Sunday, 3 June 2012

【世界の街角からMM】第140号 東京にて(1)東京都職員白金住宅跡地他 2012年6月3日

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メールマガジン「世界の街角からMM」       第140号 2012年6月3日
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東京のこと、住いの近所のこと等。

▼目次
■東京の駅名と所在地
■東京都職員白金住宅とその跡地利用
■渋谷駅周辺の大規模な再開発計画 都内一のツインタワー
■六本木プリンスホテル跡地再開発計画

■■後記
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■東京の駅名と所在地
目黒駅が品川区にあり、品川駅が港区にあることはよく知られている。この類が
他にもある。

品川駅が、港区に所在するにも係わらず品川駅と名付けられているのは計画時に
品川県だったので品川駅と名付けられた。他方、目黒駅は駅開設当初から大崎村
の住所、目黒村ではない。

では、どうして目黒駅という名称となったのか、それは、当初、目黒川沿いに鉄
道が計画されたことに起因する。しかし農民が蒸気機関車による農作物への悪影
響を懸念して鉄道計画に反対し、路線を権之助坂の上へ変更させた目黒追上事件
が伝承されている。なので計画当初の地名がそのまま駅名に使われたようだ。

▼品川プリンスホテル
民間のホテルなのでこのようなことは多々あると思う。品川駅高輪口の前、港区
高輪にあるこのホテルは「品川プリンスホテル」という、プリンスホテルは「高
輪」も「新高輪」も使ってしまったからだろうかと勝手に想像している。ビジネ
スホテルとしては駅名と一致していたほうがわかりやすいという利点はあると思
うが。

▼中目黒駅と祐天寺
中目黒駅の所在地は目黒区上目黒、祐天寺駅の所在地は目黒区祐天寺、だけどそ
の名の由来となっている祐天寺は目黒区中目黒にある、多分、昭和40年ごろに実
施された住居表示という制度が関係しているのではないだろうか。中目黒にある
商店街の名称は「目黒銀座」という。中目黒銀座でもなく上目黒銀座でもない、
目黒銀座なのだ。

▼青山一丁目駅
もうひとつ、地下鉄銀座線と半蔵門線の駅に「青山一丁目駅」と称する駅がある。
しかし、青山一丁目は住居表示では存在しない。港区北青山、港区南青山は存在
する。

■東京都職員白金住宅とその跡地利用
http://residencewatch.blog.fc2.com/blog-entry-66.html

白金2丁目、目黒通りと桜田通りの交差点となる清正公前の高台に廃墟らしき共
同住宅があった。あったというのは最近解体されたからだ。この共同住宅は、東
京都職員白金住宅として1967年から1972年にかけて敷地19708平米に4棟建設さ
れ、2006年にアスベストを使用していたことから廃止が決定し、アスベスト除去
作業が行われていた。

東京都職員白金住宅(港区白金2丁目4番地)
敷地19,708平米、4棟の住宅
第一住宅 RC造6階建て延べ2684m2
第二住宅がRC造6階建て延べ2168m2
第三住宅がSRC造延べ22,777m2
白金寮がSRC造延べ10,411m2

解体工事説明会
http://ameblo.jp/ito-hideki/entry-10810954593.html

その跡地利用については決定されていないが防災公園として整備される案がある。

■渋谷駅周辺の大規模な再開発計画 都内一のツインタワー
http://residencewatch.blog.fc2.com/blog-entry-65.html

国道246号に架かる歩道橋の上から渋谷駅南口を俯瞰した。じっくりと眺めてみ
ると時代の年輪を感じる。ヨーロッパの諸都市だったらこの年輪は継承しようと
するのだろうがここ東京では経済性が最優先される。2015年3月に東急東横線と
副都心線の直通運転が開始に伴い、2013年3月までに東横線渋谷駅は地階へ移転
され、東急百貨店東館は2013年3月で閉館・解体される。東急百貨店は、東横線
ホーム上空、246号沿いにに移転する等の大規模な渋谷駅周辺地区の再開発計画
が進んでいる。

渋谷駅周辺地域の整備に関する協議会
渋谷駅街区基盤整備 都市計画変更案のあらまし平成21年1月
http://www.shibuya-kyogikai.jp/pdf/14th/02.pdf

渋谷駅街区基盤整備方針 平成20年6月
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h20/topi020.pdf

東急東横線と営団13号線の相互直通運転実施を決定
http://www.tokyu.co.jp/railway/railway/east/pr/020129.html
http://www.tokyu.co.jp/railway/railway/east/pr/13go.html

その目玉は、「250メートルのツインタワー」、都庁舎を抜いて東京一となり、
この辺りは数年後に大きく風景が変わってしまうようだ。ちなみにヒカリエハ18
3メートルである。谷底が山に変身してしまうような勢いだ。

なぜこのような高層ビルの建設が可能かと言うと、都市再生特別措置法が適用さ
れるからだ。この法令は、都市計画法で定めた容積率などの制限を個別に緩和す
る特例を認めている。渋谷駅周辺では、139ha(ヘクタール)が都市再生緊急整
備地域に指定されており、同制度を使って渋谷ヒカリエが建てられた。新駅ビル
も同制度の適用申請がなされ、容積率が現行の900%から緩和され、高さについ
ても同様と推測される。

