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2018年9月11日火曜日

【世界街角通信MM】第292号 中近東通信No.12-2018-09-11


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メールマガジン「世界街角通信MM」第292 2018911
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大坂なおみのUSオープンテニス優勝、おめでとう!
セリーナの抗議態度と米メディアの対応状況、次号以降にこの歪なことを書こう
と思います。

5月末より時間を割くことが難しく今に至っています。前号、間が空きましたの
で同じ内容ですが第292号としてお届けします。

本日、911日、イスラムのヒジュラ暦では新年、ヨルダンは祝日です。

以下、291号の内容です。

皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.11です。

4月から5月にかけて本業の方で多忙を極めており、こちらが御座なりになってお
りました。その間、当地域では米国大使館のエルサレム移転問題やシリア内のイ
ラン基地からのイスラエルへのミサイル発射、日本からは4月末の河野外務大臣、
続いて安倍総理の中東訪問と外交行事が続きました。

近所の正教会で行われた4月の復活大祭については後日に。

▼目次
■丹下健三とヨルダン
■イランとEurasian Economic Union 5/173年間のFTA締結
■シェレメチェヴォ空港ターミナルBが改装
■ケルチ海峡大橋、完成!
■どうでもよい世界の金持ちリスト
■■後記

★本文★

■丹下健三とヨルダン

当地の日本人の間でもあまり知られていない、このヨルダン科学技術大学と日本
との関係、80年代に丹下健三がキャンパスの基本設計を行い、その後、病院を含
む施設の実施設計を行なっている。最近では、円借款(セクターローン)の一部が
教育棟の建設に支出されている。

King Abdullah Hospital at JUST, 1989。これもJUST同様に丹下健三作品。

丹下健三作品、ヨルダン科学技術大学(1986) in Irbid.

丹下健三設計の作品がアンマンにもあるというので調べてみたが、王宮(1983)
ゃ見られない。アサド大統領官邸も丹下作品(1981)、当時は中東でも日本の建築
家が活躍していた。

■イランとEurasian Economic Union 5/173年間のFTA締結

イランとアルメニア国境の都市メグリのFEZへの加工型投資が期待される。この
ルート、イランのペルシャ湾の港湾都市バンダルアッバスに繋がっているが、イ
ラン国内からメグリ、メグリからエレバン、エレバンからトビリシの道路は険し
い。更ににロシアまでもカフカス越えとなると険しい。エレバンに滞在していた
当時、メグリまでとトビリシ、ポティまでは道路状況を踏査した。

■シェレメチェヴォ空港ターミナルBが改装

シェレメチェヴォ空港ターミナルBが改装されDEFターミナルへの移動用水平
エレベーターが設置された。これまでトランジットでも、一旦、入国しないとい
けないターミナルだったが本来のトランジットになったということなのだろうか。


■ケルチ海峡大橋、完成!

総延長19kmのカルチ峡大橋、供用開始、工事進捗ビデオが凄い!

プーシキン大統領がKAMAZトラックを運転して渡り初め。^_^

■どうでもよい世界の金持ちリスト

日本人も御一方、ランクされています。

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.290の目次
▼目次
■オーストリア航空、成田線復活
■世界最強パスポートは日本
■イスラエル空軍、F35B、実戦配備
■イスラム開発銀行の南南協力報告書への寄稿
■アンマンでフィリピンペソ?
■アンゲラ・メルケル独首相はポーランド系
■■後記

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CA+C 中央アジア・コーカサス地域研究会(グループ)

R+EE 露・東欧地域研究会(グループ)

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★クルブニーカの海外ホテル++
これまで泊まったホテル備忘録

★クルブニーカの住まい・都市ウォッチング

■■後記

日本との関係が稀有な国だと感じていたが、それでも、6か月もいると若干なが
ら視野に入ってきた。世界の建築家丹下健三設計の作品だ。

来週、視察に行くことにしている。しかし、それ以外がまだ見えてこない。

■後記の後記

6月、7月、8月とあっという間に次官が過ぎ去っていきました。その間、イラク
から政府職員を2回迎え今年度の事業についての協議を行い、その後、タイのホ
アヒン郊外で実施されたUNHCRの安全管理研修と称する研修に出席、戻ってから
本部からミッションを迎え、その後、母の見舞いのため一時帰国、猛暑の東京を
体験して、8月末にアンマンに戻ってきました。

本日、9/11、衝撃の映像でしたが個人的にはあまり掘り下げないままでした。

引き続き、バックログ満載ですが、これからメモを。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第292 2018911
発行責任者:飯尾彰敏
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2018年5月31日木曜日

