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2012年5月29日火曜日

【世界の街角からMM】第139号 冬のモスクワ(3) 2012年5月29日

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メールマガジン「世界の街角からMM」       第139号 2012年5月29日
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まだモスクワの話が終わっていませんでしたので 続冬のモスクワ3です。

2月下旬、無理やり時間を取り10日間ほどエレバンとモスクワに滞在した行って
きた。

▼目次
■モスクワ・ベルニサージ民芸品マーケット
■ベラルーシ駅の荷物預かり
■シベリア鉄道の起点ヤロスラブリ駅
■シェレメツェボ空港Dターミナルとオンラインチェックイン
■HISモスクワ支店
■■後記
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■モスクワ・ベルニサージュ民芸品マーケット

今回のモスクワ滞在の目玉は、民芸品マーケットでマトリョーシカ他を物色する
ことであった。モスクワ市の東部、地下鉄3号線Партизанскаяパル
チザンスカヤ駅の前に入口があり公園の中へ歩いて行くとベルニサージュマーケ
ットという民芸品を販売しているマーケットがある。

これまで文字でしか知らないので是非現物を見ようと考えていた。冬の平日午後、
お天気は快晴だが、寒い。当たり前だが。辺りは真っ白だが、右側に池があるよ
うだ。

パルチザンスカヤ駅を出ると左手に巨大なビル群が建ち並んでいる。モスクワオ
リンピックの際に建設された巨大なホテルだ。今も下記のホテルとして運営され
ている。
Izmailovo Vega Hotel
Izmailovo Ganmma-Delta Hotel
Izmailovo Alfa Hotel

その右手にロシア語で「ベルニサージ」と書かれた門のようなゲイトがあり、そ
こを進んでいくと、テーマパークのようなお城が見えてくる、その手前が民芸品
マーケットだ。

マトリョーシカ、ホテルのショーウインドウは5人形構成、アルバート通りで以
前買ったマトリョーシカは7人形構成、ベルニサージでみたマトリョーシカは5人
形構成が多かった。

店は各ブースが決まっているのでそこに使用料を払って出店しているようだ。マ
トリョーシカだけに絞るとそれほど店は多くはないが、他の民芸品やソ連時代の
遺物など、見ていて楽しい。

マトリョーシカのお値段は大きさやペイント等で決まるようだ。いくつかの店を
見たが高さ20cm強、5人形構成で600-1200ルーブル(20-40米ドル)だった。凝
ったマトリョーシカはロシアの寓話を腹部に描いてある。

じっくりと吟味している時間もなく、第一印象で判断、手書きという600ルーブ
ルのマトリョーシカ2個をお買い上げ、1000ルーブルでどうだとオファーすると、
押し問答もなく商談成立、冬のこの時間だからね、とのこと。

帰りがけ、時計を見たら3時だったが、冬のこの時間、既に多くが店仕舞いをし
ていた。

写真:
http://jardin2005.exblog.jp/14944472/

■ベラルーシ駅の荷物預かり

ヨーロッパの鉄道駅ならば、概ね荷物預かり所がある。ロシアも例外ではなく、
ヨーロッパの鉄道サービスを踏襲しているようだ。

http://worldcityimg.blogspot.jp/2012/03/blog-post_475.html

今回はフライトが夜だったのでホテルをチェックアウトしベラルーシ駅からアエ
ロエクスプレスでシェレメツェボ空港へ向かうことにし、スーツケースを預けた。

荷物預かり所の場所は、1番ホーム左側の建物の地下になる。エレベータはない。
預け入れ手続きには、パスポートが必要となる。料金はRUB90(2012年2月)だっ
た。一日当たりだろうと思う。

日本の鉄道駅でも荷物預かりサービスはあるのだろうか?コインロッカーは見か
けたことがあるが・・・。

■シベリア鉄道の起点ヤロスラブリ駅
モスクワ・ヤロスラブリ駅、この駅がシベリア鉄道の起終点となる。ヤロスラブ
リと言うのはウラル山脈の手前に都市、ヤロスラブリ方面の先にウラジオストク
があるということなのだろう、しかし、遥か東となる。
http://eastriver229.blogspot.jp/2012/03/blog-post_04.html

http://moscow.ru/en/guide/trip_planning/transport/railway_train_stations/belorusskiy/

この駅を訪れたのは、1985年7月のある日、シベリア鉄道でこの駅に到着したか
らだ。2番線ホームだったと思う。ホームと駅舎は当時と変わっていない、2009
年にもここまで来たが、夜だったこともあり、一見して立ち去った。

ホームに立ちじっくりと駅構内を見渡す、すると当時の記憶が甦ってきた。

列車から降りてホームを駅舎の方へ歩いて行くと、時計が見えた。16時40分を指
していた。
http://1985.iio.org.uk/ussr/moscow_10.jpg

更に進むと駅舎前にナターシャと言う若いロシア人女性が日本語で話しかけてき
た。インツーリストの担当だった、職員ではなく、モスクワ国立大学東洋・アフ
リカ学院の学生で日本語と日本文化について学んでいて、夏休みなのでインツー
リストで働いているとの説明だった。子供のころ、東京に住んでいてNHKのロシ
ア語講座に出演していたという、そんな話をホテルまで行く車を待っている間、
駅舎の中のインツーリストの部屋で話した。

■シェレメツェボ空港Dターミナルとオンラインチェックイン
日本便は既にDターミナルへ移転している。今回は、日本との往復フライトなの
でDターミナルを利用した。

ここにはオンラインチェックインというサービスがある。チェックインカウン
ター前にオンラインチェックインマシンが並んでいる、そこで名前などを入力し
て搭乗券を受け取り、その先の荷物ドロップインで預け入れ荷物をチェックイン
する。

