2010年6月25日金曜日

世界の街角からMM 第57号 25年ぶりのコスモスホテル、対独戦勝記念日「赤の広場」ビデオ、シェレメツェボでターミナル変更 2010年6月25日

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」        第57号 2010年6月25日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5月初旬にエレバンからモスクワへ行った時のメモ、これまでもモスクワについて
はメモしているのでモスクワ・レポート7になります。

▼目次
■25年ぶりのコスモスホテル
■日本便、シェレメツェボ空港の発着ターミナル変更
■対独戦勝記念日「赤の広場」ビデオ
■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■25年ぶりのコスモスホテル
モスクワの1時方向にVDNKhという全ソヴィエト博覧会場があり、その前にコスモ
スホテルというモスクワオリンピック(1980年)に合わせて建設されホテルがある。

今回の宿は、そのコスモスホテルだ。1985年にソ連時代のモスクワを訪れたとき
に宿泊した。ソ連崩壊後も当時と同じ名称でそのホテルが運営されていることは
ウェブを通して知っていたのでどんな状況なのかと思い興味津々であった。

ホテルはほとんど当時のままなので世界遺産に登録できるのでは思う。それほど
ソ連時代の印象を色濃く残している、ソ連が崩壊して20年近くも経っているのだ。
(ドゥシャンベのタジキスタンホテルもそうだった。)まあ、ロビーに店が増え
て少しごちゃごちゃした印象だ、それに、中華料理の看板は邪魔だな。

ホテルの部屋からの風景、ホテルの前にフライオーバーが出来たこととモノレー
ルが走るようになったのでちょっと視界を遮るが、基本的に当時と変わらない。
VDNKhの門、これは凱旋門のような建物、それから宇宙飛行士博物館なのか記念碑
なのか正式名称を失念したが、天に向かうようなデザインなので記憶に残りやす
い。

VDNKhの奥には15の噴水があり、当時、好意で案内してくれたインツーリストのマ
リナにソヴィエトは15共和国から構成されると教えられた噴水だ。そんな記憶を
辿るような窓からの変わらないモスクワを眺めた。

部屋の内装も家具も当時のまま、色が褪せたりしているが変わらないところがロ
シアなのかと納得。ベッドの横のチェアは当時も今も座り心地はとてもよく、機
能的に変わらない、ただ当時はまだ真新しかったが。各階に鍵を管理する小母さ
んがいたが現在は廃止され、レセプションでもらう、鍵はマニュアルキーから電
子キーになっていた。

ロビーの横にカフェがあり、夜遅くその前を歩いていると一人のロシア娘が話し
かけてきた、それも偉そうにだ。

Do you speak English?

そして次の言葉は
Do you like Russian girls? It is $220!

当時はもう少しセンスのある話しかけ方をしていたと思うが、ホテルの質がそう
なったのだろうか、それになぜ$220という端数なのかよくわからなかった。ソ連
時代は外国人が宿泊できるホテルが限られており、その中のひとつがこのコスモ
スホテルだった。選択肢も多くなく、宿泊者は泊めてもらうという感じでイン
ツーリストのアレンジに従うしかなかった。

今時の予約はオンラインで簡単に出来る。興味のある方は下記サイトどうぞご覧
下さい。

http://www.hotelcosmos.ru/ehome.html

■日本便、シェレメツェボ空港の発着ターミナル変更
2010年3月29日(SU575/576便)より、モスクワ・シェレメツェボ空港における東京線
の利用ターミナルが「ターミナルD」へ変更されています。

というアエロフロートのお知らせがありました。

シェレメツェボ空港、さてターミナルはいくつあるかというと
1.シェレメツェボ1(B)
2.シェレメツェボ2(F)
3.ターミナルC
4.ターミナルD
5.ターミナルE
6.ターミナルA(予定)

