2017年9月11日月曜日

【世界街角通信MM】第278号アフリカの角にて No.27-2017-09-10

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メールマガジン「世界街角通信MM」第278 2017910
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

神の思し召しにより201510月中旬より「アフリカの角」地域、エチオピア高原
のアジスアベバに滞留しています。バックログながら半年ほど時間を巻き戻しつ
つ「アフリカの角にて」を備忘録的に筆者の琴線に触れたことをお届けします。

5月以来多忙につき、サボっていましたが、復活しています。今号はアフリカの
No.28です。

▼目次
■ウズベキスタンとキルギスタン、新たな関係構築へ
■アルメニア、日本国国籍へビザ免除
■パスポート用写真審査の厳格化と写真館
■谷深い黒部渓谷と黒部ダム
■新東名高速道のPAE1
■エチオピアの郵便事情
■■後記

★本文★

■ウズベキスタンとキルギスタン、新たな関係構築へ

ミルジヨエフ・ウズベキスタン大統領、アタムバエフ・キルギス大統領を訪問、
長年の懸案だった両国間の国境問題解決を含めて新たな二国間関係構築へ進展し
つつある。

国境問題では、両国が接する1170kmのうち85%が合意され、フェルガナ盆地のオ
シュとアンデジャン間のDostuk国境が2010年以来閉鎖されていたが、96日、再
開し、24時間通過が可能な状態となった。そもそもこの国境線は、スターリン時
代に引かれたもので、そこに住む民族を考慮して引かれたものではなく、両国に
ウズベク人が分断して住んでいる。当然ながら家族もそうなる。

両国はソ連崩壊後に独立し、これまでの名目上の国境であったのが実際の国境と
なり、両国間の地理的な位置づけから河川の上流と下流という関係とエネルギー
供給の関係で独立以降、対立が続いてた。

昨年の前カリモフ・ウズベキスタン大統領の死去により、新たな政権へ移行後、
雪解けムードで両国間関係が進展して、今回の関係改善に漕ぎ着けた。ウズベキ
スタンは経済関係の強化にも関心が高く、ミルジヨエフ大統領から自動車の組立
工場若しくはテキスタイル工場の合弁についてオファーした様だが、自動車は既
にカザフスタン企業がGMモデルを組み立てる同様な提案をしている。

今回の二国間関係改善におけるミルジヨエフ大統領の最大の狙いは、水問題で前
カリモフ大統領が綿花栽培への影響を強く懸念していたKambarata1水力発電所建
設へのウズベキスタン側の協力である。発電所建設は、ロシア企業RAO UESが既
1860MWの発電機を設置しているものの、完成までには更にUSD2.0 bil.の費用
が必要と見積もられている。

この発電所の完成により$0.02/kWhという安価な電力をウズベキスタンに供給し、
一方でウズベキスタン・ブハラ州のガス田からガスをカザフスタンへのガスパイ
プラインのキルギス区間を倍に拡張してキルギスへも供給することで両国の利害
が一致する。

■アルメニア、日本国国籍へビザ免除

これは有り難い措置(96日に実施)である、また、小国にとっては経済的に効果
的な判断、隣国ジョージアも日本国籍は無し(オンアライバル)。ただ、旅券の種
類の説明がないので要確認。

これまでアルメニア外務省は、ビザ免除は相互が原則と主張していたがやっと現
実を認識したのだろう。

■パスポート用写真審査の厳格化と町の写真館

最近のパスポート申請用の写真が、以前のは登録されているのか、画像の審査が
かなり厳格に行われ、6か月以内ので修正が施されていないのでないと受け付け
ない。

2015年に申請した時にスリランカのコロンボで撮影したパスポート用写真を提出
したら却下された。理由は画像が修正されているとの言う理由、それでオリジナ
ルを確認したら、フォトショップで切り取って作成しているのが判明したので近
所の写真屋で取り直した。

その近所の写真屋(祐天寺駅前)、画像データをちょうだいと要請したら、別途
3千円近く要求された記憶がある、撮影料と同じ程度の金額だったと思う。仕方
がないので支払ったが、我々は同じ写真やで焼き増しを容易にできないのでデー
タファイルを携行しているそのパターンに合わない。

