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メールマガジン「世界の街角から」 第18号 2009年3月30日
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今号はアシガバート(トルクメニスタン)滞在のレポート(1)です。
出張先の都市より人や街、生活のこと、耳にしたこと、肌で感じたこと、美しい
もの、旨いもの、ちょっと硬い言葉で言えば社会経済情勢かな、等、気ままなレ
ポート等をお届けしています。
▼今号の目次はこちらです。
アシガバート(1)
■トルクメニスタンへのルート
■トルクメニスタンへの入国
■アシガバートのホテル
■アシガバートのレストラン
■アシガバートの町の様子
アシガバート(2)
■アシガバートのショッピング
■トルクメニスタンのインターネット事情
■トルクメニスタンガイドブック
■トルクメニスタンの旅行会社と旅行記
■アシガバート国際空港からの出国
■■編集後記
バックナンバー: http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
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■トルクメニスタンへのルート
空路の場合、国際空港はアシガバートだけだろうからここが玄関になる。私の場
合、イスタンブル経由でアシガバートへ到着した。イスタンブル-アシガバート
は毎日トルコ航空により運行されている。フランクフルト-アシガバート(ルフ
トハンザ航空)は週4便、その他、バンコク、北京、デリー、ドバイ、
Moscow-Domodedovo等(トルクメニスタン航空)、モスクワ(トルクメニスタン航
空及びS7(シベリア航空)、タシケント(ウズベキスタン航空、週1便)等が運
行されている。
http://www.turkmenistanairlines.com/
http://www.thy.com/en-INT/
http://www.s7.ru/en/index.html
■トルクメニスタンへの入国
早朝、5時50分にアシガバート空港へ到着、合流する人が事前にCIPを申し込んで
おいたのでそれに従う。CIP待合室でパスポートとLOIを係員に渡し、待つことに
なったが、待てども待てどもなかなか入国審査が進まない。1時間半近く待たされ
やっとパスポートを持った係員が現われ、VISA代の支払いだ。
CIP: Commercially Important Person
LOI: Letter of Invitation
95米ドル(VISA)+2米ドル(領収書)=97米ドルを窓口で現金で支払い、それか
ら、入国審査だ。そして、荷物の受け取り。CIPだと荷物まで持ってきてくれ、お
茶まででるがどれほどの効果があるのか(こちらのが早いのかどうか)まったく
不明だ。CIP料金30米ドル也。
アシガバート空港施設は比較的建築年が浅いが、飛行機から直接ターミナルへ接
続するボーディング・ブリッジはない。
ホテルまでの移動は事前に予約していた車が迎えに来たので料金は不明だが、タ
クシーは安いとのこと。
■アシガバートのホテル
Nissa Hotelに宿泊、一泊65米ドル朝食別(3ドル)。部屋はツインが基本で広め、
テーブルが窓側にある。小さいがベランダが付いている。比較的清潔感のある部
屋とバスルーム、バスタブあり。
セントラルヒーティングと思ったが暖房はヒーターパネルを開けないとオンにな
らない。それに気づかず二晩も寒い思いをした。廊下のほうが暖かかったのだ。
ホテルの場所は中心街の外れだろう、交差点の角に立地している。ホテルの目の
前は真新しい建物、大学だという。周囲には商業施設はない。
レセプションはソヴィエト時代を思い起こさせるサービスレベル。ほとんどがロ
シア人だ。
土産物屋にトルクメニスタンとアシガバートの地図が売っている。それぞれ8 New
Manat。内容は、特にアシガバートのは限定的だ。
宿泊料金はクレジットカードで支払いが可能であり、AMEXとVISAのみ対応してい
る。手数料5%が課せられる。
Atabayev kocesi 18, Town centre
Ashghabat, Turkmenistan
35220 48 87 00/1/2/3/4
▼その他のホテル
http://hotels.lonelyplanet.com/hotel/?RegionId=2376
■アシガバートのレストラン
3箇所のレストランで食事をした。サンプルは少ない。