都内では航空法で230mの高さ制限も受けるが、同法施行規則の特例で標点から4
km以上離れた場所では制限を超えた建築も可能となっている。

渋谷駅に高さ250m級の"ツインタワー"計画、都庁を抜いて都内一なるか
http://matometanews.com/archives/1528704.html

渋谷駅にツインタワー計画、都内一なるか
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0700Q_X00C12A3000000/

■六本木プリンスホテル跡地再開発計画
http://residencewatch.blog.fc2.com/blog-entry-64.html

80年代中ごろに記憶に刻まれたホテル、いつだったか売却されたというニュース
を耳にしたが、その後、どうなったのか、どうなるのか、情報がなかったので調
べてみたら、再開発事業が始まったいた。

http://web1.nazca.co.jp/fuk200260/page085.html

▼六本木プリンスホテルの開業

1984年(昭和59年)9月27日、黒川紀章の設計により六本木三丁目に六本木プリ
ンスホテルがオープンした。この敷地はフィンランド公使館があったが、麻布プ
リンスホテルと交換しホテルを建設した。

立地は日比谷線六本木駅から溜池方面へ600m、六本木通り(都道412号)と東京
都道415号高輪麻布線が合流する手前にある。日本IBM本社ビルの目前だ。現在は、
南北線六本木一丁目駅からのが近いだろう。客室数は216室であった。

http://blogs.yahoo.co.jp/pooljunkyjun/36470263.html

▼デザイン
建物は中庭にある温水プールを中心にデザインされていた。複雑な曲面を描いた
プールは、一部が透明アクリル板で作られており、ロビーやレストランからは、
プールを泳いでいる者の姿を水槽のなかの魚のように観賞できるようになってい
た。建物もプールを囲むようにデザインされ、プールに沿う様に曲面を描く各階
のガラス張りの廊下からも、プールを見下ろすことができた。

ロビー横の階段にはエッシャーをモチーフにしたと思われるデザインが施されて
おり、斬新な設計の都市型ホテルとして注目され六本木の一時代を象徴するよう
なホテルだった。

▼売却、そして閉館
老朽化と採算性悪化のため2006年12月25日に22年間の営業を終了した。開業から
20余年を経た2006年(平成18年)、ホテルの所有者であったプリンスホテル(西
部グループのコクド)は、六本木プリンスホテルを住友不動産に約407億円で売
却し、同年のクリスマスを最期に営業を終了した。

住友不動産はホテルを改装し、翌年の2007年1月31日よりビジネスホテル「ヴィ
ラフォンテーヌ 六本木アネックス」として営業を開始したが、2011年(平成23
年)11月20日で閉館された。つまり、再開発の繋ぎでの営業であったようだ。

▼プリンスホテル
西武グループによるホテル・リゾート事業は、国土計画(後のコクド、2006年2
月解散)が主導して計画・立案した箱根・軽井沢などへの観光地への進出を図っ
たのが源流である。社名は、敗戦に伴い行われた皇籍離脱後、占領軍によって没
収された旧皇族の土地がサンフランシスコ条約締結によって日本政府に返還され
た後、安価で購入し、その土地にホテルを開業した事に由来している。

▼跡地再開発
跡地は隣接する日本IBM本社ビルとあわせ、複合ビルとして再開発されることに
なった。

住友不:六本木プリンスなどを超高層ビルに再開発-総事業1141億円
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M1MZ1D0D9L3501.html

▼六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
所在地-東京都港区六本木三丁目地内
階数-(南街区)業務棟:地上42階、地下5階、住宅棟:地上27階、地下2階、
(北街区)商業棟:地上3階、地上2階
高さ-(南街区)業務棟約250m、住宅棟約120m、(北街区)商業棟約20m
施行区域面積-約27,000m2(施設全体)
敷地面積-約19,200m2(施設全体)
建築面積-約11,100m2(施設全体)
延床面積-約200,200m2(施設全体)
用途-オフィス、共同住宅、店舗
総戸数-約220戸
建築主-六本木三丁目東地区市街地再開発組合(予定)
都市計画決定-2011年09月
組合設立認可-2011年度予定 

★お薦めメルマガ

Japan on the Globe-国際派日本人養成講座
http://archive.mag2.com/0000000699/index.html

《WEB熱線》アジアの街角から
http://chinachips.fc2web.com/common/31mag.html

ロシア政治経済ジャーナル 
http://archive.mag2.com/0000012950/index.html

■■後記
六本木プリンスはノスタルジーです、あの頃は世の中が皆上り坂で余裕があった
のですね、だからお遊び的な建築が持て囃されたのですね、場所柄も影響してい
ますが。

個人的には人生の岐路を決断するきっかけとなったホテルです。六本木界隈の盛
り上がりとは隔絶の感がある人生ですが、あの時は六本木プリンスだったのです
ね。

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