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2019年1月31日木曜日

【世界街角通信MM】第298号中近東通信No.18-2019-01-31

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メールマガジン「世界街角通信MM」第298号 2019年1月31日
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新年あけましておめでとうございます、そして、メリークリスマス!(正教)
(1月7日に発出する予定でしたが・・・)

皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、2017年11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.18です。

本号、巡るましく展開する中東情勢にまったく追い付いていませんが、直近のこ
となどご紹介したいと思います。

▼目次
■1988年のアルメニア地震とその後
■米中戦序章
■クリスマスツリーとは?
■クリスマスツリーの歴史
■■後記

★本文★

■1988年のアルメニア地震とその後

1988年12月7日、ソ連邦アルメニアソヴィエト社会主義共和国の北部ロリ地方の
スピタクを震央とするM6.8及びM7.2の地震が発生、アルメニア第二の都市レニナ
カンが近く数万人が犠牲になった。2010年時点で、当時、なおもその爪痕が生々
しく残っていた。復旧復興予算が不正に支出されそのまま放置されたとのこと。
また、震央から90kmにはメツァモール原子力発電所480MWx2が稼働していたが被
害は無かった。

その後、住民運動の高まりで運転を停止した。しかし、ソ連崩壊後、ナゴルノ=
カラバフ紛争によるトルコのエンバーゴにより、2号機の運転を再開し現在に至
っている。

この地震災害に際して日本は国際緊急援助隊を派遣している。

https://rusarminfo.ru/2018/12/07/skorbit-vsya-armeniya-30-let-so-dnya-kr
upnejshego-zemletryaseniya-v-istorii-strany/?fbclid=IwAR1cTSl5yQMBSu0BUP
gcHVreLqe7j85KDWmG4dKw6X72-dhcPjSWXMpt0Fc

■米中戦序章

ファーウェイとZTEが米国市場から排除される理由
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54857?fbclid=IwAR053hu2rcAee6w64AX4
RdqB994KX72Zlfxu6fQFP6OiXKcuzCHRKn7So1E

■エチオピア・ジブチ鉄道のドレラ・コンテナ港までの引込み線が竣工

2019年1月よりコンテナ港からの運行を開始する。1日あたり2列車200コンテナ/
日(40ftだろう)を輸送する、そして、モジョ・ドライポートまで直通となる。
ターミナル運営に関して当初運営を担っていたDPWorldがジブチ側と揉めて契約
解除となりSGTDが運営している。

そしてDPWorldはジブチ政府を国際仲裁裁判所へ提訴している。一日当たり200コ
ンテナ程度だとエチオピア向けのコンテナ貨物の約20%に相当するのではないだ
ろうか、一時的な混雑緩和には貢献するだろう。

Electric railway to end Djibouti port congestion
https://www.theeastafrican.co.ke/business/Rail-to-end-Djibouti-port-cong
estion/2560-4883946-e3cyb6z/index.html?fbclid=IwAR3HTqi_1d4fy7_i2Tpp65oN
h2y7SF7-p7PMsXilPsDojGb3RSSFrXEu-sQ

■クリスマスツリーとは?

クリスマスツリーは、クリスマスのために飾り付けられる木であり、「知恵の
樹」の象徴とされ、聖樹とも呼ばれる。 

クリスマスツリーには、
1)ツリートップ(星、天使)
ツリーの先端には、キリストの降誕を知らせた「ベツレヘムの星」にちなみ、多
くは星が飾られるが、イギリスなどではクリスマス・エンジェルという天使が飾
られる。

2)リンゴ
アダムとイヴが食べた知恵の樹の実を象徴したもの。現代ではオーナメントボー
ルと呼ばれる飾り(金属光沢のあるメッキボールやガラス製のグラスボール)に
なっていることが多い。

3)キャンディケイン
杖の形をした飴。

4)ろうそく・電飾
現代ではろうそくの代わりにLED照明で電飾が飾られる。

5)モール、ガーランド、リボン、ベル
モールやガーランドなど金属光沢のある飾りをツリーに直接かけて飾る。また、
リボンやベルなどを糸で吊り下げて飾る。

6)菓子類
箱入りのポップコーン、クッキー、ビスケット、ドーナツなど。実物(クリスマ
スツリー用に販売されるものなど)あるいは実物を模したものを糸で吊り下げて
飾る。

7)綿等
雪を模した綿(スノーブランケット)や雪の結晶の形を模したプラスチック製の
装飾(スノーフレーク)など。
(wikiより)

重要なのは「ベツレヘムの星」。

■クリスマスツリーの歴史

クリスマスツリーはキリスト教とはおよそ無関係である。原型は北欧に住んでい
た古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭で使われていた樫の木である。

冬でも葉を枯らさずにいる樫は生命の象徴とされていた。このドイツの民をキリ
スト教に改宗させる試みがなされたが、樹木信仰が根強かったので、樫を樅(モ
ミ)に変えることでキリスト教化した。樅の木は横から見ると三角形で「三位一
体」を表していると教えた。父なる神が頂点で、子と精霊が底辺の両端に位置す
る。

そして、1419年にドイツのフライブルクで、パン職人の信心会が聖霊救貧院にツ
リーを飾った。この記録が、クリスマスツリーをクリスマスに飾る行為の最初と
されている。1600年代には、ドイツ各地で記録が残されている。ベルリンには18
00年頃にツリーが伝わっている。

▼イギリス
1840年、ヴィクトリア女王を通じて伝わった。夫のアルバートがドイツ出身であ
ったため、彼のためにクリスマス・ツリーに飾って見せたところから。1860年代
に一般にも広まるようになった。

