2017年5月3日水曜日

【世界街角通信MM】第273号アフリカの角にてNo.22‐2017年5月2日




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メールマガジン「世界街角通信MM」第273 201752
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

神の思し召しにより201510月中旬より「アフリカの角」地域、エチオピア高原
のアジスアベバに滞留しています。バックログながら半年ほど時間を巻き戻しつ
つ「アフリカの角にて」を備忘録的に筆者の琴線に触れたことをお届けします。

今号はアフリカの角にてNo.22です。

▼目次
■エチオピア周辺国で飢饉に直面
■アンジェイ・ワイダ追悼特集
■ウリヤノフスク州でいすゞが組み立て
■エチオピア北部でサファイア鉱脈発見
■カザフスタン、カザフ語表記をラテン文字ベースに2018年までに導入
■満州国新京の下水道は1937年に完成
■復活祭・復活大祭
■■後記

★本文★

■エチオピア周辺国で飢饉に直面

ソマリア、南スーダン、イエメンなどのエチオピア周辺諸国が危機的な状況に直
面している。飢饉に直面しているのは約2000万人、何の第二次世界中より多く、
UNの飢饉の定義は1日あたり2/10000以上の死亡率。白ナイル流域及び南スーダ
ンでは内戦との関係が強い。

■アンジェイ・ワイダ追悼特集

後半、観られる可能性が出てきたので期待したが、断念。

■ウリヤノフスク州でいすゞが組み立て

レーニンの生誕地ウリヤノフスク州でいすゞが20175月よりトラックの組立開
始。

■エチオピア北部でサファイア鉱脈発見

サファイアの大規模鉱脈がエチオピア北部ティグライ州の3ヶ所で確認されたと
のこと、VOAがソース、g当たり2500-3500ETBで取引き、国際市場ではカラット当
たりUSD15,000。インドシナから南アジアが主な産地。歴史的にはこと地域でも
サファイアを産出していたとのこと。定量的な情報が無いので実際は不明。

■カザフスタン、カザフ語表記をラテン文字ベースに2018年までに導入

法案を起案。憲法ではカザフ語が国家語、カザフ語とロシア語が公用語に定めら
れている。実際、カザフ語が話せるのは人口の約65%とされる、他方、ロシア語
は約95%の住民が話す。また、ドイツ語話者が約95万人、5.6%を占める。ロシア
人に配慮したナショナリズムなのだろう。(補足したらナゼルバエフ大統領の写
真からロシア国旗に代わってしまった。)

■満州国新京の下水道は1937年に完成

東京都23区の下水道が100%になったのが1995年であることから、当時の日本政府
は満州国建設には優秀な人材と資金を充てていることが窺える。

■復活祭・復活大祭

2017416日は復活祭、ギリシャ語、ラテン語、ロシア語などでPascha、英語
Easter、ドイツ語はOstern。今年は正教、カトリック、プロテスタント教徒た
ちは同じ日、416日に復活祭を祝う。異なる教会が同じ日に復活祭を次に祝う
のは2025420日となる。前回は2014420日だった。これは東方教会である
正教がユリウス暦を、西方教会であるカトリックがグレゴリオ暦を採用している
からである。

正教会における復活大祭は、教会暦の区切りが日没ごろにあり、よって、前日の
夜から奉神礼が始まる。各祈祷が行われ、その中に十字行があり聖堂外で行進が
行われる。聖堂ではパスハの讃詞が歌われ、その中で「キリスト復活!」「実に
復活!」と挨拶が繰り返し交わされる。参祷者には復活の生命を象徴する赤く染
められた卵が聖成され配られる。

復活大祭から始まるのが復活祭期で聖霊降臨(ペンコステ)(イエスの復活・昇天
後、集まって祈っていた120人の信徒たちの上に、神からの聖霊が降ったという
出来事)までの7週間続く。復活大祭からの1週間は光明週間と呼ばれ復活大祭翌
主日(次の日曜日)までつづく。この期間は復活大祭と同じ奉神礼が行われる。
復活祭は春分の日、321日、の最初の満月の次の日曜日となる。2018年は東方
教会では48日、西方教会では41日となる。

