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メールマガジン「世界街角通信」 第148号 2012年10月18日
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東京のこと、住いの近所のこと等、東京にて(6)です。
▼目次
■築地市場と豊洲移転
■築地市場の場内と場外
■汐留のビル群
■■後記
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■築地市場と豊洲移転
新宿通りを銀座方面へ走っているバスは、都03系統等、晴海埠頭まで行く、その
手前、築地4丁目、6丁目で降りると築地市場が近い。正確には築地4丁目で降り
て交差点を渡ると築地場外市場となる。
1980年代初頭、麹町に勤務していたころ、半蔵門のバス停から都バスに乗り、築
地4丁目で下車、交差点を渡り場外市場の「寿司清本店」に何度か通ったことが
ある。
「寿司清本店」の奥が、「東京都中央卸売市場」、いわゆる築地市場があり、市
場の外を場外、市場の中にある飲食店を場内と呼んでいる。
その築地市場が平成26年度に豊洲に移転すべく、新市場の整備が進められている
というではないか。都議会で可決されたことなので覆ることは無いでしょう。
跡地再開発はパリのようなフォーラム・デ・レアールにようになるのか、高層ビ
ル群が押し寄せてくるのか、防災目的の公園にでもなるのか、わからないが、場
外市場は残ってほしいですね。豊洲まで行けません。
東京都中央卸売市場
新豊洲市場建設について
築地市場移転、賛成多数で可決 都議会、民主11人造反
■築地市場の場内と場外
先日は場内を散歩がてら、大江戸線の駅に近い磯野屋で昼食を食べた。お昼のお
得なセットだったからであろう、サーモンが入っていたので聞いたところ、観光
客が多いし且つ外国人が多いので入れているとの説明だった。
しばらく行かないうちに、場内における観光客の多さや場外市場での韓国食材店
等、発見が多かった。寿司の旨さは変わらず、これには安心した。
諏訪の佃煮も美味い。丁度その時、五百円玉1枚しか持っておらず、店には断ら
れたが店員にユーロを替えてもらった、それで昆布と蜆佃煮が買えた。あー情け
ない。
場外でもう一つ、珈琲屋が晴海通りに面してあるのですが、朝早いので4時には
閉まってしまうようです。築地時間も認識した。
寿司清新館の隣、建物が取り壊され、広い土地が出来ていた。建築計画を確認し
なかったが、ビルになるのだろうか?
また出向こう。
築地市場
魚河岸横町 東京都中央卸売市場・築地市場
場内配置図
磯野屋
場外市場
■汐留のビル群
築地市場内で寿司を食べて朝日新聞の横をぷらぷらと汐留まで歩いた。私には物
見遊山で結構だが、首が疲れる。
汐留地区の外れ、浜離宮と高速に挟まれる場所に東京ツインパークスという高層
マンションが2棟建っている。売り出した時にモデルルームを見に行く等購入を
検討したが、抽選に外れて幸いだった。私にはここには住めないだろうな。でも
投資と言う視点はなかったのかと自問自答した。
多分、この辺りのビルは皆ファンドが所有しているに違いない、そして不動産証
券にして売り出していることだろう。ゴールドマンサックスが日本の不動産市場
から一旦は引いたものの再投資するニュースを数週間前に聞いた。
▼汐留再開発
旧汐留貨物駅跡地から浜松町駅に至る31haにおよぶ広大な敷地を11の街区の集合
体として開発する汐留地区再開発は、土地区画整理事業により都市基盤を整備し、
業務、商業、文化、居住など複合都市の創出を目指し、東京都と民間が一体とな
って開発に取り組んでいるものです。完成時の就業人口6万1000人、居住人口600
0人を数える国内最大級の再開発プロジェクトです。
その汐留地区が、H14年7月の「汐留ビル(ウインズ汐留)」(西街区)の竣工を
機に、いよいよ“街開き”を迎えました。これまで素通 りしていた都営地下
鉄・大江戸線、および新交通ゆりかもめの汐留駅が11月2日に開業しました。10
月には「電通 本社ビル」(A街区)が、11月には「東京ツインパークス」(D南
街区)が竣工するなど、汐留地区はこの「汐留ビル(ウインズ汐留)」の竣工を
皮切りに、全プロジェクトが姿を見せる2007年に至るまで、継続的に各街区が
オープンしていくことになります。
汐留地区開発の全貌
▼
「汐留シオサイト」と名付けられたこの汐留地区再開発の特徴は、官民協働型の
街づくりです。その中心となるのが、各街区の地権者からなる「汐留地区街づく
り連合協議会」という組織です。「汐留地区街づくり連合協議会」は、この地区
全体を“安心で安全で潤いのある街”として整備することを目的に、再開発地区
計画による土地の高度利用を義務づけられた旧汐留貨物駅跡地側の地区と、街並
み誘導型地区計画による街づくりを行なうJR線路西側の地区が提携してスタート
したものです。
この協議会を仲立ちとして、各街区の開発を推進する事業者とそれらを結びつけ
る街路や地下道、ペデストリアンデッキをはじめとする環境インフラを整える行
政側が協働しながら街づくりを推進しております。更に、竣工後の維持管理は事
業主たちが主体となり行うことで、統一感のある豊かな環境を持った“発展して
いく街”の創出が試みられているのです。
こうしたソフト、ハード両面にわたるまったく新しい都市再開発手法の採用を通
して「汐留シオサイト」が目指しているものは、官民が都市開発のよきパート
ナーとして一体となった総合的な都市環境の創造で生み出された豊かな街並みが
将来に向かって発展しつづけるために、地元が中心となって維持管理を推進する
都市開発の新しいモデルなのです。
シオサイト
■■■お薦め本■■■
戦後史の正体 (「戦後再発見」双書) 孫崎 享
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■■後記
東京都心は特別なお金が動いているような気がしてならない。
それはそうとして、築地の風情、なぜか気になる。
高度経済期における都市計画や都市デザインの反省をしながら都市を考えていく
ことが、今後の首都東京の発展に繋がると筆者は考えている。
低経済成長期における公共投資による都市づくりは、国民経済に有効なはずなの
だが。
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メールマガジン「世界街角通信」第148号 2012年10月18日
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