2011年9月25日日曜日

【世界の街角からMM】第113号 片道40時間の覚書 2011年9月25日

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メールマガジン「世界の街角からMM」       第113号 2011年9月25日
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皆さま、こんにちは。
突然ですが南米へ出張しています、今回は、フランクフルトを経由して大西洋を
横断、サンパウロまで行き、そこからさらに乗り継いでパラグアイの首都アスン
シオンに来ています。片道40時間、地球を半周はしたでしょうか、の覚書です。

▼目次
■片道40時間の覚書-ルフトハンザ航空で南米パラグアイのアスンシオンへまで
■■後記
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■片道40時間の覚書-ルフトハンザ航空で南米パラグアイのアスンシオンへまで

▼所要時間
自宅から新横浜プリンス 10分
新横浜プリンス-成田空港 1時間30分
待ち時間 2時間
成田-フランクフルト 11時30分
待ち時間 8時間
フランクフルト-サンパウロ 12時間30分
待ち時間 3時間
サンパウロ-アスンシオン 2時間
空港からホテルへ 30分
合計41時10分

▼Airbus A380-800 by ルフトハンザ航空LH711便メモ、2011年9月19日(月)
A380が就航している。2階建ての巨大な機体だ、成田空港第一ターミナル45番
ゲートからの出発だ、45番はウイングの突きあたりにあり駐機中の機体が良く見
えない。

ルフトハンザ航空
http://www.lufthansa.com

データによると、ファースト8、ビジネス98、エコノミー420、定員合計536名
となっている。今日のフライトはほぼ満席だ、秋のこの季節ヨーロッパ旅行には
最適だろう。

全長72.7m、全幅79.8m、高さ24.1m、運行速度907km/h、最高高度13100m、最大離
陸重量560トン、最大着陸重量391トン、航続距離12000km、客室の幅6.6m/5.9m

ルフトハンザ航空はこのA380-800を8機所有している。

A380のサイズはボーイング747より若干大きいが、乗客数は747の344名(8/66/27
0)より約200名多い。やはり巨大だ。

▼無料預入荷物の改定
今年から多くの航空会社が改定している。一個当たり32kg、それを2個まで、場
合によっては3個までOKだ。これは助かる。
http://www.lufthansa.com/online/portal/lh/jp/info_and_services/baggage?n
odeid=3331125&l=en&cid=1000276

▼日本列島を北上したフライトルート
成田空港を離陸したLH711便、A380-800、は日本列島を横断して日本海を北上す
ると思い込んでいたが、日本列島を縦断、下北半島からやや北西に針路を変え、
北海道も縦断し、稚内付近からそのまま北上、ロシアへ上空へ、北極海沿いヨー
ロッパまで飛ぶルートを取った。

▼ルフトハンザ航空の機内食
ルフトハンザ航空なのでそれほど期待はしていない。前回搭乗した時も、パン
同じドイツ系でもオーストリア航空とは異なった印象だった。今回も美味しいが、
それ以上でもなければそれ以下でもない。

洋食は、オードブルがクルマエビと野菜、メインは牛頬肉の赤ワインソース煮、
デザートはケーキ、チーズ、フルーツ。和食は、前菜が焼き穴子とこんにゃく、
蕎麦、八寸が炙りサーモン寿司、胡麻豆腐等、牛肉の霙煮と茄子の万願寺唐辛子
であった。

機内食の売りは、パークハイアット東京の総料理長と日本料理「梢」の料理長が
監修していることだ。

▼日本人客室乗務員
受け取れないほどの熱いオシボリを「熱いので気を付けて」とマニュアル通りに
出す無神経なCAであった。概して日系以外の日本人CAはこの傾向にある。

▼使えなかったインターネット接続サービス-FlyNet
ルフトハンザ航空では機内でインターネットに接続できるFlyNetを提供している
と聞いていたが、まだアジア路線までは普及していないようだ。機内誌の説明に
よると北米路線から導入しているとある。この話を聞いたのが1年以上前だから、
方針が変わったのか?ミュンヘン-タシケント路線で使ったと聞いたのは、聞き
間違いだっただろうか。