▼米国
最初のツリーは、ドイツ移民によって1746年に飾られた。アメリカで導入された
当時は、アメリカ建国当初からいたイギリス系清教徒のアメリカ人から、「クリ
スマスツリーは異教の文化だ」と断じられて、反発されたこともあった。

現在では、キリスト教徒が少ない日本のような国でも、この風習は根付いている。
ロシアのヨールカは、日本の門松と同じく新年を祝うものだが、クリスマスの時
期から飾られ、クリスマスツリーと何ら変わるところはない

▼ロシア正教会のヨールカ
正教会が盛んなロシアでは伝統的に、イエス・キリストの誕生を祝うクリスマス
よりも、東方の三博士の来訪でイエスが初めてこの世に現れた日(神現祭)が大
切にされてきた。ピョートル大帝によりクリスマスツリーの習慣がロシアに移植
されて、その後ソビエト時代のロシアでも欧米のクリスマスに対抗するためにも、
神現祭の時期に「ヨールカ」(ロシア語: ёлка)と呼ばれるモミの木を飾り
子供たちのお祭りにする習慣は大切にされてきた。現在でも毎年、モスクワのク
レムリンなどに大きなヨールカが飾られる。

1840年頃に西ヨーロッパからロシアに伝わったクリスマス・ツリーの風習の変形
である。もともとロシアでは,キリスト降誕節(クリスマス)から主顕節までの約
2週間をスビャートキSvyatkiと呼んで,教会でのさまざまな行事とは別に,新し
い年の吉凶を占ったり農作物の豊穣を予祝したりする習慣があり,西欧風のツ
リーも都市を中心に容易に受け入れられた。 
(ことばバンク)

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.297の目次
▼目次
■アンマンのバスネットワーク
■シリア・ヨルダン国境Jaber/Nasib再開50日
■イスラエル、ヒズボラトンネルに対処
■中国、カイロ郊外で高速トラム建設
■■後記

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■■後記

1月7日早朝、降誕祭の日に母が永眠しました。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第298号 2019年1月31日
発行責任者:飯尾彰敏
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2013年4月5日金曜日

【世界街角通信】第160号 アルメニアワインの歴史 2013年4月3日



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メールマガジン「世界街角通信」       第160 201343
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ノアの箱舟がアララト山に漂着し、その麓でノアが最初のブドウを植えた。これ
がアルメニアワインのはじまりです。そのアルメニアワインがブルンバーグでラ
ンク入りした。

世界に誇る最古のワイン醸造所があったアルメニアワインのお話です。

▼目次
■アルメニアワインの歴史、その2

■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
facebookの中央アジア・コーカサス開発研究会(グループ)

★案内
東京でアルメニア語の、大阪でウズベク語の言語研修が行われます。
(東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

■アルメニアワインの歴史(1)(前号掲載分)

2011年、アルメニアの考古学者が世界で最も古いワイン醸造所をアレニ洞窟群
the Areni cave complex)での発見を公表した。アレニ村は2010年に世界最古
とされる5500年前のモカシンに似た皮靴が良好な保存状態で発見されたばかりで
ある。

ワイン醸造所は、足踏み式のワイン用ブドウ圧搾機、発酵および貯蔵用の槽から
構成され、同時に圧搾されたブドウの中に残っていたブドウの種や乾燥したブド
ウの蔓が見つかった。種はVitis vinifera、現在もワイン醸造用に栽培している
ブドウ種であった。発見された洞窟は6000年前に遡るり、古代エジプトの墳墓か
ら発見された最古に匹敵するワインより900年以上も古い。
National Geographic News

-making-winery-armenia-science-ucla/

アルメニアは古代より受け継がれている伝統的なワイン醸造としてその名が知ら
れていた。哲学者であるヘロドトスとストラボンさえもワイン醸造について学ぶ
ことは可能であった。紀元前400-401年、クセノポン(Ksenophon)に率いられた
ギリシャ軍が古代のアルメニアであるナイリ(Nairi)を通過した時、アルメニア
の農民は深い洞窟の"karases"(発酵槽、clay pots)にワインとビールを蓄えて
いた。

"karases"(発酵槽、clay pots)にアシを入れて先祖のためにワインとビールを
塩貯蔵室に蓄えていたことは興味深い。19-20世紀、Pyatrovskiによる考古学的
発掘調査は、アルメニアが紀元前9世紀にはワイン醸造国として発展していたこ
とを確認した。Teyshebaini城塞のなかで480karases(発酵槽)=37000デカリッ
ター(x10リットル)のワイン相当となる、が発見されている。

古代アルメニアの最も古い定住地より数千年前となるKarmir Blurを発掘中、そ
して、2800年前に建設され2700年前に古代アルメニアの都となったErebouni(現
在のエレバン市域)の発掘調査中に、10か所のワイン貯蔵庫にそれぞれ200 kara
ses(発酵槽)が見つかっている。最も古い古代国家であるUrartuの住民であった
アルメニア人の先祖は、ワイン醸造に従事していた。

歴史的な証明では、世界で最も古い古代国家の一つでは、ワイン醸造と果物栽培
の開発に特別に注意が払われていた。しばしば、歴史書の中ではアルメニアのワ
インとビールの製造技術が述べられている。

アルメニアワインは、ソ連時代、アルメニアワイン醸造は最も繁栄の頂点であっ
た。

つづく・・・

■アルメニアワインの歴史(2)

1940年から1985年のワイン醸造量は9倍に達し、ブランデーは17倍、1960年から1
986年のスパークリングワインは10倍となった。1980年代、アルメニアワインは、
年間210,000トンのブドウから14-15百万デカリッターのワインを醸造していた。

そのうち、2百万デカリッターをブランデー用に使用し、残りをワイン醸造とし
て使われた。アルメニアの食料品生産額の37.4%を占めた。1980年代のソ連圏で
はアルメニアは25%のブランデー、3%のワイン、56%のストロングワインを
製造していた。製造量の4分の3はロシアへ輸出された。

