2012年3月11日日曜日

【世界の街角からMM】第135号 エレバンへの道中 2012年3月11日


★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」       第135 2012311
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東北大震災から1年、犠牲者を追悼するともに今後の復興が進展するよう祈念い
たします。

さて、無理やり時間を取り10日間ほどエレバンとモスクワに行ってきました。こ
れまでは滞在先からのレポートがほとんどでしたが、今回は帰国後の日本からで
す。

先ずはエレバンまでの道中です。

▼目次
■アエロフロート日本就航45周年プロモーション
■ミスったアエロフロートのオンライン予約
■成田発モスクワ行きのアエロフロート便
■モスクワ・シェレメツェボ空港トランジット
■早朝到着したエレバン
■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■アエロフロート日本就航45周年プロモーション
「モスクワ往復35000円」こんなDMが届いていたのでアエロフロート日本支社に
確認したら、旅行期間、席数限定で私が問い合わせした時には少ないです、しか
も、228日までに旅行を終わる必要があります、というのでこれは除外した。
もともとそのつもりはなかったので特段問題はない。

今回は、目的地がエレバンとモスクワなので全旅程をアエロフロートが使えるこ
とから最も安いであろうとの思い込みからアエロフロートでの航空運賃をオンラ
インで確認した。HISにも問い合わせたがオンライン購入より2万円ほど高かった
ので、当初のとおりオンライン予約購入とした。

▼航空運賃(アエロフロート・ロシア航空)
フライトルート=成田-モスクワ(SVO)-エレバン
Fare =  USD 884.00(Equivalent Amount Paid) (JPY 67,700)
INSURANCE/FUEL CHARGES = USD 496.40
BOOKING SYSTEMS SERVICE FEE = USD 19.60
COMBINED TAXES = USD 87.80
Total Fare = USD 1487.80

■ミスったアエロフロートのオンライン予約
予約が完了してから、エレバンからモスクワへの便が意図していたフライトより
遅い便になっている事に気が付いた。エレバン21時発、シェレメツェボ010
着、アエロエクスプレスの最終便は030分、間に合わない。よってタクシーと
なる。これがややこしいので避けたかったのだ。

直ぐにアエロフロート東京支社へ問い合わせると、購入した航空券の予約変更は、
出発以降でないと受付できない、また、変更手数料は15000円だという説明。仕
方がないので、現地から変更することにして出発した。

このフライトの変更は、アエロフロートのエレバン支社で確認したが満席で取れ
ないという、翌日も同じ状況、しかも予約したクラスは用意できないとの回答。
ビジネスクラスなら空いていたようだが、タクシー代50ドル相当だし、特に翌朝
決まった予定があるわけでもないので、予約は変更せずにした。

▼アエロフロートの予約変更
航空券のクラスによって変更手数料が異なる。日本初のフライトの場合、変更手
数料が15000円と規定されている、何時時点のレートかわからないが100ユーロを
換算したのだろうか。その他の国ではユーロか米ドルベースとなり、現時点では
為替の関係で安くなる。

■成田発モスクワ行きのアエロフロート便

▼日本から初搭乗したアエロフロート
これまで、アエロフロートで日本に帰国したことが一度あったが、日本からアエ
ロフロートで出国したことはなく、今回のフライトが初めてとなった。前回の帰
国便はソ連時代なので、やや

ではどこでアエロフロートに乗っていたかと言えば、旧ソ連圏内、中央アジアや
コーカサスを行き来するのにモスクワを経由して乗り継いでいたのだ。

▼成田空港第一ターミナル北ウイングがスカイチームのターミナル
全日空やルフトハンザ航空等のスターアライアンス加盟航空会社は、第一ターミ
ナル南ウイングを利用しているが、アエロフロートをはじめとするスカイチーム
は第一ターミナル北ウイングを使っている。

▼成田発モスクワ/パリ行きSU576便
SU576便は、成田空港を135分に発ち、モスクワ・シェレメツェボ空港に1825
分に到着するフライトである。成田空港の出発掲示板には「モスクワ/パリ」と
あるのでモスクワ経由パリ行きのフライトということなだろう。使用機材はA320
-300、かなり大きく席数は302席とB747クラスだ。それがほぼ満席、しかも2月下
旬だと言うのに。