周りを見渡したところチェックインカウンターは空いていたがこのオンラインチ
ェックインを試してみた。アエロフロートのオフィスでは安チケットだったので
席が予約できなかったが、ここで席を指定することができる。

しかし、東京行きのアエロフロートの場合、ヨーロッパからの乗り継ぎ客がほと
んどなので、ロシア国内からの客もいるが、シェレメツェボで早めにチェックイ
ンしたつもりだが、その時点では乗り継ぎ客がチェックイン済みなので、選択肢
は少なかった。窓側の席は既に無かったが、後ろの方に通路側の席があった。
http://www.svo.aero/en/

このシステム自体は特に問題なく動作していた。ウェブ上からもオンラインチェ
ックインができる、これは出発の24時間前からなのでその時点ではきっと席の選
択肢も多いことだろう。

▼前号で紹介したペトロフカ通りのアエロフロートのオフィス
http://eastriver229.blogspot.jp/2012/05/blog-post_29.html

■HISモスクワ支店
2010年4月ごろに支店を開設したようだ。ブログにそうあった。

モスクワ在住日本人は約1500人と言われているので需要があるのだろうかと考え
たが、ロシア人の需要がかなりあるようだ。

ブログ、生情報満載でとても興味深い。また、モスクワ行きを計画しよう。

HISモスクワ支店
http://www.his-russia.ru/index_jp.htm

HISモスクワ支店ブログ
http://ameblo.jp/his-russia/

★お薦めメルマガ

Japan on the Globe-国際派日本人養成講座
http://archive.mag2.com/0000000699/index.html

ロシア政治経済ジャーナル
http://archive.mag2.com/0000012950/index.html

《WEB熱線》アジアの街角から
http://chinachips.fc2web.com/common/31mag.html

■■後記
今日でGWもお仕舞いと思っていたが、あっという間にその後も時間が過ぎ去り、
5月も終わりなのだ。

梅雨前のこの季節、爽やかで好きなのですがもうすぐ梅雨、脱出したい気分です。

2月のモスクワ滞在覚書、時間がかかりましたが今号でお仕舞いです。

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メールマガジン「世界の街角からMM」第139号 2012年5月29日
発行責任者:飯尾彰敏 Copyright(c) Akitoshi Iio All Right Reserved.
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2012年3月11日日曜日

【世界の街角からMM】第135号 エレバンへの道中 2012年3月11日


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メールマガジン「世界の街角からMM」       第135 2012311
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東北大震災から1年、犠牲者を追悼するともに今後の復興が進展するよう祈念い
たします。

さて、無理やり時間を取り10日間ほどエレバンとモスクワに行ってきました。こ
れまでは滞在先からのレポートがほとんどでしたが、今回は帰国後の日本からで
す。

先ずはエレバンまでの道中です。

▼目次
■アエロフロート日本就航45周年プロモーション
■ミスったアエロフロートのオンライン予約
■成田発モスクワ行きのアエロフロート便
■モスクワ・シェレメツェボ空港トランジット
■早朝到着したエレバン
■■後記
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■アエロフロート日本就航45周年プロモーション
「モスクワ往復35000円」こんなDMが届いていたのでアエロフロート日本支社に
確認したら、旅行期間、席数限定で私が問い合わせした時には少ないです、しか
も、228日までに旅行を終わる必要があります、というのでこれは除外した。
もともとそのつもりはなかったので特段問題はない。

今回は、目的地がエレバンとモスクワなので全旅程をアエロフロートが使えるこ
とから最も安いであろうとの思い込みからアエロフロートでの航空運賃をオンラ
インで確認した。HISにも問い合わせたがオンライン購入より2万円ほど高かった
ので、当初のとおりオンライン予約購入とした。

▼航空運賃(アエロフロート・ロシア航空)
フライトルート=成田-モスクワ(SVO)-エレバン
Fare =  USD 884.00(Equivalent Amount Paid) (JPY 67,700)
INSURANCE/FUEL CHARGES = USD 496.40
BOOKING SYSTEMS SERVICE FEE = USD 19.60
COMBINED TAXES = USD 87.80
Total Fare = USD 1487.80

■ミスったアエロフロートのオンライン予約
予約が完了してから、エレバンからモスクワへの便が意図していたフライトより
遅い便になっている事に気が付いた。エレバン21時発、シェレメツェボ010
着、アエロエクスプレスの最終便は030分、間に合わない。よってタクシーと
なる。これがややこしいので避けたかったのだ。

直ぐにアエロフロート東京支社へ問い合わせると、購入した航空券の予約変更は、
出発以降でないと受付できない、また、変更手数料は15000円だという説明。仕
方がないので、現地から変更することにして出発した。

このフライトの変更は、アエロフロートのエレバン支社で確認したが満席で取れ
ないという、翌日も同じ状況、しかも予約したクラスは用意できないとの回答。
ビジネスクラスなら空いていたようだが、タクシー代50ドル相当だし、特に翌朝
決まった予定があるわけでもないので、予約は変更せずにした。

▼アエロフロートの予約変更
航空券のクラスによって変更手数料が異なる。日本初のフライトの場合、変更手
数料が15000円と規定されている、何時時点のレートかわからないが100ユーロを
換算したのだろうか。その他の国ではユーロか米ドルベースとなり、現時点では
為替の関係で安くなる。

