Friday, 5 April 2013

【世界街角通信】第160号 アルメニアワインの歴史 2013年4月3日



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メールマガジン「世界街角通信」       第160 201343
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ノアの箱舟がアララト山に漂着し、その麓でノアが最初のブドウを植えた。これ
がアルメニアワインのはじまりです。そのアルメニアワインがブルンバーグでラ
ンク入りした。

世界に誇る最古のワイン醸造所があったアルメニアワインのお話です。

▼目次
■アルメニアワインの歴史、その2

■■後記
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facebookの中央アジア・コーカサス開発研究会(グループ)

★案内
東京でアルメニア語の、大阪でウズベク語の言語研修が行われます。
(東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

■アルメニアワインの歴史(1)(前号掲載分)

2011年、アルメニアの考古学者が世界で最も古いワイン醸造所をアレニ洞窟群
the Areni cave complex)での発見を公表した。アレニ村は2010年に世界最古
とされる5500年前のモカシンに似た皮靴が良好な保存状態で発見されたばかりで
ある。

ワイン醸造所は、足踏み式のワイン用ブドウ圧搾機、発酵および貯蔵用の槽から
構成され、同時に圧搾されたブドウの中に残っていたブドウの種や乾燥したブド
ウの蔓が見つかった。種はVitis vinifera、現在もワイン醸造用に栽培している
ブドウ種であった。発見された洞窟は6000年前に遡るり、古代エジプトの墳墓か
ら発見された最古に匹敵するワインより900年以上も古い。
National Geographic News

-making-winery-armenia-science-ucla/

アルメニアは古代より受け継がれている伝統的なワイン醸造としてその名が知ら
れていた。哲学者であるヘロドトスとストラボンさえもワイン醸造について学ぶ
ことは可能であった。紀元前400-401年、クセノポン(Ksenophon)に率いられた
ギリシャ軍が古代のアルメニアであるナイリ(Nairi)を通過した時、アルメニア
の農民は深い洞窟の"karases"(発酵槽、clay pots)にワインとビールを蓄えて
いた。

"karases"(発酵槽、clay pots)にアシを入れて先祖のためにワインとビールを
塩貯蔵室に蓄えていたことは興味深い。19-20世紀、Pyatrovskiによる考古学的
発掘調査は、アルメニアが紀元前9世紀にはワイン醸造国として発展していたこ
とを確認した。Teyshebaini城塞のなかで480karases(発酵槽)=37000デカリッ
ター(x10リットル)のワイン相当となる、が発見されている。

古代アルメニアの最も古い定住地より数千年前となるKarmir Blurを発掘中、そ
して、2800年前に建設され2700年前に古代アルメニアの都となったErebouni(現
在のエレバン市域)の発掘調査中に、10か所のワイン貯蔵庫にそれぞれ200 kara
ses(発酵槽)が見つかっている。最も古い古代国家であるUrartuの住民であった
アルメニア人の先祖は、ワイン醸造に従事していた。

歴史的な証明では、世界で最も古い古代国家の一つでは、ワイン醸造と果物栽培
の開発に特別に注意が払われていた。しばしば、歴史書の中ではアルメニアのワ
インとビールの製造技術が述べられている。

アルメニアワインは、ソ連時代、アルメニアワイン醸造は最も繁栄の頂点であっ
た。

つづく・・・

■アルメニアワインの歴史(2)

1940年から1985年のワイン醸造量は9倍に達し、ブランデーは17倍、1960年から1
986年のスパークリングワインは10倍となった。1980年代、アルメニアワインは、
年間210,000トンのブドウから14-15百万デカリッターのワインを醸造していた。

そのうち、2百万デカリッターをブランデー用に使用し、残りをワイン醸造とし
て使われた。アルメニアの食料品生産額の37.4%を占めた。1980年代のソ連圏で
はアルメニアは25%のブランデー、3%のワイン、56%のストロングワインを
製造していた。製造量の4分の3はロシアへ輸出された。

アルメニアにおけるワイン醸造は、Ararat-trest Organization(国営公社、38
ワイン醸造所とウオッカ醸造所から構成されていた)を中心に行われていた。こ
の地を訪れたロシア人の作家Maxim Gorky1868-1936)は、Ararat-trestのワイ
ン蔵から出るよりもアララト山を登る方が易しいと表現した。それは渓谷を掘削
した場所に数千年の間に三千種のワインが登録されたワイン博物館があり、同様
なワイン蔵はフランスとイタリアに存在するワイン蔵を入れて世界に3か所にし
か存在しない。

今日でも多くの農民が三千年前と同様に特別な場所でブドウを醸造しワインを生
産しているこの事実は見逃せない。ワイン醸造所ではオーク樽に入れてワインを
熟成させているが、多くの村で受け継がれている伝統的なワイン醸造はkarases
(発酵槽)の中でワインを熟成させている。

ピンクがかったアルメニアオーク構造のおかげで、ワインは自然のバニラ、チョ
コレート、そしてドライフルーツの香りを享受している。アルメニアオーク樽の
表面にアルメニアのブドウが接して熟成されるワインは独特な芳香を醸し出して
いる。この他に存在しない組み合わせは世界のどこでも再生産は出来ない。

ソ連崩壊とともに国営企業であったArarat-trest38のワイン醸造所とウオッカ
醸造所がそれそれ民営化され、現在もワインを醸造している。

(主にwikiを参考)

関連記事
Marketing of Biblical Proportions: Use of "Ararat" challenges court to p
rove what's in a name

Armenia Wine

世界最古のワイン醸造所アルメニア
12003
英文
-making-winery-armenia-science-ucla/

世界最古の皮靴 アルメニアで発見
ther-shoe-armenia-science/
日本語
10002

動画-アルメニアワインの歴史

世界最古のワイナリーであるAreni-1洞窟(約6000年前)があるアレニで醸造さ
れているワイン、この辺りは現在もワインの産地となっている、実に長い歴史が
ある。
Armenian Wine Makes Bloombergs Top 10 List(アルメニアのメディア)
-list/

Taking Stock of Armenia's Wine Industry

Zorah Wine

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■■後記

先日、新党大地の東京大地塾へ出席した。党首の鈴木宗男氏から、北海道から選
抜高校野球大会へ出場している2校について、石川知裕衆議院議員の判決が不当
である云々、ゲストの佐藤優氏からは、最近ロンドンで亡くなったベレゾフス
キー氏について自殺か他殺かの解説であった。

その後の質疑応答の中で、この問題に係わらず日露関係、エネルギー問題、北方
領土交渉等について会場からの質問に答える形で鈴木宗男氏、佐藤優氏が回答し
た。

その中で佐藤優氏、数日後の331日に発行される自分の著書である「国境のイ
ンテリジェンス」の紹介はさりげない、会場からの質問に回答しつつ詳しくはこ
の本に書いておいたと。

最期に、鈴木宗男氏から来月の東京大地塾の案内があり、仮釈放された堀江貴文
氏をゲストスピーカーに迎える予定とのこと、どういうトピックになるのか興味
深い。

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