2011年12月14日水曜日

【世界の街角からMM】第130号 アスンシオンにて(10) 2011年12月14日


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メールマガジン「世界の街角からMM」       第130 20111214
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20119月下旬から南米の内陸国パラグアイのアスンシオンに滞在している。丁
度日本からだと地球の裏側になる。

この国での滞在メモ、「アスンシオンにて」、その10です。

▼目次
■アスンシオンのニューダウンタウンVilla Morra地区
■推定、パラグアイの世界トップレベル
■これが「シェラトン・アスンシオン」
■■後記
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■アスンシオンのニューダウンタウンVilla Morra地区

近年、商業業務施設の多くが集まり、ニューダウンタウンとしての機能を確保し
つつあるアスンシオンのVilla Morra地区、Mariscal Lopez通りという幹線道路
が通過し、その両側に低層の商業地が広がる。丁度、スペイン通りとの間とその
周辺にショップが集中している。

大規模なショッピングセンターであるShopping del SolEspana通りの延長であ
Aviadores del Chaco通りに位置し、Sheraaton HotelIbis hotelがその向か
い側に位置する。Rep.Argentina通りの延長であるSt.Martin通り沿いにも中規模
ショップが多い。

Mariscal Lopez通り沿いにはVilla Morra Shopping、その奥に、Shopping Marsc
al Lopezが立地する。公園を挟んでBBVAIaBD、1ブロック先にCITIBANKなどの
業務ビルだ。また。商工省やUNビルもMariscal Lopez通り沿いだ。低密度な都市
ではあるが、近年の新たな集積の多くが賑やかなさを醸し出している。

商業施設の他、業務ビルも多く立地し、アスンシオンのファイナンシャルセン
ター化も進んでいる。 Shopping del Solの前にはワールドトレードセンターが
立ちあがる予定だ。

この地区の魅力はこのような大規模なショッピングセンター等や商業業務施設の
集積だけではない、本質は小さなブティックの集合体が大通りから少し奥に立地
することだ。例えばSenador Long通りにセンスが良いブティックが集まり、
Dr.Usebio Lilio通りからEspana通りまでは特に多い。カフェ等も同様だ。表か
らは見えないが、パティオが奥に控えている、そこに静かなカフェがあったりす
る。

こういう地区は、カフェやバーなども多く、夜も魅力も溢れている。それは、後
背地がアスンシオンの上流階級の住宅地だからだろうか、普段目にしない社会階
層もここでは普段着だ。

実際、同じアスンシオンでもセントロやメルカド・クワトロ地区とは対極に位置
する街だ。このVilla Morra、名前の由来はアスンシオン・トラム会社を経営し
ていた、Mr. Franciso Morraの名字から来ている。

このVilla Morra地区、私が滞在しているホテルもその一角らしい、らしいとい
うのはかなり端だからだ。しかし、この界隈は散歩のし甲斐があり、新たな発見
と相まってここがアスンシオンだということを忘れてしまう、何か、自由が丘の
ブティック街を散策しているような気分だ。

商業施設が多く集まるのは、Espana通りとMariscal Lopez通り、St.Martin通り
を囲んだ地区、車だとあっという間だが、歩くとけっこうな散歩となる。

Villa Morra

Villa Morra Shoppingシネマ

Mariscal Lopez Shopping

Villa Morra Suites Hotel

地図

■推定、パラグアイの世界トップレベル

閑話休題的に。

1.パラグアイでは1か所世界遺産(イエズス会伝道所)が登録されているが、
アクセスが悪く、世界の世界遺産の中で最も訪問客が少ない。

2.航空便はがきが日本までUSD4相当とこれまで私の経験で最も高かった。きっ
と世界トップレベルの郵便料金だろう。

3.世界トップレベルの「illyコーヒー豆、250g缶」の値段(30米ドル相当)

ここまでは、名誉なパラグアイの世界トップレベル、以下は、

4.一人あたりの発電量、きっとトップレベルだろう

5.そしてその発電方式が水力発電なので、世界トップレベルの一人当たりの水
力発電、

6.そして、再生可能エネルギー(水力)なので、こちらも国民一人当たりにす
ると世界トップレベルとなる

7.イタイプ水力発電所(ブラジルとの共同事業)とジャスレタ水力発電所(ア
ルゼンチンとの共同事業)があり、その電力の殆んどを輸出しているしているの
で、一人当たりの電力輸出量でも世界トップレベルとなる。

7.日本人移住者が、大豆栽培とその輸出を開拓したパラグアイ。大豆輸出は世
界第4位とトップレベルの大豆輸出国。

頭の中にある情報なのでしっかりと精査するともう少し新たな発見があるかもし
れない。

■これが「シェラトン・アスンシオン」

10年前にブラジルのベレンにあるシェラトンに数泊した。その時はここが世界で
最低レベルのシェラトンホテルと紹介されたが、私的には部屋は広く、基本的な
サービス機能は充実していたので、問題なく宿泊した、他に適当なホテルがなか
ったという事かも知れない。

シェラトンに期待するもの、シェラトンは、メリディアンやウエスティン他の国
際的なホテルブランドを運営しているstarwoodにより運営されている。この会社、
巨大である、世界中に900以上のホテルを所有している。

The Westin Hotelは一時、青木建設が所有していたが、1994年に同ホテルへ売却
されている。メリディアンは2005年エールフランスから買収し、何時の間にかホ
テルブランド会社となってしまった。

宿泊する立場で考えると、こういうホテルには当然ながら快適なサービスを自然
と要求している。特にビジネスとなると質の高いサービスが必要となり、それに
応えること、その期待と現実が一致するような擦り合わせ行われる。

さて、アスンシオンにもシェラトンホテルがある。ここでは最もシェラトンらし
くないシェラトンと酷評され、五つ星を標榜しているがそうではない、とやたら
と評判が良くない。外観は新しそうなのだが。

こういうホテル、ロビー横に気の効いたカフェが通常ある。そういう想定で打合
せをシェラトン・アスンシオンに設定した。先ず玄関を入ると、真新しい建物で
吹き抜けのアトリウム的な空間はかなりのボリューム、入って右側にレセプショ
ン、左側はカフェとなっている、その奥が繋がっているが、テーブルクロスが掛
けてあるテーブルなのでレストランの意味だろう。

セントロにあるクラウンプラザ、これも五つ星らしいがサービスの質はかなり低
いというかのんびりしていた。レセプションには常時人が配置されていないし、
カフェのウエイターもノンビリ調子、箱はまあまあなのだろう。

その印象を引きずったかのようなウエイターの対応、テーブルの上には既に客が
いないのに片づけがされていないコーヒーカップ、案内は当然いない、テーブル
に付いてからもしばらくは、応対なし。こんな調子なのだ。

エスプレッソを注文したが、確かにエスプレッソかもしれないが、薄いシャビー
なエスプレッソには驚いた。クラウンプラザは少なくとも「illy」のコーヒー豆
だったがここはあまり気にしていない。しかし、値段はクラウンプラザを上回る
19,000PYGであった。他のメニューはどうかわからないが、最初に躓くと先へ進
みにくくなる。

バンコクのシェラトン・グランデは私のお気に入りホテルの一つだが、これらと
は全く別のホテルと考えた方がよさそうだ。

■■後記
今日は熱風だった。南回帰線直下、夏本場か。
暑さにはめっきり弱くなったし、太陽の眩しさもかなり強く感じる。
お天道様と向き合えなくなってしまった。

対ユーロで円高が進んだ。対ドルでも70円台後半で推移し続ける円、
今後、どういう展開となるのか、激しいな。
欧米は日本の産業を破滅させる気だろうか。

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