★★★メールマガジン「世界街角通信MM」第237号 2015年10月24日★★★
皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
9月下旬から1週間ほどニューヨークに滞在しましたので筆者の視点で綴った「ニ
ューヨーク紀行」をお届けします。今回はその第1号です、また、今後、数回連
続寄稿します。
▼目次
■19世紀末のニューヨークと移民
■JFK空港から公共交通でマンハッタンへ
■ニューヨーク市地下鉄とiPhoneアプリ
■■後記
【ご案内】
「日本による中央アジア地域支援の展望-安倍首相中央アジア訪問に寄せて」
共同執筆でThe Povertistというサイトに投稿しましたのでご案内いたします。
テーマは、10月下旬に安倍首相が訪問する中央アジア地域の展望です。この訪問
が我が国の対中央アジア地域支援の第4フェーズ展開の契機となるのか、という
こと。分割して投稿されます。
★★★本文★★★
■19世紀末のニューヨークと移民
ニューヨークの19世紀初頭人口はわずか7.6万人、その100年後には337万人に増
加しいてる。この要因は、19世紀初頭、アイルランドで発生したジャガイモ飢饉
により新天地を求めた小作農を中心とした移民やドイツ・バイエルン地方からの
商人の移民が多かったことと、その移民を吸収しつつ産業が発展したこと。
19世紀後半になるとイタリア人や東欧系ユダヤ人が多くなる。イタリア人は南部
やシチリア島を中心に農業の不作が影響して農民が渡ってくる。その人たちがア
イルランド系移民とともにニューヨークの産業革命の重要な労働者となる。
他方、東欧系ユダヤ人はプロシャ帝国下のオーストリアやハンガリーからの移民、
そして、ロシア帝国の迫害を逃れてきたロシア、ポーランドからの移民が増加す
る。ローワーイースト地区にコミュニティを形成された。
単純に10年間の移民数を日数で割ってみると、1日あたり平均900人のペースで人
口増加したことになる。
19世紀のニューヨーク
ニューヨークの移民の歴史を振り返ったのは昨今ヨーロッパ(ドイツ)を目指す
のシリア難民問題、その移民が活力となりニューヨークと同様に将来的に経済発
展に繋がっていくであろう思う。
■JFK空港から公共交通(鉄道)でマンハッタンへ
▼AirTrain JFK(空港内循環交通システム)
今回はANA便で成田空港を発ち、ニューヨークのJFK空港に到着した。そこから、
知人宅のあるマンハッタンまで公共交通(鉄道)を利用することにした。これは、
NYCの公共交通の視察の意味も含めてそうした。
ジョン・エフ・ケネディ空港(JFK)からマンハッタンまでは最寄りの地下駅ま
では、空港内を循環している新交通システムであるAirTrainを利用してJamaica
Center駅下車(終点)し、そこで、地下鉄のEに乗り換え、51St駅で6番線へ乗り
換え、23rd駅下車、徒歩で5分内。
先ずは、AirTrain JFKである、ターミナル7にANA便は着く、そこから、サインに
沿って行く、出口を出て正面に高架の交通システムがある。タクシーの場合は、
出口で乗れるはずだ。雨が降っていても屋根が付いているので問題ない、ホーム
まではエレベータもある。しかし、チケットの買い方などの案内はなく、パンフ
がホームにあったがよくわからない。
事前情報から、USD5だとのことだが周りの人に聞いたら終点で支払うとのこと、
どこが終点なのかわからず聞くと「Jamaica Center」だという。
AirTrain JFK
チケットはJamaica Center駅に到着し、自動販売機で精算するが、チケットを購
入すると行った方が正確化かもしれない。自動販売機は日本語にも対応していた。
だが、MetroCard(薄いプラスチック、日本のテレホンカード状)というのを購
入し、それにチャージし、改札を抜ける方式となっている。このMetroCardは、A
irTrain JFK専用なのでNYC地下鉄には使えない。多分、運営が異なるからであろ
う。このカードにUSD1を支払う必要がある。よって、最初はUSD5+USD1=USD6.00
となる。
▼NYC地下鉄との乗り換え
AirTrain JFKのJamaica
Center駅からNYC地下鉄の接続駅へ乗り換えることにな
り、駅名は「Sutphin Blvd/Archer Av/JFK Airport駅」となる。
AirTrain JFKのJamaica
Center駅改札を出てそのまま案内通り進み、ロングアイ
ランド鉄道のホームを通過してその先にあるエレベーターで地階の地下鉄駅まで
下りる。そこで、自動販売機で7daysチケットを購入した。
こちらもMetroCardというチャージするカードを同時に購入する必要がある。料
金はUSD31.00+USD1.00=USD32.00、この料金は、NYC交通局(MTA)が運営する地
下鉄とバスが乗れる、制限はない。一回券は、USD2.75(20年前は1ドルだった、