アルメニアにおけるワイン醸造は、Ararat-trest Organization(国営公社、38
ワイン醸造所とウオッカ醸造所から構成されていた)を中心に行われていた。こ
の地を訪れたロシア人の作家Maxim Gorky1868-1936)は、Ararat-trestのワイ
ン蔵から出るよりもアララト山を登る方が易しいと表現した。それは渓谷を掘削
した場所に数千年の間に三千種のワインが登録されたワイン博物館があり、同様
なワイン蔵はフランスとイタリアに存在するワイン蔵を入れて世界に3か所にし
か存在しない。

今日でも多くの農民が三千年前と同様に特別な場所でブドウを醸造しワインを生
産しているこの事実は見逃せない。ワイン醸造所ではオーク樽に入れてワインを
熟成させているが、多くの村で受け継がれている伝統的なワイン醸造はkarases
(発酵槽)の中でワインを熟成させている。

ピンクがかったアルメニアオーク構造のおかげで、ワインは自然のバニラ、チョ
コレート、そしてドライフルーツの香りを享受している。アルメニアオーク樽の
表面にアルメニアのブドウが接して熟成されるワインは独特な芳香を醸し出して
いる。この他に存在しない組み合わせは世界のどこでも再生産は出来ない。

ソ連崩壊とともに国営企業であったArarat-trest38のワイン醸造所とウオッカ
醸造所がそれそれ民営化され、現在もワインを醸造している。

(主にwikiを参考)

関連記事
Marketing of Biblical Proportions: Use of "Ararat" challenges court to p
rove what's in a name

Armenia Wine

世界最古のワイン醸造所アルメニア
12003
英文
-making-winery-armenia-science-ucla/

世界最古の皮靴 アルメニアで発見
ther-shoe-armenia-science/
日本語
10002

動画-アルメニアワインの歴史

世界最古のワイナリーであるAreni-1洞窟(約6000年前)があるアレニで醸造さ
れているワイン、この辺りは現在もワインの産地となっている、実に長い歴史が
ある。
Armenian Wine Makes Bloombergs Top 10 List(アルメニアのメディア)
-list/

Taking Stock of Armenia's Wine Industry

Zorah Wine

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■■後記

先日、新党大地の東京大地塾へ出席した。党首の鈴木宗男氏から、北海道から選
抜高校野球大会へ出場している2校について、石川知裕衆議院議員の判決が不当
である云々、ゲストの佐藤優氏からは、最近ロンドンで亡くなったベレゾフス
キー氏について自殺か他殺かの解説であった。

その後の質疑応答の中で、この問題に係わらず日露関係、エネルギー問題、北方
領土交渉等について会場からの質問に答える形で鈴木宗男氏、佐藤優氏が回答し
た。

その中で佐藤優氏、数日後の331日に発行される自分の著書である「国境のイ
ンテリジェンス」の紹介はさりげない、会場からの質問に回答しつつ詳しくはこ
の本に書いておいたと。

最期に、鈴木宗男氏から来月の東京大地塾の案内があり、仮釈放された堀江貴文
氏をゲストスピーカーに迎える予定とのこと、どういうトピックになるのか興味
深い。

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2013年3月30日土曜日

【世界街角通信】第159号アルメニアワイン、ブルンバーグでトップ10入り 2013年3月27日

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メールマガジン「世界街角通信」       第159号 2013年3月27日
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ノアの箱舟がアララト山に漂着し、その麓でノアが最初のブドウを植えた。これ
がアルメニアワインのはじまりです。そのアルメニアワインがブルンバーグでラ
ンク入りした。

▼目次
■アルメニアワイン、ブルンバーグランキングでトップ10入り
■アルメニアワインの歴史
■アルメニアワイン祭りツアー

■■後記
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★案内
東京でアルメニア語の、大阪でウズベク語の言語研修が行われます。
(東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/training/ilc

■アルメニアワイン、ブルンバーグランキングでトップ10入り

世の中(日本)ではアルメニアという国同様にアルメニアワインも知られていな
い。昨今、やっとブルガリアワインが認知されるようになってきているが、それ
らはテーブルワインの範囲(日本では)である。

さて、この度、世界のワインランキングを公表しているBloombergのワインラン
キングにアルメニアワインが堂々とランクインした。

「2010 Zorah Karasi Areni Noir、areni noir種」

Top 10 Wines of 2012 From Burgundy to Armenia to Sonoma
http://www.bloomberg.com/news/2012-12-17/top-10-wines-of-2012-from-burgu
ndy-to-armenia-to-sonoma.html

世界最古のワイナリーであるAreni-1洞窟(約6000年前)があるアレニで醸造さ
れているワイン、この辺りは現在もワインの産地となっている、実に長い歴史が
ある。

Armenian Wine Makes Bloomberg’s Top 10 List(アルメニアのメディア)
http://asbarez.com/107320/armenian-wine-makes-bloomberg%E2%80%99s-top-10
-list/

Taking Stock of Armenia's Wine Industry
http://www.eurasianet.org/node/65577

Zorah Wine
http://www.zorahwines.com/

■アルメニアワインの歴史

5500年前のモカシンに似た皮靴が非常に良好な保存状態で発見されたばかりのア
ルメニア南部、アレニ村近郊の洞窟で、足踏み式のワイン用ブドウ圧搾機、発酵
および貯蔵用の槽、コップ、干からびたブドウのつるや皮、種などが発掘された
と発表された。これは6100年前にワイン醸造を行っていたということになる。
(National Geographic News)