▼ロシア正教キリル総主教は信者と共にキリストの復活を祝福し、復活祭は「汝
隣人を愛せよ」を反映する最も重要な理由であると回想した。

▼エルサレムの聖墳墓教会、主日、復活祭の前日行われる「聖火の奇跡」の儀式。

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.272号の目次
▼目次
■ロシアとベラルーシ、エネルギー問題で協議
■ミルジヤエフ・ウズベキスタン大統領、モスクワを訪問、
■エチオピアのキリスト教受容
EU、ウクライナにビザ免除
■米国のシリア攻撃
■エジプトで非常事態宣言
■■後記

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■■後記

復活祭を少しひも解いてみました。
しかし、今日も発電機の音が騒々しい。発電機が稼働していいても部屋の中は特
定のコンセントしか電気が流れてこない。
PCのバッテリが無くなりかけたのでコンセントを切り替えた。

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2017年5月2日火曜日

【世界街角通信MM】第272号アフリカの角にてNo.21‐2017年5月1日

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メールマガジン「世界街角通信MM」第272号 2017年5月1日
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

神の思し召しにより2015年10月中旬より「アフリカの角」地域、エチオピア高原
のアジスアベバに滞留しています。バックログながら半年ほど時間を巻き戻しつ
つ「アフリカの角にて」を備忘録的に筆者の琴線に触れたことをお届けします。

今号はアフリカの角にてNo.21です。

▼目次
■ロシアとベラルーシ、エネルギー問題で協議
■ミルジヤエフ・ウズベキスタン大統領、モスクワを訪問、
■エチオピアのキリスト教受容
■EU、ウクライナにビザ免除
■米国のシリア攻撃
■エジプトで非常事態宣言
■■後記

★本文★

■ロシアとベラルーシ、エネルギー問題で協議

ロシア・プーチン大統領とベラルーシ・ルカシェンコ大統領は、石油ガスなどの
エネルギー問題の処理の道筋で合意。共同電力市場に関しては2019年7月までに
基本的なルールと条件の策定を再確認した。また、共同ガス市場では合同で2018
年1月までにルールを策定し、2024年までにユーラシア経済共同体の加盟国間で
合意の署名が出来るように準備することを確認した。その他、安全保障、工業、
農業分野なども協議された模様です。更にロシアは対ベラルーシ債務に関して再
融資したことからルカシェンコ大統領は謝意を述べている。ルカシェンコ大統領
はインタビューでロシアとの未解決問題は無く、将来の経済を見据えることが出
来ると答えている。この会談は、4月3日にペツェルブルグで行われており、会談
中と思われるが、ペツェルブルグ地下鉄で自爆テロが発生している。
http://belarusfeed.com/lukashenko-putin-disputes-settled/

▼ソースがロシア
先ほどと同じトピック。ロシア・プーチン大統領とベラルーシ・ルカシェンコ大
統領は、石油ガスなどのエネルギー問題の処理の道筋で合意。共同電力市場に関
しては2019年7月までに基本的なルールと条件の策定を再確認した。また、共同
ガス市場では合同で2018年1月までにルールを策定し、2024年までにユーラシア
経済共同体の加盟国間で合意の署名が出来るように準備することを確認した。そ
の他、安全保障、工業、農業分野なども協議された模様です。更にロシアは対ベ
ラルーシ債務に関して再融資したことからルカシェンコ大統領は謝意を述べてい
る。ルカシェンコ大統領はインタビューでロシアとの未解決問題は無く、将来の
経済を見据えることが出来ると答えている。この会談は、4月3日にペツェルブル
グで行われており、会談中と思われるが、ペツェルブルグ地下鉄で自爆テロが発
生している。
http://tinyurl.com/luyhscz

http://www.pravdareport.com/business/finance/04-04-2017/137355-russia_be
larus-0/

■ミルジヤエフ・ウズベキスタン大統領、モスクワを訪問、

プーチン大統領と会談。ガニエフ対外経済貿易大臣の顔が見える、今も同じポジ
ションなのだろう。
https://ria.ru/politics/20170405/1491506870.html

■エチオピアのキリスト教受容

古代エチオピア=アクスム王国、この時代にキリスト教を受容した。
https://www.stratfor.com/image/look-back-ancient-ethiopia

■EU、ウクライナにビザ免除

DWが作成したEUが承認したウクライナ国籍ビザフリー早わかりビデオ。
http://tinyurl.com/kzclm2w
http://www.dw.com/en/european-parliament-approves-visa-free-travel-for-u
krainians/a-38324354

