたエローラ村に仏教、ヒンドゥ教、ジャイナ教の石窟遺跡群のある。
また、エローラの近くにアジャンタ石窟寺院群も位置する。

アウランガーバード市は、ムンバイの北東350kmのデカン高原に位置し、標高510
m、市の人口は140万人、自動車部品や飲料が主な産業で、かつては絹織物と綿織
物が栄えた。歴史的にはムガル帝国第6代皇帝が晩年ここで過ごし、自らの名を
町の名とした。

アウランガーバード市は、アジャンタ・エローラへの玄関口となる。今回、筆者
が移動したのはムンバイからの距離は同じかそれ以上だがマハーラーシュトラ州
南部でありやや方角が異なる。

アジャンターの石窟寺院群

エローラ石窟群

第16窟 カイラーサ寺院(エローラ)

■デリー空港と不空成就如来の施無畏印

プネーからエアーインディアでデリーに着いたのは、定刻通りの2040分、イン
ディラ・ガンジー国際空港ターミナル3は広い、国内線ながら飛行機を降りてか
らバッゲージクレイムまで辿りつくのにかなり歩いた。

途中、バゲージクレイムの手前でエスカレータを降りるが正面の壁に手の平のレ
リーフが待ち受けていた、インドに入国した時もこの手の平だったので同じ場所
ということになる。

これはきっと、施無畏印(せむいいん)であろう、手を上げて手の平を前に向け
た印相(手で示す表現方法)で、「恐れなくてよい」と相手を励ますサインであ
る。不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)が何事も漏らさず成し遂げるこ
とを示すことから、施無畏印(せむいいん)を結ぶ。

つまり、ようこそ、インドでの楽しく安全な旅を祈念します!と言っているので
あろう。

■インド・パキスタン間の移動、デリーからラホールへ

インドからパキスタンへの移動は、両国関係からフライトが無い、全くないかと
いうと、PIAがデリーラホールを週数便運航している。しかし、非常に不確定要
素が高いのでこの便を前提にすることは避けたい。

ではどう移動するかというと、事は単純で、一旦、デリーからバンコクへ戻り、
ラホール行きのフライトへ乗り換えるということ。バンコク-ラホール便は毎日
運行されていない、その日は運行していない曜日だったので幸運のトランジット
となった。

■3D渋滞のバンコク

何年振りだろうかと考えなければならないほどバンコクにはご無沙汰している。
90年代初頭、この都市で仕事をしていた時は、目をつむっても歩けると豪語して
いたが、今やその情報の蓄積は時間の経過とともに消去されてしまった感が否め
ない。

最後のバンコクはトランジットであったと思うし、空港はドンムアンだった記憶。
ということは、2005年だろうか、短い時間で乗り継いだだけだった。

さて、今回、トランジットのため有難くしばらくぶりのバンコクを体験した。空
港はスワンナプーム空港、市内から空港への鉄道であるAirport Rail LinkPay
a Thai駅で接続し、Skytrainも延伸、地下鉄(MRTブルーライン)も完成してい
た。それから、高速道路ネットワークも延伸し、空港へも直結となっていた。

道路網と公共交通機関の整備が進捗し、さぞかしバンコク名物の渋滞が緩和され
たであろうかと道路を眺めると、どうも変わっていない、若しくはそれ以上に渋
滞している。つまり、3D渋滞の様相を呈している。

一般道が渋滞し、高速道路も渋滞、あれれ、イタチゴッコのようですね。でも、
軌道系公共交通機関が整備され、さらにネットワークが形成されつつあることは
非常に評価される、筆者的にはその実施能力を高く評価したい。反面、紆余曲折
の経緯は通過点であったと考えたい。

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■■後記

塩漬けかに思われたインド・パキスタン編、復活です。

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発行責任者:飯尾彰敏 Copyright(c) Akitoshi Iio All Right Reserved.
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2012年12月29日土曜日

【世界街角通信】第154号 インドとパキスタン(3) 2012年12月29日



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メールマガジン「世界街角通信」       第154 20121229
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南アジアと縁ができ、今回はインドとパキスタン(3)です。

▼目次
20年ぶりのデリーと呆れた対応
■日航が消えたデリーのホテル
■変わっていたデリーの様子
■変わっていなかったデリーの様子

■■後記
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20年ぶりのデリーと呆れた対応

デリーには羽田空港から夜行便で出発、バンコクでの乗り継ぎも2時間以内と午
前中にはデリーに到着するフライトにした。

その理由は、16時にクライアントが呼びつけたからだ。移動日当日に打合せを入
れることはフライトスケジュールが日中の場合は到着後というのがあるが、夜行
便のため前日の21時前に出発しなければならないのでかなり急いでいる場合を除
いて通常は無い。

ところが今回はご指名があった。夜行便で移動してくれと。

そんなわけで、羽田空港、午前020分発のTG661便で出発し、バンコクに520
分に到着、乗り継ぎ便のTG323便、午前735分に搭乗しデリーには午前1030
到着した。