アルメニアは古代より受け継がれている伝統的なワイン醸造としてその名が知ら
れていた。哲学者であるヘロドトスとストラボンさえもワイン醸造について学ぶ
ことは可能であった。紀元前400-401年、クセノポン(Ksenophon)に率いられた
ギリシャ軍が古代のアルメニアであるナイリ(Nairi)を通過した時、アルメニア
の農民は深い洞窟の"karases"(発酵槽)にワインとビールを蓄えていた。

"karases"(発酵槽)にアシを入れて先祖のためにワインとビールを塩貯蔵室に
蓄えていたことは興味深い。19-20世紀、Pyatrovskiによる考古学的発掘調査は、
アルメニアが紀元前9世紀にはワイン醸造国として発展していたことを確認した。
Teyshebaini城塞のなかで480karases(発酵槽)=37000デカリッター(x10リッ
トル)のワイン相当となる、が発見されている。

古代アルメニアの最も古い定住地より数千年前となるKarmir Blurを発掘中、そ
して、2800年前に建設され2700年前に古代アルメニアの都となったErebouni(現
在のエレバン市域)の発掘調査中に、10か所のワイン貯蔵庫にそれぞれ200 kara
ses(発酵槽)が見つかっている。最も古い古代国家であるUrartuの住民であった
アルメニア人の先祖は、ワイン醸造に従事していた。

歴史的な証明では、世界で最も古い古代国家の一つでは、ワイン醸造と果物栽培
の開発に特別に注意が払われていた。しばしば、歴史書の中ではアルメニアのワ
インとビールの製造技術が述べられている。

アルメニアワインは、ソ連時代、アルメニアワイン醸造は最も繁栄の頂点であっ
た。ワインと言えばグルジア産かモルドバ産ワインがソ連国内では名が知られて
いたことから、他方、ロシア南部にはアルメニア人も多いことから、流通してい
たのか知りたいものだ。

つづく・・・
(wikiを参考)

http://winar.am/en/about/armenia.htm

Armenia Wine
http://wpedia.search.goo.ne.jp/enwiki/Armenia_%28wine%29

世界最古のワイン醸造所アルメニア
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=201101
12003

動画-アルメニアワインの歴史
http://youtu.be/27r_PDDDXeg

■アルメニアのワイン祭りツアー

ノアの箱舟がアララト山に到着し、その麓でノアが最初のブドウを植えた。それ
がアルメニアワインのはじまりなのです。

ワイン祭りは、5500年前とされる世界最古のワイン醸造所が見つかった洞窟のあ
る、現在もワイン産地でであるアレニ村で毎年10月に行われている。アレニ村の
洞窟では世界最古の靴も発見されている。

ワイン祭りへは、アーシャアララトトラベル(日本語通訳付き)がオーダーメイ
ドのツアーを提供している。

アルメニアワイン祭り Asya Ararat Travel
http://www.asyaararat.com/Main.htm

また、4日間のツアーがSeven Dayという観光会社から提供されている。
http://www.welcomearmenia.com/tours_in_armenia/wine_tour_in_armenia_-_4_
days

このツアー、ワインだけではなくアルメニアコニャックや付近のアルメニア教会、
セバン湖等の観光地を巡るツアーで、料金も上記のサイトに明記している。

余談ですが、下記サイトへアクセスするとアルメニア音楽がBGMとして流れます。

Seven Days
http://www.welcomearmenia.com/

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★★★お薦めメルマガ★★★

Japan on the Globe-国際派日本人養成講座
http://archive.mag2.com/0000000699/index.html

ロシア政治経済ジャーナル
http://archive.mag2.com/0000012950/index.html

国際インテリジェンス機密ファイル
http://archive.mag2.com/0000258752/index.html

日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信
http://archive.mag2.com/0000110606/index.html

■■後記

日本では縁のないアルメニアワイン、ブランデーとて同じ状況であろう。

都内のロシア料理レストランでは味わえる可能性があるが、アルメニアはワイン
よりブランデーが知られているからやはり日本ではアルメニアワインは難しい。
こういうのは現地で味わうのが良いと思う、Let's Go Armenia!

★案内
東京でアルメニア語の、大阪でウズベク語の言語研修が行われます。
(東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/training/ilc

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2013年3月10日日曜日

【世界街角通信】第158号アルメニア大統領選挙と南コーカサス 2013年3月9日



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メールマガジン「世界街角通信」       第158 201339
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
218日にアルメニアで大統領選挙が行われました。そのアルメニアとアルメニ
アが位置する南コーカサス地域の今後の方向性についてレポートします。

▼目次
■アルメニア大統領選挙結果と今後の南コーカサス情勢

■■後記
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■アルメニア大統領選挙結果と今後の南コーカサス地域情勢

先月の218日にアルメニアで大統領選挙が行われた。アルメニアはソビエト連
邦から1991921日に独立宣言を行い、10月にペトロシャン初代大統領が就任
し、今回の大統領選挙で6回目、大統領としてはペトロシャン大統領、コチャリ
ャン大統領、サルグシャン現大統領と3人が就任、今回の選挙はサルグシャン現
大統領の再選をかけた選挙となった。三選は禁じられているので、今期がサルグ
シャン現大統領の最後の5年間となる。

さて、そのアルメニアについては日本では直ぐにアルメニアをイメージできる人
やアルメニアがどこにある国か等の知識を持っている人は少ないのが現実ではな
いだろうか、地理的にはヨーロッパよりも近いが心理的には地球の反対側近いの
が現実のようだ。

アルメニアは旧ソ連構成共和国の一つであり、ソ連邦が崩壊した1991年にその他
の構成国家と同様に独立し、現在に至る。場所は、南コーカサス、北コーカサス
はロシア領内となり、カフカス山脈の南側に位置し、グルジア、アゼルバイジャ
ン、トルコ、イランと国境を接する。