▼EU議会、4月6日、賛成多数でウクライナ国籍にビザフリー付与承認。90日以内、
年間180日以内の観光、ビジネス、家族滞在目的、就労は不可。議会で承認され
たからといって直ぐに実施されるわけではない、議会承認は第1ステップ、7ステ
ップの1番目、次は4月26日のEU大使による投票など、既にオントラックなので時
間の問題。
http://tinyurl.com/jwymmrk

http://euromaidanpress.com/2017/04/06/eu-parliament-votes-for-visa-free-
regime-for-ukraine-what-are-the-new-rules-of-crossing-the-border-for-ukr
ainians/

■米国のシリア攻撃

高橋和夫先生の解説、大変参考になります。また、最後の章は特に日本にとって
重要と考えます。

「日本政府としては今後も、アサド政権と意思疎通できるチャンネルを確保して
おくことが大切だ。シリア内戦で最終的に誰が勝つかは分からない。日本が政府
開発援助(ODA)で建設したアサド政権支配地域の発電所のメンテナンスなど
人道的支援を通じ、アサド政権との対話窓口を開けておくことが日本の国益につ
ながると思う。
https://mainichi.jp/articles/20170408/ddm/010/070/033000c

▼ロシアの記事
ロシア側の発表によると地中海上の駆逐艦から発射されたシリア軍基地をターゲ
ットとした巡行ミサイルト・マホークの到達率は23/59としている。他方、米国
メディアでは58/59と報道され情報戦が繰り広げられている。何にしろこれ以上
の米軍からの攻撃は無さそう、つまり、アサド政権維持容認という事で米露関係
も変わらない。ロシアとしては今回のシリア政府軍の化学兵器使用(
状況証拠では)は賛成はしていないだろうが。ただ中国には北朝鮮問題でメッ
セージを送った事になる。
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-39523654

▼英国の記事
米海軍は東地中海の駆逐艦から巡航ミサイルトマホーク50発をシリア政府軍Ash 
Sha'irat基地、4月4日にイドリブ県Khan Sheikhoun、Hamaの北、アレッポへ向か
う幹線道路上の反政府軍支配地へ化学兵器を発射したとされる、をターゲットと
して報復攻撃した。この攻撃は事前にロシアに通告して行われたようだ、習近平
国家主席は現在、フロリダに滞在中、には何らかのメッセージがあったと思うが、
Ash Sha'irat基地だけなので限定的な攻撃意図とも。

■エジプトで非常事態宣言

ナイルデルタのTanta、カイロ北方100km、とアレキサンドリアのコプト教会で爆
弾テロ、IS系が犯行声明。死傷者多数の模様。今日は復活祭1週間まえのパーム
サンデー。
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-39548645

http://www.bbc.com/news/world-middle-east-39544451

★本文ここまで★

前号 世界街角通信MM No.271号の目次
▼目次
■エチオピア情勢No.3
■ペツェルブルグの地下鉄で自爆テロ
■ロシアとベラルーシ 石油ガス問題解決に道筋
■シリア・イドリブ県で化学兵器爆弾使用か
■米軍によるシリア政府軍への報復攻撃
■EU、ウクライナ国籍へビザフリー承認
■映画 サラエヴォの銃声
■■後記

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■■後記

昨日、テニスに出かける時に停電になり丁度いいやと思い出かけた。戻ってきた
の時には電気が復活していたいたのでやれやれと思い風呂に入りさっぱりしてか
ら遅めの軽い昼食、食べ終わったらブツリとまた切れた。

よってガスでお湯を沸かしてトルココーヒーを淹れた。今日の停電は長い、未だ
に復活しない、非常用電源のモーターが先ほど稼働し始めた。

テニスをこちらに来て復活させたがこの年なので基本を忘れてしまっていてまと
もに打てない、今日は概念的なイメージの復習、ネットでテニス基礎練習を検索
している次第。今朝は3時間程度、かなりゆっくり目ですが身体を動かしたら体
重が1キロ減。

バッテリ駆動PCからDV-DO経由でネットに接続、VPN付OperaでFBにアクセスして
いる。

この連休、停電は多いしネットは最悪だ。このレベルは世界のワーストにランク
されそうだ、もう既にランクされているって?