出発当日は大鳥神社の酉の市(二の酉)で目黒通りと山手通りが混雑し、環状7
号線から羽田空港へ向かった。

そんなこんなでデリーには午前中に到着、インディラ・ガンジー空港のターミナ
ル3は2010714日開業なので真新しい。そして巨大だ。

ホテルは、メトロポリタンホテル、コンノートプレイスに近い、以前、宿泊した
オベロイはもっと南の方だ。

ドライバーに16時に打合せがあることを説明し、何時に迎えに来るかと質問する
340分にホテルには来ているという返答だった。確かに10-15分の距離のよう
だ。

その時間にクライアントの事務所へ行ったところ、休暇明けのローカルスタッフ
が対応し、説明を聞いたが事前情報以上のことはなかった。担当の職員は居ない
のかとの聞くと、休暇中だと言う。最近は、人を呼びつけておいて自分は休暇と
言うような好い加減なケースも時々見受けられるが、またまた呆れてしまった、
何のためにわざわざ夜行便で早めに来たのか?(こういう場合はローカルスタッ
フが基本的に担当している、となる。ならば最初から説明してほしいですね。)

時間を有効に使う、どうもそういうことらしいが、意味不明が多いな?

通常ならば午前中の成田発便TG641便だと1045分に成田を発ち、バンコクに15
45分に着く、そして、乗り継ぎ便がTG31520:40発、デリーに23:40に到着す
るスケジュールとなる。

早く着いた割にはマイナス成果となった、昨今の成果至上主義は自らには課され
ていないのか?と思える。これではいけませんね、某国家予算を使っているので
すから。

デリー、20年ぶりだがこんな状況とは、とほほの仕事はじめでした。

■日航が消えたデリーのホテル

前回はオベロイ、今回はメトロポリタンホテル、20年の間があるので仕方がない。
リーズナブルなホテルも増えたのだろう。

それよりも前述の対応を示唆するようなホテルのアレンジ、予約確認もギリギリ
になってから回答が来た、これも珍しい、1ヶ月も前から予定が決まって、この
日に来てほしいと先方から申し入れてきた、それなのにだ。

メトロポリタンホテル、以前は「日航」が頭に付いていたようだ、会社再生法申
請後に整理されたのだろう。2階にサクラという和食料理屋があり、私的には便
利であった。

しかし、このサクラがあるおかげで外へ行かない、これは良くないと思ったが今
回は地方に3泊するし、一人だし、まあ甘んじておこうとなったわけである。

The Metropolitan Hotel

■変わっていたデリーの様子、

デリーは、多分インド全国的だろう、変わっていた。何が最も変わっていたかと
言えば、市内を走り回る車だ。

私の記憶ではMade in Indiaのアンバサダーばかりだったが、今はトヨタ、ホン
ダ、ススキ等の日本車が圧倒的に多く、韓国車が次いで多い。アンバサダーは政
府系しか使用していないので直ぐにわかる。ナンバーからも政府所有とわかるが
民間人は乗らないようだ。

20年前もデリーではスズキが増加途上にあり、予約待ちだと聞いていた、それで
も、圧倒的にアンバサダーが多かったが、タクシーはまだアンバサダーもあるね。

その他、気が付いたのはマクドナルドやKFC等のアメリカンファーストフォード
が増えたこと。ビックマックもあるが、インド特別メニューのチーズフライ

マクドナルド、インドでベジタリアン向け店舗をオープン 2013年半ば

「肉なし」マック、インドで大攻勢 120店舗新規展開へ

その他、インターナショナルブランドのショップも多かった、コンノートプレイ
スは真新しいショップのばかりになっていた。そういえば英国のMarks and Spen
cerもショップをオープンしていた。

■変わっていなかったデリーの様子

変わらないのは人の数としつこい売り込みだろうな、数日しか滞在していないの
ですが、コンノートプレイス付近を一人で歩いているとやたらと声をかけてくる
輩がいる。まともに対応してても、不真面目に対応しても、無視しても結果が同
じという、不思議なインド人。

なぜか「マーケットはこちらだよ」と誘導するし、案内するというのが常套手段、
それに乗っても乗らなくてもしつこさは変わらない、どこかの店へ入るのが一番
だろう。高級店なら効果的だ、ファーストフードでも回避はできる。

■■■お薦め本■■■

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書) 孫崎 享

★★★お薦めメルマガ★★★

Japan on the Globe-国際派日本人養成講座

ロシア政治経済ジャーナル

国際インテリジェンス機密ファイル

WEB熱線》アジアの街角から

■■後記

年が更けつつあります、皆さま如何お過ごしでしょうか?

年末帰省ラッシュや海外旅行ラッシュなどの流行には常に乗り遅れており、いつ
も小言を言われています。

ミュンヘンで年末年始を過ごすNY在住の知人から最高!との様子が伝わってきま
した。これは絶対にここでは口外できません。

今日の午後には実家の母からは野菜と餅が届きました。私が実家へ帰ってと思っ
ていたところ、調整つかず、営業中となりました。

世の中は10連休なのでしょうか、メールを入れても帰ってくるのは、「17日か
ら出勤します」という不在メールばかりです。

カレンダーをよく見ていませんでしたが14日木曜日を休めば10連休なのですね。
縁がないので見もしない、いけませんね。

既に年末も押し迫っておりますが、小生は年末年始も営業せざるを得ない状況で
す。

1週間でも3週間でもレポート、レポートと要求してくるで困りますが、クライア
ントなので無下にも出来ず、次の絡みと思って工程以上の質のレポート完成を目
指しているところです。これ以上発言すると問題になるのでこのへんで。

事業仕分けの舞台となった行政刷新会議、「行政刷新会議のウェブサイトを刷新
しました。」とさ。

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