その時に既にこのスタジオと料金を認識していたのですが、上着を持ち込む都合
から近い方になびいてしまった。今回は、しっかりとこちらのスタジオで撮影し
ていただいた、質的には同じ、無料でCDにデータ焼いてもらった、空いていたの
で直ぐに撮影できた。

■谷深い黒部渓谷と黒部ダム

実家に帰省している時にTVを付けていたらNHK BS1だったか、黒部渓谷の映像が
現れた。素晴らしい映像だったので見入ってしまった。

黒部ダム、335MW、日本第4位の水力発電所、そう簡単には見られないディープな
世界、谷の深さに感嘆。

名古屋圏のプログラムが東京とは異なるのが幸いした。

■新東名高速道のPAE1

新東名高速道のPAに「E1」と工事の案内が書いてあった。これは、多分、高速道
路という意味であろうが、ヨーロッパの幹線道路ネットワーク(TEN-T)と同じロ
ゴのデザイン、サインの色も同じ。

正確には、若干は異なるのとは思うが、日本に居るのでヨーロッパでは無いこと
は明白なのですが、私的にはやや違和感を感じる。EExpresswayと推察、Highw
ayでは無くて。

■ムンバイメトロ4号線、AIIBが融資

ムンバイメトロ4号線総事業費USD2.22bilのうちAIIBUSD500milを融資。2021
の完成予定。4号線総延長は32km32駅、うち4駅が他の路線と乗り換え駅、高架
部が多い。

US Openでの大阪なおみ、

日米二重国籍だが日本を代表しているとのこと、セレナを彷彿とさせる、身長は
セレナより高く180cm

■マダニが媒介する致死率の高い感染症

ドキッとしたニュース、そして、また驚いた(後半)。
ダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」、ネコ科動物からペット
に、そして人間に感染し死亡した例が2013年にあった。

失態、会見中の致死率の高い感染症を媒介するマダニ、逃走。DWの記事、それが
ニュースになっていた、ワールドワイドで。

■検閲制度時代のウズベキスタンの写真

ウズベキスタン、検閲制度が変更になり前政権時代には公開出来なかった、村の
生活におけるソビエト時代のシンボル的な要素を含んだ写真が公開出来るように
なった。

ウズベキスタンの村、どこかは明記されていないが、村の住宅やその暖房用の熱
が供給されている事がパイプの配管から読み取れる。他方、水汲みに人々が集ま
って来ていることから水道は各住戸に配管されていないということだろう。

■エチオピアの郵便事情

日本からアジスアベバには郵便小包が届いているので機能しているであろうとの
前提で、アジスアベバから郵便物を送る場合の料金を調べようとネットで検索す
るがヒットしない。

よって中央郵便局まで足を運んで料金を確認した。郵便小包とEMSがあり、郵便
小包は料金表があったが、EMSは特になく、持ち込んだときに重量からパソコン
上で料金を確認しているシステムだった。

郵便小包Small Packetの場合は、ゾーン1-3があり、日本はゾーン3が適用さ
れる。1kgまでが373.2ETB2kgまでが732.90ETB

EMSは料金表がないので窓口で聞いてみたところ、日本まで1kgまでが416ETB2
kgまでが673ETBとこちらのがお得なようでした。

因みに封書は日本まで20g9.7ETB

時間がかかるが届かないということは無いようです。それは日本からでもエチオ
ピアからでも。

具体的な情報がないが、下記がエチオピア郵便です。

★本文ここまで★
前号 世界街角通信MM No.277の目次
▼目次
■エチオピア、政府高官39人不正で逮捕
■ティグライ州でNewmontによる金鉱山開発
■エチオピアン・グランド・ルネサンス・ダム
■エチオピア航空、サンパウロ便直行に
■エチオピア東部で部族間衝突
■スイス、エリトリア難民却下
■■後記

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■■後記

アフリカの角関連はエチオピア郵便事業のみです。

麻布十番 納涼まつり2017 8/26(土)27(日)PM3-9

来年は行けるように調整しよう。目黒のサンマより行きやすい。

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発行責任者:飯尾彰敏
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