今回の大統領選挙は7名が立候補し実質的に現職大統領のSerzh Sargsyan(Repub
lican Party)Raffi Hovannisian (Herritage)との選挙戦となった。選挙結果
Sargsyan58%Hovannisian32%の得票となり、現職であるSargsyanが二期
目を務めることになった。他の5名の得票率は4%以下であった。
oll

日本外務省はこの大統領選挙結果について「平穏かつ民主的に行われたことを歓
迎する」コメントを発表している。また、選挙監視員をOSCEODIHR選挙監視団
へ在ロシア連邦日本大使館から1名派遣している。なぜ、在ロシア連邦日本大使
館なのか、それはアルメニアに日本大使館がまだ設置されておらず、モスクワか
らアルメニアを管轄していることによる。

この選挙結果はアルメニア及び南コーカサス地域にとってどういう意味があるの
かというと、サルギシャン大統領の再選により内政的に大きな政治的変化をもた
らすものではないが、STRATFOR他で分析されているように南コーカサス地域にお
ける広義の戦略的な転換期に直面する。これはアルメニアにとっては、昨年以来
のロシア・グルジアの関係改善により、アルメニア自身の政治的な孤立化を改善
する地域経済統合の進展により、アルメニアにとっては経済成長が可能となるこ
とを意味する。
s

アルメニアはアゼルバイジャンや旧ソ連圏の専制的な国家とは異なり、アルメニ
ア大統領選挙は典型的に非常に競争が激しい。1998年と2003年の大統領選挙では
最初の選挙で過半数を取れなかったことから両選挙とも決選投票となった。過去
においてこの競争が時折暴力と不安定をアルメニアにもたらした。2008年の選挙
では、現職大統領のSerzh Sargsyanが政権に付いが、対立候補であるLevon Ter-
Petrosianの支持者によるエレバンでの数万人の抗議デモが発生した。デモは暴
徒化し治安維持部隊の介入により鎮静化したが、その結果、死傷者が多数発生し
た経緯がある。

今回は前回とは異なり、過度な競争は予測されておらず、実質的に現職大統領の
Serzh Sargsyanに挑戦する候補者はなく、二人の前大統領であるLevon Ter-Petr
osianRobert Kocharianの両氏とも立候補を辞退した。その結果、不安定化若
しくは暴徒化の見込みは避けられた。世論調査結果からSerzh Sargsyanの勝利が
60-70%の得票と楽観的な予測であった。

外交政策に関しては、大統領選挙で誰が勝利するかに関係なく多大なシフトはあ
りそうもない。全ての候補者は、ロシアとの関係強化を広範囲に支持、モスクワ
は重要なエネルギー供給者であり、外国援助と投資、そして、ロシアは鉄道、通
信、天然ガスパイプライン等のアルメニア国内の多くの戦略的なインフラ資産を
所有している。

重要なのはロシアがアルメニアに5000名の兵力を有する軍事基地(102露軍基
地)を維持し、アルメニアがアゼルバイジャンと紛争中であるナゴルノ・カラバ
フ占領地に関する安全保障上の保証をしていることであり、アルメニアの地政学
的な方針の変化は今後もありそうもない。
yumri.html

しかし、大きな変化はアルメニア国境の向こう側で既に進捗している。過去数十
年、アルメニアはコーカサスにおけるロシアの頼みの綱であり、グルジアは米国
及びNATOとの関係強化を目指し、アゼルバイジャンは、ロシアと欧米とのバラン
ス関係に努めた。しかし、201210月の総選挙で野党が躍進し、Bidzina Ivanis
hviliが首相に就任以降、トビリシはモスクワとの関係改善を積極的に進めてい
る。
BRE8B914E20121210

アゼルバイジャンやトルコはこのグルジアの方針転換に懸念を示し、他方、アル
メニアはこの転換を強く支持している。グルジアとロシアの関係強化は、ロシア
からアルメニアへ直接鉄道を繋げアルメニア経済を強化する事ができるアブハジ
ア経由のロシア‐グルジア間鉄道復旧の事業化等への関心を呼び起こしている。

-through-georgian-russian-railway-link-analysis/

この事業を含め障害は多いけれどもこれらの事業がコーカサス地域におけるアル
メニアの孤立を改善することに繋がる。アルメニアは、長きに亘りモスクワの強
固な同盟国であり、南コーカサスでのよりロシアに近い政権の出現は、アルメニ
アの政治的経済的な展望を明るくさせている。

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■■後記

筆者が注目しているユーラシア情勢、その中でも南コーカサスの小国アルメニア
での大統領選挙と地域情勢についてレポートした。

冒頭の通り、日本と直接的な関係は濃くないこともあり、日本の外交方針である
「自由と繁栄の弧」の文脈で考えて行くのが当面であろう、南コーカサス地域の
視点でもでもそれぞれが経済規模が小さいこともあり、新たな軸が出現するとも
思えない。しかしながら間接的にはこの地域の安定化が日本の利益に繋がるので
はないだろうか。

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2012年3月24日土曜日

【世界の街角からMM】第136号 エレバン再訪 2012年3月24日


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メールマガジン「世界の街角からMM」       第136 2012324
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2月下旬、無理やり時間を取り10日間ほどエレバンとモスクワに行ってきました。
これまでは滞在先からのレポートが主でした今回は帰国後の日本からです。

エレバンの冬です。そしてやり残したこと、これからやろうと考えている事など
の整理期間となりました。

▼目次
■残雪とアイスバーンのエレバン
■ガヤネ・レストラン
■国立歴史博物館
■ゴアール・ガスパリヤン
■ヒンカリ(大籠包)
■■後記
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訂正:アエロフロートのフライトルート
一旦太平洋上へ出てからそこでUターンし、本州を横断、新潟上空を通過して日
本海、シベリア沿海州へと航路を取った。
(ルフトハンザ航空のフライトルートと混同していました。)