ターミナル変更のスケジュールを見るとほとんどのフライトがDへ移転しているの
でターミナルFは改装工事でもするのだろうな。

アエロフロート日本支社のサイトではシェレメツェボは「チェレメチェヴォ」と
表記されていた。どっちが正しいのだろうか・・・。

ターミナルDへ変更されたフライト
http://wwww.aeroflot.ru/templates/before_and_after_fly_en/terminal-d.html

ターミナル変更は以下に説明があります。
http://japan.aeroflot.aero/document.asp?ob_no=1594

Dの位置はこちら。
第一ターミナルは2010年夏以降「ターミナルB」へ名称変更し、ターミナルC及び
ターミナルDの名称はそのまま。2010年上半期にターミナルEが、更にターミナルA
(オープン時期未定)がオープン予定です。
http://japan.aeroflot.aero/document.asp?ob_no=1590

■対独戦勝記念65周年パレード、ビデオ
The Voice of Russia(Video)
http://japanese.ruvr.ru/2010/05/12/7711012.html

■■後記
ちょっとしたノスタルジー的な宿泊体験のコスモスホテル、是非とも余分なサイ
ンを取り払って当時のまま維持してほしいと個人的には考えている。インツーリ
ストの所有だろうと思うが、どうでしょうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第57号 2010年6月25日
発行責任者:飯尾彰敏
Copyright(c) Akitoshi IIO All Right Reserved.
公式サイト1:http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2:http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
問い合わせ:iio.tokyo@gmail.com
バックナンバー: http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
登録・変更・解除:http://www.mag2.com/m/0000283202.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2010年6月19日土曜日

世界の街角からMM第56号 日経新聞電子版、Amazon.comよりお取り寄せ、スパイウエアに感染 2010年6月18日

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」        第56号 2010年6月18日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2月初旬より、アルメニアの首都、エレバンに滞在している。南コーカサスの小国、
アルメニアからのレポート8です。
▼目次
■日経新聞電子版
■Amazon.comよりお取り寄せ
■スパイウエアに感染
■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日経新聞電子版
今まで何故このようなサービスがなかったのかとも思うが・・・、宅配とのセッ
トだと1000円の追加料金で閲覧が可能なので早速申し込んでみた。海外に滞在し
ている時間が長いのでありがたい。某レンホウ行刷相云々の記事はいただけない
が、見開きで新聞そのままが読めるの素晴らしい。
http://www.nikkei.com/

■Amazon.comより取り寄せ
今回は荷物を切り詰める必要がありコーカサスのロンプラ以外は持ってこなかっ
たので、米国のamazon.comから取り寄せた。2週間程度で届いたが送料が全体の30
%を超えてしまった。まあ、エクセス払うより安し、ちゃんと届いたことに感謝す
べきだな、こんな国だとそう思えてしまう。それに日本からの郵便よりよっぽど
早いしな。
ちなみに日本から郵送すると約1ヶ月かかる、それでもちゃんと届くので雑誌類を
送ってもらっている。

Amazon.comの請求書内訳
書籍代金    $136.34
送料及び梱包料金$62.91
合計        $201.25

■スパイウエアに感染
2-3年に一度はパソコンの不具合が発生するが、ウィルスの場合は厄介だ。昨年7
月にHDDを換装したがOS (Windows XP SP3)は購入以来クリーンインストールをし
ていないのでそろそろ何かあるだろうと思っていたところだ。

今回の症状:
1)ネット接続の不具合(無線LANに繋がらない)
2)Firefoxの連続クラッシュ、Chromeもだ、IE8は何とか使えている。
3)IE8の連続ポップアップ
4)CPU使用率100%が継続してフリーズ、等

多分、原因はJhoos.comとかいうSNSサイトへのインビテーションメール、クリッ
クしてしまったようだ。このサイト、実在するがアクセスしようとするとウイル
スバスターは「このWebページは安全でないと判断されました。」となりアクセス
できない。その後、IEのポップアップ攻撃、そして、Firefoxの連続クラッシュ、
そして、ネットへ接続ができなくなった。