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2017年4月10日月曜日

【世界街角通信MM】第271号アフリカの角にて「エチオピア情勢No.3等」No.20-2017-04-09

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メールマガジン「世界街角通信MM」第271号 2017年4月9日
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

神の思し召しにより2015年10月中旬より「アフリカの角」地域、エチオピア高原
のアジスアベバに滞留しています。バックログながら半年ほど時間を巻き戻しつ
つ「アフリカの角にて」を備忘録的に筆者の琴線に触れたことをお届けします。

年初から走り続けていました関係で間が開きました。そういう時のために書き溜
めておいたのですが、ファイルを上書きしてしまい、バックアップを取っていな
いか確認中、手元にはないので東京に戻った時に過去のエチオピア情勢は継続す
るとして、筆者が気になったトピックをお届けします。

昨日、夕方に届いたニュースにはいささか驚きました。ペテルブルグでの地下鉄
テロ、ロシアは比較的厳重だという印象でしたゆえ。

今号はアフリカの角No.20となりますが、若干の現地情報もあり、継続的には
「エチオピア情勢No.3」です。

▼目次
■エチオピア情勢No.3
■ペツェルブルグの地下鉄で自爆テロ
■ロシアとベラルーシ 石油ガス問題解決に道筋
■シリア・イドリブ県で化学兵器爆弾使用か
■米軍によるシリア政府軍への報復攻撃
■EU、ウクライナ国籍へビザフリー承認
■映画 サラエヴォの銃声
■■後記

★本文★

■エチオピア情勢No.3

過去3ヶ月の事件など。長期的には安定方向。

▼この度、アムハラ州の一部及びオロミア州の一部の危険情報を「レベル2」か
ら「レベル1」に引き下げました。

●エリトリア及びソマリアとの国境地帯
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ガンベラ州の国境地帯及びソマリ州(ジジガ市及びゴデ市を除く)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●アムハラ州の一部(北ゴンダール地区及びバハルダール)及びオロミア州の一
部(東ハラルゲ地区,バレ地区,グジ地区,ボレナ地区及び国境地帯)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●ガンベラ州(国境地帯を除く),ソマリ州のジジガ市及びゴデ市,ベニシャン
グル・グムズ州ディンディル川以南のスーダン,南スーダン及びケニアとの国境
地帯(ガンベラ州の国境地帯を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●アムハラ州(北ゴンダール地区及びバハルダールを除く)及びオロミア州(東
ハラルゲ地区,バレ地区,グジ地区,ボレナ地区及び国境地帯を除く)
 レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
●その他の地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

▼ゴンダールでの手りゅう弾爆発について
 4月1日(土)の夜、ゴンダールのホテルにおいて手りゅうが弾爆する事件が
発生し、3名の負傷者が出ました。1月に発生したゴンダール、バハルダールの
事件に続き、今年に入って3度目の爆発事件となります。
 今回の事件現場となったホテルはエチオピア政府機関が頻繁に利用しており、
反政府運動の一環だと思われます。

▼犯罪被害予防に関する注意喚起
3月29日(水)午後9時ころ、マスカルフラワーの住宅街(ドリームライナー
ホテル近く)で、徒歩にて帰宅中の邦人男性が、背後から男に首を絞められ、意
識を失っている間に所持金品を強奪されるという事件が発生しました。
被害者は、毎日のように同じ時間帯に自宅近くのレストランで夕食を取り、同じ
時間帯に帰宅していたので、犯人に犯行のタイミングを狙われていた可能性があ
ります。

▼犯罪被害予防に関する注意喚起
2月26日(日)午前4時ころ、フレンドシップ・インターナショナル・ホテル
(エドナモールから南方約400メートル)近くにおいて、イタリア人男性が何
者かに銃殺される事件が発生しました。警察が捜査中ですが、犯人は未検挙のた
め原因、動機等は判明していません。

▼【アムハラ州での手りゅう弾爆発について】
 1月4日午後8時頃、アムハラ州バハルダールにあるGrandホテルにて手りゅ
う弾が爆発したとの報道が、また、1月10日午後8時頃、アムハラ州ゴンダー
ルにあるEntasolホテルにて手りゅう弾が爆発して、複数の重傷者がでているの
報道が一部でなされています。