■残雪とアイスバーンのエレバン
例年になくエレバンも冬が厳しかった、連日、最低気温がマイナス5度を下回っ
ているが、日中は日が差している、されど、風は肌を斬るような冷たさだ。

そのため、2007年、真冬に中央アジア4カ国へ出張する際、神田駿河台下の山用
品屋でドロミテのチロリアンシューズを調達した。そして、2009年に再度ウズベ
キスタンで、2010年初頭にはエレバンで活躍した。

このシューズ、足元がしっかりする。しかし、アイスバーンに気をつけなくては
ならない。

■ガヤネ・レストラン
これまで何度か通っているアルメニア家庭料理のレストラン、看板を出していな
い口コミだけのレストラン、オーナーの名前を取って通称ガヤネレストランとい
う。
アパートの一階を改造したレストランで、元ミュージシャンだったのだろう、ピ
アノがあり彼女が引いてくれる。日本の曲も弾ける。

久しぶりに再訪しエレバンの邦人関係者を招待した、関係者と付け加えたのは旦
那が米国人やイタリア人となのでだ。ここ6か月内に赴任してきた人たちだ。そ
れでも在留邦人が少ない国なので、賑やかになることは望ましい。

落ち着いて食事ができ話をするためにこのレストランに来るのだが、今回はやや
人数が多過ぎて話どころではなかった。それに、いつもと料理の質が異なる、ハ
シュラマのラムは食べられなかったな。こんなことは初めて故、どうしたかと思
っていた。

翌日、アルメニア人の家庭へ行ったら、アルメニア使徒教会では復活祭の前、40
日は肉(赤い)を食べないという慣例があるが、筆者のためにわざわざ肉料理を
用意したとの説明があった、その影響だと思いたい。

■国立歴史博物館
毎日この博物館の前を通って通勤していたので、一度も訪れる時間を作れなかっ
たので、今回、ここは外せなかった。

冬季は客が少ない、ほとんどいないと言っても過言ではない。午後に訪れたが、
拝観中の客は筆者一人であった。スタッフはいるがほとんど暖を取りながらお喋
りに講じている。まあ、やることが無さ過ぎるのだろう。

拝観料1,000AMD、共和国広場に面して鎮座している。同じ建物内には国立美術館
があるが、こちらは次回へ持ち越しとなった。

アルメニア国立歴史博物館

アルメニア国立美術館

■エレバン地下鉄
これもやり残しの一つ。

今回、乗車した。モスクワと同じシステムだ。維持管理ができなくEBRD他が融資
を決定したばかりだ。この融資が無ければ存続させ難しいという状況だった。

この地下鉄、ソ連時代に建設されたもの、よくこの程度の都市に地下鉄が許可さ
れたものだと思う。コーカサスは特別だったのだろう、トビリシにもバクーにも
ある。その他はタシケントくらいだ。

路線は、1路線、10駅、総延長13.4km、料金は均一100AMDUSD385AMD)。北部
セクションが1981年に開業している。

ネットワークが形成されていないので、乗車率は上がらないことは明白だ。

Station         Previous name(s)        Years
Marshal Baghramian      Saralandzhi     1981-1982
Hanrapetutian Hraparak Lenin Hraparak 1981-1992
Garegin Njhdehi Hraparak        Spandaryan Hraparak     1987-1992
Zoravar Andranik        Hoktemberyan    1989-1992

昼間に乗ったが、モスクワそのもの、新しい車輌も導入されているようだ。なぜ
か、ソ連が崩壊したのに地下鉄内は撮影禁止で注意された。

Yerevan Metro(urbanrail)

■ゴアール・ガスパリヤン(ガスパリアン)

アルメニアで仕事をするまでこの歌手の名を知らなかった。エジプト生まれのア
ルメニア人、第二次世界大戦後にアルメニアへ移住、ソ連時代にオペラ歌手とし
て活躍し世界中を演奏旅行する。日本にも1958年と1964年に労働者団体によって
招かれた形で来日している。彼女のことは別な機会に詳しく触れたい。

Gohr Gasparyan

ゴアール・ガスパリヤン ソプラノ独唱会
19640909() 18:30 開演

米子労音

1964年- 7年目(6)
74      1964    1       松田二郎 ギターリサイタル
75      1964    2       辻久子 ヴァイオリンリサイタル
76      1964    3       イベット・ジロー リサイタル
77      1964    4       ゴールデン・ゲイト・カルテット
78      1964    5       鈴木章治とリズム・エース
79      1964    6       今井久仁恵 ソプラノリサイタル
80      1964    7       ジョージ・ルイスとニュー・オルリーンズ・オールス
ターズ
81      1964    8       岡村梨影 ピアノリサイタル
82      1964    8       ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズ、ボズ宮崎
とコニー・アイランダース
83      1964    9       東京シンフォニック・タンゴ・オーケストラ
84      1964    10      ゴアール・ガスパリヤン ソプラノリサイタル
85      1964    11      ボニー・ジャックス
86      1964    12      ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
87      1964    12      武井義明とボーチェ・アンジェリカ

◆ソ連人民芸術家(People's Artist of the USSR
ロシア語(男性)だとНародный артист СССРとなる。ソ連に
おける名誉称号のひとつであり、1936年から1991年の間に1007名へ授与されてい
る。

Gohar Gasparyan Sings - documentary
html


■ヒンカリ(大籠包)

筆者は旨い物には目がない。エレバンにも旨い物がある、その中の一つがヒンカ
リだ。グルジアの水餃子と言われているが、小籠包(ショウロンポウ)と言った
方が適切かもしれない。筆者は、大籠包と勝手に言っている。