アンチウィルスは2種類インストールしている。ウィルスバスターとSpysweeperだ。
Spysweeperは以前、やはりスパイウエアの感染で往生したときから使っている。
そのときは最初マニュアルでスパイウエアを削除していたが、なかなかきれいに
掃除できなかったので、推奨されていたこのアンチスパイウエアをオンライン購
入して復活した。今回はまったく役に立たず。

あれこれと対策を試みたが抜本的な解決には至らなかった。ネット接続はハード
ウエアのドライバの入れ替え(デバイスマネージャー)、サービスを設定し直し、
Access Conectionsのバージョンアップ(これはあまり効果がなかった、ただ重く
なっただけ)、SP3の再インストール等を実施するが、症状は差ほど変化無し。

Firefox3.6.3のクラッシュはネット接続が回復してからも同じで、アドインを全
部外したら何とか動作するようになったが直ぐに連続クラッシュが再開。Mozilla
サイトに3.6.4ベータへ更新するようにアドバイスがあったのでクリーンインス
トールしてインストールするもクラッシュ直らず。

その後、起動直後にフリーズ。タスクマネージャを確認するとCPU使用率が100
%・・・。よって、使用率の高いwinupdate.exeを停止させ、予備のX61と比較した
ところ、winupdate.exeなどない。これは何じゃ?

あの手この手でなんとかネットに接続でき、IE8でwebに接続、CPU使用率も下がり
使えるレベルまでになった。しかしだ、IE8のタブを回復できませんというメッ
セージが出てサイトへ繋いでくれない。虫が連鎖反応をさせたのだろうか?

やるべきことをやるが復活せず、よって以前お世話になった被害対策の部屋に相
談し、指示に従って駆除を実行、することにした。

Malwarebytes' Anti-Malwareのスキャンだけでも以下のスパイウエアが多数検出
された。他方、ウィルスバスターとSpysweeperでは検知せず。
6734J3AQ.exe (Trojan.Downloader)
Worm.AutoRun

http://www.higaitaisaku.com/

これだけではない、具体的な駆除はもっと複雑だがインストラクションが良かっ
たのだろう、回答していただいたKKさん、どうもありがとうございました。概ね
復活と思います。

■■後記
私のPCはThinkPad T61、確か2006年に購入したのでもう5年選手、かなりアプリ
ケーションを追加したり削除しているのでレジストリーも不要なのが溜まってい
ることだろう。既にWindows7搭載のThinkPad Tシリーズを購入してあるので7月に
は移行する予定、新しいOSと対峙しなければならない。
情報ソースとしていたPC Japanが4月で休刊になったしな、もっと安定したOSはな
いのかな。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第56号 2010年6月18日
発行責任者:飯尾彰敏
Copyright(c) Akitoshi IIO All Right Reserved.
公式サイト1:http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2:http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
問い合わせ:iio.tokyo@gmail.com
バックナンバー: http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
登録・変更・解除:http://www.mag2.com/m/0000283202.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2010年6月8日火曜日

世界の街角からMM第55号 エジプト産日本米(Giza137)、エレバンでオペラ 2010年6月7日

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」        第55号 2010年6月7日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2月初旬より、アルメニアの首都、エレバンに滞在している。南コーカサスの小国、
アルメニアからのレポート7です。
▼目次
■いきなり夏
■エジプト産日本米(Giza137)vs.日本米(ミルキークィーン)
■エレバンでオペラ
■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■いきなり夏
アルメニアの夏が突然やってきた。
日中の気温36.5度、湿度はそれほど高いと思わないが暑い。
体温と同じだ。

屋内にいれば差ほどでもないが私の机のある場所は窓に近いので暑い。
エアコンがなく、風通しが悪い。片面の窓が開かないのだ。
まだ、初夏、7-8月が最も暑い月らしい。

だから言ったろ、エアコンつけなきゃ家賃は払わないと。
でも現実には付いていない。
どうやってこの夏を乗り切るかな。

■エジプト産日本米(Giza137)vs.日本米(ミルキークィーン)
エレバンでエジプト産日本米(Giza137)を発見したあと、日本から持参したミル
キークィーンを2合だけ残しておいた。