等

■ペツェルブルグの地下鉄で自爆テロ

4月3日夕方、このニュースが飛び込んで来た。ペツェルブルグの地下鉄で中央ア
ジア出身者による自爆テロ、14:30ごろSennaya Ploshchad and Tekhnologichesk
y Institut stations.駅間で爆発し運転手の機転で次の駅まで走行し救援に寄与。
プーチン大統領は丁度ペツェルブルグに滞在中、昨晩、献花。市はこの犠牲者を
悼み3日間の喪に服すことを宣言。もう一箇所の地下鉄駅付近で爆弾を処理、連
続テロを狙った模様。鎮魂。

犯行は単独犯でキルギス出身のウズベク人とのこと、フェルガナ盆地出身者によ
るテロ行為が相次いでいる。

St Petersburg metro explosion kills 11 in Russia
http://www.bbc.com/news/world-europe-39481770

▼旧OMON、内務省のSWATがもう一つの爆弾を専門部隊が来る前に処理、4月3日の
ペツェルブルグ地下鉄テロで連続爆発を防いだ。
http://tinyurl.com/lx64mj7

▼プーチン献花
https://www.facebook.com/RTnews/videos/10155397374154411/?pnref=story

■ロシアとベラルーシ 石油ガス問題解決に道筋

ロシア・プーチン大統領とベラルーシ・ルカシェンコ大統領は、石油ガスなどの
エネルギー問題の処理の道筋で合意。

共同電力市場に関しては2019年7月までに基本的なルールと条件の策定を再確認
した。また、共同ガス市場では合同で2018年1月までにルールを策定し、2024年
までにユーラシア経済共同体の加盟国間で合意の署名が出来るように準備するこ
とを確認した。その他、安全保障、工業、農業分野なども協議された模様です。

更にロシアは対ベラルーシ債務に関して再融資したことからルカシェンコ大統領
は謝意を述べている。ルカシェンコ大統領はインタビューでロシアとの未解決問
題は無く、将来の経済を見据えることが出来ると答えている。この会談は、4月3
日にペツェルブルグで行われており、会談中と思われるが、ペツェルブルグ地下
鉄で自爆テロが発生している。
http://belarusfeed.com/lukashenko-putin-disputes-settled/

■シリア・イドリブ県で化学兵器爆弾使用か

シリア・イドリブ近郊の反政府勢力地区で化学兵器が使用されたか化学兵器が爆
発した模様、サリンとの見方が強い、悲惨な出来事だが、中東政治の現実でもあ
る。
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-39500319

■米軍によるシリア政府軍への報復攻撃

米海軍は東地中海の駆逐艦から巡航ミサイルトマホーク50発をシリア政府軍Ash 
Sha'irat基地、4月4日にイドリブ県Khan Sheikhoun、Hamaの北、アレッポへ向か
う幹線道路上の反政府軍支配地へ化学兵器を発射したとされる、をターゲットと
して報復攻撃した。この攻撃は事前にロシアに通告して行われたようだ、習近平
国家主席は現在、フロリダに滞在中、には何らかのメッセージがあったと思うが、
Ash Sha'irat基地だけなので限定的な攻撃意図とも
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-39523654

ロシア側の発表によると地中海上の駆逐艦から発射されたシリア軍基地をターゲ
ットとした巡行ミサイルト・マホークの到達率は23/59としている。他方、米国
メディアでは58/59と報道され情報戦が繰り広げられている。何にしろこれ以上
の米軍からの攻撃は無さそう、つまり、アサド政権維持容認という事で米露関係
も変わらない。ロシアとしては今回のシリア政府軍の化学兵器使用(
状況証拠では)は賛成はしていないだろうが。ただ中国には北朝鮮問題でメッ
セージを送った事になる。
http://tinyurl.com/k9l694a

▼高橋和夫先生の解説、大変参考になります。また、最後の章は特に日本にとっ
て重要と考えます。

「日本政府としては今後も、アサド政権と意思疎通できるチャンネルを確保して
おくことが大切だ。シリア内戦で最終的に誰が勝つかは分からない。日本が政府
開発援助(ODA)で建設したアサド政権支配地域の発電所のメンテナンスなど
人道的支援を通じ、アサド政権との対話窓口を開けておくことが日本の国益につ
ながると思う。
https://mainichi.jp/articles/20170408/ddm/010/070/033000c

