★☆☆メールマガジン「世界街角通信MM」第357号 2022年7月4日★★★
皆さま、こんにちは、世界街角通信MMです。東京にて気になったことなど備忘録的に書いています。
▼目次
■厚生労働省のソ連邦及びモンゴル抑留死亡者埋葬地別名簿索引と
部
■ソ連邦抑留者死亡者埋葬地一覧とウクライナ東部
■■編集後記
★本文★
■厚生労働省のソ連邦及びモンゴル抑留死亡者埋葬地別名簿索引と
部
されている。10年くらい前に調べた時にはヒットしなかったので
その後、まとめられたのか。
さて、この一覧を見渡したら、現在、戦闘が行われているウクライ
約200名以上の抑留者が埋葬されている。抑留者はソ連邦の広範
されていたことは知っていたが、ウクライナは東部に集中していた
炭田や鉄鋼業などの産業集積と関係があったのだろう、この地域で
興は帝政ロシア時代までさかのぼる。そしてウクライナとの関係が
のだと認識した。
その他、日本との関係では、ソ連邦崩壊後にウクライナ東部の老朽
類などの更新のために日本製品が納入された、10年ほど前に調べ
社が事務所を置いていた。
ウクライナにおける日本人抑留者の収容所・埋葬地は以下の通り、
211名である。ドネツク地方が最も多く、次いでハリコフとザポ
この3地方でほとんどの206名が埋葬されている。
ハリコフ(ハルキウ)地方、収容所・埋葬地2、54名
ドネツク地方、収容所・埋葬地1、106名
ザポロジーエ(ザポリッジャ)地方、収容所・埋葬地5、46名
ルガンスク(ルハンスク)地方、収容所・埋葬地1、3名
ドニエプロペトロフスク(ドニプロペトロウスク)地方、収容所・
名
補足:日本人抑留者埋葬地を明確に認識したのは1996年にウズ
した際、調査団長が満洲引揚者で是非ともタシケント日本人墓地へ
の希望を表明されたことによる。
ソ連邦及びモンゴル抑留死亡者埋葬地別名簿索引(厚生労働省社会
https://www.mhlw.go.jp/topics/
■ソ連邦抑留者死亡者埋葬地一覧とウクライナ東部
第2次大戦後のソ連邦による旧満州や樺太・千島列島などでの日本
通常は抑留者、シベリア抑留者という言葉が用いられている、が存
抑留者を明確に認識したのは、1996年にウズベキスタンへ出張
シケント抑留者日本人墓地からだ。同じ、調査団に満洲からの引き
その方が是非とも墓参したいと要請したからだ。
その後、ウズベキスタンにおける抑留者についてまとめ、wiki
1996年
http://uz.iio.org.uk/tashkent_
2007・2009年
http://ca.iio.org.uk/uz/uz-tas
タシケント抑留日本人墓地(wiki)
数日前の2022年5月31日、カザフスタンのスパスク(カラガ
本人抑留者埋葬碑に駐カザフスタン山田大使が献花したと大使館の
スパスクという地名は初耳だったが、カラガンダ郊外という説明で
は抑留者の収容所があったからだ。この日、大使はカザフスタンの
圧・ホロドモール犠牲者追悼日」に際して現地で行われた追悼式典
会を捉えてだった。ここには日本人だけでなく27か国・民族の慰
れているという。それはカラガンダが鉱物資源を多く産出し、特に
でその精錬に必要な燃料となる石炭をカラカンダ炭田から産出する
ソ連邦内からのロシア系、ドイツ系、ポーランド系、チェチェン系
カザフ人以外が多く住む地域となっている。
https://www.kz.emb-japan.go.jp
この機会に少し調べ直したら、厚生労働省のHPに収容所と埋葬地
した。
ソ連邦及びモンゴル抑留死亡者埋葬地別名簿索引
https://www.mhlw.go.jp/topics/
カザフ共和国(現在のカザフスタン)
https://www.mhlw.go.jp/topics/
tml
さらに、この一覧を見渡したら、現在、戦闘が行われているウクラ
多くの抑留者が埋葬されていることを知った。抑留者自体はソ連邦
たり収容されていたことは知っていたが、ここであらためてウクラ
中していることを認識、炭田や鉄鋼業などの産業集積と関係あった
これまで日本とは縁がないと思っていたが、老朽化した発電設備な
めに日本の製品が納入され、10年ほど前に調べた時にM商事が事
たことは知っていたが、抑留者もこの地域で働いていたということ
一覧の注に地名表記のことで下記のような説明があった、つまり、
全部が東部なのでは、に日本人抑留者が送られ、多くの方々が死亡
ということになる。当時のことゆえ、戦争が始まってウクライナの
ライナ語表記を使うようになったが、その当時はソ連邦なのでロシ
よいと思うが。
注1 ハリコフ(ハルキウ)地方、ドネツク地方、ザポロジーエ(ザポリ
ャ)地方、ルガンスク(ルハンスク)地方、ドニエプロペトロフス
ペトロウスク)地方は現在のウクライナです。
現在のウクライナにおける日本人抑留者の収容所・埋葬地は以下の
地、211名である。ドネツク地方が最も多く、次いでハリコフと
なり、この3地方でほとんどの206名が埋葬されている。
ハリコフ(ハルキウ)地方、収容所・埋葬地2、54名
ドネツク地方、収容所・埋葬地1、106名
ザポロジーエ(ザポリッジャ)地方、収容所・埋葬地5、46名
ルガンスク(ルハンスク)地方、収容所・埋葬地1、3名
ドニエプロペトロフスク(ドニプロペトロウスク)地方、収容所・
名
★本文ここまで★
▼前号目次
■【ダマスカス旧市街】(mixi復刻2006年11月10日)
■不動産売買に係わる税金等
■■編集後記
■■後記
ウクライナ情勢のニュースを観ていて日本との縁があるのか、と。
このメールマガジンは備忘録的にという主旨で、その時々の情報や
ておこうと2009年2月初頭からのウズベキスタン出張を機に始
14日でした。
また、以下にもトピックごとに掲載していく予定です。
▼note klubnika report
https://note.com/klubnika
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★CA+C 中央アジア・コーカサス地域研究会(グループ)
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