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メールマガジン「世界の街角から」 第6号 2009年3月5日
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第6号は写真を撮影するフィルムのレポートです。第2号でポラロイド社スペクトラ
フィルムを取り上げましたが、同様にコダック社の写真用フィルムが一昨年、昨年
と相次いで生産中止になりました。特にコダクローム(ポジティブ)は何とも遺憾
と言わざるを得ません。
出張先より人や街、生活のこと、肌で感じたこと、美しいもの、旨いもの、ちょっ
と硬い言葉で言えば社会経済情勢かな、等、気ままなレポート等をお届けしていま
す。
▼第6号の目次はこちらです。
■本当に最後の現像、コダクローム64
■エクタクローム、お前もか?
■■編集後記
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■本当に最後の現像、コダクローム64
コダクローム(Kodachrome 64 36exp.)は私が写真を撮り始めたころ、先輩諸兄か
ら発色と保存の良さで薦められたリバーサルフィルムだ。確かに非常に鮮やかな色
合いだし、20年を経ても当時の色あいを保っている。
このコダクローム64がデジカメの普及により2007年3月ごろに販売中止になり、日
本国内の現像が2007年12月20日まで、そして、米国現像所への取次ぎが2008年9月末
までだった。コダクロームが製造中止になるということは私の予定になく、残念こ
の上ないがこれが時代の趨勢というものなのだろうか。50年以上にわたってカメラ
マンに愛されたコダクロームの歴史に幕が下ろされた。
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/info061213.shtml
世界で最後の現像サービス、米国現像所への取次ぎが9月30日の受付で終了し、たま
たま、9月30日にイーストウエストへ持ち込んだコダクロームの現像が仕上がり、米
国から送られてきたいた。滑り込みセーフで手持ちのコダクロームを全て現像する
ことが出来た。10月の下旬に現像完了の連絡をいただいたが丁度出張に出だ後だっ
たので、受け取りが先週になった。
米国仕上げの場合、日本でのマウントがプラスチックになって久しいが、今は懐か
しい紙のマウントだ。「OCT 08」と刻印がある。1本あたり3340円の現像マウント料
也。復刻コダクロームを期待して止まない。
■エクタクローム、お前もか?
知人にコダクロームの製造中止の話をしたら、エクタクロームも2008年12月末で販
売中止になると情報を頂いた。コダクロームについては前述のとおり、既に販売が2
007年3月に終了し、国内現像が2007年12月、米国現像取次ぎが2008年9月末で終了し
ている。
エクタクロームの販売終了についてはwebを見てみると9月24日付けでコダックから
案内があった。販売終了品の内容は、以下の2種類のエクタクロームで2008年12月末
で販売が終了するとある。
コダック プロフェッショナル エクタクロームフィルム E100GP
KODAK Professional EKTACHROME Film E100GP
コダック エクタクローム 64 プロフェッショナル フィルム
KODAK EKTACHROME 64 Professional Film
ということは、他のエクタクロームE100G/GX、E100VSは販売継続ということになる
が、どうだろう。
それから、その知人が愛用しているカメラとフィルムにアグファというドイツの会
社があるが、既にフィルムの製造は中止されている。この会社、カメラも製造して
いた。このアグファのネガフィルムを数回使用したことがあるが、リバーサルは試
し撮りするチャンスを逸してしまった。
リバーサルフィルムが販売中止になるこの世の中、ライカがデジタルカメラを製造
するようになったのだから時代の趨勢というべきだろうか。
エクタクロームの販売終了の案内
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/info080924.shtml
エクタクロームの案内
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/professional/products/colorReversalIndex.shtml