▼フランクフルトでのトランジットホテル
7時間以上の乗り継ぎのためルフトハンザ航空がホテルを用意した。A,B,Cターミ
ナルの目の前にあるシェラトンホテル、これはありがたかった。シャワーを浴び、
コーヒーを飲んだ。

▼空港からフランクフルト市内へのアクセス
空港からフランクフルト市内の一日券、9.5ユーロ、自動販売機で購入。クレジ
ットカードで払おうとしたが、昨年のベルリンを思い出した。マエストロだった
か、特定のクレジットカードしか受け付けない、よって、現金を投入した。

ホテルで聞いた中心街へ行ってみた。空港駅からS8でフランクフルト中央駅から
二つ目の駅だという。ホテルでもらった地図はわかり易く、鉄道網もカバーして
おり重宝した。
http://www.frankfurt-airport.de/

▼フランクフルトの中心街Hauptwache (Frankfurt am Main)
1990年代にこの辺りをうろついた記憶がある、ZEILという通りと同じ名前の前衛
的なビルが建ったばかりでだった。歩行者専用道路を散策、新しくできたテナン
トビルやKARSTAD、GALLERIAデパートをぶらり。

Galeria Kaufhof
http://www.galeria-kaufhof.de/sales/unternehmen/filialen/frankfurt-haupt
wache.asp

▼デパートでトイレを借りる
デパートはトイレを借りようと思って入ったが、かなり上階まで行かないとない、
それに非常にわかりにくい。チップは要求されるので心付けだけ。

RIMOWAは、600EURでスーツケースが買える。税込の値段だ。日本だとなぜあんな
に高いのだろうか。ポリカーボネイド製のRIMOWAは300EUR程度だ。

▼ドイツのiPhone
ドイツのiPhone、キャリアーはドイツテレコムだろう、はSIMロック、よって調
達せず、韓国・台湾製のスマホは勢いがある印象、サムソン製はiPhoneを意識し
ているデザイン、ディスプレイのなかではノキアとソニーエリクソンの影が薄い。

BOSEのiPhone用スピーカー、250ユーロは日本より安い。免税だったら更に一割
引きだろう。買っておけばよかった。

▼不愉快なフランクフルト空港
この空港はいつも何かある、被害が出たというわけではないが不愉快が多い。AC
アダプターが爆弾かもしれないと取り上げられ、検査するという、勝手にやって
ちょうだい。

▼LH506、フランクフルト発サンパウロ行き
フランクフルトからLH506は南西へ針路を取りフランス南部、スペイン南部の地
中海沿いを航行、そして、地中海を横切りモロッコのフェズ、メクネス上空、ち
ょうどハイアトラスだが夜間なので町の光だけが見えている。

カナリー諸島のラスパルマスを経て大西洋を超えて行くのだろうと思ったが、ナ
ビゲーターはモロッコからモーリタニア上空の航行を示している。目的地までは
8時間38分の所要とスクリーンには示されている。

ビジネスクラスは満席。成田線よりサービスレベルが高い、特に客室乗務員の対
応は丁寧だ。日本路線の日本人CAとは大違いだった。

ルフトハンザのシートは身体の線にあうようデザインされている、レカロだろう、
フラットタイプは長距離便で共通シート、少なくともB747-400とA380-800は同じ
だった。

▼再度、機内食
午後10時40分発の夜行便だが夕食が出た。軽めのと思いメインはサーモンにした
が、前菜だけ食べて後は残した。サンパウロ到着前にも朝食が出る。

▼大西洋を横断してサンパウロへ
夜間飛行であることから窓の外は漆黒の世界、モニターが北アフリカのモロッコ
からモーリタニア、セネガルを経て大西洋を横断し、レセフィ上空から大西洋に
沿ってサンパウロへ向かう南米大陸へのルートを示すのみ。

▼サンパウロ・グアルーリョス国際空港着
ブラジル上空に入ると左前方の窓の外には夜明け前の街の灯りが見えてきた。機
は南東へ針路変更し着陸体制に入った。機首はサンパウロとサントス港へ向き下
降し機内の照明が落とされると、窓の外の街の灯りがより鮮明になった。

午前5時過ぎ、サンパウロ着、到着したターミナルでフライトスケジュールを確
認するが乗り継ぎ便が表示されていない。確認したら到着したのが第2ターミナ
ルで、アスンシオンへの乗り継ぎは第1ターミナルのようだ。ターミナルごとの
情報ではわかりにくい。