■成田発モスクワ行きのアエロフロート便

▼日本から初搭乗したアエロフロート
これまで、アエロフロートで日本に帰国したことが一度あったが、日本からアエ
ロフロートで出国したことはなく、今回のフライトが初めてとなった。前回の帰
国便はソ連時代なので、やや

ではどこでアエロフロートに乗っていたかと言えば、旧ソ連圏内、中央アジアや
コーカサスを行き来するのにモスクワを経由して乗り継いでいたのだ。

▼成田空港第一ターミナル北ウイングがスカイチームのターミナル
全日空やルフトハンザ航空等のスターアライアンス加盟航空会社は、第一ターミ
ナル南ウイングを利用しているが、アエロフロートをはじめとするスカイチーム
は第一ターミナル北ウイングを使っている。

▼成田発モスクワ/パリ行きSU576便
SU576便は、成田空港を135分に発ち、モスクワ・シェレメツェボ空港に1825
分に到着するフライトである。成田空港の出発掲示板には「モスクワ/パリ」と
あるのでモスクワ経由パリ行きのフライトということなだろう。使用機材はA320
-300、かなり大きく席数は302席とB747クラスだ。それがほぼ満席、しかも2月下
旬だと言うのに。

席の予約がオンラインで出来ると思っていたが出来なかったので早めに成田空港
へ行きチェックイン、窓側の席を確保した。成田からモスクワは日中のフライト、
窓から眺めは筆者にとっては重要なのだ。

アエロフロート・ロシア航空は、ヨーロッパ系航空会社の日本便のように日本人
客室乗務員は搭乗していないが、日本語を話すロシア人乗務員が乗務している。
客室乗務員程度の会話ならロシアで十分に賄えるということなのだろう、ソ連時
代からこの点は変わっていない。

フライトルートは成田空港を離陸後、一旦、太平洋上へ出てからUターン、丁度、
九十九里浜上空だ、そして、日本列島を北上し空きた付近で日本海へ、札幌付近
から西方向へ針路を変更し日本海上空を経てロシア・シベリア上空と進む。日中
のフライトなので窓からの景色を楽しんだ。

■モスクワ・シェレメツェボ空港トランジット
▼ロシア入国審査の簡素化
SU576便はほぼ満席だったが入国審査では日本人を見かけなかったのでほとんど
の乗客がトランジットでパリへ向かったか、その他のアエロフロート便に搭乗し
たと思われる。

今年からだろうか、入国審査の手続きが簡素化されたようだ。これまでは入国
カードに記入していたが、それが係員がオンラインでパスポートデータを入力し、
これまでと同じ用紙に印字されるようになった。あとはその用紙にサインだけす
ればよい、半券を返されるのでこれは出国まで持っていなければならない。

窓口の数も多く、手続きは面倒だろうが比較的スムーズに進んでいた。

MTSのリチャージ
トランジットでロシアに入国した目的の一つに、携帯電話のリチャージとデータ
通信用SIMのバランス確認であった。携帯電話SIMはまだ有効であったのでこれは
リチャージすれば済むが、データ通信用は状況が不明なのでSIMの番号を確認し
てもらう必要があった。

アエロエクスプレス駅の手前、スタバの前にMTSのショップがある。案の定、SIM
が無効になっていたので新たに購入することにした。RUB400だという、SIM代金
RUB50で残額は通信料金に充当されるという。早速このSIMUSBモデムに差し
復活させた。

■ダイナースクラブで使える無料ラウンジ-モスクワ・シェレメツェボ空港
年会費を支払っているクレジットカードの一つであるダイナースカード、この
カードを維持している理由に空港でのラウンジ無料利用があるからだ。シェレメ
ツェボ空港でもそのサービスが受けられる。数年前、Fターミナルでそのサービ
スがキャンセルになったことがあったので、どうなったかと今回改めて確認した
ところ、Eターミナルに使えるラウンジがあった。

GALAKTIKA
Eターミナル39番ゲート前

ダイナースクラブカードで使える空港ラウンジーモスクワ、シェレメツェボ空港

■早朝到着したエレバン
エレバン行きSU1864はモスクワを翌日の午前1時15分発、エレバンには4時1
5分に着いた。

ほとんど寝ていて覚えていないが、何か客室乗務員が英語で言ったような記憶、
とにかく眠かった。深夜のモスクワから深夜のエレバンへの移動なので外は暗闇、
自分がどこにいるのかを考える手掛かり探してしまいそうだ。

ボーディングブリッジから出国審査場へ進む。例によってビザを申請窓口で手続
きをしている間にほとんどの入国手続きが終了し列にはもう数人しかいない。テ
キパキと手続きが進み、免税店の中を通過してターンテーブルで荷物を受け取る
ようになっている。

カートは確か500AMD、ちょっと高いかな、利用代金を払ってブースから一台をも
らう。

新ターミナルが全面オープンしたのだろう、出口が前回と異なりやや手前になっ
ていた、こちらが本来の出口なのだろう、荷物のタグを見せて税関を通過、外へ
出る。

▼到着時にも使える免税店
エレバンの空港では到着時にも免税店が利用できる。ここでアルメニアブラン
デーを買って、スーツケースの中に入れて出国する。市内で買うと同じものでも
税金分の約10%が加算されているので重宝している。夏季にはここでポロシャツ
も調達した。

▼空港からのタクシー
扉の手前右側に予約しておいたAirTaxiのカウンターがあったので確認したが、
女性のスタッフは何も聞いていないという。アルメニアではよくあることだ、そ
れでそのまま外へ出たら、後ろから同じタクシー会社の人が追いかけてきた。