席の予約がオンラインで出来ると思っていたが出来なかったので早めに成田空港
へ行きチェックイン、窓側の席を確保した。成田からモスクワは日中のフライト、
窓から眺めは筆者にとっては重要なのだ。

アエロフロート・ロシア航空は、ヨーロッパ系航空会社の日本便のように日本人
客室乗務員は搭乗していないが、日本語を話すロシア人乗務員が乗務している。
客室乗務員程度の会話ならロシアで十分に賄えるということなのだろう、ソ連時
代からこの点は変わっていない。

フライトルートは成田空港を離陸後、一旦、太平洋上へ出てからUターン、丁度、
九十九里浜上空だ、そして、日本列島を北上し空きた付近で日本海へ、札幌付近
から西方向へ針路を変更し日本海上空を経てロシア・シベリア上空と進む。日中
のフライトなので窓からの景色を楽しんだ。

■モスクワ・シェレメツェボ空港トランジット
▼ロシア入国審査の簡素化
SU576便はほぼ満席だったが入国審査では日本人を見かけなかったのでほとんど
の乗客がトランジットでパリへ向かったか、その他のアエロフロート便に搭乗し
たと思われる。

今年からだろうか、入国審査の手続きが簡素化されたようだ。これまでは入国
カードに記入していたが、それが係員がオンラインでパスポートデータを入力し、
これまでと同じ用紙に印字されるようになった。あとはその用紙にサインだけす
ればよい、半券を返されるのでこれは出国まで持っていなければならない。

窓口の数も多く、手続きは面倒だろうが比較的スムーズに進んでいた。

MTSのリチャージ
トランジットでロシアに入国した目的の一つに、携帯電話のリチャージとデータ
通信用SIMのバランス確認であった。携帯電話SIMはまだ有効であったのでこれは
リチャージすれば済むが、データ通信用は状況が不明なのでSIMの番号を確認し
てもらう必要があった。

アエロエクスプレス駅の手前、スタバの前にMTSのショップがある。案の定、SIM
が無効になっていたので新たに購入することにした。RUB400だという、SIM代金
RUB50で残額は通信料金に充当されるという。早速このSIMUSBモデムに差し
復活させた。

■ダイナースクラブで使える無料ラウンジ-モスクワ・シェレメツェボ空港
年会費を支払っているクレジットカードの一つであるダイナースカード、この
カードを維持している理由に空港でのラウンジ無料利用があるからだ。シェレメ
ツェボ空港でもそのサービスが受けられる。数年前、Fターミナルでそのサービ
スがキャンセルになったことがあったので、どうなったかと今回改めて確認した
ところ、Eターミナルに使えるラウンジがあった。

GALAKTIKA
Eターミナル39番ゲート前

ダイナースクラブカードで使える空港ラウンジーモスクワ、シェレメツェボ空港

■早朝到着したエレバン
エレバン行きSU1864はモスクワを翌日の午前1時15分発、エレバンには4時1
5分に着いた。

ほとんど寝ていて覚えていないが、何か客室乗務員が英語で言ったような記憶、
とにかく眠かった。深夜のモスクワから深夜のエレバンへの移動なので外は暗闇、
自分がどこにいるのかを考える手掛かり探してしまいそうだ。

ボーディングブリッジから出国審査場へ進む。例によってビザを申請窓口で手続
きをしている間にほとんどの入国手続きが終了し列にはもう数人しかいない。テ
キパキと手続きが進み、免税店の中を通過してターンテーブルで荷物を受け取る
ようになっている。

カートは確か500AMD、ちょっと高いかな、利用代金を払ってブースから一台をも
らう。

新ターミナルが全面オープンしたのだろう、出口が前回と異なりやや手前になっ
ていた、こちらが本来の出口なのだろう、荷物のタグを見せて税関を通過、外へ
出る。

▼到着時にも使える免税店
エレバンの空港では到着時にも免税店が利用できる。ここでアルメニアブラン
デーを買って、スーツケースの中に入れて出国する。市内で買うと同じものでも
税金分の約10%が加算されているので重宝している。夏季にはここでポロシャツ
も調達した。