【世界街角通信MM】第291号 中近東通信No.11-2018-05-31

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メールマガジン「世界街角通信MM」第291号 2018年5月31日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★

皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.11です。

4月から5月にかけて本業の方で多忙を極めており、こちらが御座なりになってお
りました。その間、当地域では米国大使館のエルサレム移転問題やシリア内のイ
ラン基地からのイスラエルへのミサイル発射、日本からは4月末の河野外務大臣、
続いて安倍総理の中東訪問と外交行事が続きました。

近所の正教会で行われた4月の復活大祭については後日に。

▼目次
■丹下健三とヨルダン
■イランとEurasian Economic Union が5/17に3年間のFTA締結
■シェレメチェヴォ空港ターミナルBが改装
■ケルチ海峡大橋、完成!
■どうでもよい世界の金持ちリスト
■■後記

★本文★

■丹下健三とヨルダン

当地の日本人の間でもあまり知られていない、このヨルダン科学技術大学と日本
との関係、80年代に丹下健三がキャンパスの基本設計を行い、その後、病院を含
む施設の実施設計を行なっている。最近では、円借款(セクターローン)の一部が
教育棟の建設に支出されている。
https://preview.tinyurl.com/yd3beoq8

King Abdullah Hospital at JUST, 1989。これもJUST同様に丹下健三作品。
http://www.ccjo.com/en/content/king-abdullah-hospital

丹下健三作品、ヨルダン科学技術大学(1986) in Irbid.
http://tinyurl.com/ybujxfqu

丹下健三設計の作品がアンマンにもあるというので調べてみたが、王宮(1983)じ
ゃ見られない。アサド大統領官邸も丹下作品(1981)、当時は中東でも日本の建築
家が活躍していた。
https://www.tangeweb.com/works/works_no-80/

■イランとEurasian Economic Union が5/17に3年間のFTA締結

イランとアルメニア国境の都市メグリのFEZへの加工型投資が期待される。この
ルート、イランのペルシャ湾の港湾都市バンダルアッバスに繋がっているが、イ
ラン国内からメグリ、メグリからエレバン、エレバンからトビリシの道路は険し
い。更ににロシアまでもカフカス越えとなると険しい。エレバンに滞在していた
当時、メグリまでとトビリシ、ポティまでは道路状況を踏査した。
http://tinyurl.com/yao422g9

■シェレメチェヴォ空港ターミナルBが改装

シェレメチェヴォ空港ターミナルBが改装されD、E、Fターミナルへの移動用水平
エレベーターが設置された。これまでトランジットでも、一旦、入国しないとい
けないターミナルだったが本来のトランジットになったということなのだろうか。

https://jp.rbth.com/travel/80195-sheremetyevo-terminal-b

■ケルチ海峡大橋、完成!

総延長19kmのカルチ峡大橋、供用開始、工事進捗ビデオが凄い!
https://www.rt.com/news/427036-crimean-bridge-time-lapse/

プーシキン大統領がKAMAZトラックを運転して渡り初め。^_^
https://mainichi.jp/articles/20180516/k00/00e/030/231000c

■どうでもよい世界の金持ちリスト

日本人も御一方、ランクされています。
http://tinyurl.com/yd6wjb2g

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.290の目次
▼目次
■オーストリア航空、成田線復活
■世界最強パスポートは日本
■イスラエル空軍、F35B、実戦配備
■イスラム開発銀行の南南協力報告書への寄稿
■アンマンでフィリピンペソ?
■アンゲラ・メルケル独首相はポーランド系
■■後記

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■■後記

日本との関係が稀有な国だと感じていたが、それでも、6か月もいると若干なが
ら視野に入ってきた。世界の建築家丹下健三設計の作品だ。

来週、視察に行くことにしている。しかし、それ以外がまだ見えてこない。

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界街角通信MM」第291号 2018年5月31日
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2018年5月29日火曜日

【世界街角通信MM】第289号 中近東通信No.9-2018-05-29

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メールマガジン「世界街角通信MM」第289号 2018年5月29日
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
さて、11月初旬よりヨルダンのアンマンに滞在中です。
シリーズ名を世界街角通信MM版「中近東通信」とし、今号はNo.9です。

4月から5月にかけて本業の方で多忙を極めており、こちらが御座なりになってお
りました。その間、当地域では米国大使館のエルサレム移転問題やシリア内のイ
ラン基地からのイスラエルへのミサイル発射、日本からは4月末の河野外務大臣、
続いて安倍総理の中東訪問と外交行事が続きました。