タクシーはLADAの新型、後部座席にキャリーオンを乗せたので助手席に座る。深
夜なので車は疎ら、エレバンのラスベガスはいつもの通りネオンが煌々としてい
る、20分程度で馴染みの通りにでた。

AirTaxiというタクシーなのだが、空港から市内中心部までで3200AMD(メータ
制)だったが、市内から空港へは1600AMD(同じくメータ制)と半額、不思議だ
が現実なのだ。

通常タクシーは燃料費の安い天然ガスを使用しているためトランクにそのガスタ
ンクが設置されている、そうなるとスーツケースがトランクには入らないという
こともあり得る、これはタクシーを呼んでから気が付くのが常だ。

■■後記
日本からこのルートでエレバンに行ったのは始めだったが比較的スムーズな移動
だった、モスクワでのトランジットで所要もこなせたし、ちょっと見なおした。

暗闇の中から道路脇に雪が多く残っているのが見えたが路面は凍ってはいない、
しかし、氷点下56度の寒さだった。今年の冬は長い。

6時ごろに部屋に入った。風呂にお湯を張り、身体を温めてから昼ごろまで休む
ことにした。こういたことができるのは素晴らしい。
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2010年12月14日火曜日

【世界の街角からMM】第85号 シェレメツェボ空港の移動他 2010年12月13日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第85号 2010年12月13日
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▼目次
■モスクワ・シェレメツェボ空港のターミナル間移動
■モスクワ日本センター所長、海賊版使用で起訴されていた
■■後記
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■モスクワ・シェレメツェボ空港のターミナル間移動

アエロフロート航空の本拠地、モスクワ・シェレメツェボ空港のターミナルが順
次変更になっていることは以前にもレポートした。

今月はじめに、エレバン-モスクワ・シェレメツェボ-タシケントとアエロフロー
ト航空で移動したので最近の状況を紹介します。。

アエロフロート航空のホームページによると、増設したD及びEターミナルへ順次
行き先ごとに変更し、Fターミナルを改装する予定とのこと、しかし、ホームペー
ジに掲載されているスケジュール通りではなく遅れているようだ。

今回のエレバンーモスクワはDターミナル発着、タシケント便はFターミナル発着
だった。一緒に歩いていた人にキエフ便もFターミナルだった。よって、DからFへ
移動しなければならないが、まだ、Dターミナルの案内サインが充実していない。

Fターミナルへの説明とFターミナルへのサインがないのでトランスファーカウン
ターに列が出来てしまっていた。そして、担当者は一人しかいなかった。

これは何かおかしいと横にあるパスポートコントロールの窓口で問い合わせると、
搭乗券を確認され、先へ進めとのこと。そして、セキュリティチェック、先へ進
むとFターミナルはこちらとサインがあった。下を見たら床にFターミナルへの矢
印があったのでそのまま先へ進む。Eターミナルを経由して馴染みのF ターミナル
へ難なく到着した。

ちなみにアエロフロートの日本発着はDターミナルとなっている。国内線もDター
ミナルから発着している。日本からだとD-Dとなり、都合が良い。もう少し丁寧な
サインがあれば何事もなくターミナル間を移動できるのにな。でも、少しづつ改
善している様子だ。

シェレメツェボ空港ターミナルインフォメーション
http://www.aeroflot.ru/cms/en/before_and_after_fly/terminal_info

Dターミナル
http://www.aeroflot.ru/cms/en/before_and_after_fly/terminal-d

トランジット向け案内
http://www.aeroflot.ru/cms/en/before_and_after_fly/transit

■モスクワ日本センター所長、海賊版使用で起訴されていた

2010年1月のことだが、モスクワ日本センター所長がパソコンソフトの海賊版を使
用して起訴されていた。海賊版がかなりあふれているロシアにあって著作権云々
で家宅捜査は露政府の意図的な検挙としか考えられないが、その背景はなんだろ
うか?北方領土返還講義でもしていたのだろうか。

日本センターはロシア国内に7箇所、6都市に設置されている。日露両方政府より
関係者が叙勲していることから個人的なことも考えられるが狙いが定まりすぎて
いる。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100122/erp1001222058008-n1.htm

嫌がらせとの見方、日本センターを閉鎖に追い込むための布石とも。
http://www.fsight.jp/article/5466

日本センターは1992年のG7で合意されロシアの市場経済促進を目的に設立、これ
まで3500名のロシア人を日本へ招いている。ロシアの日本センターは外務省が所
轄している。

モスクワ日本センター
http://www.jcenter.msu.ru/?lang=jp

外務省日本センター事業
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/russia/shien/j_center.html

■■後記
モスクワはー6度、なんとタシケントがー12度だった。寒かったね。久しぶりに復
活した韓国料理レストランで、この寒さもあるのだろう、かなり美味しくいただ
いた。

モスクワでちょっとした失敗もした。MTCのリチャージをしたのだが、番号が間違
っていた、それで、クレームレターを送ったところ、いつ変更してくれるだろう
か、そろそろ確認してみよう。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第85号 2010年12月13日
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2010年8月8日日曜日

「世界の街角からMM」第60号ロシアの携帯電話、モスクワ英語本屋、アエロフロートでオンライン購入 (10) 2010年8月4日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第60号 2010年8月4日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
モスクワへ立ち寄ったときのメモ、今回はモスクワ・レポート10です。
▼目次
■ロシアの携帯電話、MTS試し買い
■モスクワの本屋で英語本を買う
■アエロフロート・ロシア航空でのオンライン購入
■■後記
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■ロシアの携帯電話、MTS試し買い
アルメニアで使っている携帯電話は、VivaCell-MTS、ロシアのMTSが資本参加して
いる。MTSはMobile TeleSystemsの略、ロシアでは最大の携帯電話会社であり、こ
の地域でも最大だろう、加入者数91.33百万(2008年7月31日)、9133万?ロシア
の人口は141,927,297人(2010年推計値)(2002年センサスでは145,166,731人)な
ので63%が加入していることになる。でもこれはレトリックだろう、他にも
Beelineもあるし、携帯電話加入の統計はSIMを販売した数の累積だろうか、何れ
にしても巨大な携帯電話会社だ。