▼空港からのタクシー
扉の手前右側に予約しておいたAirTaxiのカウンターがあったので確認したが、
女性のスタッフは何も聞いていないという。アルメニアではよくあることだ、そ
れでそのまま外へ出たら、後ろから同じタクシー会社の人が追いかけてきた。

タクシーはLADAの新型、後部座席にキャリーオンを乗せたので助手席に座る。深
夜なので車は疎ら、エレバンのラスベガスはいつもの通りネオンが煌々としてい
る、20分程度で馴染みの通りにでた。

AirTaxiというタクシーなのだが、空港から市内中心部までで3200AMD(メータ
制)だったが、市内から空港へは1600AMD(同じくメータ制)と半額、不思議だ
が現実なのだ。

通常タクシーは燃料費の安い天然ガスを使用しているためトランクにそのガスタ
ンクが設置されている、そうなるとスーツケースがトランクには入らないという
こともあり得る、これはタクシーを呼んでから気が付くのが常だ。

■■後記
日本からこのルートでエレバンに行ったのは始めだったが比較的スムーズな移動
だった、モスクワでのトランジットで所要もこなせたし、ちょっと見なおした。

暗闇の中から道路脇に雪が多く残っているのが見えたが路面は凍ってはいない、
しかし、氷点下56度の寒さだった。今年の冬は長い。

6時ごろに部屋に入った。風呂にお湯を張り、身体を温めてから昼ごろまで休む
ことにした。こういたことができるのは素晴らしい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第135 2012311
発行責任者:飯尾彰敏 Copyright(c) Akitoshi Iio All Right Reserved.
公式サイト1http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2012年2月22日水曜日

【世界の街角からMM】第134号パリのこと等(2) 2012年2月22日


★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」       第134 2012222
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

かばん屋ランセルでPCキャリーバック、ギャラリ・ラファイエットのグルメ館で
コンテ、パリ・ユニクロでダウンジャケットを調達、パリのこと等。

▼目次
■ユニクロ・パリ店で冬物調達
LANCELとのお付き合い
■ギャラリ・ラファイエットのグルメ館でコンテを調達
■レオンでムール貝を食す
■初、栗のスープ
■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ユニクロ・パリ店で冬物調達
ウインドブレーカーしか所持しておらず、暖かいと感じたパリであったが、その
下に重ね着できるセーターか、冬物コートを調達せねばと考えていた。安易に思
い浮かんだのが、パリにもショップを出しているユニクロ、ウェブを調べてみた
ら場所は、オペラ座の後ろ、ギャラリ・ラファイエットの目の前だった。ホテル
から直ぐではないか。

入口を入ると目の間に前にセール品がたくさん並べられていた、その中にダウン
ジャケットもあった。試着してみたらLサイズが丁度良い、値段も99ユーロとパ
リでは手頃(定価129.9ユーロから20%以上安い値札が付いていた)だった。時間
がないのでそれほど拘ることもせず、このダウンジャケットが一枚あればと購入
することにした。

店内はかなりの客数、並列処理するレジでも長蛇が出来ていた、が、その進み具
合が比較的早く、一旦は購入を止めようかと思ったが並んだ。

購入したダウンジャケット、日本では同じ製品が7990円で売られてると帰国して
から言われた。少しダウンの量が少ないが一時しのぎのために購入したのでその
目的は十分果たしていた。

それでもユニクロの価格帯はヨーロッパでは売れる価格帯だろう、コストパフ
ォーマンスが高く、デザイン性のある衣類はこの価格帯では難しいからだ。

■かばん屋LANCELとのお付き合い

LANCEL本店で鞄類を買い始めたのは東ヨーロッパや中東諸国へ出張する際にパリ
を経由するようになってからであろう。私の場合は業務出張用が主であるが。

オペラハウスの隣に建つLe Grand Hotelに泊った時、オペラハウスの前に店を出
しているLANCELの前を通りかかり、ショーウインドウを見ていたら良さそうなの
で店に入って実物をみてみた。