そして、しばらくぶりにその2合を炊いて本当の日本米の味を確認することにし
た。よく水を吸う、そういえばパチパチと音を立てて。

やはり、美味い。これが日本米だ。

ミルキークィーンとは:
平成元年度より実施された農林水産省のプロジェクト研究「需要拡大のための新
形質水田作物の開発」の成果として生み出された品種のお中の突然変異種です。
米の主要成分のうち、デンプンにはアミロースとアミロペクチンの2種類があり
ますが、アミロース含量の低い品種の炊飯米には粘りが強く、老化しにくいとい
う特徴があります。ミルキークィーンはアミロース含量が10%程度とコシヒカ
リの2/3程度しかない低アミロース米です。従ってミルキークィーンの炊飯米
は遺伝的にあらゆる産地のコシヒカリより粘りが強く冷めても硬くならない特徴
がある。

■エレバンでオペラ
先月、日本でも知られているアルメニア人の音楽家名を冠したコンサートホー
ル「Arm Khachaturian Concert Hall」でオペラを鑑賞した。

題目はEugene Onegin、プーシキン作、音楽はチャイコフスキー作曲である。その
音楽の質は非常に高く、バイオリンの旋律は背筋をぞくぞくとさせた。オペラの
内容は予習をしていかなかったのでぼんやりとしか理解できなかったが。

Arm Khachaturian Concert Hall
http://www.apo.am

■■後記
標高900mのエレバン、なのにこんなに暑い。
位置は北緯40度11分0秒、東経44度31分0秒、秋田県と同じ緯度なのだ。

目の前に5000mを超えるアララトが聳えている。その向うはアラビア半島の付け根、
トルコ、イラン、イラク、シリアだ。
湾岸から熱風の影響だろうか・・・。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第55号 2010年6月7日
発行責任者:飯尾彰敏
Copyright(c) Akitoshi IIO All Right Reserved.
公式サイト1:http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2:http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
問い合わせ:iio.tokyo@gmail.com
バックナンバー: http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
登録・変更・解除:http://www.mag2.com/m/0000283202.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2010年5月30日日曜日

【世界の街角からMM】第54号 対独戦勝記念日65周年、Jermukミネラルウォーターから砒素 2010年5月29日

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」        第54号 2010年5月29日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2月初旬より、アルメニアの首都、エレバンに滞在している。多分、聞いたこと無
いだろうな。そんな南コーカサスの小国、アルメニアからのレポート6です。
▼目次
■Amazon.comよりお取り寄せ
■対独戦勝記念日65周年
■Jermukミネラルウォーターから砒素
■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Amazon.comより取り寄せ
今回は荷物を切り詰める必要がありコーカサスのロンプラ以外は持ってこなかっ
たので、amazon.comから取り寄せた。2週間程度で届いたが送料が全体の30%を超
えてしまった。まあ、エクセス払うより安し、ちゃんと届いたことに感謝すべき
だな。それに日本からの郵便よりよっぽど早いしな。

ちなみに日本から郵送すると約1ヶ月かかる、それでもちゃんと届くので雑誌類を
送ってもらっている。

■対独戦勝記念日65周年

5月9日午前10時、赤の広場で対独戦勝記念日65周年の式典が行われた。ご存知の
通り、ソ連時代から続く年2回行われる軍事パレードの一つである。昨年はRussia
 Todayでこのパレードを観ていたが今年はロシア語のTVだったので説明がまった
くわからなかった。ただ、65周年という区切りにあたるせいか盛大な式典という
印象ではあった。

印象に残っているのがソ連時代ではないが、招待客の並び方。メドベージェフ大
統領の右側には胡錦濤・中国国家主席、左側にはナゼルバエフ・カザフスタン大
統領が並んでいた。前日にはCIS首脳会議が行われるなど政治の舞台でもあった。

