Monday, 14 March 2016

【世界街角通信MM】第249号 ニューヨーク紀行その13-2016年3月13日



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メールマガジン「世界街角通信MM」第249 2016313
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

昨年9月下旬から1週間ほどニューヨークに滞在する機会がありましたので筆者の
視点で綴った「ニューヨーク紀行」をお届けしています。今回はその第13号です。
いささかバックログの感は否めませんが、どうぞお付き合いください。

▼目次
Borough Parkのユダヤ人とユダヤの祭日
■麻薬売買と娼婦で名を馳せたBrayant Park
Grand Hyatt NYで大学教官との面談
■■後記

★★★本文★★★

Borough Parkのユダヤ人とユダヤの祝祭日

「リトルウクライナ」の後は、イスラエルの次に大きな正統派ユダヤ人コミュニ
テ─であるBorough Parkへ行くことにしていた。

Borough Park, Brooklyn

地下鉄N線でNew Utrecht Av駅へ、ここはBorough Parkの端なので14th Aveを北
上する。辺りを見渡すと、ユダヤ正統派と思われる黒装束に丸い大きな帽子を被
った男性と同じく黒装束の女性が視野に入ってきた。子供たちも同様に正統派の
服装と髪型だ。

ブルックリン バラ・パーク(google map

ユダヤ料理を食べよう、少なくともベーグルの味を試そうと思っていたが、ユダ
ヤ人学校やシナゴーグは目についたがなかなか商店街らしきところへ辿りつけな
い。

特に入念に調べたわけでもないので(ちょっと調べれば概要が掴めるので事前リ
サーチは必須)感が頼り、Bakeryの看板、"Schreiber's Kosher Bakery"が視野
に入ったので通りを渡り店へ入ったがベーグルは売り切れ、本当かなと思いなが
ら、この日は店の多くが閉まっているので日曜日は閉まるのかと聞くと、いやい
や、今日はユダヤの祝日なのだ、明日もだ、とのこと。ポピーのパンを買って一
かじり。

そして、その先の42St.を左折して住宅街を歩いていくと13th Aveとの交差点手
前で道路がブロックされていてる。消防車が見えるので火事なのだろう、住民が
集まっている。

その交差点の角にスーパーマーケットらしき店が見えたので、人垣をかき分けて
反対側へ、店内を一回りして取りあえずベーグルを買った。

Kosher Food Depot

どうもこの13th Aveが商業地区、ショップが多いようだ、ということはレストラ
ンもあるだろう、ユダヤ正統派レストラン、と思ったが、時すでに遅し。そのま
42Stを歩いていったらFort Hamilton Parkwayに突き当り左折、高架橋が見え
そこが地下鉄D線の駅だった。目的は100%は達成されなかったものの最初の設定
があいまいだったので正統派ユダヤ教徒のコミュニティでベーグルを買ったに留
まった。そして、Fort Hamilton Parkway駅から42St. Brayant Park駅へ向かっ
た。

Brooklyn Jewish neighborhoods tour

The OutcastThe New Yorker)
After a Hasidic man exposed child abuse in his tight-knit Brooklyn commu
nity, he found himself the target of a criminal investigation.

"Schreiber's Kosher Bakery"で説明された104日と5日の二日連続の祝日は、
律法の祝典「シムハット・トーラー」のこと。ユダヤの祝日はユダヤ暦で祝われ
るため、西暦では毎年異なる。

ユダヤの暦と祝祭日の一覧

ユダヤ祝祭日と西暦の対応表(2014年から2019年まで)

▼律法の祝典「シムハット・トーラー」(抜粋)
 ユダヤ教では、トーラー(モーセ五書)を毎週少しずつ読んでいき、1年かけ
て読み終えます。毎週どの箇所を読むかは、全世界のユダヤ人に共通して定めら
れていますので、お祭りも日も共通です。

 さて、このトーラーを読み終えた喜びと感謝を表すのが、シムハット・トー
ラーの意味です。この日は、申命記の最後の部分と創世記の最初の部分を同時に
読みます。

 シナゴーグ、特にハシディズム派の会堂に行きますと、大勢の人が歓喜に酔う
ようにしてトーラーを中心に踊りまくる光景が見られます。

 このお祭りは、タルムードにはまだその名で載っていませんでしたが、「シェ
ミニ・アツェレットの2日目」と呼んでいます。このお祝いはイスラエルでは、
仮庵の祭りから8日目のシェミニ・アツェレットに守られますが、聖地以外では9
日目に守られます。

 シムハット・トーラーが終わると、お祭りのシーズンも去って、イスラエルに
冬の季節がやって来ます。そして、12月のハヌカの祭りが待ち遠しくなります。

2015
Simchat Torah 律法の感謝祭     104        日曜日
Simchat Torah 律法の感謝祭     105        月曜日

2015年祝祭日カレンダー (駐日イスラエル大使館)

■麻薬売買と娼婦で名を馳せたBrayant Park

かつてはそういう場所だった。42丁目と聞いただけでそういう印象を受けるのは
世代の違いだろうか。このBrayant Park、ニューヨーク市マンハッタン区にある
公園でタイムズスクエアとグランド・セントラル駅の中間に位置する。ミッドタ
ウンのオフィスビルに囲まれた中で緑の多いこの公園は周辺の企業に勤める人や
観光客の憩いの場となっており、年間を通じて多くの人が訪れている、一見する
とそういう印象だ。公園内にはNY公共図書館もある。