旅行用カバンは地階、ここで各種デザインを見せてもらい、ビジネス用としてキ
ャリーオンとPC用キャリーバックのセットやで購入したり、それ以前にカジュア
ルな布製のバック、非常にシンプルで機能的なので何種類か購入している。色は
赤、青、緑、ビジネス用は黒を選択した。

お付き合いの最初の頃は通貨がフランス・フランであったことは言うまでもない。
昨年、10年以上使ったキャリーオンのファスナーの縫い目がほころんだことと、
これまでに2度車輪を修理しているが再度剥離したことから、パリを経由する機
会を捉えて更新した。

本来なら革製品がLALNCELの売りなのだろうが、財布を除いて旅行用の布製がほ
とんどなので、製品をよく見極めて皮製を時間は調達しようと考えている。

残るはPCバックだが、これも明日には更新できそうだ。269Euroと以前のモデル
を買った10年前の倍近い値段となっている。その分、インフレが進み、日本がデ
フレ傾向になっているからなのだろうか、経済って不思議だ。

そういえば、エレバンの大家の娘がシャンゼリーゼ通りのLANCELで以前働いてい
たと言っていたな。繋がりと言えば繋がりだが関係ない話だ。

LANCEL

■ギャラリ・ラファイエットのグルメ館でコンテを調達
コンテ、これはチーズの種類、スイス国境に近い地方のチーズでハードタイプな
ので日本にもそのまま持ち帰れる。

日本語
=home_jp_accueil&lang=jp&fontLang=sys


別に、ラファイエット・グルメで買わなくてもよいが、手っとり早いということ
でこの店のチーズ売り場で試食をしながらCOMTEのチーズを購入、お値段は1キ
ロ39ユーロ、500g注文した。

comte

売り場に並んでいるチーズをいろいろと試食したけど、ここだけに限らず、コン
テが筆者は好む。

■サンジェルマン・デ・プレでムール貝を食す
パリに何店もあるLeonでムール貝を友人と一緒に食べた。この料理、フランス料
理ではなくベルギーのブルージュ辺りの名物だ。初めてヨーロッパ旅行をしブ
ルージュに滞在した時、宿代よりも高いガイドブックに載っていたブルージュ名
物料理を食べた、これがムール貝だった。

パリのこの店、日曜日の夕飯時と言うこともあり、満席状態でした。でも、筆者
はブルージュで食べたムール貝の味が忘れられない。

googlemap:48.85299,2.33616

leon de bruxelles

サンジェルマン・デ・プレのレオン
131 Boulevard Saint-Germain
75006 Paris

■栗を使ったスープ
変わり種だったので、試してみた。無理やり作ったようなスープ、ご存知ですか、
栗のスープって?

Les Editeurs
4 Carrefour de l'Ode'on
75006 Paris
01 46 34 58 30

■■後記
コンテ、日本ではなかなかお目にかかれないチーズ、お目に書かれたとしてもGr
and Reserve はこれまで見たことがない。これ、絶品、また買って帰ろう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第134 2012222
発行責任者:飯尾彰敏 Copyright(c) Akitoshi Iio All Right Reserved.
公式サイト1http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2012年1月30日月曜日

【世界の街角からMM】第133号 パリのこと等 2012年1月30日


★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」       第133 2012130
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

パリで10数年来の友人と再会、鮨に下包みを打つ、パリのこと等。

▼目次
■勇鮨 Isami Zushi ‐パリ・サンルイ島の老舗鮨屋
■オペラ座界隈の日本人街
■パリのホテル-Millennium Opera Paris

■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■勇鮨 Isami Zushi ‐パリ・サンルイ島の老舗鮨屋

19時に予約を入れていましたが、ルフトハンザ航空のフライトが遅れてタクシー
を飛ばしても20時になってしまいました。南米からの直行ではやはりリスクがあ
ったようです。それにクリスマス前、ホテル近くのオスマン通りは渋滞がひどく
タクシーが動かないではないですか。