記憶の範囲では、アリエフ・アゼルバイジャン大統領、サルキシアン・アルメニ
ア大統領、ベルディムハメドフ・トルクメニスタン大統領、キルギスタンからも
出席していたようだが誰だか不明、チェコ首相、セルビア首相などが出席した。

CIS諸国で出席していなかった首脳はグルジア、ウズベキスタンであり、グルジア
から出席していなかったのは両国の関係を如実に表している。ウズベキスタンは
不明。ウクライナもはっきりしないが。

トルクメニスタンからは騎馬兵の行進があった。一旦予定から削除されたがトル
クメニスタンの意向が強く復活したようだ。不思議だったのはドイツのメルケル
首相出席していたこと、その理由がはっきりしない。敗者も招待されてそれに素
直に従うのだろうか・・・。英米仏は行進こそしたものの首脳陣の顔は見られな
かった。

旧ソ連ブロックでは重要な記念日、日本では時事通信が伝えたに過ぎない。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2010050900106

ロシアはこの記念日を国家主義の高揚と政治に効果的に活用しているように思え
てならない、戦勝国ゆえに出来ることなのか。

■Jermukミネラルウォーターから砒素
数年前の2007年3月7日、アルメニアから米国へ輸入されたミネラルウォーター、
Jermuk(Jermuk Townが水源)に砒素が含まれいた。米国食品薬品局(FDA)が
Jermukミネラルウォーターを分析したところ、多量の砒素と発癌性物質が含まれ
るとしてリコールした。分析では1リットル当たり536-539mgの砒素含まれFDA及び
WHOの基準値である10mg/Lを極端に超えていることが判明した。Jermukミネラルウ
ォーターは、香港、キプロス、アラブ首長国連邦でもリコールされている。

Jermukミネラルウォーターはエレバンでは一般的に販売されている。特定のボトルだけだったのであろうか、その後の情報はない。
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/2007/ucm108863.
htm

Read more:
http://www.consumeraffairs.com/news04/2007/03/fda_mineral_water.html#ixzz
0p9mx9NdW

Jermuk社のウェブサイト
http://www.jermuk.am/

■■後記
雨ばかりの4月も終わり5月に入ってやっと春めいてきたが、それでも雨が多い。
いつの間にか枯れ枝は新緑で満たされ晴れると清々しい。もう初夏だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第54号 2010年5月29日
発行責任者:飯尾彰敏
Copyright(c) Akitoshi IIO All Right Reserved.
公式サイト1:http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2:http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
問い合わせ:iio.tokyo@gmail.com
バックナンバー: http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
登録・変更・解除:http://www.mag2.com/m/0000283202.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2010年5月29日土曜日

【世界の街角からMM】第53号 新事務所へ移転、エレバンの不動産事情、アルメニア・トルコ国交正常化の進展如何に? 2010年5月28日

★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」        第53号 2010年5月28日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2月初旬より、アルメニアの首都、エレバンに滞在している。多分、聞いたこと無
いだろうな。そんな南コーカサスの小国、アルメニアからのレポート5です。
▼目次
■新事務所へ移転
■エレバンの不動産事情
■アルメニア・トルコ国交正常化の進展如何に?
■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■新事務所へ移転
これまで使っていた事務所の更新時期となり、暖房なく(オイルヒータはあった
が)寒くて風邪を引いたし、カーペットは汚れているし、照明は暗いし、水はち
ょろちょろで、ここで踏ん張る意味など最初からなかったので、新しい事務所へ
と思っていた矢先にリーズナな賃貸料の事務所の話が舞い込んできた。

この事務所を紹介したのがアパートを探したときの不動産屋だ。そのときは、高
いか酷い物件しか紹介しなかったのでどうかと思ったが、今回の物件はかなりい
い線をいっていた。渡りに船であるが、ここで安易にこのような話の乗るのはハ
イリスクであるのは承知していたが、代替案なくこの話に乗ってみた。