アルメニアではこの会社がVivaCellに資本参加してVivaCell-MTSとして携帯電話
事業を運営している。MTS前述のとおり、アルメニアの他、ウクライナ、ベラルー
シ、ウズベキスタン、トルクメニスタンでも運営している。

一時、日本でも携帯電話ネットワークを利用したインターネット接続を試したこ
とがあるが、このサービスをけっこう売り込んでいる。USBフラッシュメモリーの
ようなUSB接続モデム(SIMが入っている)をPCに差して使う仕様だ。日本では既
にWLANが発達してしまったので最近では見かけないが、まだ既存のネットワーク
が発達していない地域ではこれがかなり有効なのだ。

シェレメツェボ空港のアエロエクスプレス駅手前の通路に面してショップが並ん
でいる。その中にMTSがあり、SIMとUSBモデムを調達した。購入には身分証明書と
ロシアの住所が必要だ。ロシアの携帯を何に使うかって?さあ、これから考える
よ。

MTS
http://www.mtsgsm.com/

VivaCell-MTS
http://www.vivacell.am/

■モスクワの本屋で英語本を買う
英語の本と、露英・英露辞書をモスクワで探したことがある。Tsverskaya通りを
歩いていてる時に見つけた本屋、モスクワ・ブックス(ベラルーシ駅に向かって
右側、市庁舎の向かえあたり)の店には英語書籍コーナー、文房具コーナー、地
下には古本、骨董品コーナーがある。英語書籍コーナーには芸術系書籍、旅行ガ
イド(Lonely Planet等)、辞書、ペーパーブック、地図など、市内には他にも店
もある。

ここで買ったモスクワ関連本です。
* Moscow: A Guide to Soviet and Post-Soviet Architecture (Architectural
 Travel Guides)
建築本、ソヴィエト時代及びポスト・ソヴィエト時代の建築案内書。コンパクト
なサイズなので携行するもよし、デスクの片隅に置くのもよし。1999年に発行さ
れているので2009年現在ではやや古くなってしまったがソヴィエト時代及びソヴ
ィエト崩壊後の建築の説明、また、建築本に掲載するに値するモスクワ地下鉄駅
についても説明がありモスクワ建築案内の位置づけになるのだろう。

* Wallpaper City Guide: Moscow (Wallpaper City Guides)
2008年発行、建築、ホテル、アーバンライフ、ショッピングなどモダーン・モス
クワ案内本である。発行してから1年程度なので実感が伝わる内容だ。

MOSCOW BOOKS
http://www.moscowbooks.ru/

■アエロフロート・ロシア航空でのオンライン購入
アルメニアにはARMAVIAという航空会社あるが、この地域ではネットワークが充実
しているアエロフロート・ロシア航空をよく利用する。ヨーロッパへではなく旧
ソ連圏という意味でだ。

アエロフロートのウェブから容易に購入でき、最初は楽チンだと思っていたが何
回か使っているうちにウェブの設計が甘いことがわかってきた。先日は決済が出
来なく(決済ページへ何度やっても進まない)、キャンセルも出来ない状態にな
り、3回分も同じ予約が残ってしまった。サーバが重く日本支社のウェブもダウ
ンしていた。

それで先ずモスクワの連絡先へ電話するが、ここはなかなか繋がらない。丁度日
本にいたので日本支社に連絡するが週末ゆえお休み、自動で成田のデスクの案内
が流れたので(早すぎて聞き取れなかったので再度掛けなおした)、電話してみ
るが、そこには端末はなく、週明け日本支社へ連絡してくれとの回答。

週明け、日本支社へ連絡して、クレジットカード番号を伝えて決済してもらった。
それは直ぐに対応していただいたので処理できたのだ、しかし、電話での予約は2
5EURの手数料が必要とのこと、ちょっと理不尽じゃないの、と言いたかったが規
則だろうからウェブの障害だといっても始まらないのでこれは諦めた。ロシアは
サーバをいじっていても特に伝えないのでこのようなことが起こるのだろう、こ
とが進めば幸いと考えたほうがこの場合は懸命だ。

アエロフロートはスカイチームのメンバー、わざわざアエロフロートのマイレー
ジにも入ったけど、やっぱりエールフランスにしておけばよかったかもしれない
と若干の後悔をし始めた。これまでは4往復搭乗しているが全て問題なかった。な
ぜゆえに5回目で躓くのか。

その後、フライトスケジュールが変更になったが、メールアドレスを登録してい
るものの連絡するサービスはない。たまたま確認のためウェブの予約済みを開い
たらそのページに説明があった。しかも「ボタンがあるのでクリックして確認し
ろ」とあるがそんなボタンはウェブにはない。何のための電話番号とメールアド
レス登録なのか、と問いたい。SMSなりメールで済む話なのに。

Aeroflot
http://wwww.aeroflot.ru/templates/index_en/?q=en

アエロフロート日本支社
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-11-15
電話:03-3434-9681 Fax:03-3434-9669
http://japan.aeroflot.aero/ ダウン中(本日付)