4月の復活大祭のことは仕切り直ししてレポートします。

▼目次
■ロシアでの日本年、ペテルブルクとモスクワで歌舞伎公演。
■知りませんでした、デイリーモーション
■アラル海の島、ヴォズロジェニエ島
■ジョージアとアブハジア、南オセチア間の貿易が近年増加傾向。
■トルコ、3%引き上げ年利16.5%、トルコリラの急落に対応。
■アマゾン、国内で1000人新規採用
■1979年のカレル橋
■Skype, Viber return in Uzbekistan
■IMF、対ヨルダンのEFF第2次レビュー
■■後記

★本文★

■ロシアでの日本年、ペテルブルクとモスクワで歌舞伎公演。

上野の都立美術館でプーシキン美術館展を開催中、バレエ公演も予定されている
はず、他方、ロシアでの日本年では、歌舞伎興行とのこと。
https://tokyo.mid.ru/ja_JP/web/tokyo-ja/-/--9-93

■知りませんでした、、デイリーモーション

デイリーモーション、全部観られてしまうのですね。
http://www.dailymotion.com/video/x6jw1e5

■アラル海の島、ヴォズロジェニエ島

も含まれている。無謀にも1996年1月にウズベキスタンを初めて訪れた時に調査
予定に入れていた。ウズベキスタン政府も特に問題なく飛行許可を出した、缶詰
工場がある程度の情報だった。結局この島へのフライトはウルゲンチ空港でチ
ャーターしたウズベキスタン航空のヘリコプターに乗り込んで、ローターを回し
て飛び立つ準備をしている時に、目的地方面からブリザードが来ているとのこと
でフライトは中止になった。それで直ぐにホテルに戻ったが辿り着く前にブリ
ザードのに遭遇、想像を絶する地吹雪だった。旧インツーリストホテルだったと
思うが、部屋の中は暖房が効いて暖かかかった、部屋の複層ガラス窓から一面の
ブリザード景色を眺めていた。
https://jp.rbth.com/history/79157-soren-himitsu-basho


■ジョージアとアブハジア、南オセチア間の貿易が近年増加傾向

ジョージア(グルジア)のテリトリーであるものの実質的にはロシアの傘下であ
るアブハジアと南オセチア、近年、情勢が落ち着いてきていることもありジョー
ジアとアブハジア、南オセチア間の貿易が近年増加傾向にある。
http://tinyurl.com/ycp7ewho


■トルコ、3%引き上げ年利16.5%、トルコリラの急落に対応。

トルコ中央銀行は23日、臨時の金融政策決定会合を開き、複数ある政策金利のう
ち事実上の上限金利とする「後期流動性貸出金利」を3%引き上げ年16.5%とし
た。通貨リラの急落を受け、緊急利上げに踏み切った。中銀は声明で「物価安定
のため、強力な金融引き締めを決めた」と説明した。(記事抜粋)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30891750U8A520C1000000/

トルコリラの対ドル相場の一時的な下落は中銀に関するエルドアン大統領の発言
が原因か?来月の大統領選挙の再選を視野に入れたもの、低金利政策によるイン
フレ抑制が公約。トルコ経済は昨年G20の中で最大の7.4%成長。
http://tinyurl.com/y8p2jdlb

■アマゾン、国内で1000人新規採用

アマゾンジャパン(東京・目黒)は22日、国内で正社員1000人を新規に採用する
と発表した。東京勤務となる技術職などを採用し、正社員を約2割増の7000人規
模にする。都内に新オフィスを設けるとも発表。同社は人工知能(AI)スピー
カーの販売など事業拡大を急速に進めており、対応する人員を確保し体制を整え
る。(記事抜粋)

http://tinyurl.com/y7b9dzds

目黒駅近くって駅前の新しいビルしか思い当たらない。アマゾンが法人税を支払
うようになれば財政的に厳しい目黒区にとっては有り難いことだ。目黒区は積極
的に企業誘致を考えてもよいの

■1979年のカレル橋

僕が初めてプラハを訪れたのは1985年夏だった、その国はチェコスロバキアとい
う国名だった。この写真、1979年とのこと、僕の見たプラハはこの6年後になる
が、当時と比較しても違和感が無い、朝なので人が少ないのだろうけど、日中と
て多くはなかった記憶だ。このカレル橋を渡って王宮のある丘の上まで歩いてい
き、王宮横の黄金通りにあるカフカの家へ行った。ある夏の想い出より。
http://eastriver229.blogspot.com/2018/05/1979.html

■Skype, Viber return in Uzbekistan

2015年に修理中と称して実質的に禁止されていたSkypeとVibarがウズベキスタン
で復活とのこと、修理が終了した模様。
http://tinyurl.com/y8grl9vj