それは「ヒンカリ(khinkali)」というグルジア料理のひとつ、サイズからすると
やはりこれは大籠包ですね。アルメニア人が作るグルジア料理は旨いのです。

中央アジアに「マントゥ」という肉まんのような蒸かした食べ物があるが、これ
はラム肉を使っているのでその匂いが鼻に付き非常に筆者は苦手なのですが、ヒ
ンカリは小籠包と同じ味、キリスト教国なので豚肉が使えると味が違いますね。

このレストランは、Tumanyan通り、地階1階にあり、名前もレストラン・ヒンカ
リと言います。

先日、帰国当日のランチを食べに行った。御勘定を済ませたあと席を立とうとし
た時に、ワインを一本持ってきた。なにやら店の何周年記念だと理解した。

他に美味しい食事がある。アルメニア人が作るグルジア料理、また別の機会に。

■■後記

最後に素晴らしい詩を!

吉田松陰から松下村塾最年少の塾生だった山田顕義へ贈った扇に書かれた詩、30
歳に満たない人の作とは思えないほど達観している、

立志尚特異 (立志は特異をとうとぶ)
俗流與議難 (俗流はともに議し難し)
不思身後業 (身後の業を思はず)
且偸目前安 (且つ目前の安きをぬすむ)
百年一瞬耳 (百年は一瞬のみ)
君子勿素餐 (君子素餐するなかれ)

志を立てるためには人と異なることを畏れてはならない
世俗の意見に惑わされてもいけない
死んだ後の業苦を思いわずらうな
また目前の安楽は一時しのぎと知れ
百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうかいたずらに時を過ごすことのないように

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2012年3月11日日曜日

【世界の街角からMM】第135号 エレバンへの道中 2012年3月11日


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メールマガジン「世界の街角からMM」       第135 2012311
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東北大震災から1年、犠牲者を追悼するともに今後の復興が進展するよう祈念い
たします。

さて、無理やり時間を取り10日間ほどエレバンとモスクワに行ってきました。こ
れまでは滞在先からのレポートがほとんどでしたが、今回は帰国後の日本からで
す。

先ずはエレバンまでの道中です。

▼目次
■アエロフロート日本就航45周年プロモーション
■ミスったアエロフロートのオンライン予約
■成田発モスクワ行きのアエロフロート便
■モスクワ・シェレメツェボ空港トランジット
■早朝到着したエレバン
■■後記
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■アエロフロート日本就航45周年プロモーション
「モスクワ往復35000円」こんなDMが届いていたのでアエロフロート日本支社に
確認したら、旅行期間、席数限定で私が問い合わせした時には少ないです、しか
も、228日までに旅行を終わる必要があります、というのでこれは除外した。
もともとそのつもりはなかったので特段問題はない。

今回は、目的地がエレバンとモスクワなので全旅程をアエロフロートが使えるこ
とから最も安いであろうとの思い込みからアエロフロートでの航空運賃をオンラ
インで確認した。HISにも問い合わせたがオンライン購入より2万円ほど高かった
ので、当初のとおりオンライン予約購入とした。

▼航空運賃(アエロフロート・ロシア航空)
フライトルート=成田-モスクワ(SVO)-エレバン
Fare =  USD 884.00(Equivalent Amount Paid) (JPY 67,700)
INSURANCE/FUEL CHARGES = USD 496.40
BOOKING SYSTEMS SERVICE FEE = USD 19.60
COMBINED TAXES = USD 87.80
Total Fare = USD 1487.80

■ミスったアエロフロートのオンライン予約
予約が完了してから、エレバンからモスクワへの便が意図していたフライトより
遅い便になっている事に気が付いた。エレバン21時発、シェレメツェボ010
着、アエロエクスプレスの最終便は030分、間に合わない。よってタクシーと
なる。これがややこしいので避けたかったのだ。

直ぐにアエロフロート東京支社へ問い合わせると、購入した航空券の予約変更は、
出発以降でないと受付できない、また、変更手数料は15000円だという説明。仕
方がないので、現地から変更することにして出発した。

このフライトの変更は、アエロフロートのエレバン支社で確認したが満席で取れ
ないという、翌日も同じ状況、しかも予約したクラスは用意できないとの回答。
ビジネスクラスなら空いていたようだが、タクシー代50ドル相当だし、特に翌朝
決まった予定があるわけでもないので、予約は変更せずにした。

▼アエロフロートの予約変更
航空券のクラスによって変更手数料が異なる。日本初のフライトの場合、変更手
数料が15000円と規定されている、何時時点のレートかわからないが100ユーロを
換算したのだろうか。その他の国ではユーロか米ドルベースとなり、現時点では
為替の関係で安くなる。

■成田発モスクワ行きのアエロフロート便

▼日本から初搭乗したアエロフロート
これまで、アエロフロートで日本に帰国したことが一度あったが、日本からアエ
ロフロートで出国したことはなく、今回のフライトが初めてとなった。前回の帰
国便はソ連時代なので、やや

ではどこでアエロフロートに乗っていたかと言えば、旧ソ連圏内、中央アジアや
コーカサスを行き来するのにモスクワを経由して乗り継いでいたのだ。

▼成田空港第一ターミナル北ウイングがスカイチームのターミナル
全日空やルフトハンザ航空等のスターアライアンス加盟航空会社は、第一ターミ
ナル南ウイングを利用しているが、アエロフロートをはじめとするスカイチーム
は第一ターミナル北ウイングを使っている。

▼成田発モスクワ/パリ行きSU576便
SU576便は、成田空港を135分に発ち、モスクワ・シェレメツェボ空港に1825
分に到着するフライトである。成田空港の出発掲示板には「モスクワ/パリ」と
あるのでモスクワ経由パリ行きのフライトということなだろう。使用機材はA320
-300、かなり大きく席数は302席とB747クラスだ。それがほぼ満席、しかも2月下
旬だと言うのに。