■■後記
最初は問題なしと思っていても何度目かに現実が見えてくる場合がある。先入観
も影響するが、今回は、アエロフロートだ。モスクワ便の場合、S7が飛んでいる
のでこちらも考えよう。ちなみにS7はワンワールド加盟だ。
http://www.oneworld.com/ow/news/details?objectID=18020
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メールマガジン「世界の街角からMM」第60号 2010年8月4日
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2010年3月6日土曜日

【世界の街角からMM】第46号 モスクワ・レポート(5) 2010年3月4日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第46号 2010年3月4日
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ちょっと間が開いてしまいましたがモスクワ・レポート5です。
その間に、アルメニアに滞在することになりましたので、モスクワレポートの後
はアルメニアからレポートする予定です。

11月21日から24日にかけてモスクワへプチ旅行を挙行した。新生ロシアの首都モ
スクワを垣間見たメモです。
▼目次
■日本人は世界遺産大好き「Novodevichy Convent(世界遺産)」
■モスクワ国立大学と雀が丘
■旨かった!スプートニクホテルの青空(日本料理)
■モスクワの秋葉原Gorbushka Market
■現実へ、シェレメツェボ2再び
■■編集後記
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■日本人は世界遺産大好き「Novodevichy Convent(世界遺産)」
日本人は本当に世界遺産が大好きである。NHKの番組を見ればわかりますね、こん
なに放送しているとは思いもよりませんでした。そして海外旅行を後押ししてい
るんですね。

それで、この季節、閑散としたノヴォデヴィチ女子修道院の前に黒い観光バス、
フロントガラスをよく見ると「クラブツーリズム、ザンクトペテルブルグとモス
クワ8日間の旅」という日本人観光客のツアーでした。

この修道院はあまりにも予備知識が無く、同行者の意向に任せたので私的には連
れて行ってもらったようなもの。もうちょっとガイドブックを読んでいれば、
「地球の歩き方」でも持っていれば少しは予習が出来たかもしれないが、やはり、
私は買えなのですね、このガイドブックを。

少しだけwikiより:
1524年に、モスクワ大公国時代に創建された。モスクワ大公・ヴァシーリー3世の
命によって、建設が開始されたこの修道院は、1514年に、スモレンスクがモスク
ワ大公国に併合されたことを記念して建てられた。修道院は、モスクワ川の湾曲
部における要塞の役割を果たしていた。これは、他の修道院も同じような役割を
持っていた。

チェーホフ、ツルゲーネフ、ゴーゴリ、ショスタコーヴィチ等の著名な作家や音
楽家がこの修道院付属の墓地に眠っている。政治家では、フルフチョフ、エリツ
ィンも然り、ただ、このような説明がガイドブックにあったが、寒かったしそこ
までは足を伸ばす勇気が無く、地下鉄駅前の小奇麗なカフェで温まりました。

NHK世界遺産
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/

■モスクワ国立大学と雀が丘
そのカフェで次のスケジュールを皆で話し合い、当初予定通り、雀が丘のモスク
ワ国立大学を目指したのでした。よりにもよって、この季節でしかもお天気も良
くないのに、また吹きっさらしを目指したのでした。

地下鉄、大学駅で下車、地図を見ると近いが広大な敷地にあるロシア最高峰の総
合大学ゆえ、広い広い、15分は歩いただろうか。駅の周辺には新興住宅が建設中
でした。

1985年にもここへ来たんだよね、そのときは夏、そしてマリーナと一緒だったか
らほとんど考えずに大学本部の近くまでバスで来たのだ。またまた寒い中を本部
ビルまで歩いた。そこに見えているのだが実際にはまだまだって感じだったな。

本部はスターリン様式の威圧的な建築物、周囲に高い建物が無いので余計に象徴
的に写ります。構内への突入を試みたのですがさすがに入管証がないと今時の大
学は入れませんね。

モスクワ国立大学は、正式名称をM. V. Lomonosov Moscow State University、露
語では長いので、略称だけ、「МГУ」、エム・ゲーウーと読みます。縁も所縁
もありません、ただ、マリーナと一緒にモスクワ観光の一つとして訪れただけ。

でも、あの時は静かだったな、緑が初々しく・・・、共産主義時代のよき夏の思
い出だ。そのときも雀が丘からモスクワ市外を一望し、モスクワオリンピックの
競技場が眼下に眺められた。

今回も寒々とした中、精力的に我々は歩き、地下鉄駅から本部ビルへ、更に、展
望台まで歩いたのでした。そこは寒風吹きすさむ、以前と変わりない光景でした
があの夏の時のように長居は出来ませんでした。

http://www.msu.ru/

私の夏の思い出を見たい方はこちらへどうぞ。
http://1985.iio.org.uk/ussr/moscow_marina.htm

■旨かった!スプートニクホテルの青空(日本料理)
展望台は寒く、とっても長いが出来る環境ではなく、ここから更に駅に戻る元気
も無く、タクシーでスプートニクホテルにある日本料理レストランでランチをと
ることにした。初日は大外れだったので今度は外せないのだった。気の利く同行
者が某商社から聞き取っていたのだ。

日本人シェフがいると聞いていたので並以上であるとことは期待していた。ラン
チの時間帯だったので、ビジネスランチを注文、更に、半味噌ラーメンも追加注
文した。もうメニューを見ただけで感動物でした。