案の定、アレンジの精確さには欠け私自ら乗り出さないと話が進まない状態にな
り、無理を押して契約までこぎつけたが、4日の入居待ちとなった。既に元事務
所を引き払っているので難民状態になってしまった。まあ、土日を挟んだので営
業日としては2日だったが、タイミング的に多忙であるので冷や冷やものであっ
た。

そして、週明けやっと事務所のセットアップを行うことが出来た。その間はア
パートで仕事をすることにしたがそういう時もあろうかと事務機器類を持ち込ん
でも直ぐに使えるようにしておいたのは幸いした。こうなると公私混同(仕事が
日常となること)となるのでできるだけ避けてはいるが今回は致し方ない。

新事務所の場所はこれまでと立地は概ね同じ、省庁が集中する共和国広場から2
ブロックだ。ご近所まできたら是非ともお立ち寄りください、と言ったところで
立ち寄れる人はいないだろうな。

■エレバンの不動産事情
世界経済危機によりアルメニアも経済が急激に低迷した。特に建設セクターでの
落ち込みが前年比36%と大きく後退している。この構造は借金をして投資している
ことに概ね起因する。エレバンの不動産も同様、投資資金が回ってこなくなった
ので、市内のあちらこちらで建設中のビルが頓挫している。しかも、1年以上もだ。
商業施設あり住宅あり。

インベスターは在外アルメニア人実業家のケースが多い。また、イラン人による
不動産投資も多い。中心部にあるノース通りの再開発にはモスクワ市長の会社が
関係していると記事になっていた。この地区の住宅・商業ビルの供給量はかなり
あるが、一般のアルメニア人には手の出る範囲ではない。

まったく動いていなかったAmiryan Str.のビルの建設工事が先週あたりから再開
した。エレバンのど真ん中だし、向かいはマリオットホテルと好立地、されとて
誰が入居できるだろうか・・・、賃料が下がらなければ単なるストックにしかな
らない気がする。

販売価格は、Saryan Str.とMashtots Str.の間にある公園に面した新築住宅ビル
の場合1平方メートル当たり1,000-1,800米ドルとのこと。これが安いのか高いの
か不明だが、仮に平米あたり1800ドルとすると100平米で18000ドル、いい値段だ。

興味のある方は下記サイトにエレバンの不動産情報がある。
http://www.myrealty.am/

■アルメニア・トルコ国交正常化の進展如何に?
4月中旬にワシントンで開催されたNuclear Security Summitでサルキシアン・ア
ルメニア大統領とエルドガン・トルコ首相が会談した。これはオバマ大統領のア
レンジによるもので、3月末にヒラリー・クリントン国務長官からエルドガン首相
へ電話連絡、エルドガン首相からサルキシアン大統領へメッセージが送られ実現
したもの。ただ、三者で会談したのではなく、オバマ大統領がそれぞれ会談した。
先にアルメニア大統領と会い、翌日、トルコ首相と会談した。横から見ていると
両者の出方を聞きながらロードマップを決めようとしているのはないだろうか、
何れにしろ、どの程度進展するのかは未曾有だが、会談したことは評価できる。

進展の鍵はトルコ議会に委ねられているようにみえるが、トルコはアゼルバイジ
ャンとの関係もあり、これはナゴルノ・カラバフとの問題にもリンクしており、
一筋縄ではいかないようだ。どんな決着になるのか、単にトルコとアルメニアの
国交正常化が先に進むのか、ナゴルノ・カラバフ問題の解決と同時に成されるの
か興味を持って見守りたい。

■■後記
日本も国益とは何ぞやということをもっと真剣に議論してほしいのー。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第53号 2010年5月28日
発行責任者:飯尾彰敏
Copyright(c) Akitoshi IIO All Right Reserved.
公式サイト1:http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2:http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
問い合わせ:iio.tokyo@gmail.com
バックナンバー: http://archive.mag2.com/0000283202/index.html
登録・変更・解除:http://www.mag2.com/m/0000283202.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━