ニューヨーク公共図書館

しかし、1970年代のNYC、荒廃がNYCを代表していた時期、ここは麻薬売買、売春
婦、ホームレスの溜り場となっていた。この社会問題を解決するのが米国の都市
計画である。

1980年から再生に着手、Bryant Park Restoration Corporationが設立され、200
6年に現在のBPCへ名称変更、設立当初はRockefeller Brothers Fundから資金援
助を受けていたが現在は公園周辺の企業や団体からの資金援助や催事収入によっ
て運営されている。

公園再生の手法は、落書きの消去、壊れた備品の修復などのプログラムを厳格に
実施し、警備員を配置し不法行為の防止を図った。

さらに1988年から1992年にかけて社会学者ら意見を取り入れ、公園の地盤が高か
ったのを掘り下げ道路より低くし、周囲の生垣は撤去した。この整備により公園
と道路との見通しが良くなり利用しやすくなった。

そして道路から見通しの良い公園入口を作りフランス風庭園として遊歩道や植樹、
花壇などを整備した。また、社会学者William H. Whyteの自由に場所と向きを変
えられるイスを置くことによって利用者のエンパワーメントを強化できるという
主張に従ったものである。効果のほどは?

さらに2002年、公衆無線LANNYCの公園としては初めて提供開始した。2006年に
は間閉鎖されていた公衆便所を一新して再開した。
wikiを参考に編集)

現在ではとてもそのような印象はない。筆者も後付で知った情報なのである。再
生されるとミッドタウンの憩いの場、それはそれで注目に値するのであろう、セ
ックス・アンド・ザ・シティ他にも登場する。

この公園に入る前にその横(40th側)のカフェで一息ついたので紹介しておく。
日本にも出店している。例によってコーヒーの値段は立ち飲みとテーブルで異な
る。

Le Pain Quotidien
70 W 40th StNew York, NY 10018

東京では芝公園や東京オペラシティに店をだしている。

Grand Hyatt New Yorkで大学教官との面談

Le Pain Quotidienの後、Brayant Parkを横切り、NY公共図書館の前を通過し、
デカい、5the AveMadison Aveを超え、グランドセントラル駅を見上げその先
Grand Hyatt New Yorkへ約束の時間よりやや遅れて到着。NYC在住の日本人大
学教官との面談、指定されたのはこのホテル、レセプションがエスカレータで0.
5階ほど上がったところでその前が待ち合わせができるようにソファ、以上に座
りにくい、まあ、ホテルとしては長居されたくないのだろう、既にその教官は来
ていて我々がエスカレーターを上がってくると手を振って出迎えてくれた。

Grand Hyatt New York

もう少し早ければ旦那を紹介できたのにと、非常に気さくな政治学専攻の教官で
奥のスタバでオレンジジュースをご馳走になり、今回は私が講義する立場、とい
うか、質問に答えただけなのですが、あっという間に1時間ほど経過してしまっ
た。

アフリカの教育に関心があり、NGOを通してネットを使って講義を実施している
とのこと、この分野、門外漢故私にはさっぱり理解できなかったが、人柄が面白
い、何の役に立ったのか疑問だったが年末年始に帰国するのでタイミングがあっ
たら続きをしましょうと約束して別れた、確か、42丁目からグラマシーまで歩
いて帰った。

★★★本文ここまで★★★

【ご案内】
「日本による中央アジア地域支援の展望-安倍首相中央アジア訪問に寄せて」

共同執筆でThe Povertistというサイトに投稿しましたのでご案内いたします。
テーマは、10月下旬に安倍首相が訪問した中央アジア地域の展望です。この訪問
が我が国の対中央アジア地域支援の第4フェーズ展開の契機となるのか、という
視点です。

■フェースブック「世界街角通信MM」のご案内
★世界街角通信Sekai Machikado News(コミュニティ)

その他、Facebookのグループで下記の2グループを運営しています。対象は旧共
産圏を含むユーラシア地域、「中央アジア・コーカサス開発研究会」と「R+EE
露・東欧地域研究会」です。

★中央アジア・コーカサス開発研究会(グループ)

R+EE 露・東欧地域研究会(グループ)

▼フォトギャラリーのご紹介
このメールマガジンの記事に関係する写真を掲載しています。

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iPhoneで受信した場合、改行がPC用に72文字になっており、iPhoneの画面サイ
ズで自動的に改行されています。悪しからず。

■■後記

時間のやりくりが難しく、週末しか書くことができない状態が続いているのでな
かなか進まなかったが、帰国前日まで来た。

NYCとはこれまでトランジット程度しか縁がなかったので今回の行き当たりばっ
たりな探索は全てが新鮮、この日の正統派ユダヤ人街とBrayant Parkは全くの表
面だけだったが次回は是非とも一歩足を踏み込んでみたい。

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メールマガジン「世界街角通信MM」第249 2016313
発行責任者:飯尾彰敏
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