そんな理由で、レディを19時から待たせてしまったことになる。入った途端に20
時半まで、つまり後30分しかないと若いお兄ちゃんから告げられた、そんな話を
聞いてはいないと突っぱねても、店の都合なのでしょう、擦り合わせしかないの
か、パリの寿司屋はこんなものですかね、と様子を見ておりました。

私のレディによれば、入った時は客は彼女一人で23時まで大丈夫と説明していた
ところを見ると、あとから予約が入ってきたのでしょうか、その後、830分ま
でですと告げたようでレディは憤慨しておりました。レディ一人でメインの料理
を注文しないのなら追い出すつもりだったのでしょう。ぎりぎりで私が入ってき
たのですが前述の通りです。

この人も時間制限にコメントしている。

今回、この店にしたのは、10数年来の知人(レディ)がパリで本格的な鮨が食べ
たいと言うのでパリでは老舗の一つ(1992年開店)であり良い評判を聞いていた
この店にしたのです。私が到着した20時ごろには満席状態でしたので、その評価
は継続して良いということなのでしょう。海外の日本料理で料理人が日本人でな
いと、特に寿司は寿司職人でないと本来の質は提供できないと考えているのです。

しかし時間制限の話は理不尽過ぎる。私が入る前からいた客が、私たちが出ると
きにもそのまま居続けたので、時間制限なのか、馴染み度で判断しているのか、
よくわからない。あとからもったいぶって9時までなら何とかしますと言ってき
た、この対応にも閉口してしまった。その後も隣のフランス人は悠々とデザート
を食べていたのだ。

さて料理だが、お通しはあんきもと巻貝の煮付け、そして、上寿司盛り合わせ
35Euro)と刺身盛り合わせ(38Euro)を注文した。これを30分で食って出て行
けと言っているのと同じだ。

上寿司は、マグロ、タイ、イカ、ホタテ、甘エビ、サーモン、アナゴ、イクラ、
玉子焼き、細巻き等。鮮度は良さそうで美味しいのですが、上寿司としてはやや
役不足の印象でした。

刺身盛りは全てヨーロッパ産とのこと。マグロ、タコ、甘エビ、サーモン、アジ
のたたき、サバ、イカ。マグロは赤身ながら質が良かった。地中海産でしょう、
もしかしたら畜養マグロかもしれません。

みそ汁(鮭)を最初に持ってこられたのも閉口したが、フランス流?。料理は美
味いのですが、繰り返しになりますが時間制限には閉口した鮨屋でした。パリNo.
1との評判なので、だろうか。もう少しゆっくりと食事ができないとお話も出来
ません。店が客を選んでいる印象です、一見さんでもタイミング次第かも。仕切
り直してもう一度行ってみると印象が変わるかもしれません。

客層は、4分の3が日本人(この日)、特にカウンターは日本人だけでした。常連
なのでしょう、年配のご夫婦他、若い人はいませんでした。

スタッフは若いお兄ちゃん、おじさんがウエイター役、寿司マスター(大将でし
ょう)がカウンター内で料理を一人で作っていました。他に会計役の女性が一人
です。かなり忙しそうでしたね。

メニューは日本語しか見ませんでしたが、フランス語版もあるのかな?飲み物は
日本酒各種、ワイン各種ありました。

支払いは、MasterVISAは可です。

1992年開店、 カウンター6席程度、テーブルは4人掛け4つ程度、2人掛けが4つ程
度。要予約。

勇鮨
4 quai d'Orle'ans 75004 paris
01 40 46 06 97

ぐるなび

この店を選んだ情報源

関連情報
ami.htm

■オペラ座界隈の日本人街

オペラ座とパレロワイヤルの間、通りでいうと以下の地区に日本料理屋をはじめ
とする日本関係のショップが多い、ブックオフもこの地区に店を出している。

以前から聞いていたが、今回、実際に自分の足で歩いてみた。日曜日だったので
店はほとんど閉まっていたが、ブックオフは空いていた。地下鉄駅では3号線、Q
uatre-Septembre駅界隈だ。