どこかの国ではメニューはただの日本食記述であって必ずしもその内容の食事が
出てくるとは限らないのだだった。

久しぶりに食べた本格的な日本料理、旨かったの一言。今度はあぶり寿司を食べ
に来たいと画策している。

シェフはイチロウさんです。後日、このランチのことをmixiに書いたら、イチロ
ウシェフがその日記を見つけてコメントをいただきました。彼によると現在モス
クワの日本人シェフは15人だそうで、500店舗といわれる日本料理レストランはど
うやってるのでしょう。

モスクワでは一押しの日本食料理レストランです。

青空 (Aozora), Sptnik Hotel
http://www.aozzora.com/index.html

英語版へ飛ばないところを見るとまだ準備中だろうか。

■モスクワの秋葉原Gorbushka Market
日本料理を食べて満足感に浸っている間もなく、この日の最後のスケジュールで
ある「モスクワの秋葉原」であるガルブーシュカへ行った。スプートニクホテル
から距離的にはさほど遠くは無いのでこれまたタクシーで行くことにした。

タクシーを拾うのに苦労したが、皆(同行者4名)で一台に乗車して高速道路のよ
うな高架道路をビューンと走って電気製品の巨大な看板が目に付く建物の前で降
りた。丁度、下車したところにカレフールこの先左400mの看板を見つけた。ある
とは聞いていたがここだったのだ。

ガルブーシュカは地下鉄4号線、キエフスカヤ駅から4駅目、バグラチオノフスカ
ヤ駅徒歩5分にある、元家具工場を電化製品専門のショッピングセンターにしたも
の、大家はモスクワ市役所。1階がハードウエア、2階が音楽、ソフトウエアの
売場となる。とにかく巨大だ。ガルブーシュカ「GORBUSHKIN DVOR(ガルブーシュ
カの庭)」というのが正式名称、日経にも「BRICs報告ロシアの秋葉原」として紹
介された。

iphone を買うつもりで行ったが、3G8GB(R.23,000), 3G16GB(R.26,000), 3GS16GB
(R.29,000), 3GS32GB (R.34,000)とかなり高めだったので差し控えた。音楽CDはR.
250から、中身を見たところ海賊版のようだ、それならばちょっと高いなー、東南
アジアと比較するとそうなる。

http://www.gorbushkin.ru/

■帰途、シェレメツェボ2へ
一通り予定していた滞在先をこなし、キエフ駅前のEvropeisky SC.のスーパー
マーケットで買い物をして、来たときと同じルートでベラルーシ駅から
Aeroexpressに乗車、シェレメツェボ空港へ向かった。18時台のAeroexpressは30
分毎ではなく一本抜けているのでしばらく待つことになった。

よって遅めのチェックインを済ませ、搭乗口へ行く。ここのセキュリティで優れ
ものに出会った。全身スキャンなのだ。ロシアのこういうところに惜しげもなく
投資するところはチェチェン問題などテロを抱えている国ゆえと理解すべきなの
だろうか。

その前に手荷物検査で水のボトルが見つかった。女性係官が、有無を言わせず没
収するところはUSSR時代と変わっていない。しかし、彼女たちのミニスカートと
も思えるやや短めの制服も変わっていないのもしっかりと確認した。

21時発SU163便でタシケントへ戻る。ここから現実が待ち受けていた。

■■編集後記
2泊5日(機中2泊)のモスクワ紀行でした。強行軍ゆえ余裕はなく、同行者も多か
ったので時間のロスもあり、しかし、同行者がいないとこんなに歩き回らないの
でではと思うので、同行者がいて正解という結論になる。

私的には1985年ぶりとなるモスクワ、もっと早く行く予定だったが近々の用事を
済ませているうちに20年以上も経過してしまった。

次の実行は今年に狙いを定めている。ビザの準備も万端、エレバンからは近いし
便数も多いのだ。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第46号 2010年3月4日
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2009年12月26日土曜日

世界の街角からMM 第42号モスクワ・レポート1 2009年12月9日 

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第42号 2009年12月9日
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11月21日から24日にかけてモスクワへプチ旅行を挙行した。新生ロシアの首都モ
スクワを垣間見たモスクワ・レポート1です。
▼目次
■回想モスクワ1985年、モスクワ・ヤロスラブリ駅到着
■新生ロシアの首都モスクワ
■シェレメツェボ空港
■モスクワの地下鉄
■■編集後記
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■回想モスクワ1985年、モスクワ・ヤロスラブリ駅到着

1985年7月8日、午後4時40分、モスクワ・ヤロスラブリ駅に到着した。横浜港を出
てから足掛け10日目、途中イルクーツクで一泊したが、にしてモスクワへ到着。
モスクワはユーラシア大陸を横断するシベリア鉄道の終着駅であり、ヨーロッパ
各都市への始発駅でもあった。

2番線だろうか、プラットフォームに降り立ち、長時間の列車旅行でまだ足元がし
っかりしない状態で荷物を背負い、遠くに見える東欧によく見られる建築様式の
駅舎(屋根に特徴があった)へ向かって歩き始めた。

この駅にはインツーリストの事務所があり、そこへナホトカから一緒だったイン
ツーリストの添乗員マリーナらと出向いた。

バウチャーの説明では駅からホテルまでの車が用意されていた。私を担当したイ
ンツーリストの職員はナターシャといい、モスクワ大学東洋学大学で日本と日本
文化を学んでいる女学生、夏休みの間アルバイトをしていると説明された。

ナターシャは、日本に滞在していた経験があり、子供のころNHKのロシア語講座に
も出演していたそうだ。車が来るまでそんな世間話をして過ごした。

しばらくして、車が来てしまった。もう少し話をしたかったがそういうわけにも
いかず、手配されたラーダより大きなボルガというブラックのセダンの後部座席
に押し込められてしまった。