席の予約がオンラインで出来ると思っていたが出来なかったので早めに成田空港
へ行きチェックイン、窓側の席を確保した。成田からモスクワは日中のフライト、
窓から眺めは筆者にとっては重要なのだ。

アエロフロート・ロシア航空は、ヨーロッパ系航空会社の日本便のように日本人
客室乗務員は搭乗していないが、日本語を話すロシア人乗務員が乗務している。
客室乗務員程度の会話ならロシアで十分に賄えるということなのだろう、ソ連時
代からこの点は変わっていない。

フライトルートは成田空港を離陸後、一旦、太平洋上へ出てからUターン、丁度、
九十九里浜上空だ、そして、日本列島を北上し空きた付近で日本海へ、札幌付近
から西方向へ針路を変更し日本海上空を経てロシア・シベリア上空と進む。日中
のフライトなので窓からの景色を楽しんだ。

■モスクワ・シェレメツェボ空港トランジット
▼ロシア入国審査の簡素化
SU576便はほぼ満席だったが入国審査では日本人を見かけなかったのでほとんど
の乗客がトランジットでパリへ向かったか、その他のアエロフロート便に搭乗し
たと思われる。

今年からだろうか、入国審査の手続きが簡素化されたようだ。これまでは入国
カードに記入していたが、それが係員がオンラインでパスポートデータを入力し、
これまでと同じ用紙に印字されるようになった。あとはその用紙にサインだけす
ればよい、半券を返されるのでこれは出国まで持っていなければならない。

窓口の数も多く、手続きは面倒だろうが比較的スムーズに進んでいた。

MTSのリチャージ
トランジットでロシアに入国した目的の一つに、携帯電話のリチャージとデータ
通信用SIMのバランス確認であった。携帯電話SIMはまだ有効であったのでこれは
リチャージすれば済むが、データ通信用は状況が不明なのでSIMの番号を確認し
てもらう必要があった。

アエロエクスプレス駅の手前、スタバの前にMTSのショップがある。案の定、SIM
が無効になっていたので新たに購入することにした。RUB400だという、SIM代金
RUB50で残額は通信料金に充当されるという。早速このSIMUSBモデムに差し
復活させた。

■ダイナースクラブで使える無料ラウンジ-モスクワ・シェレメツェボ空港
年会費を支払っているクレジットカードの一つであるダイナースカード、この
カードを維持している理由に空港でのラウンジ無料利用があるからだ。シェレメ
ツェボ空港でもそのサービスが受けられる。数年前、Fターミナルでそのサービ
スがキャンセルになったことがあったので、どうなったかと今回改めて確認した
ところ、Eターミナルに使えるラウンジがあった。

GALAKTIKA
Eターミナル39番ゲート前

ダイナースクラブカードで使える空港ラウンジーモスクワ、シェレメツェボ空港

■早朝到着したエレバン
エレバン行きSU1864はモスクワを翌日の午前1時15分発、エレバンには4時1
5分に着いた。

ほとんど寝ていて覚えていないが、何か客室乗務員が英語で言ったような記憶、
とにかく眠かった。深夜のモスクワから深夜のエレバンへの移動なので外は暗闇、
自分がどこにいるのかを考える手掛かり探してしまいそうだ。

ボーディングブリッジから出国審査場へ進む。例によってビザを申請窓口で手続
きをしている間にほとんどの入国手続きが終了し列にはもう数人しかいない。テ
キパキと手続きが進み、免税店の中を通過してターンテーブルで荷物を受け取る
ようになっている。

カートは確か500AMD、ちょっと高いかな、利用代金を払ってブースから一台をも
らう。

新ターミナルが全面オープンしたのだろう、出口が前回と異なりやや手前になっ
ていた、こちらが本来の出口なのだろう、荷物のタグを見せて税関を通過、外へ
出る。

▼到着時にも使える免税店
エレバンの空港では到着時にも免税店が利用できる。ここでアルメニアブラン
デーを買って、スーツケースの中に入れて出国する。市内で買うと同じものでも
税金分の約10%が加算されているので重宝している。夏季にはここでポロシャツ
も調達した。

▼空港からのタクシー
扉の手前右側に予約しておいたAirTaxiのカウンターがあったので確認したが、
女性のスタッフは何も聞いていないという。アルメニアではよくあることだ、そ
れでそのまま外へ出たら、後ろから同じタクシー会社の人が追いかけてきた。

タクシーはLADAの新型、後部座席にキャリーオンを乗せたので助手席に座る。深
夜なので車は疎ら、エレバンのラスベガスはいつもの通りネオンが煌々としてい
る、20分程度で馴染みの通りにでた。

AirTaxiというタクシーなのだが、空港から市内中心部までで3200AMD(メータ
制)だったが、市内から空港へは1600AMD(同じくメータ制)と半額、不思議だ
が現実なのだ。

通常タクシーは燃料費の安い天然ガスを使用しているためトランクにそのガスタ
ンクが設置されている、そうなるとスーツケースがトランクには入らないという
こともあり得る、これはタクシーを呼んでから気が付くのが常だ。

■■後記
日本からこのルートでエレバンに行ったのは始めだったが比較的スムーズな移動
だった、モスクワでのトランジットで所要もこなせたし、ちょっと見なおした。

暗闇の中から道路脇に雪が多く残っているのが見えたが路面は凍ってはいない、
しかし、氷点下56度の寒さだった。今年の冬は長い。

6時ごろに部屋に入った。風呂にお湯を張り、身体を温めてから昼ごろまで休む
ことにした。こういたことができるのは素晴らしい。
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