Aeroporto Internacional de Sa~o Paulo/Guarulhos
http://www.infraero.gov.br/index.php/br/aeroportos/sao-paulo/aeroporto-i
nternacional-de-sao-paulo.html

▼TAMラウンジの”マユミ”
第1ターミナルはTAM航空専用なのか、ほとんどがTAM航空だった。途中、ラウン
ジがあったので、入ってみたらここで待てとのこと。出発までには3時間ほどあ
ったので、コーヒーを飲みつつネットに接続してみた。1時間ごとのバウチャー
をレセプションもらう。

サンパウロからアスンシオンまでのフライトはTAMメルコスール航空と旅程表に
示されていた。TAMという航空会社の子会社なのだろう、スターアライアンス加
盟のブラジルの航空会社である。

レセプションは美女が二人、そのうちの一人が美人だった。私好みという視点で
は。名札をみたら、「MAYUMI」と読めた。日系ブラジル人だろう。

▼窓側ではなかった予約席
成田空港でのチェックインの際、全ての搭乗券が発行されるのは利便性が高い、
しかし、席がリクエストしておいた窓際の席ではなかった。日中の便なのでサン
パウロ上空とアスンシオン着陸時の景色を楽しみにしていたが、最後に転けた。

成田空港のチェックインカウンターで最後まで確認しなかったが、ここでアスン
シオンまで全ての搭乗券が発券されたので、予約が間違っていたか発券時の手続
きが間違っていたのだろう。

▼アスンシオン便で召し上げられたキャリーオン
飛行機に乗り込む直前にキャリーオンを召し上げられた、機体がA320と小さいか
らか、でもそんな事はない。ウィーンからのエレバン便はいつもこの機体であり
問題はなかった。というわけで、搭乗口を通過しても乗り込む直前にチェックが
はいる。

キャリーオンの中身はカメラとレンズだったので、それを外に出した。余計な手
間がかかった。

▼塩・コショウはオンデマンド?
ルフトハンザ航空及びTAM航空とも機内食に初めから塩・胡椒が用意されていな
い。ほとんど使わないので、必要な時に要求すればよいのでゴミが減らせる。成
田からアスンシオンまで通しでなかったので、スターアライアンス加盟ではこう
なったのか、航空会社の方針なのかははっきりしない。

今年に入って全日空とオーストリア航空に搭乗しているが、気が付いていない。

▼アスンシオン空港
正式はSilvio Pettirossi International Airport。通路側の席となったため外
が見えない。下降し始めたてから、若干、大平原が見え市街地らしきが見えただ
けで着陸となった。空港は
http://www.dinac.gov.py/v2/index.php

▼パラグアイ入国、そして、市内へ
入国審査カードに必要事項を書き込んで窓口に出すと日本国籍は90日間のビザが
入国時に発給される。これは楽だ。南米ではブラジル以外はこんな調子だ。

カートはぼろい。しかも通常のタイプではなく使い難い。ポーターが寄ってくる
がその必要はない。荷物を載せて税関でX線スキャンをしてそのまま外にでた。
入口付近にはカードを持った出迎えが多く待機している。

今回は初めての国ではあるが、クライアントの意向により出迎えはなしなのでタ
クシーでホテルへ行く。GTZのカードが見えた、他ドナーは出迎えているなー。

目の前にあった銀行でとりあえず100ドルを両替、1ドル4050ガラニ、紙幣には0
が多いせいか、1000はMILと表示してある。100,000の場合100MILになる。英語の
MILだと百万だがスペイン語だと千となりややこしい。

聞いていたタクシー会社はなかったが、定額だというので金額だけ確認して窓口
で一台お願いした。通常のタクシーではない。日産サニーに荷物を載せ、初めて
の都市、アスンシオンのホテルへむかった。約30分でセントロのホテルに着いた。
料金は100,000ガラニ、約2000円だ。

■■後記
地球を半周したであろう片道40時間の移動、この覚書は往路なので復路もある。
復路も同じルート、フランクフルトで一息つけるだろうか?
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メールマガジン「世界の街角からMM」第113号 2011年9月25日
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