ホテルは、BDNKhの前にあるモスクワオリンピックに合わせて建設されたコスモス
ホテルだった。どこをどう走ったのか記憶にないが、車は非常に少なく道路は非
常に広くヨーロッパのようなモスクワの町並みと箱型のビル群、多分住宅だろう、
が窓から過ぎ去っていった。

続きはこちらのサイトにあります。
http://1985.iio.org.uk

■新生ロシアの首都モスクワ
実に1985年7月以来となるモスクワ、既にソヴィエト連邦は崩壊し、新生ロシア連
邦の首都として顕在している。今回は、ウズベキスタンのタシケントからモスク
ワへ旅行した。飛行時間4時間、もちろん航空会社はアエロフロートを利用した。

体制が崩壊して十数年、既にショック療法による市場経済化の推進は、エリツィ
ン政権下でのマクロ経済政策の失策からプーチン政権に移行してからの経済運営
の成功により完全に立ち直ったかのように私の目には映り、モスクワは最早ヨー
ロッパを代表する大都市のような印象だった。

20数年前のモスクワはもう完全に過去のものとなったのか、道行く人々や高級ブ
ランドのウインドウ、広い道路を走るヨーロピアンブランドの自動車等、地下鉄
や建物以外当時の面影はなく、ヨーロッパの一都市と変わらない。シェレメツェ
ボ空港も然り、第2ターミナルが増設され、現在、第3ターミナルがオープン間近
だという。

今回のプチ・モスクワ旅行はこちらに詳細を説明しています。(多々、準備中も
ありますこと、ご了承のほどを。)

http://moscow.iio.org.uk/index.html

■シェレメツェボ空港
悪名高きシェレメツェボ空港、ソ連時代はトランジットでしか利用しなかったが
今やその面影は名称のみだ。共産主義時代のパスポートコントロールは、かなり
時間がかかった、パスポートの写真と本人をじっくり2-3度凝視されたものだ。

今回、当然確認はするもののすんなりと、特に待ち時間も長くなくスムーズな手
続きだった。タシケント空港と比較すると、タシケント以外のどこの空港でもそ
う感じるのだろう、非常に快適と思えてしまう。

既にシェレメツェボ空港は第2ターミナルが供用され、近々第3ターミナルがオー
プンする予定である。

我々が到着したのはシェレメツェボ空港第2ターミナル、午前7時過ぎだったがま
だ深夜のと同じような暗さ、入国手続き、税関(申告なし)を経て新生ロシアへ
入国した。

そして両替所を探す。出たところに銀行窓口があり、100米ドルを両替した。税関
の手前にも両替所があるがレートが非常に悪い。

そこから、Aeroexpressの駅を探す、サインには従うとどうも外のようだ。ターミ
ナルビルから外へ出た正面にAERO EXPRESSのネオンサイン、小雪交じりの早朝、
まだ連絡通路が工事中のため所々歩道を歩く。振り返ると少し明るくなってきた
空を背景に「Sheremetyevo 2」という赤色のサインがビルの最上階に見えた。

シェレメツェボ空港
http://www.svo.aero/en/

■Aeroexpress(空港から市内への移動)
2007年9月、Savelovsky駅とSheremetyevo空港を接続していた鉄道がBelarusky駅
まで延伸が決定され、2008年6月、新駅舎の竣工とともにSheremetyevo1-2空港か
らBelarusky駅までAero Expressという直通列車の運行が開始された。

今回、この列車を利用、タクシーに乗らなくてもホテルまでは辿り着ける。運行
頻度は30分毎、ベラルーシ駅まで所要35分、駅はターミナルの地下ではなく外に
あり、少し歩くがこの程度は至便の範囲だろう。改札の前にスタバがあり、

その他のモスクワの空港へもAeroexpressが運行している。Vnukovo空港へはキエ
フ駅、Domodedovo空港へはPaveletsky駅と接続している。

http://www.aeroexpress.ru/en/

Domodedovo空港
http://www.domodedovo.ru/en/

Vnukovo空港
http://www.vnukovo.ru/eng/index.wbp


■モスクワの地下鉄
Belarusky駅でAeroexpressを降り、Belarusskaya地下鉄駅へ向かう。駅からでて
少し歩くと「M」のサインが見えた。地下鉄駅までは、両替所やキオスクなど集中
し人通りが多い。

モスクワの地下鉄は1935年に開業、現在、12路線、総延長292,2km、一日9915本の
列車が運行され、一日あたり約900万人の乗降客数である。最短の運行頻度は90秒
と東京メトロよりも運行頻度が高い。地下鉄は、モスクワの都市交通機関におけ
る乗降客数の57%を占め、駅は宮殿のような装飾が施されていることでも知られて
いる。

1985年当時の運賃は5カペイカ(1ルーブルの100分の1)、今回はR22(1回券)
だった。荷物があるとR22追加。回数券(Multi-ride-ticket)があり、例えば10
回分でR200、20回分でR380と割安かつ窓口が混んでいるので回数券は移動には必
須である。タクシーだけでの移動ならばその限りではない。

今回、3日間なので20回券を購入、紙のカードを手渡された。磁気で回数券の情報
が書き込まれているのだろう、改札にある検札用接触部(非接触ではない)に
カードを接触させると残回数が表示される。旨く、検知されないとストッパーが
降り通過できない。

Moscow Metro
http://engl.mosmetro.ru/

■■編集後記
1985年以来のモスクワ、どうしても比較してしまうが、現在のモスクワを探索し
ようと心がけたプチ・モスクワ旅行、引き続き、モスクワでの印象、レポートす
る予定です。
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