■EU、ウクライナ国籍へビザフリー承認

EU議会、4月6日にウクライナ国籍にビザフリー付与法案審議、90日以内、年間18
0日以内の観光、ビジネス、家族滞在目的、就労は不可。
http://tinyurl.com/jwymmrk

DWが作成したEUが承認したウクライナ国籍ビザフリー早わかりビデオ。
https://www.facebook.com/deutschewellenews/videos/10154735289914440/

■映画 サラエヴォの銃声

観たいが今は観れない、いつか観よう。
4月5日のトークショーは千田善さんが登壇します。

・4月5日(水)18:30の回上映後
<登壇者>
千田善さん(国際ジャーナリスト、元サッカー日本代表オシム監督通訳)
http://qualite.musashino-k.jp/news/1528/

★本文ここまで★

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■■後記

激動の一週間でした。

私ごとですが。
初めてエジプトへ行ったのはこの記事に関係しているかも知れない。2000年当時、
小学校理数科授業改善プロジェクトが実施中で評価業務で出張した。エジプト側
には非常に好評で面談した教育大臣からプロジェクトの継続が強く要請された。
現在のプロジェクトはその時の事業の継続であろう。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170405/k10010937291000.html

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2017年1月22日日曜日

【世界街角通信MM】第270号アフリカの角にて「エチオピア情勢No.2等」No.19-2017-01-24

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メールマガジン「世界街角通信MM」第270 2017122
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

幕の内を過ぎましたが謹賀新年、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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今号はNo.19「エチオピア情勢No.2」です。

▼目次
■今年のはじめに
■ティグライ政権25年の綻び
■米国大使館、Travel AlertからWarning
Vertual Private Network:VPNの恩恵
Air ChinaLOTポーランド航空の株式49%取得へ向け関心
■クレムリンのグローバル原発戦略
■■後記

★本文★

2017年のはじめに

昨年9月後半からポーランド、コートジボワール、モロッコと出張等し、年末年始は東京で過ごしました。またまたバックログの継続になりますが、これらの出張等の報告も順次していきたいと思います。

激動の2017年になりそうな予感、というか足が地についた政策の実施が目立つのではないかと推察しています、それらの摩擦がマスコミを賑わすことになるのではないでしょうか、日露関係の進展、トランプ大統領就任に伴う政策の転換、シリア問題等。

若干、発行頻度が落ちていますがご容赦、ネット環境の悪さと多忙が影響しています。

今年だからといって特に新たなことはありませんが、常に精神的に28歳と思い初心に帰って何事も広い視野持ちつつ考察していきたいと考えています。

■ティグライ政権25年の綻び

ともいえる、内政の変化です。

Culture of Excessive Sikifta has hampered our developments.

Deliberately Induced Political Chaos to Destabilize Ethiopia

■米国大使館、Travel AlertからWarning

米国大使館から昨年126日付でWarningが発出されています。

Security Message for U.S. Citizens: Travel Warning

Vertual Private Network:VPNの恩恵

20169月ごろからSNSがブロックされたことから、蛇の道は蛇、ではありませんがVPNを利用するようになりました。今もってVNPが無いとSNSへはアクセスできない譲許にあります。

PC

「外国政府の検閲用ファイアウォールを超えて、世界中の知識に自由にアクセス」と謳っています。

VPN Gate学術実験 WebSite

Operaが無料のVPNをブラウザネイティブで搭載へ、使い方はコレ

Air ChinaLOTポーランド航空の株式49%取得へ向け関心

8月初旬の情報ですが、Air ChinaLOTポーランド航空の株式49%取得へ向け関心を表明したと報道されたが、LOTは情報がないと説明している。

チェコ航空は大韓航空が株式の44%2013年までに取得、Hanjin Group入りしている。EU法では航空会社の株式は域外の取得は最大49%までと規定されている。

Air China Reportedly Plans To Buy Stake In LOT Polish Airlines

■クレムリンのグローバル原発戦略

クレムリンのグローバル原発戦略、東欧諸国で攻勢をかけているが多くが実っていないのが現状、自国のカリーニングラードも、ポーランドとリトアニアを視野に入れたが。EU域内ではフィンランドの案件が実現に最も近い様です。

Rosatom's global nuclear ambition cramped by Kremlin politics

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■■後記

謹賀新年2017年、これまでとは異なった激動の年になりそうな予感、これが歴史の理なのか?