パリの日本人街
Rue Opera
Rue du Quatre-Septembre
Rue de Richelieu
Rue des Pettis Champs
(Rue Saint Augustin)

下記住所をgoogle mapで検索すると上記地区が出来てきます。
Rue du Quatre-Septembre, Paris

■パリのホテル-Millennium Opera Paris

2004年、確かダマスカスへ出張するときにパリ経由だった。そのときにこのホテ
ルに宿泊した。

この辺りでは安めのホテル、それでも180Euro(朝食付き)、ギャラリ・ラファ
イエットやオペラ座に近く、パリの中でも観光客の多い地区にある。

今回の部屋は、内側向き(コートヤードではないが中庭的な空間がある。)なの
で窓からの景色がないし、日が部屋に入らずお天気がわからない。この料金でこ
の部屋はいただけない。予約時、若しくは、チェックイン時にリクエストをして
おく必要がある。何も言わないと何も考慮されない。このことをすっかり忘れて
いた。

部屋は狭めだが機能は充実している。デスクあり、テレビは珍しくしょぼい、小
さなブラウン管TVだった。ロビーはWi-Fi完備、部屋ではLAN接続可能。

バスタブはあるが、シャワーとタップ用の切り替えが不良で両方から出る。洗面
台は、角を利用して無理やり取り付けた印象で非常に狭い。クロゼットは入口ド
アの隣、これも無理やり作った印象だ。スペースを有効活用していると言えばそ
うかもしれないが、無理は無理。

湯沸かし器が備え付け、でもコンセントがその場にないのでデスク付近に持って
行く必要がある。

ベッドはかなり大きいので二人でも十分な大きさ、寝心地も良かった。ベッドサ
イドのランプはバルブが切れたまま。

朝食付きにしたのは15ユーロの差しかなかったからだ。その朝食の内容は、三つ
星ホテルのコンチネンタルよりは充実しているが、ブッフェスタイルであるもの
のそれ以上の特色がない。これ以上あっても困るがコーヒーとパン、チーズに
ヨーグルト、そしてフルーツ等があれば私の場合は満足なのだ。

ウエイターのサービスレベルは高いとは言えず、テーブルについてフォーク、ナ
イフ、スプーンを確認する必要がある。そしてウエイターを呼ばないとコーヒー
がサーブされない。サービスレベルは並み以下だ。

この食事の質を見ると三つ星+という印象となります。

日本語のパリ情報誌が置いてあったので日本人客も多いのだろうと思う。

Millennium Hotel Paris Opera

■■後記
辛口である、そう感じたまま、つまり率直な印象なのです。
パリが変わったのか私の印象が変わったのか・・・よくわかりません。

でもパリは魅力ある都市です、また行きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第133 2012130
発行責任者:飯尾彰敏 Copyright(c) Akitoshi Iio All Right Reserved.
公式サイト1http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト1http://grechka.blog67.fc2.com/ (テスト中)
公式サイト2http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2012年1月4日水曜日

【世界の街角からMM】第132号 謹賀新年-年末年始の日本 2012年1月1日


★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」       第132 201211
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
謹賀新年
皆さまにとって幸多き年になりますよう祈念いたします。

「世界の街角からMM」、引き続き今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年末から日本です。

▼目次
■日本家屋と大晦日
■禁煙の影響か?体重増加

■■後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日本家屋と大晦日

今日は大晦日、早々と昼食に年越し蕎麦を食べ、さらにお雑煮用の餅を焼いて食
べました。餅は実家の母がついた餅、手伝いに行く予定が仕事の都合で出来ず仕
舞いでした。年明け早々6日に、報告書提出となっているのです。ここ何年もそ
ういうスケジュールなので閉口しています。誰も読まないであろうお飾り的な報
告書なので適当にやればよいのかもしれませんね。

さて、現在、マスオさん状態で仮住まい中です。ここは日本家屋、生まれも育ち
も日本家屋なのですが、あらためて日本家屋に住むことになり、その寒さ(しっ
かりと南向きなので日中は日が入るのですが)を実感しています。