1)Yinpas(トルコ系スーパーマーケット)内のレストラン
トルコ系の料理だろう、スープとサラダで11New Manatだった。両方ともトルコで
の味と変わらない。
Turkmenbashi sayoli 54
2)HotelNissa内にあるイタリアン人経営のイタリアンレストラン
こんなところでイタリアンと思ったが美味しいとの評判だった。ランチ、ディ
ナーとも当日のメニューがある。それぞれ、25及び32New Manatだった。味はしっ
かりしている。普通に食べて10-15ドルだろう。酒代は別。ビールはトルコの
Efesとロシアのバルチカ、ワインはイタリアンのみ(それなりの値段)。宿泊し
ていたホテル内だったので何度か通った。
隣にバーがある。Efes 13 New Manat。23時以降、夜の蝶が飛び始める。
Hotel Nissa, Atabayev kocesi 18,
Tel.22 11 35
3)パイタクト
日本大使館のあるビル12階にあるロシア料理レストラン。料理は美味しい。アミ
ューズメントパークのような新市街地の夜景が見られる。
▼その他のレストラン
http://www.lonelyplanet.com/turkmenistan/ashgabat/restaurants
■アシガバートの町の様子
多忙なスケジュールだったので建物内にいる時間は長かったが、町の様子を見る
時間は車で移動しているときに限られた。よって、自分の足で歩いていないので
どこを移動しているのかなかなか掴めなかった。未だに地図が頭に入っていない。
よって五月雨的に目にしたこと、以下の通りです。
1)全国で約500万人、首都人口が70万人程度なので地方都市のイメージだが、新
しい建物、建設中の建物が多い。中心部の住宅は3階建てが多く、低密度だ。1948
年の地震により、町が崩壊したので現在の町はそれ以降の建設だ。
2)独立後、多くの建物が建て替えられたり、既存市街地の周辺に新築された。
新築されたビルは装飾照明が多く、夜間はアミューズメントパークの中にいるよ
うな感じ、建設工事用のクレーンまで装飾照明が施されている。
3)新規に建設された道路は既存の放射状道路の延長にあり、幅員広く直線が多
い、したがってこの町の特徴となっている。そのところどころに広大な公園があ
り、モニュメント、公共施設が配置されている。車がないと移動は困難だ。
4)ホテルのベランダから頂に雪を冠した山が見え、その手前に高層の新市街地
が広がっている。こんなに広い土地があるのだから高層にする必要は無いと思う
が。アシガバートに近いこの山(Kopet Dag)を越えるとイランだ。
5)アシガバートの交通はバス、トロリーバスが主体だ。トラムなど軌道系はな
い。
6)町の中の看板や標識などはロシア語は少なくトルクメン語が主であった。ト
ルクメン語はトルコ語とよく似ており、アルファベットも同じ、それだけ見てい
るとトルコに居るような印象だ。
7)どこへいっても新しいビルが多い。そして、エレベータは例外なく三菱電機
製だった。その多くはトルコ系建設会社、政府系は仏系建設会社ビュイックだと
聞いた。
8)政府にはトルクメニスタン人ばかりだが、ホテルはロシア人ばかりだった。
データがやや古いが1995年の民族構成はトルクメン77%、ウズベク9.2%、ロシア
6.7%(ソヴィエト末期の1989年には9.5%)
9)政府で働く女性は国民ドレスと言われる踝までのドレスを着ることが義務付
けられている。会議中、お茶を運んでくるの人はみな国民ドレスを着ていた。
10)市内を走っている自動車はトヨタなど日本製が多いし、中古車とて質が高
い。ドバイ経由の輸入車が多いとのこと。
11)補助金が支出されているので生活必需品の価格は安く抑えられている。
◆為替レート
USD1=2.85 New Manat
http://www.tfeb.gov.tm/eng/index.html
■■編集後記
初めてのトルクメニスタン、初めてのアシガバート、数日の滞在だったので実感
がないが、通信を除いて悪くはなさそうな印象だが、これは次回行くときに検証
されるものと思う。
引き続き、私の視点でトピックを提供できればと思っています。
ご意見・ご感想はお気軽にご連絡下さい。
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メールマガジン「世界の街角から」第18号 2009年3月30日
発行責任者:飯尾彰敏
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