▼ご意見・ご感想はこちらから述べられます。
http://form.mag2.com/slicleapru
▼バックナンバーはこちらからお読みいただけます。
http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
■■編集後記
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、私の視点でトピックを提供できればと思っています。
デジタル化はアナログの製品をこんなにもじわりじわりと追い込んでいたとは思い
もよりませでした。特にリバーサルのコダクロームはそれなりの質の高さを誇って
いたことと限られたユーザだけが使っていた製品でデジカメの影響は受けないだろ
うと勝手に考えていたがやはり技術革新には勝てなかったということだろうか。次
は何が消えていくのだろうか。
ご意見・ご感想はお気軽にご連絡下さい。
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メールマガジン「世界の街角から」
発行責任者:飯尾彰敏
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メールマガジン「世界街角通信」のblogです。世界各地の街角から国際情勢を読む!生レポート、主に出張で滞在している国や地域の社会経済情勢、歴史文化、生活情報、対日関係等をレポートします。
2009年3月5日木曜日
2009年2月22日日曜日
【世界の街角から】 タシュケント再び、他 第2号 2009年2月21日
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メールマガジン「世界の街角から」
===================================================第2号 2009年2月21日
はじめまして、発行人の飯尾彰敏です。
出張先の都市より人や街、生活のこと、肌で感じたこと、美しいもの、旨いもの、
ちょっと硬い言葉で言えば社会経済情勢かな、等、気ままなレポート等をお届けし
ています。
今は中央アジアに滞在していますのでこの近辺のトピックになります。
▼第2号の目次はこちらです。
■大陸の明かり-インチョン-タシケント便
■販売中止となったポラロイド社スペクトラ・フィルム
■タシケントのホテル-値上げ
■■編集後記
===========================================================================
■大陸の明かり
インチョンから飛び立ったアシアナ航空OZ573便、A330-200は北西方向へ進路を決め、
右手に大連、左手に青島を結ぶラインの中間を目指してにポジジョンをとり黄海を
横断し前方の天津を目指す。そして、北京上空を迂回し、さらに大陸を横断するよ
うに奥地の北西方向へ飛ぶ。
フライト時間は7時間50分が予定されていた。インチョン空港が17時20分に発ち、21
時10分にタシケントへ到着する行程だ。夕方出発なので窓の外は闇の世界、特にこ
の日は曇天でインチョン周辺も島が若干見えた意外は霞んで雲以外見る対象が無か
った。
予断だが、席はガラガラ、旅行代理店の話だとシートの予約がリクエストしか入ら
ないというので混んでいるのかと思ったが、その逆なので予約が入らないのはまっ
たく意味不明だった。カウンターで聞いたところ、アシアナ航空へ直接連絡すれば
予約できるとのこと。
タシケント到着、1時間半くらい前だろうか、スクリーンのフライト状況を見るとYi
ningの南、タクラマカン砂漠上空であろうと思われるポジションを映し出している。
窓の外を見たら暗闇の中に2箇所(進行方向右側)街の明かりが見えた。
スクリーンではこれ以上詳細が表示されないので、機内誌のフライトルートマップ
をめくるも日本航空のような比較的航路に忠実なマップではない。よってはっきり
しないが、機体はタクラマカン砂漠上空を航行しているので新彊ウイグル地区の都
市だろうかと勝手に想像した。
大陸の街の明かりは、20数年前にアテネから南回りの日本航空で帰国するときアラ
ビア半島上空で窓の外から見えた鮮明な街の明かりを思い出させた。
■販売中止となったポラロイド社スペクトラ・フィルム

出張準備で渋谷ビックカメラのフィルムコーナーへ立ち寄ったら生産中止されたス
ペクトラ用のフィルムがまだ売っていた。今はもう商品の数が少なくなったが、そ
れでも10パッケージ以上は陳列されていた。