■IMF、対ヨルダンのEFF第2次レビュー

現在、実施中。この結果をドナーが注目している、つまり、結果如何で今後の融
資に影響する。ということは良い結果にならざるを得ない、本音では。
http://tinyurl.com/yamny5as

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.288の目次
▼目次
■アンマンの人口、10年で150万人増
■ヨルダン、11月にユーロボンドUSD1.0bilを発行予定
■対テロ訓練施設、アンマン南部にオープン
■大阪なおみ、、WTA初タイトル
■MaxLuxライブ「ロシアより愛をこめて Part 4」
■■後記

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http://www.facebook.com/groups/298398100231283/

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https://www.facebook.com/groups/436215346470056/

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★klubnika's photo blog
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★photo blog 世界街角通信
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★クルブニーカの海外ホテル++
これまで泊まったホテル備忘録
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★クルブニーカの住まい・都市ウォッチング
http://residencewatch.blog.fc2.com/

■■後記

4月から5月にかけて本業の方で多忙を極めており、こちらが御座なりになってお
りました。その間に当地はラマダン突入、その前に米国大使館のエルサレム移転、
などがありました。

4月の復活大祭のことなどは仕切り直しということで。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第289号 2018年5月29日
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2016年7月2日土曜日

【世界街角通信MM】第258号アフリカの角にて「夏至祭り、アワサ、等」‐No.07-2016年7月2日



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メールマガジン「世界街角通信MM」第258 201672
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

神の思し召しにより201510月中旬より「アフリカの角」地域、エチオピア高原
のアジスアベバに滞留しています。バックログながら半年ほど時間を巻き戻しつ
つ「アフリカの角にて」を備忘録的に筆者の琴線に触れたことをお届けします。

今号はNo.7です。

▼目次
■イスラム国によるテロ多発
■夏至祭りIvan Kupala、Иван Купала
■ロシアの教育制度
■南部諸民族州の州都アワサとハイレリゾート
Made in Ethiopiaの製品、日本へ輸出開始
■■後記

★本文★

256号と257号でエチオピアコーヒーについて書きました。東京にトモカコーヒー
が店を出しているとは露知らず、次回、帰国した時にでも覗いてみましょう。

さて、今号は分散的なトピックで時事・季節関連トピックを含んでいます。

■イスラム国によるテロ多発

今週初めにイスタンブル空港でテロが発生し42人が犠牲になったが、この金曜日
にダッカでレストランが襲撃された。何れもイスラム国による犯行である。

629
Istanbul Ataturk airport attack: Deaths rise to 42 as Turkey mourns

71
Holey Artisan Bakery: Bangladesh forces rescue hostages in Dhaka cafe

ダッカの件では詳細がまだ分かっていないが日本人が巻き込まれている可能性も
ある。しかも金曜日に起きたことは何かを意味しているのだろう。

ここで思い出すのが、池内恵氏が2015年の初めころから言っている「ジハードの
グローバル化」だ。

イスタンブル空港はジハーディストがイスラム国へ向かうときに通過する、空路
の場合、なのにそこをターゲットとするのはどうしたものか。

筆者的には友人が多いイスタンブルに行き難くなるのは困るのだ。

■夏至祭りIvan Kupala、Иван Купала

少し前だが友人のメールで気が付いた。当地では何も行事がない(知らないだけ
かも)が、ロシアやウクライナ、ベラルーシ等のスラブ世界で行われる夏至祭り
はイワン・クパーラ(Ivan Kupala、Иван Купала)と呼ばれ、焚火を
飛び越えたり、薬草を摘んだりし、また、かぶっていた冠を川に流す。ウクライ
ナでは、男女を問わず冠を流し、それが寄り添って流れたら、2人は結ばれると
いわれる。(wiki)

そこで少し調べてみたら、夏至祭りIvan Kupalaは、グレゴリオ暦だと623/24
日、ユリウス暦だと76/7日に行われる。ロシアは新暦と呼ばれるユリウス暦を、
ベラルーシ、ウクライナ等はグレゴリオ暦に基づいている。

Ivan Kupula, it would be night of 6-7 June this year.
ベラルーシは76日から7日の夜

夏至祭りIvan Kupalaは、スラブ系ではギリシャでも行われているとのこと。さ
らに調べてみるとキリスト教のSaint.John's eveの祭典とも関係がありそう。

他方、スラブ世界ではIvan Kupalaは古代スラブ民族の宗教的な信仰における祝
祭であり、夏至とSaint.John's eveに関係している。後に正教のカレンダーに取
り込まれたのであろう。

