Saturday, 14 August 2010

「世界の街角からMM」第63号アルメニアの日本人、日本料理、日ア関係 2010年8月14日

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メールマガジン「世界の街角からMM」        第63号 2010年8月14日
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2月初旬より、南コーカサスの小国、アルメニアの首都エレバンに滞在している。
今回はエレバン・レポート11です。
▼目次
■アルメニアの日本人
■アルメニアの日本料理レストラン「侍」
■日本とアルメニアの関係
■■後記
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■アルメニアの日本人
どこの国でも日本人の長期滞在者はいるものだが、この国はその数が非常に少な
い。アフリカの国のほうがきっと多いだろうな。記憶の範囲だが旧ソ連圏では最
大がモスクワで約1500人、タシケントがその10分の1で約150人となっている。

もう少し正確なデータで説明すると、外務省がまとめている外務省在留邦人統計
というのがありその最新版である平成21年度報告書によると、全世界の在留邦人
数は113万人、昨年度より減少している。中東欧、旧ソ連圏の合計が約8000人、う
ち永住者は931人、ロシアは2137人(H21年)で33位にランクされている。在留邦
人は、永住者と長期滞在者から構成されて統計が取られている。

外務省在留邦人統計H21年度
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/10/pdfs/1.pdf

それでアルメニアにはいったい何人の日本人が長期滞在しているのか?在留届数
によると5人である。私もその一人であるが、他に国連機関1人、日本語教師2人、
某大使館職員の配偶者1人となる。その中の日本人教師が下記の「アルメニア滞
在記」というブログを書いている。

アルメニア滞在記
http://armeniajapan.blog54.fc2.com/

■アルメニアの日本料理レストラン「侍」Samurai Sushi Bar
日本料理ブームもこんな内陸の小国まで到達しているとは思ってもいなかったが
エレバンにも一軒だけ日本料理の看板をだしているレストランがある。その名も
「SAMURAI(侍)」だ。怖いもの見たさの心境でしかこれまで足を向けていない。話
のネタになればそれで善し。
http://www.spyur.am/en/companies/samurai-sushi-bar/5208
ロンプラにも掲載されている。
http://www.lonelyplanet.com/armenia/yerevan/restaurants/443897

そのSAMURAIへ数日前に足を向けた。我々は早めに行ったので、19時過ぎだが、客
などいなく従業員がテーブルで寛いでいた。こんなことはあってはならないのが
世界の常識、それはアルメニアでは通用しない。それから小一時間してからちら
ほらと客が増えてきた。最終的にはほとんどのテーブルが埋まった。

料理人はフィリピン人一人と他はアルメニア人だ。この日はフィリピン人が休み
だったのでアルメニア人が作ったことになる。そう考えるとよくぞ料理したと関
心する。

寿司ネタはモスクワからだというが、サーモン以外は手が出ない。野菜天婦羅は
まあまあな味だったが海老天婦羅には手が出なかった。他もどうも脂っこい。フ
ィリピン人料理人だからしょうがないかと納得してしまう。

最近エレバンのSASスーパーマーケットで、UDON、SOBA、SOMEN等のロシア製麺類
を売り始めた。500gは入っていないだろうな、値段は1430AMD(3.9米ドル相当)
と高め。ロシアの日本食ブームの流れだろう。
http://www.sostra.ru/

ついでに中華料理屋のことを一言。中国城、北京飯店、ドラゴン、ロータスの4
店がエレバンにあるが、これらも似非中華といっても過言ではないレベルだが、
無いよりましという印象だ。

■日本とアルメニアの関係
果たして関係があるのかどうかが不明なほど日本との関係は希薄の一言に尽きる
が、前述の日本語教師然り、まったく無いわけではない。貿易では日本からアル
メニアへの輸出が上回っている。これは別の機会に紹介したい。

1988年12月7日に発生したSpitak大地震の際に、当時の国際協力事業団は緊急援助
隊を派遣している。アルメニアは当時、ソヴィエト社会主義共和国連邦アルメニ
ア社会主義共和国であった。ソヴィエト時代であるがこの派遣が公的関係の最初
となるのだろう。

独立後は日本政府から二国間援助として政府開発援助が供与され、IMF、アジア開
発銀行や世界銀行、国連などの国際機関を通してアルメニアを支援している。数
日前の8月11日に「エレバン市消防機材整備計画」の引渡し式が共和国広場で行わ
れたのでここで紹介しておこう。

このプロジェクトは、独立以来更新されていないエレバン市13消防署の消防車が
老朽化しており、28台の消防自動車を更新し、適切な消防体制が確立され、エレ
バン市人口120万人の市民生活の安全性向上を見込んでいる。同時に消化技術指導
も含まれている。

エレバン市消防機材整備計画
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h20/090210_2.html

JICA事業案内;アルメニア国エレバン市消防機材整備計画
http://www.jica.go.jp/activities/schemes/grant_aid/gaiyou/pdf/arm_1901.pdf

news.amに式典の写真が掲載されている。
http://www.news.am/eng/photos/sessions/armenia-gets-japanese-fire-engines/
armeniadiaspora news
http://www.armeniadiaspora.com/news/article-hits/1653-japan-donates-new-fire-trucks-to-armenia.html

二国間関係が希薄という現状から将来的なポテンシャルは存在するものの、南
コーカサス地域という歴史的にも文化的にこれまでの関係が薄い状況から今後ど
のような付き合い方をしていくのかが課題だろう。

■■後記
今月は無償資金協力によるエレバン市消防機材整備計画の引渡し式が開催された
ので地元メディアが報道したが、その中の一つに「..28 fire engines from the
 Agency for International Development (USAID) in Japan ..」という説明があ
った。メディアでもこの程度認識とは恐れ入った。
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メールマガジン「世界の街角からMM」第63号 2010年8月14日
発行責任者:飯尾彰敏
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