トークンを買って乗っていた。)
Subway map
地下鉄とバス料金 Subway and Local Bus Fare
▼MTAの改札とMetroCard
狭いので荷物を持っていると通過しにくい。別の扉もあるが、駅員がいないと開
かないシステムのようだ。また、カードは非接触ではなく溝を通過させるタイプ
なのでセンシティブ。少し、折れ曲がると認識しにくい。筆者は、ポケットに入
れていて折れ曲がったら認識が非常に難しくなってしまった。
▼E線から6番線へ
Sutphin Blvd/Archer Av/JFK Airport駅からE線で51番通り駅下車、内部で繋が
っている6番線へ乗り換えた。少し、距離があったが荷物を持っていてもエレ
ベータもあり問題なく移動が可能であった、しかし、エレベータの中は尿の匂い
がきつかった。これはNYCの匂いかもしれない。
▼6番線の23番通り駅
目的地の23番通り駅は、6番線を南下、数駅で着いた、途中記憶にあるグランド
セントラル42番通り駅や33番通り駅を通過した。23番通り駅は地上までの移動は
階段しかない。されどそれほど深くないし、スーツケースは詰まっていないので
容易に地上に出た。そこがグラマシー地区のレキシントン通り、出た瞬間にマン
ハッタンの空気を感じた。しかし、地下鉄駅の設備は古い、ロンドンでも積極的
にバリアフリーには投資しているのに、と思わざるを得ない現状だ。
そこから23番通りを東へ、見慣れたスタバのサインを横目に見ながら3番街を南
へ、そこが知人のアパートだ。レセプションで鍵を受け取って10階の部屋へエレ
ベータで上がった、30数回建ての建物のようだ、この辺りでは高い。
▼マンハッタン‐JFK空港間の所要時間
往路は、不明な点が多くロスタイムが多かったのでグラマシーまで2時間以上か
かっている。特に地下鉄に乗るまで。それで復路の時間を計ってみたら、地下鉄
に乗って60分以内でチェックインカウンターまで到達できている。
復路のスケジュール
14:50-15:18 23nd
6号線+E線Sutphin Blvd/Archer
Av/JFK Airport駅 by MTA
15:30-15:45 Jamaica
Central- Terminal7 by AirTrain JFK
16:30 チェックイン+出国審査終了(かなり時間を要した、セキュリティチェッ
クが影響している、プライオリティラインは機能せず)
17:30 搭乗
参考:
タクシーでもJFKまでマンハッタンから小一時間はかかったと記憶している。料
金は50-60ドルだっただろうか。タクシーは下記を参考に。
JFK Airport-Transport
NYC-Taxi
■ニューヨーク市地下鉄マップとiPhoneアプリ
駅の窓口で地下鉄地図をリクエストすれば無料で入手が可能だが、もう一つは同
じ内容の地図がiPhoneアプリ(無料)でもある。「NYC Subway」、これは重宝し
た。
参考まで。
■フェースブック「世界街角通信MM」のご案内
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その他、Facebookのグループで下記の2グループを運営しています。対象は旧共
産圏を含むユーラシア地域、「中央アジア・コーカサス開発研究会」と「R+EE
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▼フォトギャラリーのご紹介
このメールマガジンの記事に関係する写真を掲載しています。
klubnika's photo blog
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★iPhoneで受信した場合、改行がPC用に72文字になっており、iPhoneの画面サイ
ズで自動的に改行されています。悪しからず。
■■後記
多分NYCは20年ぶりではなかろうか、パナマで仕事をしていた時にトランジッ
トで往復一泊づつしていた。その時間を使って街を歩き回った。
当時は、円高だったし実用的な買い物も多くしたした。当時真新しかった機内持
ち込み用のキャリーオンを宿泊していたホテル周辺を歩き回っている時に鞄屋で
見かけて購入したり、五番街のロードアンドテイラーではワイシャツを、メイ
シーズでも衣類を調達した。しかし、今回は物価が非常に高く感じたのでそうい
うことはできなかった。
当時、よく泊まっていたエセックスホテルはJALから中東系資本へ売却されてか
なり日が経つ。レストランがセントラルパークに面していて、朝食を食べながら
のパークの木漏れ日は清々しかった。
今回は、新たな視点でNYCを見ようと心がけた。その結果は次号につつきます。
★☆☆★☆☆★☆☆
メールマガジン「世界街角通信MM」第237号 2015年10月24日
発行責任者:飯尾彰敏
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