これは買わないとと思い3本セットのパッケージ、5980円、を購入、一枚当たりの単
価を計算したらなんと200円ではないか、これでは、デジカメとは競えませんね。
家に戻って早速もう何年も使っていないポラロイド社のスペクトラを押入れの奥か
ら持ち出し、フィルムを充填、我が家の住人、子犬だが、をモデルに試し撮り、な
かなか静止していてくれませんが何とか撮影に成功。
ポラロイドカメラのシャッターを押すと、カシャ、キーといって本体前から写真が
出てくる。しかし、このときはまだ真っ白、しばらくすると画像が浮き出てくる。
味わいがありますね。でも世代が変わると「ポラロイドって何ですか?」というこ
とになりそうだな。
ポラロイド社スペクトラの仕様(ヤフオクより転載)
画面サイズ 72×91mm
ピント合わせ 超音波AF
撮影距離 0.6m~∞ アダプター使用時0.25~
ファインダー テレスコーピック
シャッター 電子制御 1/245~2.8秒
露出機構 電子制御AE 明暗調整±2/3
使用フィルム Polaroid Spectra Film ISO600
ストロボ 内蔵固定式 発光停止撮影可
使用電源 フィルム内蔵ポラパルス板電池
フィルム装填・給送 フィルム位置合わせ、自動送り出し
フィルムカウンター カウンター窓 自動復元残数表示
大きさと質量 70.6×160×142mm 807g
大きさ 90.6×160×142mm (開いた時)
その他 セルフタイマー コントロールパネル
1986年物価目安 大卒公務員初任給約¥144,500- 1ドル160.10円

■タシケントのホテル-料金値上げの不思議
2009年より大幅な値上げを実施したホテルが多いようだ。今回、泊っている
Dedemanは65>85米ドル、Radisson SASは70から130米ドルへ値上げした。この意味が
よくわからないのがこの国なのだが、外貨建てで料金を徴収している(実際の支払
いの際にSUMに換えている)のだからホテルビジネスの場合、外貨ポーションの割合
は低いはずなので世界経済危機に便乗した値上げではないだろうかと推測している。
インフレーションは年率xx%(公表)であるものの、ドル建てで宿泊費が支払わ
れているので、影響は少ないはず。まあ、素人的な判断だとこういうことになる。
因みに、現在の為替レートは1USD=1427Sum(2月14日)である。
ウズベキスタン中央銀行
http://www.cbu.uz/
Dedeman Silkroad Tashkent
http://www.dedeman.com/Tashkent.aspx
Radisson SAS tashkent
http://tinyurl.com/bbshl4
▼バックナンバーはこちらからお読みいただけます。
http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
■■編集後記
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、私の視点でトピックを提供できればと思っています。
ご意見・ご感想はお気軽にご連絡下さい。
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メールマガジン「世界の街角から」
発行責任者:飯尾彰敏
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はじめまして、発行人の飯尾彰敏です。
出張先の都市より人や街、生活のこと、肌で感じたこと、美しいもの、旨いもの、
ちょっと硬い言葉で言えば社会経済情勢かな、等、気ままなレポート等をお届けし
ています。
今は中央アジアに滞在していますのでこの近辺のトピックになります。
▼第2号の目次はこちらです。
■大陸の明かり-インチョン-タシケント便
■販売中止となったポラロイド社スペクトラ・フィルム
■タシケントのホテル-値上げ
■■編集後記
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■大陸の明かり
インチョンから飛び立ったアシアナ航空OZ573便、A330-200は北西方向へ進路を決め、
右手に大連、左手に青島を結ぶラインの中間を目指してにポジジョンをとり黄海を
横断し前方の天津を目指す。そして、北京上空を迂回し、さらに大陸を横断するよ
うに奥地の北西方向へ飛ぶ。
フライト時間は7時間50分が予定されていた。インチョン空港が17時20分に発ち、21
時10分にタシケントへ到着する行程だ。夕方出発なので窓の外は闇の世界、特にこ
