★☆☆メールマガジン「世界街角通信MM」第336号 2021年8月24日★★★
皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。
コロナ感染拡大状況下、東京にて気になったことなど備忘録的に書いています。
▼目次
■目黒川の洪水対策と目黒川船入場調節池
■■編集後記
★本文★
■目黒川の洪水対策と目黒川船入場調節池
昨日8/15にNHKはこの目黒川の動画を他の九州や広島の豪雨による河川氾濫と横
並びで氾濫危険水位(青葉台観測所で267cmを超えたのだろう)を超え溢れそう
だと7時と9時のニュース等で報道、それゆえ友人知人から大丈夫かと連絡をいた
だいたので、現状を説明します。ちなみに私の住まいは目黒川沿いではなく目黒
台地の上、目黒川沿いの標高より20m以上高い。
NHK 目黒川水位上昇
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210815/k10013203541000.html?utm_int=n
search_contents_search-items_001
この動画は視聴者がスクープBOXに投稿したもので中目黒の駒沢通りからやや下
流の船入場橋から午前6時半頃に撮影したものと判断される。右側に映っている
のが目黒川船入場でこの地下に調整池がある。
都市河川の特徴は流域市街地の流出係数が高いので雨が降ると直ぐに排水されて
しまい下流域の河川で洪水となりやすい、一方、直ぐに水位は低下する。
目黒川は過去に氾濫が多く、1990年に船入場調節池を国隋対策施設として建設、
55,000立方メートルの調整機能を持つ。高水位を超えると自動的に調節池に水が
流れ込む仕組みになっている。映像では水流が高水位を超えて調節池へ流入して
いるようにも見える。また、ここから河川幅が広くなる構造(断面が広くなるた
め下流へ流れやすい)。時間当たり50mmの降雨強度で護岸が設計されているので
通常は問題はない(昨今、時間100mm超という降雨もある)、2016年までに9回の
調節池への流入がある。
下流の荏原調節池(荏原市場跡地)は同様な目的で2002年に供用開始、200,000
立法メートルの調節機能を持つ。このように既に洪水対策施設が機能しており、
簡単に目黒区内で目黒川が氾濫するとは考え難い。
NHKは単に溢れるだけではなくどのようにして溢れるのか、都市河川の特徴等を
予習したうえで報道したほうがよい。それと目黒川以外、昨日は報道されなかっ
たが目黒川と同じような都市河川が都内にはあるが、報道のトリガーに触れなか
ったのだろう。町田市で豪雨とのニュースを聞いたが鶴見川でも水位がかなり上
がったのではないだろうか。
この撮影場所下流の田楽橋での水位は8/15 6:30に291cm(この時に氾濫危険水位2
67cmを超えたのであろう)、その後、7:30に147cm、8:30に104cmと水位は低下し
たとの記録がある。
青葉台観測所(東京都)
https://www.kasen-suibo.metro.tokyo.lg.jp/im/uryosuii/tsim0106g_2B16.htm
l
氾濫危険水位 267cm
洪水発生水位 467cm
国土交通省 川の防災情報
https://www.river.go.jp/kawabou/mb/tm?zm=15&clat=35.6441667&clon=139.717
7217376953&fld=0&mapType=0&viewGrpStg=0&viewRd=1&viewRW=1&viewRiver=1&vi
ewPoint=1&ofcCd=3329&itmkndCd=4&obsCd=3
目黒川流域河川整備計画
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/temporary/content3/000038913.pdf
目黒川船入場調節池
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000046134.pdf
★本文ここまで★
▼前号目次
■新型コロナワクチン接種(職域接種、モデルナ社製)メモ
■シラクサのサンタ・ルチアとヴェネツィア・サンタルチア修正版
■■編集後記
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■■後記
目黒川が氾濫しそうだというニュース報道が豪雨下の九州や広島での河川氾濫や
土砂崩れと同じレベルであったのでメモを。
このメールマガジンをはじめたのは備忘録的にという主旨、その時々の情報や印
象を記録しておこうと2009年2月初頭からのウズベキスタン出張を機に始めて創
刊は2月14日でした。
また、https://note.com/klubnikaにもトピックごとに掲載していく予定です。
★☆☆メールマガジン「世界街角通信MM」第336号 2022年8月24日
発行責任者:飯尾彰敏
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twitter:https://twitter.com/iioakitoshi
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru ★★★
コロナ感染拡大状況下、東京にて気になったことなど備忘録的に書いています。
■目黒川の洪水対策と目黒川船入場調節池
並びで氾濫危険水位(青葉台観測所で267cmを超えたのだろう)を超え溢れそう
だと7時と9時のニュース等で報道、それゆえ友人知人から大丈夫かと連絡をいた
だいたので、現状を説明します。ちなみに私の住まいは目黒川沿いではなく目黒
台地の上、目黒川沿いの標高より20m以上高い。
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流の船入場橋から午前6時半頃に撮影したものと判断される。右側に映っている
のが目黒川船入場でこの地下に調整池がある。
しまい下流域の河川で洪水となりやすい、一方、直ぐに水位は低下する。
55,000立方メートルの調整機能を持つ。高水位を超えると自動的に調節池に水が
流れ込む仕組みになっている。映像では水流が高水位を超えて調節池へ流入して
いるようにも見える。また、ここから河川幅が広くなる構造(断面が広くなるた
め下流へ流れやすい)。時間当たり50mmの降雨強度で護岸が設計されているので
通常は問題はない(昨今、時間100mm超という降雨もある)、2016年までに9回の
調節池への流入がある。
簡単に目黒区内で目黒川が氾濫するとは考え難い。
予習したうえで報道したほうがよい。それと目黒川以外、昨日は報道されなかっ
たが目黒川と同じような都市河川が都内にはあるが、報道のトリガーに触れなか
ったのだろう。町田市で豪雨とのニュースを聞いたが鶴見川でも水位がかなり上
がったのではないだろうか。
たとの記録がある。
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7217376953&fld=0&mapType=0&viewGrpStg=0&viewRd=1&viewRW=1&viewRiver=1&vi
ewPoint=1&ofcCd=3329&itmkndCd=4&obsCd=3
■新型コロナワクチン接種(職域接種、モデルナ社製)メモ
■シラクサのサンタ・ルチアとヴェネツィア・サンタルチア修正版
■■編集後記
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土砂崩れと同じレベルであったのでメモを。
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刊は2月14日でした。
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