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メールマガジン「世界街角通信MM」第270 2017122
発行責任者:飯尾彰敏
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2016年11月14日月曜日

【世界街角通信MM】第269号アフリカの角にて「続エチオピア情勢等」No.18-2016-11-04



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メールマガジン「世界街角通信MM」第269 2016114
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皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。

神の思し召しにより201510月中旬より「アフリカの角」地域、エチオピア高原
のアジスアベバに滞留しています。バックログながら半年ほど時間を巻き戻しつ
つ「アフリカの角にて」を備忘録的に筆者の琴線に触れたことをお届けします。

今号はNo.18「続エチオピア情勢他」です。

▼目次
■エチオピア非常事態宣言細則
■メスケル祭(真実の十字架祭) Meskel Festival
■■後記

★本文★

■エチオピア非常事態宣言細則

大使館警備領事班より受領した非常事態宣言細則です。内政安定化の措置ですの
で外国人の行動については、外交官のアジスアベバ40km以遠への移動の制限、禁
止とありますが、申請すれば許可が下りる状況です。

当然ながら在外反政府メディアへのアクセス禁止になっています、一連の反政府
的な活動には制限があります。以下、全文です。

エチオピア政府は8日付けで非常事態宣言を発出しましたが,15日夜、その具
体的措置について発表がありました。内容は以下のとおりです。
(※国営放送の聞き取りを元に作成しており、必ずしも網羅的でない可能性があ
ります。修正等ありましてら、追って連絡させて頂きます。)

(1)直接・間接的を問わず暴力を惹起する運動の禁止
(2)テロリスト及び反平和組織への関与及び同組織による文書の保有及び配布
の禁止
(3)エチオピア衛星テレビ(ESAT)及びオロモ・メディア・ネットワーク
(OMN)の視聴及び内容の伝達の禁止
(4)サービス提供の中止,店舗の休止,ストライキの禁止
(5)教育機関に於ける授業・講義の妨害の禁止
(6)スポーツイベントの妨害の禁止
(7)道路封鎖等の交通妨害の禁止
(8)インフラ施設や宗教施設への攻撃の禁止
(9)祝休日の妨害の禁止
(10)宗教的・公的・文化的イベントにおける政治活動の禁止
(11)行政業務の妨害の禁止
(12)法執行・治安要員は制服を着用する。それ以外の者は右制服の着用禁止
(13)未登録の火器の携行の禁止
(14)登録済み火器の他者への譲渡の禁止
(15)寛容や統一に影響する言説の禁止
(16)国家主権に影響する行動の禁止。以下を含む;
 (ア)外国政府やNGOとの間で,国家主権に影響する内容のコミュニケーシ
ョン
 (イ)野党による,国家主権に影響するステートメントの発出
(17)許可されない場所への立ち入り,難民の許可なしでのキャンプ外移動,
査証無しでの入国の禁止
(18)当局による事前許可無しでの,外交官のアディスアベバから40km以
遠の移動の禁止
(19)法執行要員の休職及び離職の禁止
(20)公共の平和及び安全を脅かすことを目的とした行動の支援の禁止
(21)銃火器の自己敷地外への持ち出し及び保持の禁止
(22)開発インフラ及び開発施設への攻撃
 (ア)午後6時から午前6時までの開発インフラ,投資プロジェクト,農業プ
ロジェクト,工場及びそれに類する開発施設周辺への立ち入りの禁止(承認を受
けた者を除く)
 (イ)警備員及び法執行要員は,上記施設周辺にいる者に必要な処置を執るこ
とができる
(23)外出禁止令が出た際の外出及び移動の禁止
(24)当局は脆弱性の高いグループを保護することがある。また,禁止された
地区及び道路の立ち入りの禁止
(25)家屋,土地,車両及びその他資産を他人に貸し出している者は,必要な
情報を最寄りの警察に提出する。貸出先が外国人の場合は,その者のパスポー
ト・コピーも提出する
(26)当局への協力及び情報提供
(27)法執行機関は上記全事項の執行を担う
(28)当局は令状無しでの被疑者拘束や,特定の場所への留置,必要な教育を
行うことができる。また,当局は令状無しで住居や資産の捜索や,ラジオ,テレ
ビ,その他メディアの検閲ができる
(29)法執行要員及び施設守衛は,人命に危害を及ぼす事態に際して措置をと
ることができる
(30)法執行要員は教育機関への立ち入り及び常駐ができる
(31)
 (ア)当局は被疑者を裁判にかける
 (イ)過去1年内に凶器を窃盗した者,暴力を支援した者,殺人を犯した者,
放火した者,その他犯罪を犯した者は,本日から10日以内に当局に自首した場
合は赦免又は減刑される。同人は,罪の軽重に基づき,社会復帰教育を受けた後
釈放される