想像はしておりましたが、ハウスメーカーの木造住宅、断熱材が壁に入っている
とはいえ寒いです。しかも、ここは浦和、これまでの住まいの横浜よりも冬は最
低気温が2-3度は低い、パリと比較したら浦和のが寒い日がありました。

こういう状況ですが、暖房設備と言えば、エアコンかオイルヒータ程度しかあり
ません。マンション住まいの時は床暖房があり、これだけで部屋の中がかなり暖
かくなったものです。寒く感じるのは、熱が逃げて行くからでしょう、窓は単層
ガラス、木造のペラペラな壁、そして、広さも関係するのでしょう、なかなか慣
れません。

ヨーロッパに多い温水による輻射熱暖房、湯沸かし器からパイプを繋ぐだけなの
ですが関東では普及していませんね。だけど床暖房は最近のマンションにほとん
ど設置されています、それをもう少し拡張して部屋ごとにパネルを設けるだけな
のですが、そうならないのはなぜか、そういうオプションもないのはなぜか、不
思議です。電力会社とガス会社の談合でもあるではないかと勘ぐってしまいます。

狭いマンションだと、冷房のことを考えると、エアコンが必要になり、これ一台
で冷暖房が賄えるほうがよいことは明白、しかし、音はしないし、乾燥もしない
ので輻射熱暖房は捨てがたいのですね、個人的にはこちらを使いたいと考えてい
ます。

ちなみにエアコン暖房だと一日150円(一部屋、4kw出力)程度のようで、初動回
数が少ないほど消費電力が少なく、最近の機種は省エネが進んでいるようです。

■禁煙の影響か?体重増加

出張中に体重が増えたことはスーツのズボンが穿けないほどになっていたので解
っていました。しかし、近くに体重計がなく量る機会を逸していたので、どれほ
ど増加したのかわからないまま帰国したのです。

そして、診察前に病院の体重計で量ったら4キロ増えていました。3ヶ月でです。

血液検査をしたら、LDLコレステロールが6か月前より増加、中性脂肪は倍の数値
でした。

よって医者から、以前からも言われていたことですが動物性脂肪、チーズもです、
は控えめにするようにとかなり厳しくアドバイスをいただきました。

そして1日一万歩以上歩くようにとのこと。一歩0.6m10,000=6km1時間30
ほどの歩行時間です。

Tarzanにダイエットの特集があるので、それを参考にするようにともアドバイス
をいただきましたので、早速オアゾで買ってきました。タイトルは「基礎からよ
くわかる太らない食べ方」でした。

では、なぜ太ったか、それは食べたからに他なりません。

ではなぜそれほど食べたのか?それは、禁煙したからだと思います。食事は美味
しかったのですが、食事が美味しすぎて食べ過ぎたということではないようです。

禁断症状でしょうね、タバコのを止めるために飲んでいた薬を止めたので、タバ
コを止めたときと同じ状態になったのでしょう、そして、タバコを吸ったときに
得られる満腹感のようなものの代わりに食べてしまった、ということと推測して
います。

煙草を吸って痩せたままがいいのか、止めて太ったほうがいいのか、皆さんから
は太っても煙草を止めたほうが絶対に良いと聞きます。果たしてそうなのでしょ
うか。

それはさておき、正月を目前にしながら食事制限です。明日には餅が届きます、
どうしましょう。

■■後記
朝から御屠蘇とお節料理、それからお雑煮も食べました、
ほろ酔い気分でひと眠りしたところです。

この一時だけお正月ですが、後は正月返上で営業予定、正月明けに締め切りなの
です。

あらら、地震ですね・・・。今治まりました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「世界の街角からMM」第132 201211
発行責任者:飯尾彰敏 Copyright(c) Akitoshi Iio All Right Reserved.
公式サイト1http://worldcity-mm.blogspot.com/ (メルマガ用)
公式サイト2http://worldcityimg.blogspot.com/ (photo gallery)
ご意見・ご感想:http://form.mag2.com/slicleapru
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━