Ivan=St.John
Kupala=スラブ語のbathing=同族と豊饒
Bathing=洗礼者聖ヨハネによる集中的な洗礼(キリスト的な要素)

キリスト教的には聖ヨハネはキリストの6か月前に誕生しているので、Saint.Joh
n's eve 624日に祝う。スラブの伝統である夏至祭りもその頃、基本はキリ
スト教以前からのスラブ若しくは欧州民族の伝統であろうが、後にキリスト教的
な要素が取り込まれたのではないだろうか。

Ivan Kupalaでの儀式
夜、かがり火の上を若者がジャンプ:勇敢さと信頼を試す儀式

カップルが手を繋いでかがり火のジャンプを失敗する(手を放す)と別離の運命
にあるサインと信じられている。

水は豊饒にも繋がる。

若い女性は花輪を川に流し、その花輪の流れ方のパターンから運命を占う。
男性は、川を流れている関心のある女性の花輪を拾いに行く、

古代のKupalaでは1年のうちeveだけにシダの花が咲くとされ、村人が魔法のハー
ブと見つけにくシダの花を探しに森の中を歩き回る。

伝統的には未婚女性は目印として花輪を髪に付けて最初に森に入る。その後から
若い男たちが付いていく。よって、一緒にハーブとシダの花を探し求めることは、
男女の新たな関係の開花に繋げている。シダは、被子植物ではなく、胞子によっ
て増殖し、花を付けない。

しばし、スラブ世界に浸ったというか、願望かもしれない、特に当地に滞留して
いる身の上では。

■ロシアの教育制度

当地、エチオピアもロシアと同様に11年制の初等中等教育制度でしたが数年前に
12年制に変更された。

ロシアの教育制度は、9年間(6-14)の一般教育の後、大学進学過程と専門職
コースに振り分けられる。大学進学過程の10-11年となる中等教育(2年、15-16
歳)、専門職コースはに分かれ、

その後、大学進学過程である中等教育修了者は高等教育(4-5年、17歳から)へ
進むことなる。よって年齢的には日本より1年早く大学へ進学する。ロシア人は
早熟なのだろうか(写真の女の子がそうだとすると17歳、見るからにそうなのだ
が)?

日本の大学では、かつて、ロシアの大学が大学入学前までの教育年数が1年足り
何ことを理由に留学生の受入や姉妹校提携を拒否した著名な大学もあると聞くが、
現在はどうだろうか。

■南部諸民族州の州都アワサとハイレリゾート

全体の行政機構などは別な機会に説明するとして、エチオピアは国名の通り、
「エチオピア連邦民主共和国」という連邦制国家であり、2自治区9州から構成
されている。

その中の南部に位置する南部諸民族州の州都に6月後半に一泊二日でアジスアベ
バから南のアワサという都市に行ってきました。

Haile Resortというアワサ湖に面したホテルでドナー会合、現在、アワサに政府
機関が工業団地を建設中、米国のアパレル大手PVH(多数のブランドを所有)の
進出が既に決まっている。その他、PVHの協力会社と思われる香港、中国、スリ
ランカ、インド企業が進出を決めており、8月後半から操業とのこと、90%がアパ
レルです。

エチオピアでは政府系では初(同時に建設しているが)となる。首相の出身州で
ということで突貫工事の様相でした。

その受け皿であるアワサ市への支援会合でした。さて、会場となったハイレリ
ゾート、このホテルはオリンピックで2回、1万メートルでゴールドメダルを取
ったHaile Gebrselassieの経営とのこと。


Made in Ethiopiaの製品、日本へ輸出開始

アジスアベバ周辺にはトルコ企業(アパレル中心)が何社か進出しています。イ
スタンブルに本社のあるAyka Textileが綿製品の生産一貫工場を既に進出、最近、
完成品が日本へ輸出されたとか、三菱商事の子会社の女性ブランドのようです、
ブランド名失念。

AYKA ADDIS TEXTILE / ADDIS ABABA ETHIOPIA

★本文ここまで★

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■■後記

宗教的な価値観の違いによるテロが世界中で多発している。今週はイスタンブル
のアタチュルク国際空港で40数人が犠牲に、そして、金曜日にはダッカで人質事
件、何れもISによる犯行。

このような対立構造を作りだしたのは誰なのか、どうしてこうのような構造とな
ったのか、掘り下げてみたい気がする。

他方、スラブ世界の夏至祭りは76/7日、一度は観てみたい。

経済成長が10%程度の国の発展状況を目の当たりにしている、底から少し成長す
るのはそれほど難しくない、マネーフローが有ればできそうに思うが、その後の
安定成長が課題、これはまだ全く見えていない。

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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