の日は曇天でインチョン周辺も島が若干見えた意外は霞んで雲以外見る対象が無か
った。
予断だが、席はガラガラ、旅行代理店の話だとシートの予約がリクエストしか入ら
ないというので混んでいるのかと思ったが、その逆なので予約が入らないのはまっ
たく意味不明だった。カウンターで聞いたところ、アシアナ航空へ直接連絡すれば
予約できるとのこと。
タシケント到着、1時間半くらい前だろうか、スクリーンのフライト状況を見るとYi
ningの南、タクラマカン砂漠上空であろうと思われるポジションを映し出している。
窓の外を見たら暗闇の中に2箇所(進行方向右側)街の明かりが見えた。
スクリーンではこれ以上詳細が表示されないので、機内誌のフライトルートマップ
をめくるも日本航空のような比較的航路に忠実なマップではない。よってはっきり
しないが、機体はタクラマカン砂漠上空を航行しているので新彊ウイグル地区の都
市だろうかと勝手に想像した。
大陸の街の明かりは、20数年前にアテネから南回りの日本航空で帰国するときアラ
ビア半島上空で窓の外から見えた鮮明な街の明かりを思い出させた。
■販売中止となったポラロイド社スペクトラ・フィルム

出張準備で渋谷ビックカメラのフィルムコーナーへ立ち寄ったら生産中止されたス
ペクトラ用のフィルムがまだ売っていた。今はもう商品の数が少なくなったが、そ
れでも10パッケージ以上は陳列されていた。
これは買わないとと思い3本セットのパッケージ、5980円、を購入、一枚当たりの単
価を計算したらなんと200円ではないか、これでは、デジカメとは競えませんね。
家に戻って早速もう何年も使っていないポラロイド社のスペクトラを押入れの奥か
ら持ち出し、フィルムを充填、我が家の住人、子犬だが、をモデルに試し撮り、な
かなか静止していてくれませんが何とか撮影に成功。
ポラロイドカメラのシャッターを押すと、カシャ、キーといって本体前から写真が
出てくる。しかし、このときはまだ真っ白、しばらくすると画像が浮き出てくる。
味わいがありますね。でも世代が変わると「ポラロイドって何ですか?」というこ
とになりそうだな。
ポラロイド社スペクトラの仕様(ヤフオクより転載)
画面サイズ 72×91mm
ピント合わせ 超音波AF
撮影距離 0.6m~∞ アダプター使用時0.25~
ファインダー テレスコーピック
シャッター 電子制御 1/245~2.8秒
露出機構 電子制御AE 明暗調整±2/3
使用フィルム Polaroid Spectra Film ISO600
ストロボ 内蔵固定式 発光停止撮影可
使用電源 フィルム内蔵ポラパルス板電池
フィルム装填・給送 フィルム位置合わせ、自動送り出し
フィルムカウンター カウンター窓 自動復元残数表示
大きさと質量 70.6×160×142mm 807g
大きさ 90.6×160×142mm (開いた時)
その他 セルフタイマー コントロールパネル
1986年物価目安 大卒公務員初任給約¥144,500- 1ドル160.10円

■タシケントのホテル-料金値上げの不思議
2009年より大幅な値上げを実施したホテルが多いようだ。今回、泊っている
Dedemanは65>85米ドル、Radisson SASは70から130米ドルへ値上げした。この意味が
よくわからないのがこの国なのだが、外貨建てで料金を徴収している(実際の支払
いの際にSUMに換えている)のだからホテルビジネスの場合、外貨ポーションの割合
は低いはずなので世界経済危機に便乗した値上げではないだろうかと推測している。
インフレーションは年率xx%(公表)であるものの、ドル建てで宿泊費が支払わ
れているので、影響は少ないはず。まあ、素人的な判断だとこういうことになる。
因みに、現在の為替レートは1USD=1427Sum(2月14日)である。
ウズベキスタン中央銀行
http://www.cbu.uz/
Dedeman Silkroad Tashkent
http://www.dedeman.com/Tashkent.aspx
Radisson SAS tashkent
http://tinyurl.com/bbshl4
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■■編集後記
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、私の視点でトピックを提供できればと思っています。
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