また,同15日,当局は国営放送を通じ,国境から50km圏内及び主要道路
(アディス-ジブチ,アディス-シャシャマネ-モヤレ,アディス-シャシャマネ-
ドロ,アディス-アソサ,アディス-ハラル,アディス-ガンベラ,アディス-ゲブ
レグラチャ,ゴンダール-メテマ,ゴンダール-フメラを含む)から25km圏内
をレッド・ゾーンに指定し,銃火器や引火物の携行を禁止しました。

■メスケル祭(真実の十字架祭) Meskel Festival

927日、エチオピアンカレンダーの17 Meskerem、に行われるメスケル祭で祝日
でした。メスケルMeskel、そのものの意味は十字架(True Crossなのか単なる十
字架なのかはわからないが、この場合、True Crossであろう)、語源はエチオピ
アの宗教言語であるゲエズ語、よって「真実の十字架祭」というのが適切な表現
であろうか。

真実の十字架True Cross、この宗教的な意味は、ゴルゴダの丘にキリストが磔に
された十字架のことを意味する。

紀元後、326年から328年、キリスト教徒であるローマ帝国のコンスタンチン帝の
母であるヘレナ皇后が聖地エルサレムへ旅した時に教会を建立、貧困者救済組織
を設立した。

その時、三つの十字架を発見した。そこで奇跡が起こり、それらの三つの十字架
が、イエスが盗人であるSt. DismasGestasと共に磔にされた3つの十字架であ
ることを明かした。

その十字架を発見したことに由来する宗教的なお祭りで、他の正教でも Feast o
f the Exaltation of the Holy Crossとして知られている。

エチオピア正教では、Zara Yaqob皇帝(1434-1468)が、キリストが磔された十字
架の一部をエジプトから運び、エチオピア北部アムハラ州のAmba Geshen山中
(標高3,019m)にあるGeshen Mariam修道院のエグザビエル教会(Egziabher A
b,)に埋葬したのが、今日まで伝わる「真実の十字架」の由来になっている。

前夜祭は「デメラ祭」と呼ばれ、焚火Demeraの意、黄色いマスカル・フラワーが
家の門に飾られ、夜の間火が点されます。これはHelena皇后にキリストの聖墓の
場所を誰も知らせなかったため、香を炊き助けをもとめ祈った様を表現したもの
で、伝説によるとHelena皇后は煙りが立ち上る場所を掘り起こし3本のバラを発
見した。その内の一本がその真実の十字架であり、多くの奇跡を呼ぶと信じられ
ています。

また、マスカル祭前夜は町の広場や村々の市場などにマスカル・フラワーの苗木
植えから始まり、人々はマスカルの花を載せた長い棒を持ち寄り、積み上げて燃
やします。アディスアベバでは、市の中心にあるマスカル・スクエアでこのデメ
ラ祭(焚火Demera)行われます。

マスカル祭は2013年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。

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■■後記

ネット接続不良でアップロードが遅れております、悪しからず。

さて、9月下旬から10が初旬、ポーランドに滞在しました。この時のことは追っ
て備忘録を書こうと考えています。

その前に当地のこと、非常事態宣言発令後、強硬手段に出られる体制が整ったこ
とから反政府活動家1600人を拘束とBBCが伝えていました。その結果、治安が安
定したという海外投資家の話を聞きました。

日常は変わらずですが、通信が遮断されています、特に携帯電話のデータ通信、
通話は以前と変わらず使えています。インターネットは接続されているものの
ソーシャルメディアは遮断されたままです。

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